PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

サヨナキドリ生活スペース

店舗部分から階段を上り二階へ行くと、人が生活する為の部屋がいくつも広がっており、それは外観よりもずっと広く感じることだろう。

その中でもそこは特に広く、普通の家で言えばリビングのような場所だ。

大きなテーブルに複数の椅子。ソファーや本棚、壁を隔てて立派なキッチンもある。

それはちょっと不思議で愛しい、日常の物語。

(書き込みはギルドのメンバー、またはギルドのメンバーが招いた者のみ可とします)
(時間軸は割とふわふわ。雑談場所などとのドッペルも気にしなくてOK)
(まァ、基本ゆるふわだけどね。ヒヒヒ)

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っ……!
(今まさに凶刃が棚を破壊せしめんとする寸前の所で動きを止め)
だって…。だって兄様、あの鴨が…。
あの鴨があんなの連れてくるから…。
私悪くないもん、悪い子じゃないもん。
鴨潰したいだけだもん…!
(ぐすんぐすんひっくひっく
(あーもー…って風に額に手を当て)あのデタラメ魔術師のことです、30分か1時間もあれば何事も無かったかのように帰ってくるでしょうに…。…そうだルミエール、なんなら主人を待っている間にフォルネウスに簡単な菓子でも作ってもらうのは如何ですか?茶会を彩る物が増えるのは、アレも喜ぶところではありましょう。
(いつだってあなたの傍に。なんて綺麗なワードで終わらせるにはあまりにも粘着質なストーカーは、
いつの間にやら話題にあげられる前から扉に太古の壁画みたいなポーズでぴったり貼り付き聞き耳を立てていたり)
…………わぁ。

(事情を把握してプレッシャーからカタカタカタカタ小刻みに震える)
……ぐすん。
(涙で潤んだ瞳で扉に張り付くフォルネウスを見て)

…お菓子作って。
変なもの作ったらフカヒレにするから。
(鈴を転がす様な可愛らしい声で脅し付きの命令をした。
もしかしなくても大層機嫌が悪い。)
ーーフォルネウス?(白髪の青年は気配に気が付いたのか扉に視線を向けた)

この店はかなり快適とはいえ、廊下は寒いでしょう。お入りなさい。(扉まで近づいて内側からノブを回しグッと扉を押し込む)
ばっ、バレてるー!?(怪しい気配を滲ませたままでもバレていないと思っていたのか、あっさり迎え入れられ震えたまま部屋へと肩をちぢこませながらお邪魔する。
ルミエールの脅しに「もうだめだ」と言わんばかりに顔を真っ青にしながら)

ひぃ!ルミエールお嬢様、私のフカヒレはそんなに美味しくないですよ……!
高級フカヒレは採れる鮫の種類が決まってるんですぅ!

(と言いながらも可愛い彼女の命令だ。やる気はあるらしく、腕まくりをして前髪をかき上げた)
ご主人様、真砂さん。台所お借りしますね。
「ええ、この近くでやった方がルミエールも気が紛れるでしょうからお願いします。ああ、製菓材料と器具は一通り棚に揃っておりますのでお好きなものを使ってください」(キッチンの中の棚の1つを指差す。中を開ければそれこそ何でも入ってそうなレベルだ)
(家具を盾に高速で逃げ回っていたが援軍の気配にホッと部屋の隅で安堵する)
オレはマスターの命令を実行しただけだし、連れて来いって言ったのは商人さまじゃないっすか。もう。
お腹いっぱい食べて一緒に添い寝でもすればいいのに…。
いや、はい、まあ、お邪魔したのは悪かったっすけど。(お菓子作りの気配にそわそわ)
めちゃくちゃ用意がいい!?うーん、お嬢様はどんなものがお好みなんでしょうかね?
気に入って戴けると嬉しいのですが……。
(砂糖やホットケーキミックスを掴んで引き寄せる。どうやらケーキを作るようだ。
料理は得意なのか手慣れた様子で、棚から材料を探す時にもたつく以外はサクサク進めていく)

くふ……ふ、うふふふっ。いいですねぇ……とてもいい。
お次はこれを混ぜてみましょうか。

(出来るだけ作る様子も楽しんでもらいたいというサービスからか、はたまたそういう性分なのか。
ただのお菓子作りの筈なのに、根暗めな性格が表に出すぎてマッドサイエンティストのような狂気がじわじわと台所の方からにじみ出ていたり)

…………?鴨?ナンデ?

