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羽印のフランスパン
帰り道――――――
はぁっはぁっ……は……ふぅ……
どれくらい走っただろうか
ついにその場にしゃがみ込む。
息を切らせたまま顔を上げて見れば見慣れた風景が広がる。
ここは人々が行き交う場所。皆は「街角」と呼ぶ。
いつも人で賑わっている街角も、さすがにこの寒い季節の夜には誰もいない。
私は街灯に照らされたベンチに座り休憩することにした。
ずっと走ってきたせいか、まだ体が温かく心臓の鼓動も早い。
自分の胸に手を当て鼓動の速さを確かめてみる。
うん……零くんに抱きしめられてた時もこのくらいだった……
零くんには、あの時の鼓動が伝わってしまっていただろうか。
いつからか……ずっと、ずっと、気になっていたこと。
こんなにもドキドキして、心があったかくなって、
いつでもどこでも手を繋いでずっと一緒にいたいって思うのは……
………これは恋なのかな。
零くんと別れてもまたすぐに会いたくなって、でも会えなくて
こんなにも胸が苦しくなるのが……
………これが所謂、恋の病なのかな。
ねぇ零くん。……私、零くんに恋したのでしょうか……
もし、もしも、片思い……なんてしたら、迷惑でしょうか……
会いたいよ、零くん
可能なら今すぐ戻ってもう一度……
……………
……………
……なにを言ってるんだろうね、私は。
零くんにとって私は「お友達」なんだから。
やっぱり、ヘタな嘘をついてでも言わなくてよかったのかもしれない。
こんなこといきなり言われたら……困っちゃうもんね……
俯いて、溜息。白い息が見えた。
気がつけば自分の手が冷たい。すっかり冷えてしまったようだ。
ひぇぇ~さむいっっっ
ぶるっと身震いした後、寒さから身を守るように外套を深く被る。
……さて、帰ろうっと。
どうしよう、また走る?
ううん、歩く。冬の星空を眺めながら歩こう。
はぁっはぁっ……は……ふぅ……
どれくらい走っただろうか
ついにその場にしゃがみ込む。
息を切らせたまま顔を上げて見れば見慣れた風景が広がる。
ここは人々が行き交う場所。皆は「街角」と呼ぶ。
いつも人で賑わっている街角も、さすがにこの寒い季節の夜には誰もいない。
私は街灯に照らされたベンチに座り休憩することにした。
ずっと走ってきたせいか、まだ体が温かく心臓の鼓動も早い。
自分の胸に手を当て鼓動の速さを確かめてみる。
うん……零くんに抱きしめられてた時もこのくらいだった……
零くんには、あの時の鼓動が伝わってしまっていただろうか。
いつからか……ずっと、ずっと、気になっていたこと。
こんなにもドキドキして、心があったかくなって、
いつでもどこでも手を繋いでずっと一緒にいたいって思うのは……
………これは恋なのかな。
零くんと別れてもまたすぐに会いたくなって、でも会えなくて
こんなにも胸が苦しくなるのが……
………これが所謂、恋の病なのかな。
ねぇ零くん。……私、零くんに恋したのでしょうか……
もし、もしも、片思い……なんてしたら、迷惑でしょうか……
会いたいよ、零くん
可能なら今すぐ戻ってもう一度……
……………
……………
……なにを言ってるんだろうね、私は。
零くんにとって私は「お友達」なんだから。
やっぱり、ヘタな嘘をついてでも言わなくてよかったのかもしれない。
こんなこといきなり言われたら……困っちゃうもんね……
俯いて、溜息。白い息が見えた。
気がつけば自分の手が冷たい。すっかり冷えてしまったようだ。
ひぇぇ~さむいっっっ
ぶるっと身震いした後、寒さから身を守るように外套を深く被る。
……さて、帰ろうっと。
どうしよう、また走る?
ううん、歩く。冬の星空を眺めながら歩こう。
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此処は上谷の部屋
普段の彼の部屋は
深い木目の箪笥とクリーム色の壁紙。
そして灰色のベッドだけで構成されていた殺風景な部屋。
―――しかし、この日の内装は幾分か異なった
普段はあまり出さないテーブルは飾り付けられ
料理もフランスパンのオープンサンドやサラダが既に並べられており
ほかのも残りは仕上げで美味しいのを出せる準備は出来ている。
準備は万全なはずだ。
そしてアニーの声が聞こえ、急いでドアの方へ行き、開けようと―――
――――
開ける前↓
【https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/429】
本日のメニュー
・フランスパンのオープンサンド
・フランスパンのクルトン入りサラダ
・オニオンスープ
・フランスパンを使ったハンバーグ
・フランスパンのフレンチトーストをお洒落に盛り付けたデザート