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ギルドスレッド

月夜二吼エル

【006号室】レスト・リゾート

レスト・リゾートのお部屋。

古びた室内には、落ち着いた色合いの調度品の数々。
ソファーやベッドは、ふかふかで気持ちいい。
日当たりは良好。洗濯物もしっかり乾きそうだ。
森に囲まれた廃墟は、夜空も綺麗に見えるはず。

※主に独り言を呟くところ。
ギルド内外問わず、書き込み自由メタ可。
流れは特に気にする必要はありません。

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ふぅ、こんなものかしら~。
(ベランダに積もった雪で、小さな雪だるまを作る)
(窓の外からは小鳥の鳴き声。ベッドの中で欠伸をひとつ。気怠い気持ちとは裏腹に、さわやかな午後。崩れかかった雪だるまが、窓から部屋を覗いていました)
スキルは悩んだのだけれど、ファミリアーを取ってみたの。
依頼で可愛い動物を呼び出せたら、きっと楽しいものね~。
さぁ、おいで!おばさんのファミリアちゃん!
(ファミリアーで白いフクロウを召喚。腕に止まらせる)
さあ、おやつを空中でキャッチするのよファミリアちゃん!
(おやつを投げる。50以上で空中キャッチ成功)
33
(おやつは明後日の方向へ飛んでいった…。白いフクロウは喋る事はないが、目は口ほどに物を言う。その目は訴えかけていた…。ノーコンだと…)
(ファミリアーのフクロウを相手にお茶会をしている。フクロウはつまらなそうに欠伸をしながら相手をしている…)
今日の森は、粉砂糖をまぶしたみたいね~。
(降り積もる雪で、少しずつ白くなっていく森を窓から眺める)
依頼で記念品が貰える事もあるのね~。
(犬型のスライムのクッションを抱きかかえ、ふにゃりと笑顔)
んふふ~、思い出の品にもなるし、嬉しいものね。
依頼でご一緒した子も、今頃喜んでいるのかしら。

それにしても、なかなか良い抱き心地だわ。今夜はいい夢が見れそうだなぁって。
(イヌスラクッションを抱いて、嬉しそうにベッドへ向かう)
そういえば、ファミリアーについて知りたい事があるのよね~。
ローレットには、知りたい事を教えてくれる場所がある様だし、
訪ねてみるのも良さそうねえ~。
ふむ。食べ物を持ってきたのであるが…居るかね?(コンコン、とノックし
はぁ~い…
(少しのんびりした雰囲気の返事が返ってきて、ドアがガチャリと開いた)
あら~、シグちゃんじゃない、どうしたの~?
あっ、立ち話もアレよね。さあさあ入って入って~。
(お料理を持ってきてくれた事に気が付いて、シグを部屋に招き入れる)
いやはや、そのまったりした雰囲気は、何時でも変わらないようで安心した。

折角なので夜食を持ってきた。
(呼ばれるままに中に入り、テーブルに料理の皿をコトン、と置き)
…ちなみに、酒の類は飲めるのかね?
そうねえ、お酒は飲めるけれど…あまり強い方ではないのよ~。
飲み始めると、すぐにうとうとしちゃうの。困ったものね。
あまり身体が大きくないから、お酒がすぐに回っちゃうのかも…。
そういうシグちゃんはどうなの?お酒イケちゃうのかしら~?
(お話をしながら、お料理が置かれたテーブルの椅子を引くと、おいでおいでと手招きをした)
ほらほらシグちゃん、遠慮しないで座って座って~。
む、私は酒は苦手ではないが…飲まないな。
何せ脳を麻酔させる事は即ち、知識の取り込みの妨害に直結している故にな。
(招きよせられるままに座り)

とりあえず、ビーフシチューを作製してきた。寒い日には適していると思われるが、な。
(皿からおたまですくい、小さい皿に分ける)
あら、ビーフシチュー!
みんなでお話していた時に、話題になったものね~。
んふふ~、温まれそうだわ~。
おばさん思うのよ。シグちゃんは良いお嫁さんになれそうだなぁって。
(悪戯っぽくウインクしてみせる★ミ)

