PandoraPartyProject

ギルドスレッド

劍爛舞刀~華麗なる闘技の園~

【応接室】ー7

その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
=========================

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
忘れることがない?
それでいて思い出せないだなんて……。
システム的に削除されたってこと?

したいことすればいいのよ。
何だっていいのだわ。
それがパンドラになるのだし。

ふむ。
……やもしれぬ。異常であることは確かだ。……いっそ、残滓すら思い出せぬなら楽なものだが……

…………レジーナは何がしたいのだろうか

……まぁ、これから思い出をつくればよいと思う。付き合ってくれるかな、女王よ(くすり)
それほどまでの強い記憶だったのかもしれないわね。

我(わたし)?
我(わたし)はそうね・・・・・・世界を作りたいかしら。
広義的な意味だけれどね?

ええ。我(わたし)でよろしければ。
汝(あなた)の記憶に我(わたし)を加えていただけるかしら?
……なのだろうか

……世界か……私は…………何を……(考え込み)

……勿論だとも。ありがとう、レジーナ(そう笑って)
ええ。きっとそうなのだわ。

ふふ。
まずは人助けから始めたら?

ええ。光栄よ。
ねぇ、これはほんの提案なのだけれども。
……だとしたら、思い出したいものだ。ナニカ、大切なものならば(頷いて)

……人助け……この私が。ふふ。ふふふふ。そうだな、悪くないかもしれない。

……?
ええ。まずは何かをするべきなのだわ。
それからゆっくり考えていけばいいのだもの。

我(わたし)の下で働かないかしら?
……ああ。

…………レジーナのもとで。私が?……ふむ。驚いたが、私はただの司書だ。執事の真似事ぐらいしか出来ぬが?(びっくりまなこ)
ええ。それで十分よ。
正直に言ってしまえば、ええ、我(わたし)の傍で仕事を手伝ってくれる人が欲しかったのよ。
執事もその一つね?
まぁ、使い魔がいない事もないのだけれども。
…………ふぅむ。私は構わないが…………ひとつ、条件がある。私はこれでも司書の身だ、雇い主となるなら、定期的に本を所望したい。良いだろうか
本ね。
それならば何とかしましょう。
稀少本となると話は難しくなるけれど、そういうわけでもないのでしょう?
……ああ。勿論、希少な本であれば嬉しいが。そうでなくとも、構わないとも。であれば…………

(すっと立ち上がり礼をし)

……私はこれより貴女のモノとなる。上手く使って欲しい、マイロード。(そう笑った)
では契約成立ね。
ふふふ。
でも、いけないわね。
……我(わたし)の「もの」なんて言ってしまったら(スッとアレクに歩み寄り)
本当に「そう」してしまいそうになるわよ?
可愛い我(わたし)の執事さん?
……あまり年寄りをからかうものではない(くすりと笑いながら唇に人差し指を当てて離そうと)
あら……つれないのね?
(肩を竦めて)

まぁ冗談はこれくらいにしておきましょうか。早速お仕事を頼もうかしらね?
御出掛けしようと思ってるの。
その御供をお願いできるかしら?
……心得た。何処へ行こうというのかね(頷き)
まぁこれと言って決めてないのだけれどね。
取り敢えずは喫茶店かしら?
……分かった。貴女の仰せのままに。何処へとも(頷いて笑い)
ふふふ。
日課のお散歩、使い魔だけではつまらないと思っていたのよね。
さぁて、今日はどこに向かおうかしら……。
(鼻歌混じりに玄関へと向かう少女)
……私を供にしたからとて、そう変わるとは思えないが…………レジーナがそれでいいのなら(くすくす笑ってついて行く)
(道中の話)ところで……(先を歩く少女は振り返り)汝(あなた)身長てどれくらいなの?
……?……見ての通りだが(155cmの小躯がトテトテついて行く)
……ふむ。 そのようだ。……それがどうかしたのだろうか

……まぁ年寄りは背が縮むからな……もうこの姿のまま何年経ったのか分からないが。
いえ何となくね。
ふむ……(なにやら思案しているようすで)

そういうもの……?
と言うか、その姿で年寄りとか言ってたら世のカオスシードのお爺様方は怒るでしょうね。
……?

……ふふ。種が違えば、そのようなものだと解するだろう(苦笑して)
(意識的に手だけ異形のソレに変えて内緒のジェスチャーをし)

…………私のようなものは、こういうのがセオリーだったかな?『千より先は数えておらぬ』(悪戯そうに言って)
あら、そんなに?
我(わたし)敬語の方がいいかしら。
儒学者ではないけれども、歳上は敬え、よね?
(それに、神秘は重ねた年数が多いほど補強されるというしね?と言って)
……主が従者に敬語というのもおかしいだろう。貴女の素のままに。

……そも、どれだけ補強されようと、混沌肯定で消えているのでな、気にすることは無い。ここでは私はしがない司書だ……それでいいのかもしれない。
そう?
因みにいつもなら我(わたし)使い魔にお姫様だっこしてもらうのだけれども。

司書、司書か。
そう言えば本を集めてるとか言っていたわね。
……仰せのままに。マイロード(頷いて抱きあげようと)

……ああ。かつての名残のようなものでな。本、知識とは素晴らしいものだ(恍惚と)
……軽いものだ(じっと見て)

……間違いでもない。私は本が好きだ(目線をそらし)
……おや、これは失敬……降りるかね?(くすくす)

……我が主は何が好きなのかな。やはり紅茶だろうか
まったく、少しは動揺してくれればいいものを。(ポフポフ肩を叩いて下ろしての合図)

我(わたし)?
んー、以前なら迷わず戦を選ぶところだけれども。(思案し)
……「美しいもの」、なんてね。
……やれやれ、抱いたり下ろしたり腰に負担がかかるのだが(くすくす笑いながら下ろし)

……美しいもの。ふむ……(そういえばこの御仁はかの令嬢にご執心だったか、と思い当たり)……まぁ、鏡を見るとよろしいのではないかね(肩を竦めた)
おほほほ。アレクはそんなことで腰がどうとかいう柔な体ではないと我(わたし)信じてますわ。

んー?
何故そこで鏡なのかしら?
……あまり老体に鞭を打たないでくれたまえ

……ふむ。美しいもの、と聞いたのだが、間違いだったかね?(キョトン、といったふうに首を傾げる)
ふふふ。我(わたし)は結構そう言うところがあるから、ちょっと保証は出来ないわねぇ。

まぁ確かにこの世界の技術水準から言ったら鏡は美しい部類かもしれないけれども。
そこまで美的価値があるとは思えないけれども?
………………(やれやれ、と首を振った)

……そうか(我が女王は案外ズレているのかもしれない、と孫を見る目で頷いた)
……いいや、なんでもないとも。ところで喫茶店はまだかねマイロード(あからさまに話を逸らしくすくす笑う)
あからさますぎないかしら・・・・・・まったく。
(少しすねた様な調子で言って)
喫茶店はもうすぐよ。向こうの方に『あんにゅいん』って看板があるでしょう?
……はて、なんのことやら。歳をとると耳が遠くなっていけない。

……ふむ、あれか。……あんにゅいん、なんだか気が抜けるような響きだ……オススメはなんだろうか
今度耳掃除と補聴器を付けてあげましょうかおじーちゃん?

『あんにゅいん』はハンバーグステーキで有名ね。ただまぁ今回はここではなく、その看板を曲がったところにある・・・・・。
(角を曲がると、大量の蔦植物に覆われ、むしろ潰されかかってる建物が一軒)
あの蔦で覆われたお店、【黄金の林檎】が今回の目的地よ。

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM