その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
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初詣の相談場所よ。
お誘いした方以外の書き込みはご遠慮願うわね。

さすが…です……これぞキャリア…ですね…

そしてそのまま突っ伏して眠っていた模様。

お疲れ様…でした…？
でも…寝る時は温かく…しないと……まだまだ…風邪をひいて…しまいますよ…

ふむ。では、
ゆみが暖かくしてくれる？

へっ…！？わ、私が……！？
えっと…その……か、カイロは今…持って…ない……です…

え？ あるじゃない。とっておきのカイロが。

(い、嫌な予感が……)

ゆみというカイロ！

やっぱりぃ…！

ふふふふ。
観念しなさい。

うっ…もう…やるきまんまん…です…

ぐはははー(抱きつきにかかる)

やっぱり…そう…なるんです…ね…(抱きつかれ)

もふもふ。
そうなるのよー？
特に最近寒いし。

うぅ…確かに……人肌は…暖かいですけど…

いや？

い、いや…というわけでは…ないの…ですが………な、慣れていない…というか…何と…言いますか…

恥ずかしいの？(頬擦りしようとしながら)

えぇ…その……はい…
ひ、人と…触れ合うのは……機会が…なかったので…（当然のごとく頬擦りされながら）

まぁ、逆に慣れてる方が珍しいのかしらねぇ？ この世の中。

レジーナさんは…慣れてる……というか…自然に…やります…ね…

そう？
誰にでもするわけじゃないけれども、まぁ確かにあんまり気にしてはいないわね。

そのアクティブさ…羨ましい…です…

大した話ではないのだわ。
戦場で振り降ろされる斧に身を躍らせるのよりかはね（肩をすくめて）

それはまた…殺伐とした……例えを…

命の価値が低いからねぇこの世界。
思わないかしら？
一日にいったい何人死んでいるのか。

たしかに…それは……思いますね…
厳しい…世界では…あります…

いつ死ぬともしれない身だからこそ、躊躇は敵なのよ。

うぅ…ん……説得力が…あるような…

だから今日もゆみを、むにむにする。

私を…いじるために…理由をつけてた…だけ…！？

そんなことはないわよー？　うん。きのせいきのせい。

本当…ですか…？

本当よ。
ただ我（わたし）は自分の欲望に忠実なだけだから。

は、はい……？そう…言ってました…ね…

あれ…？でも…それって……結局…私をいじって…遊ぶという…欲望に…従った結果……なんじゃ…？(小さな声でブツブツと)

(にこにこ)

……(いい笑顔なはずなのに、悪意が見えるような…)

なぁに？
何か言いたそうな顔ね？
あ、チョコ食べる？

……い、いえ…なにも……あ、チョコ…いただき…ます…

あーんてして？
(一口チョコの包みをあけながら)

………(何もしませんようにっ…！) あーん…

あーん
(ひょいと一口チョコをゆみの口の中に入れて)
いつか、一緒の依頼に入れたらいいわね。

あむ……おいしぃ…ありがとう…ございます…
そう…ですね……そのためにも…私、頑張り…ます…

さて･･････我（わたし）もやる気を見せなきゃね。
持久力を失ってからいまいち依頼が遠のいているけれども。

どこかで…こう……パッ…と、スイッチが…入ればいい…ですね…
その…私も…モチベーションを上げる……くらいの…お手伝いなら…頑張り…ます…

モチベーションあげるお手伝い？

ほほぅ……？
どーういうことをしてくれるのー？

か、肩もみ……とか…？

なるほど、かたもみ。

えっと……あと…肩…たたき…とか…？

ふむふむ。肩たたき……。

なんか、あれね。
孫とかにされると嬉しいやつ？