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Country House

【1:1】星空浪漫飛行

●星空浪漫飛行●

「知ってる? 枕の下に会いたい人の絵とか本を敷いて寝ると、
夢でその人に会えたり本の世界に飛び込めたりできるんだって」
「へぇ……枕の下に敷くとそーゆう夢が見れるのか」
 ここにあるのは揃いの本。嘘か真かわからないが、
もしそんなことになったら──とても楽しいに違いない。
※シナリオ:【Autumn color】秋が彩る砂漠の地より(愁GM)
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2134

そして二人は同じ夢を見た
これは想い合う二人が夢の中で本の世界に飛び込んだお話

■上谷・零との1:1RPスレです

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(夜も更けて人も動物も眠る時間
寝間着に着替え、寝室に向かおうとする足がふと止まる
……なんだか今日は起きてたい気分
どうしよう…。まだまだ眠くないし、一日くらい夜更ししたっていいよね?
よし決めた!夜更ししちゃおう!
向かうはキッチン。
お湯を沸かし、お気に入りのハーブを入れて数分待てば特性ハーブティーの出来上がり。
少しのお茶菓子も用意してリビングの椅子に腰掛ける。
さあ夜のティーパーティーを始めましょう!
パーティーといっても一人だけど。それでいいの、大好きなあの人のことを思い浮かべながら、デートのプランを考えたりするのだから。
ん~~ハーブティー美味しい!あったまるぅ~~)

(しかし少女はまだ気づいていない。これが夢であることに)
キレイな星空ね……今夜の星は一段と輝いてる気がする
満月だからかな…?
(窓の外の夜空を眺めながらハーブティーをすする)
(眠った所までは覚えている、寝る前に枕の下に本を入れたことも。)
……流石にこれは…ゆめ、だよなぁ。
(そんな夜の中、彼は高い高い…天の上に、いた。
眼下にはアニーの家が見えるし、普段の自分じゃ考えられない程度に体が軽い。
何より今の姿は―――怪盗の姿、もしかしたらそれが飛べてる原因かもしれないけれど。これが一番夢だと断定できた理由、俺はこんな服持ってないんだから。)
…まだアニーはこっち側には気づけてないようだけれど…そうだな、せっかくだ。夢だというなら………
―――めいいっぱい、楽しむとしよう
(前言ってた通り、もしかしたらアニーと同じ夢の中かもしれないし、明晰夢が如く脳もはっきりしてるわけだし。…普段は恥ずかしくて仕切れないことだってできるかもしれない
どちらにしたって…愛情を届けたっていいだろう。それに怪盗姿なのだから……)
(ふわりとアニーの家のほうへ着地し、怪盗のマントをたなびかせ、帽子で顔を隠し、窓に軽いノックをして、君に存在を気づかせよう)
―――どうもこんばんわ、お姫さま
(その声は、君にとって聞き覚えのある人物に聞こえるだろう、君の大好きな彼に)
……今宵は愛しい貴方を攫いに来ました、なんて、ね?
(そうして、自分の帽子を指でピンと上げれば、上谷の顔も見える事だろう)
(どこがいいかな……また遊園地もいいな…。カップに注いだハーブティーを揺らしながら彼とのデートプランを考える
すると窓に何かが当たるような音
………風?
窓へ目線を移すとゆらりと動く黒い人影
………!!!!
思わず声を上げそうになるが、聞こえてきた声に恐れはすぐさま安堵に変わる)

(でもどうして零くんが…?こんな夜更けに?その格好は?
いろいろと理解が追いつかないが、そんなことは置いといて
今、私はお姫様になりきり、彼にこう返した)
まあ!あなたは…!狙ったお宝は必ず手に入れると、この地に名を轟かせている怪盗さんなのね?私は生まれてからずっとお城の中……この窓から見える世界しか知らない…。ねぇ、ひとりぼっちで哀れな私をここから連れ出して…?あなたが知っている世界を、私にも見せて…?
………ふふふ、なんてね?その服似合ってるよ、零くん。とっても素敵…!
あ~あ、私もこんな寝間着じゃなくてお姫様みたいなドレス姿だったらもっとよかったのにね。
(彼女が驚きつつも、此方に気付いてくれたことにひそやかな安堵を覚える、夢とはいえ怖がられるのは本望ではないからな。
…余りに意思疎通が出来すぎて逆に夢か不安になるけど…!)

