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Wiegenlied
わたしはそうおもうの。
こおりは、たべものを腐らせないまま、春まで守ってくれる。
雪は。せかいをましろに染めて、ふたたび色付くための準備をしてくれる。
(だから。戦闘では苛烈な一面を際立たせるかもしれない。けれど、
そうでない場所であるならば。
やさしいちからの使い方だって、きっとある筈だと告げて)
しろと、ゆきと、ちょうちょ。
アイラのまほうはきれい。とっても。
(澄んだ冬の空気を纏った、清廉とした。
だから、どうか俯かないでと。出来得る限りやわらかい声音で)
それにね……、……ふふふ。
さむい、さむい冬の日に。
あたたかいシチューをたべて、香草湯に肩まで浸かって。
おひさまをいっぱい浴びた毛布に包まるとね……。
”ふゆのにおい”で満たされて、いつのまにか眠ってしまうの。
そうするとね、やさしいゆめがみれるんだよ。
(枕元に、秋の間に作ったポプリを添えたら、尚のこと!
しってた?なんて、ひそやかに)
こおりは、たべものを腐らせないまま、春まで守ってくれる。
雪は。せかいをましろに染めて、ふたたび色付くための準備をしてくれる。
(だから。戦闘では苛烈な一面を際立たせるかもしれない。けれど、
そうでない場所であるならば。
やさしいちからの使い方だって、きっとある筈だと告げて)
しろと、ゆきと、ちょうちょ。
アイラのまほうはきれい。とっても。
(澄んだ冬の空気を纏った、清廉とした。
だから、どうか俯かないでと。出来得る限りやわらかい声音で)
それにね……、……ふふふ。
さむい、さむい冬の日に。
あたたかいシチューをたべて、香草湯に肩まで浸かって。
おひさまをいっぱい浴びた毛布に包まるとね……。
”ふゆのにおい”で満たされて、いつのまにか眠ってしまうの。
そうするとね、やさしいゆめがみれるんだよ。
(枕元に、秋の間に作ったポプリを添えたら、尚のこと!
しってた?なんて、ひそやかに)
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レガド・イルシオン郊外。
東のそらが白みはじめ、鴉、次いで小鳥が歌い出す頃。
木々が、草花が、白露を帯びている。
白銀の枝葉を揺らす風に乗せて。
微かな歌声が、静寂の森に満ちていた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
1:1RP。
アイラとわたしの、或る日の一幕。