廃墟の一角、天井が崩れ落ちた其処は──蒼白い一筋の月の光が差し込んでいる。
大理石の床は剥がれて地面が剥き出しになり。其処から芽吹いた植物は次第にすくすくと育ち、今や樹木の苗とも呼べる状態になっているだろう。
太陽の光の代わりに月光で光合成を行い、魔力を放出するこの樹木は…世界樹ならぬ『魔界樹』と呼ばれる特殊な生態の植物である。
だが、其れは誰も知る由は無い。

「…なんでこんな所で生えてんだよ。コイツ。」

抜くのも可哀想だしなァ。
気紛れで廃墟の主が如雨露で水を与えた所、魔界樹は心なしか生き生きしている。どうやら喜んでいる様だ。



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※※※利用方法※※※
発言ボーナスを気軽に稼ぎたい人向けのスレです。
謎の苗に如雨露で水を与えましょう。
1人当たり1日2回までなら謎の苗は喜ぶようだ…。

（葉っぱを観察）