あら、お酒はあまり飲まないのね~。
シグちゃんはいつも冷静そうな雰囲気だもの、
別の顔が見れるかもって、少し期待していたのに。
まあ、いつかお酒を飲む機会もあるかもしれないし、
楽しみはそれまで取っておきましょうかあ~。んふふ~。

そうそう~!街で買ったパンが残っていたはずだわ~。
(ぽむっと胸の前で手をあわせて)
ビーフシチューと一緒に食べちゃいましょうかあ~。
シグちゃんご飯まだだったら、ご一緒にどうかしら?
ふむ。嫁か。
…それも悪くないかも知れんな?最も、己がそうと認められる者が見つかれば、の話となるが。
(そのまま片目でウィンクし返して)

雰囲気が変わらないのはお前さんも同様だと思うのだがな?
…少しは慌てる所を見たいと思わなくもない(悪戯っ子の笑みを浮かべ)
――と言うより、ここにいる皆が、全体的性格が『静』に寄っているな。
『動』と言えるのは、ペリ子と…後辛うじてレイチェルくらいか。

おっと、それは楽しみだ。ありがたく頂くとしよう。
…追加でジャムでも持って来るべきだったかも知れんな?
シチューの量とパンの量、必ずしも一致するとは限らん故に。
シグちゃんの運命のお相手は誰なのかしらねえ~。
んふふ~、シグちゃんのウエディングドレス姿、楽しみだなぁって。

あら、おばさんだって慌てるときはあるのよ~。
今まで着ていたお洋服のウエストが、きつくなってた時とか…。
ええ、とても焦っちゃうわ…(それは真剣な表情だった…)

じゃあ、おばさんはパンを取ってくるわね~。
ついでにジャムも取ってきましょうかあ~。
パンにはもちろん、紅茶に入れて飲むのも美味しいもの。
シグちゃん、少し待っててねえ~。
(そう言うと、ぱたぱたと部屋を出て取りに向かった…)
まぁ、逆にスーツ姿で有る可能性もなくはないのだがな?
どちらかと言えばそっちの方が好ましいとは言えるが。
(目を瞑って苦笑い)

…そういう意味合いでは、そのウェストの拡張に寄与するこの夜食は失敗だったのかも知れんな?
今度からはダイエット食も考えるべきなのだろうか。
…そちらとレイチェルは兎も角、他の各メンバーはあまり気にしなさそうではあるが。

うむ…転ばぬようにな?(後姿を見送る)
シグちゃんただいまぁ~
ボクは良い子にお留守番できたかしら~?
(パンとジャムをお盆に乗せて、ドアから顔をひょこっと)

あらあら~、みんなの驚きを観察するには、ウェディングドレスの方がいい結果になりそうだけれど?
(苦笑いするシグを見て、くすくす笑う)
お夜食はとってもありがたいわよ~。
一緒に住んでいる子が作ってくれたご飯だもの、おばさんとっても嬉しいなぁって。
もしお腹がプニプニになってしまっても、
最近ショップに、体型が思いのままになるアイテムが売っているらしいじゃない~?
だから心配しなくても大丈夫なのよ~。便利な世の中よね~。
そうねえ、おばさん以外の子はまだ若いもの。あまりウエストとか気にしてるイメージ無いけれど…。
もしかしたら、影で努力をしているのかもしれないわね~。

(パンを乗せたお皿とジャムをテーブルに置く。どこにでも売ってありそうな何でもないパンだ)
高級なパンって訳ではないのだけれど、
知り合いの子と一緒に食べると、いつもより美味しく感じられそうよね~。
さあさあ、いただきますしましょうかあ~。
(椅子に座ると、ビーフシチューを見て目をきらきら)
おかえりである。
ふむ。そちらこそ転倒はなかったかね?
暗い中である。中々に心配ではあったのだが。

