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美少女道場
(羽のように軽く運ばれた割には、いささか重たい着地音と。
乾いた咳をひとつついて、浅く浅く、呼吸を………)
……耄碌してねぇつってんだろ。
ちょっと休めば、これくらい…… なんてことねえんだよ。
(文句から入る。いつも通りだ。咳が混じっていはいるが。)
(緩やかな動作で、懐から、携帯水煙草を持ち出し、準備する。)
……悪いな、吸うぞ。
乾いた咳をひとつついて、浅く浅く、呼吸を………)
……耄碌してねぇつってんだろ。
ちょっと休めば、これくらい…… なんてことねえんだよ。
(文句から入る。いつも通りだ。咳が混じっていはいるが。)
(緩やかな動作で、懐から、携帯水煙草を持ち出し、準備する。)
……悪いな、吸うぞ。
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麓の村で一泊した後に早朝から山に入る事となった。
途中までは村の者が拓いた山道を辿り、その次は細く草が倒れたけもの道を辿る。
山中は緑色濃く、日差しの眩しさに反して空気はしっとりとして冷えていた。
人里とは違う草の匂い、否、堆積した腐葉土の匂いか。踏み締めるごとに強く香っては人の生存圏から離れた事を主張する。
知らぬものからすれば、無軌道にけもの道を辿っている様に見えるかもしれない。
その実、等間隔に植えられた食用になる樹木、辻の積み石等、自然の中に溶け込む様に残された人工物を頼りに進んでいるのだ。
導こうとしているのは人の世の浅瀬に作られた貯蔵庫。昨晩泊まった村の隠し沢だ。