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ギルドスレッド

路地裏カプリチオ

【RP】星は瞬き、されど夜明けは未だ遠く【1:1】

ルル家の私室。
窓際にサボテンが置いてあったり、その隣でトカゲ(シャルルマーニュ)が寝ている。
部屋は思いの外整頓されており、ちょっと良い広めのベッド、机、椅子が設置してある。

夜半、ヴァイオレットが訪ねてきた。
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ヴァイオレットと夢見ルル家との1:1RPスレッドです。
上記2人以外の利用はご遠慮下さい。

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はいはーい!どちら様ですかー?
(扉を開けて顔をひょいっと出す)
……ルル、さん……(扉を開けると、そこには衣服は血に塗れ、荒い呼吸が冬の雪空に白い息を何度も形作るヴァイオレットが居た)
ヴィオちゃん…?
(驚いた様子を見せ)
どうしたんですか!?あ、とりあえず入ってください。
(ひと目につかないように自宅に招き入れる)
―――ルルさん、文ちゃんが…文ちゃんが……っ!

(招き入れられる時、ルルさんの姿を見た直後、ルルさんに縋り付くようにまくし立てる)
お、落ち着いてくださいヴィオちゃん。
さぁ、入って下さい。
(ヴィオちゃんの肩を支え、抱きしめて扉を閉める)
(文ちゃん…?確か寝言でその名前を…)
あ……(招き入れられ、扉が閉められると、力を失ったようにがくりと体勢を崩してルルさんにしなだれかかる。止血した跡であろう包帯から、じわりと血が滲む)
わっ、怪我してるじゃないですか!
えーっと、とりあえず手当ですね!
向こうのソファーまで移動しますよ!大丈夫ですか?
う……っ、私、よりも……文ちゃん、文ちゃん、が……
(意識が朦朧としているのか、息が荒くなる。ルルさんに連れられるようにまでしながら、ソファに導かれる)
えぇ、はい。話はちゃんと聞きますから。
(ヴィオちゃんをソファーに寝かせる)
水とお薬取ってきますね!
はぁ……っ……ぅ……(ソファに横たえられ、意識が落ちる)
(水と薬箱を持って戻って来)
ヴィオちゃん?…意識を失いましたか。
うーむ、とりあえず失礼しますね。
(服を脱がし、タオルで身体を拭き手当を施していく)
(手当されている最中も、暫く魘されている。苦しそうに身を捩っては、「文ちゃん…」とうわ言を呟いている…)
はい、ヴィオちゃん。痛み止めです。
飲んで下さいね。
(ヴィオちゃんの口を薄く開けさせて薬と水をむせないようにゆっくりと流す)
んぐ……んっ……(薬をこくり、こくりと飲み込むと、荒い息が少し収まった)
…………は……(吐息とともに、薄く目を開ける。ぼうっと呆けたように、視線を泳がせる)
(ヴィオちゃんの頭の下にクッションを入れて身体を優しくさする)
落ち着きましたか?
……あ、れ…ここは……? ルルさん……?(ようやく目の焦点がルルさんに定まる)
はい、貴女のアイドル、夢見ルル家ですよ。
ここは拙者のおうちです。意識はしっかりしてますか?大丈夫ですか?
……ルルさん……私…? うっ……(じわりと包帯を巻いた箇所から血が滲み、苦悶の声を漏らす。どうやら銃創のようだ)
あぁ、あまり動いてはいけませんよ。
ひどい怪我でしたからね。
(先程の尋常ならざる状態を思い出し、何があったか問いかけるのを迷う)
お疲れのご様子ですし、まず落ち着いて下さい。
薬湯を入れるので少々お待ち下さいね。
…ふー……ふー…(痛みを和らげるように、ゆっくり深く呼吸する)

…ごめんなさい、ご迷惑をおかけして……こんな、突然…押しかけるようになってしまって…
いえいえ、ヴィオちゃんであれば拙者は24時間年中無休で歓迎ですよ。
(適度に温かい薬湯を持ってきて手渡す)
はい、ゆっくり飲んでくださいね。
ん……(暖かな薬湯をゆっくりと飲み干すと、呼吸が幾分か落ち着く)
…ありがとうございます……こういった薬も、ルルさんが?さすがは忍者ですね…
ふふー。この程度はお茶の子さいさい朝飯前の夜食中ですよ!
…落ち着きましたか?
はい……なんとか……

…情けない所をお見せしてしまいました、ね。以前に続いて…
いえ大丈夫ですよ。こう言うのも何ですが、そういう時に頼られるのは悪い気はしませんしね!
(少し間をおいて)
何があったかお聞きしても大丈夫ですか?
はい…ごめんなさい…

…以前、お話した事…覚えてますか?
私には…かつて、友達がいたこと…
その友達を…狂わせてしまったこと…
……彼女が……彼女も、この世界に、召喚されていました……