既に事前に申してしまった以上、今更ウェディングドレスを着ても驚きは半減されると考えるが。
寧ろ意表をついて正道、の方がまた良いとは思わんかね?
(釣られて自身も笑みを浮かべ)

体型調整も簡単になった…確かに便利な世の中になった物ではあるな。
が、安くはあるまい。努力で済むのならば、それに越したことはないと思うのだがな?
皆が努力しているのであれば、そう言う事なのではないかと、私は感じるな。

ああ、そう言えば、お前さんは私同様、相当長い年月を過ごしてきたと言っていたが…
どの様な経験、経歴の類があったのかね?
(いただきますと手を合わせながら)
あら、心配してくれていたのね。おばさん嬉しいわあ~。

確かにシグちゃんが正道の事をしたら珍しいような~…、そんな気がするわね~。
きっと、具合が悪いんじゃないかって心配してしまうわ。
体型調整はお財布と相談かしらね。
けれども、あまり我慢しすぎるのも良くないものよ~。
適度に自分を甘やかしてあげないと、疲れてしまうもの。
それにせっかくシグちゃんが作ってくれたのよ?
これでブタさんになってしまっても、おばさん悔いは無いなぁって。

ん~、おいしいわねえ~。
(シチューを口に運び、頬に手をあてて、にっこり)
おばさんの事を知りたいの?
旅人の子の様な、珍しいお話は出来ないと思うけれど。
それでもいいかしら~?
意表を突くのが「反応」を引き出す為に最適な方法故に、な。
最も、心配されて看病されるのも…また新たな体験ではないかと思う故、今度試してもいいかも知れんな?
(目を閉じて、密かに心のメモに記し)

そうか。…ならば期待に応える為、これからもちょくちょくシチューを作ってくるとしよう。
――最も、飽きたと言う場合は、リクエストも受け付けてはいるのだがな?
体型については…まぁ、ペリ子を見習うと言う手はある。
あちらは運動量故にあの体型になっているのではないかと推測するからな。

うむ。…内容に面白いもつまらないもない。
知識を求める私にとっては、全てが「必要である」物故に、な?
(自分も一口、口に含み)
んふふ~、看病されたくなったら、いつでもいらっしゃいな。
手取り足取り看病しちゃうんだからあ~。

ペリ子ちゃんはいつも元気に動き回ってそうだものね~。
おばさんも動き回れたらいいんだけれど…、あんまり頑張ると筋肉痛になってしまいそうで…。
たくさん運動した翌日に湿布の香りがしたら、察してね~。

なるほどね、シグちゃんは知りたがりなのね~。
じゃあ、おばさんのお話でもさせてもらおうかしら。

え~、こほんっ。
産まれたのは深緑。とても大きなお屋敷で育てられたのよ。
家族はお父様とお母様が居て、よく旅行に連れて行ってもらっていたわ。
知らない土地に知らない文化、どこもとても新鮮で楽しかったわね~。
(楽しい事を思い出したのか、ふふっと笑い)
そんなある日、ざんげちゃんに召喚されて冒険者になったの。
冒険者って、観光地以外にも色んな場所へ行けるじゃない?
宝物が眠る遺跡や、イケメンの王子様との出会い、ドラゴンとお友達になってみたり…。
観光旅行では出来ない、冒険小説の様な事がたくさん出来ると思うの。
それに、別の世界から来た子とも仲良くなれそうなのも魅力よね~。
今は冒険者になって、毎日が息を呑むほど新鮮で楽しいわ。
戦うのはあまり得意じゃないけれど…色んな依頼があるから選べば問題ないものね。

まぁ、ざっとこんな感じかしら~?
シグちゃんの興味を引きそうなお話だったのなら、いいのだけれど。
あっ、大きなお肉…。
(シチューの大きなお肉を見つけ、はむっと口へ運び、ふにゃりと笑顔)
……ふむ。それは実にありがたいのだがな?
看病にはある程度の腕力――例えば、抱えて運ぶ時など――が必要とされるが。
そこら辺は大丈夫なのだろうか?お前さんは見る限り、ジュア等とは違い、余り腕力に優れた方ではないとは思うのだが。

