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美少女道場

【模擬戦】美少年地獄(サンドバッグ編)

【祝 EXA80記念ぱーちー 祝】

……みたいなトンチキな言葉が力強い毛筆で書かれて額縁に入れてある道場。
ゲンダイニホン風のやたら冬寒い板張りタイプの道場である。

大体そんな感じの美少女道場の一角で何かが起ころうとしていた。
片方は機嫌よさそうな様子で、もう片方は……。

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(そう、それがアルベドなる過去のセレマの複製品でしかない存在であったなら。
 この瞬間に彼の意識は途切れていたろう。
 動けたとしても前後不覚の朦朧状態に陥っていただろう。
 だが、セレマは自身をより密接に『契約』と結び付けた魔術師だ。)

――――――っか…ふ!
(血の巡りを感じる。脳髄で淀む黒く濁った血が吐き出される熱を覚える。)


(たとえ彼の肉体が倒れることを許しても、『契約』はそうすることを許さない。
 セレマの背中に突き刺さる一本の腕、先程の死霊騎士の腕が。
 契約者セレマの心臓を直接掴んで、その命の生産を促して…いや、強制した。

      『もっと…』               『もっとだ!』
              『もっと…』
   『もっと…』              『もっともっと!』

 最後の命の一滴がなくなるまで魔性による債務は終わらない。
 甲冑の腕による容赦ない心臓マッサージに直ちにセレマは覚醒する。)

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