ギルドスレッド
遥か夏のカプリチオ
あなたを包む世界は、今もあなたを置いて流れ続けること。
破れた夢は、決してそこで終わるわけではないということ。
あなたを笑顔にする誰かひとりの存在は、どんな宝石よりも尊く価値があること。
そして何より、柴山さんが柴山さんであること。
人生という荒波に揉まれて生きる上で
どうか、それだけは覚えておいてほしい。
なんなら上三つは忘れてもいい。
破れた夢は、決してそこで終わるわけではないということ。
あなたを笑顔にする誰かひとりの存在は、どんな宝石よりも尊く価値があること。
そして何より、柴山さんが柴山さんであること。
人生という荒波に揉まれて生きる上で
どうか、それだけは覚えておいてほしい。
なんなら上三つは忘れてもいい。
オッケー、こいつぁ後から大型新人が来たもんだ。
俺は穂根・貢(ほね・みつぐ)、好きなように呼んでくださいよ。
このコンビにはツッコミ役が待たれるなあ…(つい最近挨拶した某リゲル青年を思い起こしつつ、ちょっと遠巻きにポッキーを齧る)
俺は穂根・貢(ほね・みつぐ)、好きなように呼んでくださいよ。
このコンビにはツッコミ役が待たれるなあ…(つい最近挨拶した某リゲル青年を思い起こしつつ、ちょっと遠巻きにポッキーを齧る)
え、え、みんな知ってるの。
ボク?う、うん。もちろん知ってるよ。
柴山さんだよ。あの柴山さんが来たんだよ。
そう、あの、なんというか柴山さんなんだよ!
ぱんぱかぱーん
ボク?う、うん。もちろん知ってるよ。
柴山さんだよ。あの柴山さんが来たんだよ。
そう、あの、なんというか柴山さんなんだよ!
ぱんぱかぱーん
ちょっ、えっ、どうして皆知っていますの?
どの柴山さんですの!?プロテイン?プロテインで有名な方ですのね!?
申し遅れてしまったけれど、初めましてプロテイン。
ヴァリューシャでございますわ。どうぞお見知りおき下さいまし!
どの柴山さんですの!?プロテイン?プロテインで有名な方ですのね!?
申し遅れてしまったけれど、初めましてプロテイン。
ヴァリューシャでございますわ。どうぞお見知りおき下さいまし!
連れて行け。コイツラはもぐりだ。この界隈に居て柴山さんを知らないなどありえぬ。(バックヤードから屈強な男たちが現れる)
柴山さま、柴山さま…聞いたことがございますわー。
天挑○輪大武會を一人で勝ち上がったという…。(民明書房より)
わたくしはユゥリアリアと申しますー。どうぞお見知りおきをー。
天挑○輪大武會を一人で勝ち上がったという…。(民明書房より)
わたくしはユゥリアリアと申しますー。どうぞお見知りおきをー。
殊勝な心がけだ。柴山さんを知ることは世界を知ることへの第一歩。
でも実は半分ぐらいは普通にもともと知り合いだった。
混沌は広いようで狭い。柴山さんは思った。
よろしく皆の衆。
でも実は半分ぐらいは普通にもともと知り合いだった。
混沌は広いようで狭い。柴山さんは思った。
よろしく皆の衆。
お許しください、お許しくださいまし!私、ただただ知らなかったのでございますわ!
柴山さんを知らないことが、「顔が大きすぎて枠に入らないから『PPP』って表示されているのかしら?」と心の中で思うことが罪だなんて!
(バックヤードから現れた屈強な男たちに引きずられて行く)
柴山さんを知らないことが、「顔が大きすぎて枠に入らないから『PPP』って表示されているのかしら?」と心の中で思うことが罪だなんて!