…それも、狂ったままに……周りの何も、正確に認識できない状態で……
村人を、手にかけていました……自分自身も、何をしているかわからないままに…
(驚き息を呑み)
…なるほど。
(まだ話に続きがあることを察し、相槌をうつに留める)
彼女は、私どころか…周り全てが、恐ろしいものに見えているようで…
手振りも、声も、届かないで…手にした銃で、取り憑かれたように過剰防衛をしていたのです。

…………私は、どうすることもできませんでした。
いえ、どうしていいか…わかりませんでした。
彼女が、悪気もなく罪のない人を手に掛けている様子に、胸が張り裂けるような想いになって…何とかしたいと思いながらも…彼女を、ああしてしまったのは…日常から突き落としてしまったのは…他ならない、私で…

…どうしたら、いいのでしょう…。私は…彼女を、助けたいのに……
どう助けたらいいか…わからない…
(ヴィオちゃんの手を取り優しく握る)
…そうですね。でもヴィオちゃんはきっと救おうとしたんですよね?
………はい

彼女は…私の、友達でした。
ルルさんに以前、お話を聞いてもらっていなければ…一歩も動くことはできませんでした。
今回、動けたのは…きっと、あなたにお言葉をもらえていたから…
彼女を元に戻したいと、尽力してみました…

…でも、でも…
現実は…想っていたほど…簡単では、ありませんでした。

彼女が奪ってしまった命は…もう戻らない…
彼女に手を汚させてしまった…その事実が…私には、堪えられなかった…

……この身を賭して縋り付いても…退かせるのが、やっとでした…
(傷口が痛む。身体の痛み以上に、心の痛みに呻くように、銃創を包帯の上から押さえる)
なるほど…。
(ぎゅっとヴィオちゃんの手を握り、悩んだ後にぽつぽつと言葉を紡ぎ出す)
確かに、ヴィオちゃんの友達が犯した罪は消えないでしょう。
…彼女をそうさせたヴィオちゃんも…罪があるかは正直拙者は微妙だと思いますが、ヴィオちゃんの罪悪感は消せないでしょう。
それは…きっとすぐに解決出来る事ではなく、これから長い時間をかけて償っていくべきかと思います。

ただ敢えて物事を単純化すればやることはもう決まっています。
…助けましょう。

簡単ではなく、出来るかもわからない。
方法も…今の拙者には思いつきません。
(うつむいてぎゅっと手を握る)
…それでも!それでもです!

拙者がついています。
拙者が傍にいます。
思い出してくださいヴィオちゃん。
拙者はヴィオちゃんから逆位置の悪魔を引いた女ですよ。
きっと、これは運命です。
今が、転機なのですよ。

ヴィオちゃんが拙者を助けてくれたように、今度は拙者がヴィオちゃんを助ける番ですよ!
……ルル、さん……

(強い、強い言葉にはっとする。)

……そう…ええ、そう…でしたね。
あなたは…いつも、傍に居てくれましたね。

私の言葉を、私の想いを、私の性を
…私のありのままを全て知った上で、なお…あなたは…共に居て下さいました。
そして、今…共に背負って下さると…言って下さいました。

(「助けましょう」の言葉。きっとそれは安直なものではなく。全てを知った上で言ってくれた言葉だと…)

…ルルさん……ありがとう、ございます。
…これほど、これほどまでに寄り添って下さる方が、他に居たでしょうか。

私…一人だと、こんなにも弱く…か細い心だったのを…あなたに出会うまで、知らなかった…
…あなたが一緒に背負うと言ってくれた事で…こんなにも、心が軽くなって…
(つぅ、と涙が溢れ、溢れる)

…ありがとう…ルルさん…
泣かないで下さいヴィオちゃん。
(そっと抱きしめる)
きっと拙者だけではありませんよ。
ヴィオちゃんを助けてくれる人はたくさんいますよ。

えぇ、一緒に頑張りましょう。
お友達を助けた時に、ぐちゃぐちゃの泣き顔だと笑われてしまいますよ?
(涙を拭って、くしゃくしゃの顔のまま)

…はい。はい、ルルさん。ありがとう…
ありがとうございます…

(精一杯、笑ってみせる)
うんうん。いい笑顔ですよ!
これでお友達を助けた時もバッチリですね!
(すっと身体を離す)
今日は泊まっていきますか?
あ…はい。
…すみません、病院を抜け出してきたので、本当は帰らないといけないのですが…

…その、今日だけは…泊まっていっても、構いませんか…?
ありゃ!駄目ですよ~ヴィオちゃん。
まー、今日は良しとします!あとで一緒に怒られましょう!

じゃあまずお風呂…は傷口にしみるから拙者が身体を拭いてあげますね!
ご、ごめんなさい…自分でも思った以上に、その…心細かったようで
アナタに会いたい一心で、此処に……

…はい、ごめんなさい。お願いします…
んもー、可愛んですから!
えぇ、じゃあ寝室にいきましょうね!
(手を引いて寝室に行く)
はい…お願いします。

(そのまま手を引かれて、共に寝室に)

…ありがとうございますね、ルルさん…
アナタが居てくれて、よかったです
えぇ!拙者もヴィオちゃんに会えてよかったです!

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