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Wiegenlied
(暮れ頃。酒場の一角、カウンター席の隅に腰掛けているのは宵色で全身を覆った小柄な影だった。其の体格は定かではないが、身体どころか顔まで隠す其の姿は、お世辞にも場に溶け込んでいるとは言い難い)
はぁ。
(店内の多くの男達が酒を呷り、”そう”あるべき姿で怒号や笑い声を交わしている中。誰と連むでもなく、影はジョッキを満たす果実水に口を付けた。未だ、酒を飲める年齢では無いのだ。律儀に守る必要性は感じないが、酩酊しては情報収集などまともに出来る訳が無い)
(果たして此の中に、”同胞”が何人居るものやら。諦め半分に冒険者達の噂話に耳を傾け乍ら、影は小さく息を吐いた)
はぁ。
(店内の多くの男達が酒を呷り、”そう”あるべき姿で怒号や笑い声を交わしている中。誰と連むでもなく、影はジョッキを満たす果実水に口を付けた。未だ、酒を飲める年齢では無いのだ。律儀に守る必要性は感じないが、酩酊しては情報収集などまともに出来る訳が無い)
(果たして此の中に、”同胞”が何人居るものやら。諦め半分に冒険者達の噂話に耳を傾け乍ら、影は小さく息を吐いた)
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幻想――”レガド・イルシオン”某所。
繁華街の大通りに店を構える大衆酒場である。
気っ風の良い老婦人と其の息子夫婦が切り盛りする繁盛店だ。
地元民よりは冒険者達が情報交換の場として利用している事が多い。
1階は酒場、2Fは宿屋。
早い、安い、美味い。
今日も、眠らない街が湧いている。