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ギルドスレッド

劍爛舞刀~華麗なる闘技の園~

【応接室】ー7

その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
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……遠慮しておこう。ふむ、ここが…………なんというか…………随分……その……風情がある店なのだな
でしょー?
隠れ家っぽいわよね!(肯定的に捉えた)
(さっさと扉に向かい、開けた)
マスター、今日やってるかしら?
(チリンチリンと、涼やかな音色がした)
……ふむ(からかっているわけではない事を察したので素直に後に続き)
(返事も聞かずに迷わず奥へ進み、パーテーションで区切られた半個室の席に座る。中は外見に対しておしゃれな雰囲気だ。人は少なく、客は二人を除けば一人二人くらい)
ここはね、アップルパイが美味しいのよ。
(上機嫌に)
……アップルパイか……楽しみだ。(主の上機嫌さにこれは期待出来そうだと思い)

……隠れた名所、か(辺りを見回して、おしゃれな雰囲気を感じて少し驚きつつ)
とってもおいしいのよ?
では、アレックスもアップルパイ食べる?

そうね。雑誌に取り上げられてないけれども、そこら辺の有名店にも引けを取らないと思うのだわ。
……ああ。折角だ、貴女と同じものを(頷いて)

……これはいい……
なら、飲み物は紅茶にしましょうか。
拘りがあるなら産地を指定できるけれどもどうする?

隠れ家は好き?
……混沌の産地にはあまり詳しくないのだが…………深緑などの物がいいのだろうか

……いや、そういう訳では無いが、落ち着いて紅茶が飲めそうだ、とね。うん……楽しみだ
そうねぇ……通な人だとラサの辺りの茶葉を指定するみたいだけれども。我(わたし)は幻想産のものを主に飲んでるわね。深緑は……最近品薄で高いし。

なるほどね。
……ふむ……では、私も幻想産を。他のものも、また後日試してみよう…………
では、頼んでおく和ねー(チリンチリンと鈴をならして店員を呼び、オーダーをして)

話は変わるのだけれども。
アレクは最近だとどんな本を読んだの?
……ふむ、最近読んだものか……そうだな、40年前に読んだ『エル・イコル瓏本』という魔術書が面白かった。神との契約を神を我らの位階まで引きずり下ろす事で可能とするアプローチなのだが、有り触れたダウングレードではなく(うんたらかんたら目を輝かせて早口で喋りだした)
格を下げるために、邪教認定や悪魔認定したり、信仰が集められずに衰退して妖精と同一視されたり……。
ふむ。ダウングレードしたら契約の意味を成さないとおもったけれどもそういうわけでもなさそうね?
ーーーはっ(つい夢中で話し込んでしまったことに気づき)

……れ、レジーナはどういうものを読むのだろうか(少し気恥しそうに)
(その様子に苦笑しながら)
そうね……我(わたし)は、戦術書や戦史なんか読んでるかしら?
知り合いの書庫を見せてもらって作戦記録を見せてもらうときもあるし。
……ふむ、戦術書。戦史。その類はかなり前に集めたな……今の戦術書はまた、変わっているのだろうが。ふむ……(また集めるのもいいか、と検討し)

……作戦記録とな。して、その書庫とは……?
現代戦は昔の戦争とは趣が違うわね。
一時間、長くても三時間ほどで終わってしまうのが多いのだわ。
今は電撃戦が主流なのよ。

アルカナム家の御令嬢とは懇意にしてるのよ。あっちから一方的に来るだけだけれどもね。その繋がりで屋敷の書庫に入らせてもらってるのよ。
なんと……!?変わったものだなぁ……(何ヶ月規模で続く戦しか知らない古い人)

ほう、それは羨ましいものだ……書庫か……ふむ、最初の給金には戦術書をねだろうか、マイロード(意図的に上目遣い)
今の戦争は効率的過ぎるからねぇ。

戦術書ね。
どんなものがお好みかしら?
戦闘機の旋回パターン?
占領地の強襲奪還における作戦概要書?
あとは身近なところで依頼レポートとか。
……効率化された戦争か。……恐ろしいものだ

……せんとうき?……ふーむ……では、依頼レポートを。まず、どのようなものなのかを把握しないことにはな
まぁ、逆に言えば最小単位の犠牲で済むと考えれば良いのではないかしら?
一度始まれば大勢の死傷者を出す昔と違ってね。

依頼レポートね。
取り寄せておくのだわ。
……確かにな。戦闘要員のみの犠牲か。規律の取れた闘争……度し難いが、面白い

ありがたい。であれば、変わらず遠慮なくオーダーをしてほしい、マイロード
現代というのは民主主義が主流になってきたからね。
血を流すのは自分達なのだから、当然嫌がるのよね。まぁ……だからこそ扇動に対して国が煽られることもあるけれども。

ふふ。オーダー、ね。
……であれば、戦士になるものは、自ずと覚悟したもののみ、か……質は劇的に上がりそうだな……

……似合わないのは分かるが、笑うことはないだろう……しがない司書の精一杯だ、許してくれ
どうかしらねぇ・・・・・・?
まぁ、専門家の方が質がいいのは間違いないけれども。

ごめんなさい。そんなつもりは。
でも、そうね。なら何か考えようかしらねぇ。
我(わたし)としてはその顔が見れれば満足だけれども。
……戦も変わるものだな……変わらぬものなどないが……

……?(こてり、と首を傾げ)
まぁ、欲があれば変わるものよ。

そこで首を傾げるのねぇ。
……レジーナにも欲はあるのか。

……老爺の感性は鈍い。許せ。
当然あるわよ。
それが人間の証だろうし。

なるほどね。
じゃぁ意味については後でじっくり教えてあげるとするのだわ。
……今となっては、私は殆ど知識欲のみだからあまり想像ができない。貴女は何を望むのだ?

……ふふ、お手柔らかにな
んー我(わたし)?
我(わたし)は生きてる実感が欲しいかしらね?
内容は何でも良いのだのだけれども。
……生きている実感、か…………どうすれば得られるのだろうなぁ……(ぽつりと)
…………そうだな。私は言わば、『もう終わっている物語』の人間だ。そう、人間、だ……だからだろうか。主体がない。私は、もう目的を果たしてしまっているのだよ。生涯をかけた目的を。だから今は、貴女に力をかせればそれでいいのだ。
はにゅ(むにー)

……にゃにをひゅる(むにーん)
なんとなく?
むにむにしやすそうな位置にあったから。

そんなの、人形じゃないの単なる。
…………(むにんむにん)

…………そうかもしれぬなぁ…………ただ生きるだけであればそれで事足りる。目的も無く生きるには我が人生は長過ぎたよ、マイロード。だから、今は貴女に仕えることが目的だ。簡単な約束でも、あった方がいい。
……だから、まぁ、気軽に遣っておくれ。私の無聊を慰めるために、私は仕えよう…………(そう笑って)
ふぅん。
(むにる手を止めて)

なら……仕方ないわねぇ。
そこまで言うならこき遣ってあげましょう。
直近だと夕飯とか。
……ふふ、承った。何が食べたいだろうか?
では、主人のために頑張って考えてちょうだいな?
ふふふ。
(意地の悪い笑み)
……困った主だ……ふぅむ……そも、貴女は何が好きなのだ?
そうねぇ。
では、何が好きだと思うかしら?
ヒントはこの喫茶店。

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