その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
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初詣の相談場所よ。
お誘いした方以外の書き込みはご遠慮願うわね。

えー？ なにもないわよー？ ちょっと可愛がるだけだからー。

………(ジリジリと後ずさり)

あら……どうして離れるの？

えっ……？離れ……て…？(本能による行動の模様)

ちがうの？
ほら、我(わたし)とゆみの距離がこれだけ離れてるのだわ？

………な、何で…でしょう……か…？

あーあ、寂しいなぁ……。

ぅぐっ………(ビクッ)

この距離が、ゆみとの心の距離なのだわきっと。

あ………ぅ……ゃ………ち…ちが……

ちがう？

は、はい……ち、ちがい…ます…

じゃぁこっちにこっちに。

ぅあ……は、はい…(恐る恐る)

(刹那の顔)

わぁいゆみー、つーかまーえた(がしぃと抱きつこうと)

ふぎゃ……っ！(瞬間で抱きつかれ)

ふふふ……。
離れないように首輪でもつけておきましょうか。それともファントムナイトだし、いたずらでもしましょうか。

で、できれば…普通に……してほしい…かなぁ……と…思い…ます…

普通て？

い、一緒に…ご飯…食べたり……買い物…したり……と、と…とも……と、友達………に…(声がだんだん小さく)

友達に？

と、とも……だ…………ぅ……い、いえ……なん…でも……(コミュ障特有のビビリ)

んー。
そう。まぁいいけれど。
ゆみをこのままもふもふするし。

うぁ……あぁ…(無抵抗)

ゆみの誕生日だし、何かお祝いしないとね。

あっ……た、誕生日…
ありがとう…ございます……

ハロウィンに因んでみました。

あ、ありがとう…ございます…っ！
可愛い……こ、これ…！大切に…しますっ……！

雑貨屋の新商品なのだけれどね。
一番にゆみに贈るのだわ。

先行…ですね…
本当に……すごく…すごく……嬉しい…です…っ
ありがとう……ございます…(ぬいぐるみをギュッと抱き)

喜んでくれたのなら幸いね。
本当はもうちょっと気の効いたものあげられればよかったのだけれども。

いえ……それを…望むのは……贅沢…です…
それに…私は……これが…いい…です…

うむ。
ならばよし。

でも……あれね。
見てると、ちょっと嫉妬しちゃうかも。

へ……？嫉妬……ですか…？(ぬいぐるみギュッ)

あの魔女のぬいぐるみではなくて、我(わたし)のぬいぐるみをわたせばよかったかしら、なんてね？

れ、レジーナ…さんの……ですか…？

ええ。

わ、私…裁縫…できますし……作り…ます…？(何か勘違いが始まり)

はい？
え、いえ。そんな作るようなものでも。

そ、そう…ですか…？わ、私…てっきり……作る…べき……かと…

そ、そんな必要に迫られて作るようなものでもないし、ね。うん。
それに、ほら、我(わたし)のぬいぐるみとか華がないというか。

元の…レジーナさんが…可愛いので……すごく…可愛い…子が……できると…思い…ます……けど…

お世辞を言ってもなにもでないわよ？

……？と、特に…お世辞を……いう…場面は……なかった…はず…です…けど………？

……(無言でゆみの頬をぷにろうと)

え…？え……？ど、どう…しました……か…(ぷにぷに)

なんとなく？

気まぐれ……ですか…？

きまぐれよ。