―――そう、狙ったお宝は逃さず手に入れる怪盗さ。
君が望むというのなら、君をこの狭い世界から連れ出して……俺の知る全てを、君の瞳に、世界に映し出してあげよう!

…なんて、せっかくだし恰好に合わせてみたのだけれど……アニーも合わせてくれてありがとね、そう言って貰えたならこの姿で君の元へ来た甲斐もあったってもんさ。
(嬉し気にしつつも、今日は出来うるならかっこいいままでいたいので、…普段はやれないようなことを、やってみるとしよう)
そうだな、折角ならそんな恰好もいいだろうし…
…実の所、今日は外に連れ出しに来たって点なら間違ってない訳で…

よし、ならアニー、少し君の手を借りても良いかな?
ふふふ、怪盗さんが零くんだってわかったからね。
絵本の中みたいな展開だったから、これは乗らなきゃ!って思ったの!
怪盗さんが零くんじゃなかったら丁重にお断りして帰ってもらってたよ?
……ところでその格好といいこんな時間といい、一体どうしたの?
え?本当に連れ出しに来たの!?
私の手ならご自由にどうぞだけど……零くん寝なくて大丈夫…!?(これが夢だとまだ気づいていないようだ)
成程、それで乗ってくれたわけか…それはうれしい限りだ。
(まぁ現実的に考えるなら、その辺は警戒してもらうが一番だろうけど、今宵は乗って貰えたのはほんと有難い…)
んー、そうだな……どうしたって言われると説明が難しいが…
(これは、アニーは夢と思ってないって感じか…?となると、どうするか……いや、
そう、連れ出しに。…とはいっても、夜の散歩に近いのだけれど
…あぁ、今日は…今は寝なくても問題ないのさ。(何せ夢の中だから)
……それじゃぁ、失礼して。
(そう言って、彼女の手を取り口づけを落とす、それは一夜限りの夢の魔法、唇が手に触れたなら、君が望むようなお姫様のようなドレス姿に変わっていくことだろう。)
説明が難しいの……???そう……んー、ならそれは置いておきましょ(大好きな零くんがここにいる。いいじゃないの、私にはそれだけでも充分なのだから)
夜のお散歩なのね。今日は満月だし、星もいつもより輝いているから、
夜空を見上げながら歩くのはいいかもねっ
私は夜更ししたい気分だったし、零くんも問題ないのならひとまずは安心なのかな?
……零くん……?……ひゃ…!
(手の甲に優しい熱が落とされる。ぽわぽわと舞い上がるときめきが全身を駆け巡るとともに眩い光に包まれて……)
………あ……あ……零くん……これ……(そっと目を開けると、お伽噺のお姫様のような姿になった自分が窓に映し出されていた)
私……ドレス…着てる…!!!(流れるようなヴェール。所々に宝石が散りばめられたアラビアンナイトを思わせる艶やかなドレスに瞳は輝いて。
……まるで夢見たい……?夢なのかな……うううん、そんなことより)
零くんすごい……!!!私、お姫様になっちゃった!
そうしてくれると助かるよ。
(なんか夢の中にいてしかも好きな人がいて、とかなんか説明がうまくできる気がしないし…!)
そうだな、外で軽く見上げてみたけど夜空も綺麗だし、見ごたえもあったし…二人で向かえばより楽しそうだしさ!安心して大丈夫だぜ
(普段なら照れるけれど、夢の中だからか不思議と落ち着いてる)
よし、上手く行った…!
(明晰夢なら、普段は出来ない事が出来ても良いと思い、そう念じ…無事成功した、やっぱり自由度はかなりある…!)
あぁ、凄く似合ってるよ、お姫姿のアニーも…とっても可愛い。
(見えるドレスはアラビアンナイトを感じるし、瞳を輝かせる彼女が本当に愛しくて可愛くてときめいて)
今夜限りの一夜の夢の魔法だけれど…たまにはこーゆうのもいいだろう、アニー?
…其れじゃぁ早速、散歩に行くかい?とはいえ今回は空へ散歩しにいくのだけれど。
ほんと…???ちょっぴりセクシーな気もするけど……似合っているのかな…。
零くんがそう言ってくれるのが…えへへ、一番嬉しい…(頬を紅潮させながら花の笑みを咲かせた)
うん、とっても素敵な魔法…!(やっぱり夢なのかな、夢にしては…すごくハッキリしているというか…まぁいいや!)
ふふふ、この一人ぼっちな私をどこへでも連れてってくださいな、怪盗さん?
え?空へ???

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