(ふと他の気配に気づいてそちらを向くと、マグの姿を見て目が点になる)
…私も。私も一緒にお菓子作る。
(多少気分が落ち着いた様で小さく鼻を鳴らしながら菓子作りを手伝おうと台所へ足を運んで)

…あの鴨ね、生意気なの。
生意気で可愛くないから食材として使っていいよ。
(だがしかし哀れな鴨に対しての見当違いな殺意は相変わらずだった。)
くえっ(ただの鴨ですよって顔をしている)
わぁ、本当ですか?偉いですね、ルミエールお嬢様。
(ほんわか笑顔で褒めると、なにを手伝って貰うか考えて)んー……それではケーキの生地を泡だてて貰えますか?
(ボウルには卵やホットケーキミックスのほかに、きなこや豆乳が入れられる。ほんのり綺麗なベージュ色に色付けられてきた)

………?(喋らないので普通の鴨にしか見えない。かくんと首を傾げた)武器商人様のまわりには色々な方が集まりますから。
どうかご主人様のお客人を受け入れてあげてください。
うん…。
(泡立て器を手に、零さないよう気をつけながらボウルの中の生地を手つき良く泡だてていく。)

生意気だけど悪い子じゃないみたいだし善処はする…。
鴨さんもケーキ出来たら食べる?
……いい子です。(笑い皺を滲ませて目を細め、ぽんぽんと軽くルミエールの頭を撫でようとする)

誰しも歩み寄ればきっと心を開いてくれる。
悪意にそのまま呑み込まれてしまう事もありますが……私は、この混沌が優しさに満ちた世界だと信じています。
(自分は生クリームを泡だてた後、卵焼き器を熱し始める。濡れた布の上に置いて温度を調節しつつ)
いい感じですよお嬢様。お上手です!
まろやかなクリーム状になってきたら、このカタに生地を流し込みましょう。
(青年は2人が菓子を作る様子を見てホッと息をついた。新しい湯呑みを2つ取り出してきて温かいお茶を入れる)
ん…。
(大人しく頭を撫でられては青い瞳で彼を見上げ)

…私も優しい世界であって欲しいとは思ってるよ?
思ってるだけだけど。
(人間不信者らしい返答を返しつつ、生地を型に流し込んで表面を平らに整える)
はい。ルミエールお嬢様の優しさは、私も身に染みています。(流し込みの様子を温かい目で見守る。アルミホイルで蓋をし、余熱で焦げ付かないように焼いていく)
お上手ですね、ルミエール様。きっといいお嫁さんになれます!
焼き上がった生地を覚ましたら……生地の上にきなこ生クリームと黒蜜を入れて、くるっと巻いて……。
黒蜜きなこロールケーキの完成です!
(過保護だなあと思いながらロールケーキをそわそわ待つ鴨)
(ゆるりと戸が開かれ)や、ちょうどいい時分に帰ってきたかナ。
お菓子の匂いだな…ふむ…(ひくりと鼻を動かして)黄粉に黒蜜…生クリームに豆乳、かな。
商人も言っているが寝起きのティータイムのちょうどいい。(何事もなかったかのように商人の後ろに付いて歩いてくる)
甘いお菓子に美味しいお茶。ティータイムを一緒に過ごせば誰でもきっと、お友達になれます。
(ほんわか笑顔を浮かべていたが、武器商人の言葉に次いで入って来たイケメンをぼんやりと見る)
…………。
(好敵手(?)の匂いを直感的に感じて笑顔のままブワッとドス暗いオーラをにじませた。
ティータイムを過ごせばお友達なんて嘘っぱちである)
……ご主人様……そちらのお方は?
………。
(常日頃浮かべているようなぼんやりとした表情。
落ち着いているかに見える様子でくるりと振り向いて)
おかえりなさい、父様。ヴォルペさん。
もうお昼寝しなくていいの?
(白髪の青年がうっわ、って表情を浮かべている)
ン?そうか、フォルネウスは初めて会うか。このコは赤狐の君。我(アタシ)のトモダチ。

ただいま、ルミエール。あァ、“お昼寝”はお終いにしてきたよ。(小さく微笑んで)ルミエールはお菓子作り、楽しかったかぃ?
へえ…(初めて見る気配から明らかな黒いオーラを感じて不敵な笑みを浮かべる)
どうも、初めまして。おにーさんはヴォルペというよ。よろしく。

ただいま、薔薇娘。今日も小鳥のように愛らしい囀りだな。
麗しの銀の君とベッドの上も悪くなかったが、折角の甘い香りを楽しみにきたよ。
うん。おかし作り楽しかった。
フォルネウスとっても優しいし。
(背の翼を羽ばたかせ、低空飛行でヴォルペさんの前へ移動する。
手にはロールケーキを乗せた皿。
小さく小首を傾げ、青い瞳で彼をみつめる。)

それで、ヴォルペさんいい夢見れた?
うん?ああ、まあね。(少女が手にした物を匂いで確認し、自分はいらないと軽く手で制しながら)