――まぁ、人には得手不得手がある。
そこら辺が得意ではないのを私は咎めはせんよ。
寧ろ先のサーカスが如く、各自の得意な面が違っていた方が、私としては「やり方」を考えやすい。
…必要なら、今度筋肉痛になった際には…レイチェルにマッサージしてもらうと言う手もあるかも知れんな?
医師の範疇ではあると思うが、出来るかどうかはわからんがな。

…ふむ。お前さんが冒険者になる際に、親御さんからは何も言われなかったのかね?
その育てられ方ならば…多少の引きとめはあったとは思うのだがな?

――観光と探索が好きだったのならば、お前さんは私の世界ではいい研究者になっていたかも知れんな。
我らが行う事の多くも、まだ見ぬ遺跡へ潜入し、そこから新たなアイテムや知識を確保してくる…と言ったような形であるからな。
無論、「未知の」遺跡であるからして、相応の危険性を伴う事は多いのだがな?
確かに、あまり力には自信はないけれど…。
シグちゃんが困っていたら、助けてあげたいなぁっておばさんは思うの。
少し頼りないかもしれないけれど、きっと何とかしてあげる。ええ、絶対にね。
だから困ったら遠慮なく頼って、ね?

そういえば、レイチェルちゃんはお医者様だったわね~。
疲れたら、レイチェルちゃんにお願いしちゃうのもいいかも~。
んふふ~、マッサージされながら他愛の無いお話をするのも、楽しそうだなぁって。

冒険者になるのは両親からは心配されたけれど、
危ない事ばかりではないし、人の役にも立てると説得したの。
それに、世界を見聞してまわるのも、立派な淑女になる為には必要なのよって。
そうしたら…、もう子供ではないし自分で判断なさいと言ってもらったのよ。
まだ見ぬ未知の遺跡…。
なんだか、わくわくする言葉よね~。
この遺跡は誰が何の為に作ったのか、どんな気持ちで利用していたのか、
想像しながら探索するのは、きっと胸が高鳴るわ~。
(頬に手を当て、うっとりしながら安物のパンをひとくち)
……それは…実に頼もしい言葉であるな。
(意外そうな表情は一拍置いて、やや恥ずかしそうな笑みへと)
――それは、私もまた同じではあるのだがな?
何か知りたい事があらば、聞いてくれたまえ。
…「唯一の真実」とは限らないが、その時点で推測可能な「真実に最も近い」物を、算出しよう。

それは確かにロマンではあるな。
…最も、施術側は話しながら手を動かす事となり、それなりに苦労しそうではあるが――
(そこまで言って、考え込むように言葉を止め)
まぁ、レイチェルも気難しいようで、面倒見が良い方ではあるからな。問題はないか。

確かに知識は重要であるな。
人の上に立つにも、下の者の考えている事、経験している事――それを理解し、相応の対応をせねば、下の者は従ってはくれまい。
…ふむ。『立派な淑女』と言う事は、お前さんの家は、何かしら『人の上に立つ』役割にあったのかね?

――まぁ、過去を想像するのは、確かに重要であった。
「如何なる目的でそれが作られたのか」と言うのを想像する事により、「そこで手に入れたアイテムの使い道」も、大まかには明らかになる。
アイテムを売るのみならず、自身でもそれを使って状況を切り抜ける必要があった私にとっては、重要でな。
そういうシグちゃんも、頼もしい事を言ってくれるのね。
いつか、知りたい事があったら相談させてもらいましょう~。
んふふ~、覚悟してもらうわよ~。
(それはまるで悪戯っ子の様な目で、シグを見るのでした)

