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美少女道場

【美少女ダービー】幕間の一時【感想・雑談】

選手や応援する人たちが自由に使える休憩所。
備えつけられている映像投影装置(テレビみたいなの)でダービーのハイライトも見れるぞ。

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(供養)

(___ぞあっ)
(魂も感情も持たぬ筈のがらんどうに、凄まじいものが吹き抜ける。肉体など無くても、背筋に氷柱を通された様な感覚が如実に伝わってくる。混沌肯定で無理矢理に得た命が、全力で警鐘を鳴らしていた)

___酔狂な事だな?それとも、これも「可能性」というやつか
(___雪之丞の眼差しの意味を、履き違えていた。奴は既に、此方に狙いを定めていたのだ)

(目の前に、それがいる、立っている。幾度と無く開かれ、殺し合いとは程遠くも、渇望を幾度と無く感じさせた「遊戯」の如くに。____異なるのは、「明確に」自分を見ているという事)
(高天京でやりあった時。あの時と同じく両の瞼が見開かれ、瞳で射殺す様な四白眼。)
(同じ?___馬鹿な事だ、段違いも甚だしい。あれは「与せば」時の運で勝てる「遊び」だった…だが、眼の前に立っている梅泉(ひときり)は、そんな事を考える事すらおこがましいと思わせる様な絶対者としての覇気に満ちている。いつものゆらりと構えた片手で無く、両手で「断つ」その構えは、「がろう」の奴にも似ているか。誰も知らぬはず、そして遠い情景なのに、なんとも今なお新鮮で、そして懐かしいものだ)

(妖しく切っ先が揺れる。世に名高き妖刀血蛭、その真打。持ち主の意思を宿すように、そのまま殺意を死の容として運ぶ為に生まれたような、武具としての極致のひとつ___ああ、今ようやく理解した)

だが、こうして辿り着いたのならば、「今」がその機なのだろう。道を塞ぐのならば、押し通るまでだ……オマエに真正面から挑めるこの機会、存分に楽しませてもらうとしよう!
(見ている筈など無い、所詮はすれ違うのみと思っていたが。___今、この瞬間の為に祭に来たのだ。此処から恐らくは因縁が始まる。今日は始まりの日であり、「遊戯」には真善い日だ)

シュウウゥゥゥゥ____
(東横綱、殺人剣が極み。死すら生温い境地を見て高みを目指せるのならば、力伴わぬ現実であろうとも____戦士の魂が滾らずにはおれず、全身から太陽をも超えんとする程の炎が噴出して燃え盛り、天を焦がす)

___ウオオオオォォォォォ!!!
(高らかに咆哮を挙げ、走る。奔る。まるでその死を以て己の意を終わらせる仇敵の如くに。遠き時の果てに会った友の如くに。___そして、運命は此処にあったと言わんがばかりに____振り上げた神滅剣が炎の柱となり、彼は今このひと時__竜となりて、強者に挑みかかった)

____美事、実に天晴。___妖刀、堪能させてもらった
(決着、決着とも呼べぬ一方的なそれは刹那にも及ばぬ六徳の間だった。___いつ斬られたのかすら解らない、気づいた時にはスクラップ同然。刃の閃きすら見えぬままに、鎧の全身がばらばらに刻まれ、炎が零れだし____倒れ伏す、彼はその身で存分に、死牡丹梅泉の極致を馳走してもらったのだ)

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