地下を抉るようにして作られた特殊空間。

床に刻まれ瞬く魔法陣。
地上よりも濃度の濃い空気。
火の灯る無数のろうそくと燭台。
水の張られた天上からは穏やかな光が差し込む。

此処は工房。
すべてを徹底して調整された。
魔術の本領を発揮する為の場所。

「さぁ、キミは何が欲しいのかな？」

魔術師は穏やかに笑う。
魔力の篭った道具が入用とあらば注文を、望み通りのものを約束しよう。

たしかに、言われてみれば過ごしやすい空間ではありますね。
魔力が満ちすぎると息苦しいとかあると思うんですけど、そんなことはなく。
なるほど…ルーキスさんの魔術を行うための陣地作成が良かったのでしょうね。
悪魔と契約…していたんですか！？
（悪魔って実在するんだ…という顔）
>ルーキスさん

実戦段階…。ルナールさんは魔術の勉強をしているのですね。
そうですね～…うーん（考えて）
まぁ、関係者といえば関係者なのでしょうか。
錬金術についてはよく知らなかったので詳しい人に聞いて、
見てっていうのが一番早いかなと。
>ルナールさん

家系的に元々召喚術が向いててね。
15歳の頃に喚び出して契約したのが、運良く名前持ちの悪魔だった。
ストラスって知ってるかな、ソロモンの悪魔っていうと解りやすいか。
（言いながらフラスコを振る。
緋色の液体がたぷんと音を立てて揺れた）＞ユーリエ

暫くそれ着ておいて。
消耗度合いによっては再調整しなくちゃいけないから。＞ルナ

錬金術、か･･･
まぁ、知ってるヤツが教えてくれればそれが一番早いな。
俺の場合は後天性とでも言えばいいのか･･･
元々は何も出来ない普通の学生だったからなぁ･･･
気が付いたら錬金術が使えていたから何の勉強もした事がないし。
（そのせいか色々な意味では苦労したが、と苦笑し＞シュトラール

了解、うむ･･･眼鏡といいコートといい気に入った。
（嬉しそうにコートの襟を触り＞ルーキス

召喚術も使えるのですかっ！？
すごいなぁ…私の世界では一人の人間が所有できる魔術の種類は１つが限界なので…。
ストラス…ソロモンの悪魔…？
（自分がその知識あるかなー…と思いかえすが思い当たらない）
と、いうことは。名前を持っていない悪魔は低級悪魔とかそういう？
（今度は何をするんだろう…という感じで見てる）
>ルーキスさん

え！何も無い０からの状態で錬金術が使えるようになったんですか！
勉強しなくても使えるようになったということは…。
才能、いや生まれ持った得意分野というものではないでしょうか？
なるほどルーキスさんと師弟関係なのも納得ですよ。
>ルナールさん

本来は召喚術が主なんだよ？
この世界じゃ使えないから、仕方なく錬金術に傾倒してるだけさ。（くすくす

他人に憑依したり表立って悪さをするのは大概低級か使い魔ね。
名前付きは力も強いぶん、契約は能力次第………おまけに代償が大きいのよ。
（細かい布で不純物を取り除き中）＞ユーリエ

妙にだるいとか動くのが億劫とか。
変な症状あったら要報告。
そのままにしとくとコートに魔力持ってかれ過ぎてダウンするよ。
魔力の容量は個人で違うから、自覚にも丁度良い。＞ルナ

生まれ持った物と言うなら、この体質の方だろうな。
肉体的な加齢は既に止まってる。そういう生まれなんだ。
（こればっかりはどうにもならんな、と苦笑し）

０から勉強も無く錬金術が使えるのは･･･
元々居た世界で蔓延した特殊なウィルスに感染したのが原因。
感染したヤツは大体特殊能力が使えるようになる。
俺みたいに錬金術が使えるヤツも居たし。
薬品を体内精製出来たりするヤツとかも居たな。

あぁ、あと感染の心配は要らない。
こっち（幻想）なら他人に感染することはないと思う。＞シュトラール

んー･･･ちょっと使ってみるか。
その方がわかりやすいだろう。

（胸ポケットから青い宝石の原石を取り出し）
（掌に置き指を鳴らすと原石が光に包まれ一瞬にして花の髪飾りに変化した）

うーん、そうだなぁ･･･コレを着てると楽ではあるが･･･
確かに磨耗は多そうだ。
っと、折角だしルーキスにプレゼントだ。
（作った髪飾りを差し出し＞ルーキス

ん、ありがとう。
貰っておくよ。（受け取り＞ルナール

さて、新年も過ぎたことだし。
いい加減片付けていかないと流石に不味いか。

（何かの端材やら割れた瓶、その他諸々を黙々と整理していく。）

ふむ、思ったより戦闘には使えそうだ。
惜しむらくは材料がただじゃないってことぐらいかな。
（精製済みのポーションを積み上げながら）

うーん、流石になあ。
レベル1の縛りがキツイ、呪具としての完全再現は難しそうだ。
まあガワだけ整えて、ただの日用品扱いでも良いか………。
（無惨に破壊された煙管の残骸を机に広げ）

