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ギルドスレッド

路地裏カプリチオ

【RP】お泊り【1:1】

ルル家の私室。
窓際にサボテンが置いてあったり、その隣でトカゲ(シャルルマーニュ)が昼寝していたりする。
部屋は思いの外整頓されており、ちょっと良い広めのベッド、机、椅子が設置してある。

時はヴァイオレットがルル家宅に遊びにきてそのまま泊まる事になった夜である。
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ヴァイオレットと夢見ルル家との1:1RPスレッドです。
上記2人以外の利用はご遠慮下さい。

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(その後、お風呂を借りて寝間着に着替えてくる)

…お風呂、ありがとうございました。
今更ながら……こんな風な仲になるだなんて、会った時は思っても見なかったですね。
そうですねー。はじめて会った時は…豊穣でしたか。
何だかもう随分昔の事のように感じますね。
そうですね……まだそう時間は経っていないというのに。
…アナタが思いがけずに踏み込んで来たせいで、すっかり形無しですよ(肩をすくめ
まぁまぁ!終わりよければ全てよしと言いますし!
今幸せなら良いじゃないですか!
…もしかして嫌でしたか?
嫌という訳では…ただ、友人という関係に対して、少し…

……(友人、という言葉を口にした瞬間、少しだけ表情が陰った気がした)
…………いえ。なんでもありません。

…もう、寝ましょうか、ルルさん。(そのまま少しだけ笑むと、ベッドに入り、横になる)
そう、ですか?
(もぞもぞの一緒のベッドに入り小さく囁く)
ヴィオちゃん。先程も言いましたが…、言いたくない事を言う必要はありません。
でも、もしヴィオちゃんが助けて欲しい事があるのであれば、必ず言ってくださいね。
はい、おやすみなさい。
(ヴィオちゃんを抱きしめて目をつぶる)
…………(背中から抱きしめられ、暫し瞳を瞑る。後ろから伝わる温もりに、微睡みに落ちていった)
(夜も深まった後、むくりと起き上がる気配が隣でした気がした)
(返事はない、ただ、暗闇の中で震えているような気配がする)
怖い夢でも見ましたか…?
(起き上がりそっと手を取る)
………あ……っ(手をとろうとすると、逆にひったくられるように強く握り返される)

あ、あ……?(心細そうな声、すがりつくような態度で、わけもわからないようにルルさんの方にすり寄る)
わわっ。ヴィオちゃん大丈夫ですか…?
(優しく抱きしめて背中を擦る)
ヴィオちゃんヴィオちゃん。しっかりしてください。拙者はルル家ですよ。
(ゆさゆさと揺らす)
………え……あ、え…? あっ…
…ご、ごめん、なさ……私、今……?(夢か、現か、どちらに自分がいるかわからないと言った様子で縋り付く)
大丈夫ですよ。怖い夢を見ましたか?
(落ち着くように優しく背中を撫で続ける)
夢…夢………
……はい…夢を……見ていた、みたいです……(いつもの調子を取り戻せず、その身体を抱き返す)
よほど怖い夢だったみたいですね…。ヴィオちゃんがそんなに取り乱すなんて。
………(抱きしめられ、少しずつ呼吸が落ち着いてくる)

…申し訳、ありません。このような、醜態を…晒してしまって…
面目も何も、あったものではありません…
大丈夫ですよ。そんな事気にしません。
えぇ、まぁただの夢でヴィオちゃんがそこまで取り乱すのは少々意外ではありましたが。
(完全に落ち着くまではと思い、背中を撫で続けている)
……………情けない…ですね。普段は人の不幸を美酒の如く愉しむような真似ばかりしているワタクシが、ただの夢でここまで取り乱すだなんて。
気にする事はありません。得手不得手は誰にでもありますから。
…落ち着きましたか?
…はい。ありがとうございます……(ぎゅ、と抱きしめる力を強める。そこに普段のような邪神側面の力は感じられず、ただの人間の女の子のような力で縋り付いている)
うーん、こんなか弱いヴィオちゃんを見るのははじめてなのでちょっと心配になりますね…。
そんなに怖い夢でしたか?
(優しく、幼子をあやすようにぽんぽんと背中を叩く)
……私…友人という言葉に安堵して、だけど、本当に友人を持って良いのか、ずっと考えてたんです。眠りにつくまで…

…そのせいか……
過去の夢を…見たんです
過去の夢…ですか。
それは、どんな?
…………(少し逡巡した様子で言葉を探し、程なくして口を開く)

私は…最初から「こう」だった訳じゃないんです。
生まれたばかりの頃は、普通の人間だと思い込んでいて
その頃…私には、とても仲が良かった友達が居たんです
…けれど、ある日、私は…私達は、誘拐にあって…二人とも、殺されそうになりました
…その時、私は…誘拐犯への怒りで、邪神の力を覚醒させて…誘拐犯を殺したのです