ん~…、確かにレイチェルちゃんって、面倒見良さそうよね~。
情に訴えかけたら、しょうがないなぁってなりそうだわ~。
(手で口元を隠して、くすくす笑って)

おばさんは人の上に立つ様な、立派な立場では無かったけれど、
森では少し名の知れたお屋敷で育ったのよ~。
小さな頃から旅行に行けたのは、そのおかげかしら。
それが当たり前だと思っていたけれど…、今思うととても恵まれた環境だったわね~。

まあ!経験者は語るってやつね~。
おばさんも未知の遺跡に行ってみたいのだけれど、なかなかそういった依頼に縁が無いのよね~。
まぁ、楽しみは取っておきなさいという事かしら。
(シチューにパンを浸して、はむはむ)
…何を覚悟すべきなのかは、聊か不明ではあるが。
その質問、楽しみに待っているとしよう。
(余裕ありげに腕を組む)

なんと言うべきか。からかい甲斐のある性格、だと考える。
ただ、余りつっつきすぎて怒らせてしまうと面倒な事態には発展すると思うがな。
…やり過ぎには注意するのだぞ?

「名の知れた屋敷」…と言うと、私が想像するのはやはり何かしら「役割」を持った所ではあるのだがな。
…まぁ、私の世界では名誉と責務はセットになっていた、と言うのが影響しているのかも知れん。
親から、将来の話については、何か言われなかったのかね?例えば家を継いで欲しいやら、等だが。

未知は何時でも楽しい物ではある。特にその理を解明し、「掌握した」と言える瞬間の感覚は格別の物がある。
……必要ならば今度の幻想投影は、また遺跡の1つでも再現してみると言う手はあるな?
(水を注いでコップを押し)
余り一気に食べる物ではない。むせるぞ?

…然し、先日の幻想の具現でそちらの戦法の一端、見せてもらったが…
「自然」の力との親和がやはり高いのだな?
召喚術等も使えそうな感覚ではあったな…
はっ、そうよね。
程ほどにしておかないと…。
でも、反応が面白くて、ついついつっついちゃうのよね~。
んふふ~、おばさんの悪い癖かしら~?
(頬に手をあて、困った様に笑って)

ん~…両親からは、まだそういったお話は無いわね~。
ハーモニアって他の純種の子より寿命が長めだから、その辺はのんびりしてるのかも?
それに、うちの両親って特にのんびりしてる所があるから~。

あら、ありがとう。シグちゃんったら、気が利くのね~。
(水の入ったコップを受け取って)
ゴーレムと戦った時は、殆ど幻想投影のおかげなの。
いつもは植物とお話出来るくらいかしらね~。
こんな風に出来たらなぁって思ったら、上手に出来ちゃった感じね。
いつでもあんな風に植物を操れたら、素敵なんだけれど…。
どこででも、植物でテーブルやイスを作って、お茶会をしたり、
葉っぱのウサギさんとお散歩したら、きっと楽しいもの。

シグちゃんは、こちらの世界に来る前は遺跡とかによく行っていたのよね~?
良かったらシグちゃんのお話も聞いてみたいのだけれど、ダメかしら?
魔剣ちゃんとの出会いとか、元の世界で仲良くしてた子のお話とか~。
この世界しか知らないおばさんには、気になる話題よね~。
…「他者の反応を楽しむ」という意味では、お前さんは私と同じ人種なのかも知れんな?
先の遺跡への興味も含めて、な。
…ただまぁ、踏み込みすぎ、と言うのは聊かトラブルに繋がる事もある。
つい先日にも、レイチェルを終に怒らせてしまったからな…
(軽くため息をつき、上を見上げ)

成る程。自由は比較的に与えられている、といった感じか。
…いい両親に恵まれているな?
最も、私は両親の顔を知らない故、比較対象がある訳ではないが――

――あそこで使えた能力は、何れもお前さんの脳裏にある「可能性」である。
鍛錬を繰り返していけば、何れ使えるようになるかも知れんな?
…私も最近は、魔剣の元の能力が幾つか、発動できるようになったしな?

