その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
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初詣の相談場所よ。
お誘いした方以外の書き込みはご遠慮願うわね。

レジーナさんは……いつも…気まぐれ…ですね……？ふふっ…

･･････。

どうか…されました……か…？

いえ？
取り敢えずゆみをもふもふしようか迷っただけよ？

あぇ…？もふ……？なる……ほど…？

そう。だからあんまり気にしてはダメよ？

えーっと……あ…え……は、はい…

それよりも暖を取りましょう。今宵は寒いのだわ。

あ…はい…そう……ですね…

暖炉はつけられる？

な、馴染みは…ない……ですね…
私のいた…世界……私のいた…時代は……電気…による…ものが……多くて…

まぁ、そんなに難しいものではないのだわ。
薪を組んで、燃やすだけね。

キャンプ……ファイア……みたいな…？

うーん、まぁざっくばらんに言えば、まぁそうね。

そういう…こと……でしたら…

取り扱いには注意してね。
火傷したら大変だし。

は、はい……わかり…ました…
ありがとう…ございます……

因みに薪は暖炉の横に積んであるもの使ってね。

わかり……ました…(2本を並行に置く形を、縦横と重ねていき)

うん。その調子。組めたら古新聞紙があるから、それとマッチを使って火を起こせるわ。

はい……(組んだ薪の中心に古新聞を置き、その上にマッチを落とし)

（火は瞬く間に燃え広がり、やがて薪が焦げてそこから火が上る）
ありがとう。これで少し暖かくなるわね。

いい…もの……ですね……風情が…あります…

ストーブとか、そういうのもあるけれども。暖炉が一番落ち着くのだわ。
火は、癒しの効果もあるらしいわよ？

そう…なんです……か…？
よく…火を…克服した……ことが…人類の…繁栄を…促した……とは…聞きますが…
癒しの…効果は……初耳…です…

あら。そうなのね。
火て不思議な魅力あると思わない？

ふむふむ。
シャイネンナハトは、暖炉の火を見つめながら静かに過ごすのも悪くないわね。

確かに…綺麗な…火は……吸い込まれる…ような…魅力が……あります…ね…

静かに…過ごすのは……素敵…です…

ええ。
実は我(わたし)、キャンプファイヤーとかは好きなのよね。キャンプはあんまりだけれども。
(もしかして、それが長じて孤児院焼き討ち……)

ゆみはシャイネンナハトはどこかお出掛けするの？

私も……キャンプは…あまり…(陰キャ)

あっ…はい…
パーティーや…買い物……などに…お誘い…いただいて……

キャンプは設置と片付けが面倒なのよね。
(キャンプ自体は苦ではない)

にゃるほど。
ふぅむ。予定があるのね。

わかり…ます……(もちろん陰キャ)

……？どうか…されました……か…？

使い魔が十全の性能を発揮してくれればねぇ。

いえ。
予定が空いていたらシャイネンナハトに誘おうと思っただけよ。
折角の行事だもの。

全部…使い魔さんに……させる…のですか…？

あっ……その………えっと……ご、ごめん……なさい…

んー。
元々我が使い魔の本領って一夜城の築城だからね。
どんな場所でも瞬時に(使い魔が)要塞になる っていう。軍にして城。

？ なんであやまるの？

なるほど……一夜城……す、すごい…んです…ね……使い魔さん…

だ、だって……せっかく……
わ、私……なんかに…予定が……あった…せいで…

それが女王軍の恐ろしさ……だったのだけれどね。

そんな気にすることではないのだわ。
機会は他にもあるし。

でも…ここでは………ですか…？

うっ……ごめんなさい…
レジーナさんの……ご好意を…(うじうじ)

ここでは単なる便利な使い魔ね。
まぁそれでも十分高い性能だけれども。

うじうじしないしない。
さらってしまうわよー？

でも…手の……届かない…ところ…を…手伝って……くれるのは…ありがたい……です…

で、でも……(うじぃ)

まぁ確かに使い方次第では応用は幅広いわね。

……拐うわ(ゆみに歩みより)

すごく…助かる…存在かと……思い…ます…

あっ……うぁ…ご、ごめんなさい……っ！

もう遅いのだわ（ゆみをお姫様抱っこしようと）

ひゃあっ……！(されるがまま)

では、おもちかえり。

えっ……えぇぇー……！？

ふふふふ。

あ、あの…笑いの…ときの……レジーナ…さんは……すごく…怖い…

怖くないわよー？ こわくない。
ええ。なにも怖がることなんてないのだもの。

す、すごく……怖い…です…

えー？