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ギルドスレッド

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Wiegenlied

【2】Atmen

【始祖の霊樹】

アルティオ=エルム。
木々に親しみ、大自然の生きとし生けるものを愛しむ緑の民が住まう大樹の麓。
入り組む枝葉を掻き分け、開けた其の先。

――其処には、数多の生命が息吹いていた。

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(ギリアスの咆哮に少し驚いたらしく、ゆっくりとそちらへ視線を投げ掛けた)
それは、本来山岳地帯など声が反響する場所でやるものでは。
適当…
(あからさまに眉間が動いた気がする)

(賑やかな冒険者の問い掛けに即答する砂狼、先導する歩みにやっと胸を撫で下ろした)
ラノール様、以前いらっしゃった時は長く滞在されたのですか?
(使い込んだ様子のスーツケースを片手で持ってその歩みに続く)

(思わず、瞳がこちらを認めた。影の透き通る青が木陰の木漏れ日に光ったように思ったが)

(逸らされてしまった。何かしただろうか、と首を傾げていたが)
教えてくれる…?
(言葉に再び疑問が浮かんでいた時に、壁が視界へ現れた)
これは…随分と巨大ですね。

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