んー、余り面白くはないぞ?
私は元々、孤児上がりの遺跡探索者――まぁ、孤児ならば遺跡探索の過程で死のうが、家族から文句を言われる事はない――と言うのが大本の理由ではあったがな。
(目線は遠く)
それ故にあまり友人と称せる者はない。いつ死ぬか分からんのに、その様な関係を作るのは…残酷であろう?
あら、レイチェルちゃんも怒る事があるのね~。
どんなお話をしたのかは知らないけれど…、
一緒に住んでるんだもの、そういう事もあるわ。
おばさんも小さな頃は、よく両親と喧嘩して怒ったものよ~。
ぷんぷんってね~。
(頬を膨らませて、怒り顔をしてみせる)

まだまだ、おばさんにも可能性はあるという事なのね。
シグちゃんもこちらに来たばかりの頃より、出来る事がどんどん増えているのかしら?
次はどんな事が出来るのかなぁって考えると、どきどきして血圧上がっちゃうわよね~(瞳がきらきら)
んふふ~、なんだか夢が膨らんじゃうわあ~。

…ふぅん、そういう事情で遺跡探索者になったのねぇ。
たくさん苦労もしたのかしら…。
でも、今は死んじゃったら文句を言うおばさんが居るのよ、残念ながらね~。
んふふ~、おばさんを見っともなくお葬式で大泣きさせないで欲しいなぁって。
(受け取ったお水を飲んで、ふぅ…っと一息)
誰しもが同じように物事を考えるとは限らない。それ故に争いは不可避…と言うのは、私も理解してはいるのだがな。
…どうにも他者の感情を考慮に入れるのは苦手でな。常に合理的に、合理的にと事を進めてしまう。
それ故の喧嘩と言えよう。
…ちなみに参考に聞きたいのであるが、お前さんが親と行う喧嘩は、どういったきっかけが多いのかね?

ふむ。お前さんの場合は私やペリ子、レイチェルと違い「元から持っていた能力」ではない。
それ故に伸ばす方向の自由度が高く、可能性が大きいと思うのではあるが…な。
その気になれば…森林結界、つまり植物を生やすことにより一帯を自身の領域陣地と化す事も可能かも知れんな?

他所から見れば或いは苦労なのかも知れんが…私にとっては当たり前の生活故その認識はなかった。
そう言う余裕がない生活であった、とも言えるが。
…ただ実際、お前さんが涙をこぼす事態は…余りにも想像し難い。私がここに来て以来、お前さんの態度が変動した事を一度も見ては居ないのでな?
若しもその事態がある際は、それこそ天変地異であると考える。
そうねえ~…。
(目を閉じて、思い出してみる…)
欲しいものを買って欲しいと、店先で駄々をこねてみたり~。
いつまでも子供扱いしないでって、怒ってみたり~…。
そんな感じで喧嘩する事が多かったわね~。
シグちゃんも見たことあるんじゃないかしら?お店で欲しい物があって泣いてる子供とか…。
恥ずかしいけれど、おばさんも、あんな感じの時期があったのよねえ。

その森林結界が使えれば、お花屋さんになれそうね。
占いも取得したら、花占いとか出来そうだわ~。

天変地異…。
んふふ~、シグちゃんの中で災害みたいな扱いになってる気がするわあ~。
人それぞれ境遇が違って、当たり前も違うのだけれど、
どちらかと言うと、おばさんは恵まれた環境で生きてきたと思うから、
なんだかシグちゃんに申し訳ない気持ちになってしまうわね…。
ふむ。…あった、と言う事は、今はもうその様な事態はないと言う事かね?
…いやなに。今でもやりそうな感覚はする…というだけの事ではあるがな?
最も、今ならば食べ物がその原因になりそうな推測はある。
…食料は常に十分に用意しておくとしよう
(にやりと笑って、シチューを一口)
……子供時代はお前さんにとっては、最早はるか昔の事であろうかな?
私の子供時代は前述の通り、余り楽な物ではなくてな。…とにかく「生きるの必死であった」と言った所か。