(バックヤードから現れた屈強な男たちに引きずられて行く)
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むかーしむかし
当時の話をすると
「えーっ、アレってもうそんな前だったっけ」
ってなるくらい昔。
具体的な場所は伏せますが徒歩で行ける範囲に山も川もあるのでまぁ大層な田舎なんだろうなぁって場所。
おじいさんとおばあさんと冥府の王ハーデスが住んでいました。
おじいさんは山へしば刈りに行こうと思ったけど
「しばってなんかよくわかんないしこれからはハンティングの時代だよね。何だっけ。ジビエとか流行ってるし」
とほざいて猟銃担ぎ飛び出しました。もちろん無免許違法所持です。いずれ相応の罰が下ることでしょう。
おばあさんは川へ洗濯に行きましたが
「このオール電化時代に川で洗濯ってなんだよ……ていうか家にあるんだよ、洗濯機。なんで私は毎度毎度川に洗濯しに来てるんだよ」
とダウナー系です。おそらく精神に何かを抱えているのでしょう。早急な治療が求められます。
そして冥府の王ハーデスは今日も元気に死者を裁いていました。
神代が終わり、いい年してやんちゃが過ぎていた兄弟神もおとなしくなり、晴れ晴れとした気持ちで仕事に勤しみます。
「おじいさん、今度はどのくらいで釈放かなぁ……おばあさんが大変な時期だって言うのに……。というかおばあさんがああなったのも、しょっちゅう逮捕されるおじいさんに対する心労が溜まったからなのに…………」
訂正。気苦労は絶えないようです。真に恐ろしいのは身内ということかも知れませんね。
閑話休題
冥府の王ハーデスがそれでも真面目に死者に裁きを下していると、一人の女声が、否。乙女が現れました。
冥府の王ハーデスは首を傾げます。
なぜなら冥府の王ハーデスが持っている死者リストの中に、その乙女の事が書いていなかったからです。
困ってしまった冥府の王ハーデスですが、仕事に真面目な神である冥府の王ハーデスは自体の解決に乗り出します。具体的には件の乙女に誰何します。
「もし、そこな女人よ。貴様は何者なのだ?」
先ほどと口調が違いますがこれは冥府の王ハーデスがお仕事モードなためです。
「柴山さんは、柴山さん」
「……そうか」
さらに困りました。相手の名前が柴山さんということは判明しましたがそれ以外は未だに一切不明です。
やけに自信たっぷりに告げたものですから、なんとなく気後れして続けて聞くのも躊躇われます。
「いや、そうではなく。何故貴様はこの場所にやってきたのだ。この場所には、我が持つリストにない者は訪れることはできぬ筈」
「柴山さんの行くところに道がなくとも、柴山さんが行った跡に道ができるから」
「…………そうか」
もっと困りました。原因解明どころか謎が深まるばかりです。というかこの場所に来られる事自体が神の権能の範疇なのですが、それをさらっとまるっと無視してくれちゃってます。
昔ならこういう場合、神の名において力づくで解決、この場合はこの場で殺してしまうか、追い出してしまうのですが、神代の終わったこの時代。生者に対して冥府の王ハーデスが直接的に力を振るうことは躊躇われました。
どっかの兄弟神とかなら気にせずやっちゃいそうですが、冥府の王ハーデスはその所真面目です。
「では……貴様は何をしに、ここに来たのだ」
「柴山さんの動向は、神と柴山さんのみが知る」
「我も神なのだが……」
とても困りました。正体も目的も未だ不明です。それどころか話し度に謎が深まっていく気がします。そして冥府の王ハーデスはこの乙女と会話することにとても疲れ始めていました。
「柴山さんからも、質問いい?」
「……なんだ」
神と柴山さんに理解るんならこいつ以外の柴山さんにはこいつの動向わかるのかなぁとか考え始めていた冥府の王ハーデスに乙女の方から声がかかりました。
神に直に声をかけるのは不敬であるとかなんかそういう感じのあれこれがありますが冥府の王ハーデスは今この状況が面倒で仕方ないのでそんなことは気にせず話を聞きます。
「あの、ここ……何処?出口はどっち……?」
「迷子かーーーーー」
その後、丁寧に案内をしてくれた冥府の王ハーデスにお礼を言った柴山さんが地上に帰ってきたらなんか元いた世界と違う世界に出てきたりしたのですが。
それはまた、別のお話
というわけで今回の入団者
『紛うことなき』柴山さん
でーす。
うん。紛うことなく柴山さんだね。
だって他に居ないもの、柴山さん。入団申請2,3度見した私のことを誰も責めないでおくれ。
えー、はい。で、柴山さんね。柴山さん
柴山さん過ぎて柴山さんであること以外ちょっと語りづらいね。
というわけでこの辺で
では以後よろしく