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美少女道場
なんだお前。いまさらその話かよ。
(生意気な美少女が口に含むのを確認してから、自分も口を付けた。
見た目ほど悪くはない味わいである。)
その理屈が通るなら、単なる物理攻撃だけで、一時的に契約を機能不全に追い込む奴らも相当おかしいし。もっというなら魔術的な理屈を通さずに雷撃を伴う斬撃とか、魔法使いとか全く関係なく理外な奴らならゴロゴロいるだろうが。
これ以上の理外はねえだろ。
(生意気な美少女が口に含むのを確認してから、自分も口を付けた。
見た目ほど悪くはない味わいである。)
その理屈が通るなら、単なる物理攻撃だけで、一時的に契約を機能不全に追い込む奴らも相当おかしいし。もっというなら魔術的な理屈を通さずに雷撃を伴う斬撃とか、魔法使いとか全く関係なく理外な奴らならゴロゴロいるだろうが。
これ以上の理外はねえだろ。
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鉄帝人の入植地から始まった町だが、広がる内にノーザンキングスの三部族も取り込み拡大している。
ところで、ヴィーザルの原住民たるノーザンキングスの民の中でも高地に住まう「ハイエスタ」は雷神の末裔を自称する部族だ。
彼らの代表的な神事に、年神の「迎え」と「送り」というものがある。
ハイエスタは神の末裔であり、祖である神々は子孫を見守るために天の国から交代で降りてくるという伝承がある。
一年の始まりに降りてきた神の為の祭壇を作り迎え入れるのが「迎え」。
一年の終わりに帰っていく神を労い、見送るのが「送り」だ。
まず「迎え」とは占いによって決定した人物を年神の依り代とし、新年に家々を巡り祭壇に祝福を授けるという内容だ。
対して「送り」は、年神の依り代が役目を終え、古い依り代の衣装や祭壇を燃やしてその炎で煮炊きしたものを神に捧げるというものになる。
そして現在は大晦日。美少女領に住まうハイエスタの民によって「送り」の儀式が行われている。
よく雪かきされた広場の真ん中には各家から持ち出された今年用の祭壇が積み上げられ、その前で依り代役の男性が朗々と祝詞を上げていた。
内容は主に今年起こった出来事の報告である。作物の出来であるとか、子供が生まれた事等を年神として祖神に報告をしているのだ。
それが終わると、用が終わった年神の衣装(よく燃えるように木の皮を叩いて鞣したもので作成される)脱ぎ捨て、積み上げられた祭壇ごと火をつける。
こうしてこの世に繋ぎとめる物が無くなった古い年神は天の国へと上がっていくのだ。
今、広場では燃え盛る焚火を中心に女衆が作った料理が振舞われている。
岩塩とハチミツを練り込んで焚火で焼いた素朴なパン(美少女領の主食は米だが旧い民にとって祭の時といえばパンだ)や、鹿肉と香草で作った茶色いシチューが主なメニューだ。
男たちはそれを肴に酒精の強い薬草酒を飲んで寛いだり、子供達は祭りの雰囲気にはしゃいでそこかしこを走り回っていたりする。
「迎え」の儀式が始まるまでの少し緩んだ空気が広場の中の流れている。