ふむ。占いをする…というのもまた、お前さんらしいな?
基本的に戦闘を好む性格ではないのは理解していたつもりではあるが、な。


ああ、別に申し訳なく思う必要はない。
…人は生まれながらにして不平等である。だが、それは己が手で覆せる物である。
生まれの幸運に胡座をかいて動かなければ、前に進み続けた者にいつか追いつき追い越され。
逆に運命を呪いその場に留まるならば、それはただ朽ちるのみであるからな。
…生まれの幸運を持ちながらも、お前さんは新たなる一手を求め、冒険者になったのであろう?

過去と言えば。私自身の、人間としての記憶は未だに問題はないのだが…
この融合した魔剣の方の記憶はどうにも引き出せない物が多くてな。
何かの秘密がありそうで…これも興味深い所ではある。
ちょっとぉ!おばさんは食いしん坊キャラじゃないのよ~。
どちらかと言えばシリアスキャラなんだから~。
(顔の前に手をかざし、おもむろに横ピースをキメた)
あっ、でもご馳走はいつでも大歓迎よ。シリアスキャラもお腹は減るものね。
子供時代は…。そうね、今は少し懐かしい感じかしら~。

新たなる一手を求め冒険者になったって、カッコイイ言い回しね~。
ざんげちゃんに召喚されて、旅行を楽しめそうだから冒険者になったのだけれど、
大体的を射ている表現だと思うわ。
色んな生まれの色んな人生があって、事情はそれぞれ変わっていくものだけれど、
大事なのは、これからどうするかなのかなぁって、カッコイイ事を言っておきましょう~。
なにせ、おばさんはシリアスキャラだものね~。

あらま!魔剣ちゃんの記憶は曖昧なのねぇ。
でも、焦ることないわ。忘れ物した時とかって、ふとしたきっかけで思い出す事もあるもの。
願わくば、その記憶がシグちゃんにとって良いものだといいのだけれど。
(シチューを食べ終えて、満足した様子)
(おもむろに周囲を歩き回り、四方から姿を観察し――)
シリアス…ふむ。誠に残念ではあるが、そう認識する事は非常に困難である。
…そもそも何故、シリアスキャラになりたいのかね?癒し系キャラで大いに結構である、と私は思うのであるが。
それはそれで、代替不可能な役割故にな。

――未来は無限であり、それを如何なる方向に傾けるかは私たち次第――これからどうするかが重要であるというのは、至極同意ではある。
かくなる上は、まずは例のサーカスのトリックを暴き、其に完全なる敗北をもたらすのが、急務ではあるとは考えるがな?
こう言うのは…私も嫌いではなくて、な?(にや
…ただ、この件、最終的に戦闘にはなるが…お前さんはそれで大丈夫なのかね?

――ローデッドの力と関係がある記憶の可能性が高い故、恐らくはもっと魔剣の力が高まれば自然と戻るとは思うのだが…
さてはて、それはいつになるのやら、だな。
恐らくは、この魔剣の本当の銘――「知識」の代わりとなる何か――だとは、思うのではあるが。
だって小説のヒロインってシリアスな子が多いじゃない?
今まで普通の生活をしていたんだもの、小説みたいな人生に憧れちゃうものなのよ~。
(物語を空想しているのか、目をきらきらさせて)
あら、癒し系って褒められているのかしら?
んふふ~、シグちゃんに褒められるなんて光栄ね~。

戦うのはあまり得意じゃないけれど…、人々を徒に混乱させているのは許せないもの。
おばさんに出来る事があれば、やらなくちゃって思っているわ。

魔剣ちゃんの記憶は、経験を積めばその内思い出すかもしれないって事なのね~。
じゃあたくさんお仕事をして、どんどん経験を積まないとね~。
ローレットも大助かりだし、魔剣ちゃんの記憶も戻る。いい事ばかりだわ~。

