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Wiegenlied

【1】Eingang

【唄う鵯亭】

幻想――”レガド・イルシオン”某所。
繁華街の大通りに店を構える大衆酒場である。
気っ風の良い老婦人と其の息子夫婦が切り盛りする繁盛店だ。
地元民よりは冒険者達が情報交換の場として利用している事が多い。

1階は酒場、2Fは宿屋。
早い、安い、美味い。

今日も、眠らない街が湧いている。

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(酔っ払い達は自分たちの話に夢中だったし、其処に自分が介入する事はまず無いと思っていた矢先の出来事だった)
(横から掛かる声に肩が僅かに跳ねる。予想もしていなかったのだ。華美に着飾った娼婦の類でも無い、常連客でもない自分に、店主以外が声を掛けてくるなんて)

……目立つ、だろうか。

(半ばをフードに覆われた顔が男を見上げて、直ぐに逸れた)
(大柄な男だ。血の様な緋の双眸に見下ろされれば、影は居住まいが悪そうにフードを目深に被り直し)

他所から来たんだ。とは言っても、”旅人”の類では、ないのだけれど。

(ふと気付く。視界の端に一瞬映った”其れ”の存在に思わず二度見した)
(男の頭から顔を覗かせる、毛に覆われた尖った耳。ヒトではない、しるし)
(イヌ科だろうか? 僅かに首を傾ぎ乍ら。”人間”以外との面識が未だ少ない影は、物珍しさから不躾に視線を送り掛けて、止まる。――流石に失礼だ。小さく頭を下げて謝意を示し)

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