…その時、その友達は…私の「本当の姿」を見て…


………

私は…
大事だった友達を、この手で殺したも同じ…なのです

…その時の夢を…見たんです…
そうですか…。
(しばし考えこむ様子を見せて)
拙者は今からとってもひどい事を言います。

そのお友達はどうなったのですか?
殺したも同じ、という方は、往々にして「自分が殺したのではない」。
だけど、自分に咎があるが故に自分を擁護するような事実を隠してしまいがちです。

故に問います。
「そのお友達はどうなったのですか?」
(その言葉に、過去の情景を思い出してびくりと身体が震える)

……本当は…わ、わかり、ません。彼女…は、正気を喪ってしまって…
とても、とても。人として生きていけるような思考が出来なくなってしまった……筈で……

(言葉に出す度、その時の恐ろしさが、自分の罪が大きくのしかかるように、震えが強くなる)
つらい事を思い出させてごめんなさい。
(優しく背中を撫でる)
大体わかりました。

ヴィオちゃんは誘拐犯に殺されかけて、本当の姿?を使えるようになった。
その力で誘拐犯を殺害したものの、お友達はその恐ろしさで心に不調を来たした…。
という事ですね。
(背中を撫でながら優しく語りかける)
ヴィオちゃんがそのお友達を狂わせてしまったのは、事故みたいなものです。
さりとて、意図的に事故を起こした訳ではないとは言え、確かにヒト一人を狂わせたのであれば罪に感じるな、というのは無理なものでしょうね。

えぇ、でもまだですよヴィオちゃん。
そのお友達が死んだのでないのなら、まだ、です。
お友達を助けましょう。
それで罪が帳消しになる訳ではないにしても、ヴィオちゃんにはまだやれる事があるのですよ。
………事故…はい…そう、かもしれません。
…それでも、思わずにはいられないのです。彼女が、私と関わらなければ…
普通の人生を歩めたのではないかって…
私みたいな悪人と、化物と関わったばかりに…と。

……そんな、不可能です。私には…他人を狂気に落とせど、狂気から救う方法なんてありません。ましてや…彼女はもう、私の手の届かない…世界を隔てた先にいるのですから…
いいえ、出来ますよ。
世界を隔てているのは、きっとこの混沌の滅びの運命を何とかすれば何とかなります。
今すぐには無理かも知れませんが、いつか必ず世界の移動は可能になります。

それにヴィオちゃんは拙者を助けてくれたじゃないですか。
半分妖怪になっていた人間を、人間に戻したんですよ。
それに比べれば人の心を取り戻すなんて朝飯前ですよ。

それに拙者もいます。
ヴィオちゃんが拙者を助けてくれた時みたいに、拙者もヴィオちゃんを助けますから。
……でも、ありがとう、ございます。
ルルさんが助けてくれると…あなたが、そう言ってくれる事が、こんなにも、心安らぐ事だなんて…

…許されない、と思っていました。心のどこかで…もう一度、友人を持つ事が
自分の手で彼女を貶めておいて、もう一度、あなたを傷つけてしまうんじゃないかって
豊穣の時も…本当は怖くてたまらなかった
だから……だから。こうしてあなたがここに居てくれて…
友人として、助けてくれる…そう言ってくれた事が、本当に……

…ありがとうございます、ルルさん……(抱きしめる力を強めて)
豊穣の時は拙者が突っ走っただけですし、助けて貰った身でお礼を言われるのもおかしな感じですけど…。
えぇ、それでもヴィオちゃんがそう思ってくれるなら戻ってこれてよかったと思います。
………

…眠る前に、ああ言ったように
私は…やっぱり、ただの女の子として振る舞えはしません。過去に犯した罪、邪神としての側面…どんな風に取り繕っても、私が悪人で、化物であることには変わりありません

…ですが…
…ごめんなさい。ごめんなさい…ルルさん

今だけは…こうして、縋り付く事を…
普通の女の子のように、眠るまで抱きついていることを…

許して、頂けますか…?
えぇ、勿論。
安心して眠って下さい。
(抱きしめられている、という事が分かる程度、負担がない強さで抱きしめる)
………(抱きしめ返して)
……ありがとう…ございます……(安心したのか、心身が疲弊したのか、そのまま気絶するように意識が落ちた)
おやすみなさい、ヴィオちゃん。
(起こさないようにゆっくりとベッドに寝かせて布団を掛け直す。)
(悪人でも化け物でも。貴女が私の友達で女の子って事は変わらないよ、ヴィオちゃん。)

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