そうだ、シグちゃんは紅茶はお嫌い?良かったら淹れてあげるけれど~。
(ふんふんと鼻歌を歌いながら、ティーポットで紅茶を淹れる。ふんわり良い香りが漂います)
…小説とは、必ずしも良い終わりの物ばかりではない。
時には主人公がひどい目にあったり、最終的には主人公やヒロインが死亡する物も存在する。
…それでも尚、小説みたいな人生…を望むかね?(悪戯っ子のような表情で問いかけて)

――無論、褒めているぞ?
お前さんの様に精神が強い者は、状況が混乱する際に最後の楔となりうる。
今回のサーカスのような「混乱を巻き起こす」事態にとっては、特に…な。

…そうか。
であれば、私も精いっぱい、手を考えるとしよう。
お前さんに戦意のある限り、私もまたそれに付き合うとしよう。

たくさん仕事をしたいのは山々、なのであるが――
近日どうにも、未だにローレットは「仕事より人の数が多い」状態のようでな。
仕方なく自分のできる娯楽も兼ねて、『幻想投影』を準備しているのはある。

ん、頂こう。特に嫌いではないし、何よりお前さんがいれた味……如何なる物か、「興味がある」のでな?
はぁい、シグちゃん召し上がれ~。
(慣れた手つきで紅茶を淹れ、ティーカップをコトリとシグの前に置いて)
アールグレイを淹れてみたの。おばさんが好きなフレーバーなのよ。
シグちゃんのお眼鏡に適うといいのだけれど~。眼鏡だけにね~。
あ、そうそう。さっきジャムも持ってきたから、お好みで入れてね~。

そうねえ~、出来ればハッピーエンドの物語に登場したい所だわぁ。
時には困難な出来事に出くわすのもいいけれど、やっぱり最後は幸せにならなくちゃ。
少し欲張りかもしれないけど、みんなで笑顔が一番よね~。そうじゃない?

まあ~、頼もしい事を言ってくれるのね~。
ええ、ええ。頼りさせてもらいましょう~。
後からやっぱり無理って言っても、遅いんだからぁ。

『幻想投影』を、またやるかもしれないのね。
んふふ~、次はどんなお話にご招待してくれるのかしら?

(目を閉じて、アールグレイの紅茶をひとくち)
む、頂こう。
(ジャムを入れずに、一口)
…中々に深い香りであるな。落ち着くためにいいとは感じるが…
私の場合、頭を働かせないといけないので逆に糖分の多い物を飲む事が多いが…
(ジャムに手を掛けて)

ハッピーエンドは確かに、多くの者が望むだろう。
だが、たった一つの間違いから、それは壊れてしまう可能性がある。
そして…一度起こってしまった事実は、覆らない。
…今回の『幻想投影』は、私が昔経験した、そんな事件を基にしているのでな…
まぁ、それ故に、ハッピーエンドに到達する為には、慎重に慎重を重ねる必要はあるだろうな。

然し、前回の貴族説得の件も併せて、どうにも私の予測の精度も低下しているようではある。
頼りにしてもらうためには、色々と精進せねばならんな…
そうねえ~、確かにちょっとした事で失敗してしまったりする事もあるわよね~。
失敗を思い出して迷ったり、手が震えたり、足が竦む事もあるでしょう。
でも、そこで怖気づいていたら、きっと前へ進むのは大変じゃないかなぁって。
だからおばさんは、もっと気楽にずうずうしくハッピーエンドを目指すの。
それがおばさんのやり方なのよ。

あら、シグちゃん少し弱気になっているのかしら~?
疲れてしまったら、おばさんに甘えてもいいのよ~?なぁんて、ね?
(くすくすと、悪戯っぽく笑って)
でも、そういう日もあるわよね~。
ゆっくり羽を伸ばして、休憩する時間も必要だわ。

あっ、おばさんもジャムを入れてみようかしらぁ。

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