ギルドスレッド
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美少女道場
だろうな!くそがっ!
こういう引き運ばかり良くて腹が立つっ!
(言われた通り、自分の細腕では竿を掴むのが精いっぱいである。
時折飛沫を上げる糸の先端を恨めしそうに睨めば、緑に揺らめく大きな影を確かに見た。
なるほどデカい魚だ。だがここまで生きがいいといっそ憎たらしい。
水場に引っ張り込むほどの力など、ヒッパカンパスでもあるまい………いや)
……グリンディロー(河童、水妖)か!?
こういう引き運ばかり良くて腹が立つっ!
(言われた通り、自分の細腕では竿を掴むのが精いっぱいである。
時折飛沫を上げる糸の先端を恨めしそうに睨めば、緑に揺らめく大きな影を確かに見た。
なるほどデカい魚だ。だがここまで生きがいいといっそ憎たらしい。
水場に引っ張り込むほどの力など、ヒッパカンパスでもあるまい………いや)
……グリンディロー(河童、水妖)か!?
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麓の村で一泊した後に早朝から山に入る事となった。
途中までは村の者が拓いた山道を辿り、その次は細く草が倒れたけもの道を辿る。
山中は緑色濃く、日差しの眩しさに反して空気はしっとりとして冷えていた。
人里とは違う草の匂い、否、堆積した腐葉土の匂いか。踏み締めるごとに強く香っては人の生存圏から離れた事を主張する。
知らぬものからすれば、無軌道にけもの道を辿っている様に見えるかもしれない。
その実、等間隔に植えられた食用になる樹木、辻の積み石等、自然の中に溶け込む様に残された人工物を頼りに進んでいるのだ。
導こうとしているのは人の世の浅瀬に作られた貯蔵庫。昨晩泊まった村の隠し沢だ。