････ルーキスー？
今、手は空いてるか？？（軽くノック後扉を開けつつ

おやぁ？
どしたね、おにーさん。（箱閉めた

この間店で見せたコレ、本格的に直して欲しくてな。
お願いできるか？（胸ポケットから布に包まれた懐中時計を取り出し

あぁ、いいよぉ。
追加の素材もようやく届いたところだし。（奥の棚から小さめの箱をごそごそ引っ張り出してくる

ルーキスなら安心して頼めるから助かる。
あー･･･代金になるか判らないがー･･･（様々な薬草が沢山入った袋を置き

んじゃ見せてもらうとしましょうかね。
まあ滅茶苦茶なのは今に始まったことじゃないか、さてさてどうするかな。
………あー、やっぱりぃ？　歯車とー、支柱もダメか。
（左手の鋭利な爪で割れたガラスや使い物にならない機械部を外し）

えぇい此処までとは……仕方ない、錬金術で組み替えるか。
（魔法陣の描かれたサイドボードを足で引き寄せた）

戦闘に巻き込まれてしまったヤツだからなぁ･･･（苦笑しながら作業を眺め

んー、使うなら………クオーツ系か。
ちょっと復元するだけなら欠片で良いね。
（さざれ石を幾つか放り込み、折れた部分を錬金術で補強復元）

あとは機械部分を取り替えればいいでしょう。
（眼鏡を掛けて細かい歯車を替えていく）

おー･･･流石だなー･･･
もう、このままとって置くしかないとおもってたのに･･･
（ルーキスの手元をじーっ

慣れよ慣れ。
んー、これぐらいで大丈夫かな。
あとは………。
（文字盤の裏に術式を刻んだ蓋を嵌め。）

ちょっと動かしてみて。
面倒だから手巻きにしてるよ。

ん･･･うん、問題無さそうだ。（稼動を確認しつつ）

ありがとう、大切なモノだったからな･･･
直って嬉しい･･･（満足げに笑みを零し

（仕上げに硝子板を嵌め込んで返した）

多少のことなら壊れないと思うよ。
周辺の魔力を溜め込んで自己修繕するようにしてるから。

今回のみたいに派手に粉砕されたなら別だけどね。
そういう時はまた持ってくると良いさ。

便利な機能が付いたなー
これで仕事にも持っていける。

････流石にもう粉砕はないと思う。
こんな事故に巻き込まれることも早々ないだろうしな。

あぁ･･･代金はそれで足りるか？

うん？
普段が貰いすぎてるぐらいだ、こんなもので十分よ。
（使った道具の手入れをしながら）

薬草も穴場を複数見つけたし、また持ってこれると思うぞー。

今度は一緒に行こう。
持ちきれなくて隠しておいた鉱石とかあるし。

あんまり持ち出し過ぎないようになさいね。
元が途絶えたら元も子もないから、適度に残して自然破壊しないように。

うむ、ちゃんと残してるから大丈夫だと思う。
暇つぶしも兼ねてるからなぁ、検索もかなり広範囲だ。

キミの修行もそろそろ始めないとねえ。
何からやりたーい？

うーん、とりあえずは薬学かなー･･･

薬学ね。
まあある程度なら教えられるかな。
コートと手袋はちゃんと着けて来るように。

さて、何を造るか。
武器防具に手をいれるのも嫌いじゃないけど。
薬品は依頼用に大体作りおいてるからなあ。
何かしら新しく着手したいものだけど。

うんうん、とりあえずサモナーにはなれたね。
後は勘を戻すところからか。

Zzzz
（何やら工房の隅の床に毛布に包まって寝てる奴が）

と･･････あ（滑らせて落とした素材ごろごろ/ぁ

（転がった素材が当たったのか起きた）

んん･･･？素材･･･？（手だけ伸ばし手に取り

おはようルナ。
なんで此処で寝てるの。（苦笑

んんんーー（起き上がって背伸びし）

おはよう･･･ルーキス･･･
いや、自室だと寝付けなくてなぁ･･･（手に取った素材差し出し

別に迷惑じゃないけど。
風邪引かないようにだけはしなさいな。（素材受け取り

うむ、多分それは平気だ。
しっかし･･･寝付けないし長時間寝れないっていうのも困ったもんだよな。

睡眠薬とかその手の薬が効けば一番だけどねー。
細かくでも眠れてるだけマシかな。

うーん･･･まぁ、ルーキスと居れば寝れるから･･･
まぁ、いいかなーと。

何やっても集中力続かないと思ったら中断しなさいよ？
変に過信すると事故の元になるから。

それ大爆発ー、なんてなったら笑い事にもならないし。（けらけら

きつくなったら中断してるぞ、ちゃんと。

寧ろあれかな。ルーキスと居ないと最近寝れなくなってる感じだな。
今日なんか自室で寝ようとしたが５分も寝れなかったし･･･

仕方なく、ここの方がまだ落ち着くからここで寝てた（

最低限ベッドのあるところで寝なさい？
身体悪くするよ、こんな硬い場所で寝てると。

努力する･･･うん。
確かに体痛いなー、流石床（苦笑

私の部屋使って良いから。
変に痛めたり不調出るよりマシでしょう。
（自室の鍵ぽーい）

（鍵キャッチして）
こうなるとまるで犬みたいな気分･･･？
でもルーキスの部屋なら落ち着くだろうし、サンキュー。

色々新調したいなー。
いよいよ置き場が足らなくなってきた。（素材棚閉め

ふんふんふーん♪
（何やらガリガリと図面を描き続けている）

（何やら羽根をこっそり抜いた模様）

さて、ちゃちゃっと設計せねばなぁ。

（棚から色々と器具を引っ張りだし）