その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
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初詣の相談場所よ。
お誘いした方以外の書き込みはご遠慮願うわね。

なんだか、そのコンポタも久しぶりな気がするわね。

あまり…飲む機会も……なかったので…
温かくて…おいしい…

そのコンポタをうばいとる……(ジリジリ)

だ、ダメ……です…
私の……ポーション…

そう言われると……欲しくなるのが我(わたし)よ？
ふふふ。
大人しく差し出すのが身のためかしら？

えっと……こ、これ…を…(未開封を取り出し)

のんのん。
みゆが、持っているその飲みかけを欲するのよ？

え…？こ、これ……？
ぬるく…なってますし……私も口をつけて…いるので…

それが美味しそうなのだわ？

こ、こっちも…同じ……味です…けど……(未開封を見ながら)

だが、我(わたし)はそれがいい。

うぅ〜〜……では……(ポケットタオルを取り出し)

そのまま、寄越しなさい？
(すかさずである)

え……？そ、そのままは……(と言いながら飲み口を拭こうと)

そのままは、そのままよ？
(その手をそっと止めようと)

で、でも……き、汚い…ですし…(止められた手を見ながら)

汚いかどうかは我(わたし)が決めるのだわ。それに、今飲んでいたものが汚いわけないでしょう？

(梃子でも動かなそうです…どうしよう…)
私が…口をつけた……ことで…その……私以外の…人にとっては…汚い……かと…？(おろおろ)

うんうん。そうなのね。
でも、我(わたし)には関係ないわ。
(これである)

……？？(理解ができずお手元が疎かに)

じゃぁもらうわね？
(にゅるんと、不自然な動きで缶をかっさらおうと)

え…？あっ…！あぁ……(缶を奪われ)

ふふ。あまいわね？
(そっと缶に口をつけて)

ま、まだ……拭いてないのにぃ…(見守ることしかできない)

ほほほ。
まぁ、いいじゃない。減るものではないのだわ。
(そのままくぴくぴのみ始める)
ふむふむ。コーンポタージュね。

え、えぇ……普通の…ポタージュスープです…(新しいものを開けて飲み)

そうね。普通の、ゆみと間接キスになるポタージュスープね。

……うぅ…気にしないように…してたのに……

ほほほ。
交換してみる？(缶を揺らし)

い、いえ……大丈夫…です…(頬を赤らめ)

そう？
ならいいけれども(最後まで飲みきって)

ふーむ。唐突だけれども、
ゆみ、ミリ四駆って知ってる？

ふ、ふぅ……(くぴくぴ)

ミリ…四駆……ですか…？し、知りません…ね…

練達の方で作ったらしくて
有り体に言えばミニカーの類いなのだけれども。
モーターを含めたパーツを組み合わせて小さなレーシングカーを作るの。
最終的にはコースで走らせて最速を競うの。

レーシング…ですか……？
自分の…カスタマイズを……競わせて…楽しむ…といった…感じでしょうか……？

そうそう。まさしくそんな感じ。
楽しそうだから参加してみようかなって。

なる…ほど…？
でも私…機械とか…おもちゃには……疎い…ですよ…？

それでいいわ。
我(をたし)もよくわからないし！
戦争に関連したものでもないしね！

特に…予定もないので……大丈夫…ですよ…

じゃぁ。
行ってみましょうか。

二人でひとつのマシーンつくる？
それともそれぞれで競ってみる？

わ、私…作れる自信が…ない……ので…
こういう…のは……よく…分かりません…し…

じゃぁ一緒につくりましょーか。
そうね。
モーターとかパーツはこっちで用意するとしてー……。

私は……何を…？

塗装とか？
車体を薄く削る作業もやる？

塗装や…削り……つまり…軽量化、空気抵抗の軽減…などですね…分かりました…
その他に…直線力や…コーナーでの減速軽減……(調べながら)(根暗特有の謎スイッチが入った模様)

すごく、本格的。
これは、任せても大丈夫そうね。
パーツは集めとくから、なにか欲しいものがあれば、いってちょうだい？

そう…ですね……車で…バンパーとされる位置……計4ヶ所に…カーブ補助の…ローラーがあると……いいかもしれません…(じっと画面と向き合いながら)
重量は……少し上がりますが…有効かも…しれません…(ブツブツ)

カーブ補助のローラー？
そんな車見たことないわね。

ええ…その…混戦に……なるの…ですよね…？
でしたら…壁にぶつかって…勢いを殺されないように…壁の沿えるよう……に…
これは…車ではないのです……！あくまで…ミリ四駆……自動なのです…
こちらで……操作できない以上…このような…小細工も必要かと……っ！

(いつも通り途切れ途切れだが、いつもより饒舌早口(？)に)

え、ええ。
わかったのだわ。
そのパーツも手配しておきましょう。
(珍しく圧され気味)

ありがとう…ございます…
これで…直線力は…少し劣りますが……コースアウトの心配もなく…安全かつ、スピーディーに…曲がれるかと…
小手先で詰めて…詰めて…離す……これが…大事…です……たぶん…
めいびぃ……(だんだん弱々しく)