夢の話だからね、あんまり覚えてるわけじゃあないんだが。
遊園地で麗しの銀の君と、ジェットコースターよりスリリングなデートをした気がするよ。(ケラケラ)
宝石ついでに握り潰してやろうかと思ったのだがね。やれ、そのしぶとさは我(アタシ)も恐れ入るよまったく。(僅かだけ男性的な雰囲気の混じった口調で。なんとなく、悪友に軽口を叩くものに似ていた)
ふぅん。そうなんだ。よかったね?
(のんびりした口調とは真逆の素早い動作で手にした皿を彼の顔面に勢いよくぶつけようとする。
直撃すれば顔面がロールケーキ濡れになるだろう。)
(食べ物を粗末にするんじゃないと言いたかったがとばっちりは勘弁してほしかったので白髪の青年は口を閉ざした)
容姿ルックス共に完璧、弁も立って紳士的……ヴォルペ様は素敵な殿方ですね。
(おおよそ己が敵うはずもない、と悟れば次の一手はどうするか……。
怨々としたオーラが膨らんでいくも、武器商人が『トモダチ』と言った瞬間にシュンッ!と霧散した)
そうですか、ご友人でしたか……よかった。
(最後はボソリとした呟きである。

ぼんやりしてる間に目の前を生クリームがフライングしているのを見ると、ちょっとだけ眉を寄せた)
ダイナミックな食べさせかたですね。……次のお菓子作りは、ぶつけても崩れないお菓子にしなくちゃ。
―――――は?(30以下で緊急回避)
73
(鈍い音と共に顔面にロールケーキがぶつかり弾ける。悲鳴などは上がらない。だがその長身がぐらりと揺れてゆっくりと崩れ落ちた)
――ぅ、ぐ、ぅえ…っ…(顔を真っ青にし、口元と喉を抑えて悶えている)
(トンと軽く床に降り立ち、苦しみ悶える彼を見下ろす。
表情こそ変わらないものの、その視線は凍てつく様に冷たい。
少女が立腹している理由は二つ。
茶会から愛する父を取り上げられた事。
そしてなにより、彼が父を哀しませた事。)

…フォルネウス。お茶頂戴。
淹れたばかりの熱いお茶。
(彼を見下ろしたまま冷え切った声で従者に命じた。)
はい、ただいま。
(きなこロールケーキに合わせるように日本茶を入れ始める。うまみの成分を引き出す50度から、少し熱めに淹れてもってきた。
紅茶や中国茶の抽出温度よりも遥かに低い。この男なりの配慮だったり)
有難う。
(従者から熱い日本茶を受け取り、一口飲み)
後はあげる。
(浴びれば大火傷、とはいかないまでも十二分に熱い茶を目の前で蹲る彼へ躊躇いなくぶちまけた。)
―――?(濡れた気がして眉を寄せる。酷い吐き気と頭痛が感覚の全てを阻害している。僅かなお茶の香り、そして感じる至近距離の敵意に恐らく冷たくはないだろうと当たりを付けて)

あっつ…!ちょ、ぅぐ、薔薇娘、この…!(舌を焼く砂糖に何度か咳込み)
随分、て、あらい、歓迎だな?そんなに、気に喰わなかった、かい?(息も絶え絶えに口元に笑みを浮かべて)
当たり前でしょ。
私から父様取り上げておいて、挙句に哀しませて帰ってくるなんてどういうつもり?
怒ってるんだからね!私、凄く怒ってるんだからね!
(唇を尖らせ両手を腰に当ててはタンタンと二回足を踏み鳴らす。
好き放題暴れた結果、少々気が晴れたらしくその瞳と声には幾分か温度が宿っていた。)

…父様、″この″ヴォルペさんは甘いものダメなの?
このままだと死んじゃう?
赤狐の君はね、“みんな”こうだよ。砂糖で死ぬんなら我(アタシ)がとっくにやってるさ。
(赤狐の傍にしゃがんで)ほらキミ、赤狐の君。タイムラグ挟んで推理ゲームなんてしてないで、なんとかしてあげるからこっちお向き。
お嬢様……。(大胆な行動に驚いていたが、怒りの理由を聞くと咎められはしなかった。深く頭を下げて)

ご主人様、ヴォルペ様……申し訳ございません。
この度の責務はルミエール様に従った私に。
彼女は純粋に、お二方を心配していらっしゃる……と、思います。
…ピンヒールで、踏まれたら。完璧だった。(どことなく残念そうに呟きながらも商人の声に反応して顔を向けて)…、ん。
何言ってるの。
フォルネウスは悪くないもん。
悪いのは酷いことした私だもん。
(青い瞳に薄く涙を滲ませてそう言ってはその場にしゃがみ込む)

ごめん、ごめんねヴォルペさん。
お砂糖ダメって知らなかったの。
次は別のものにするね?
(反省すべき部分はそこではないのだが、心配していることは確からしい。)
ああ、気にしなくていいと思うよ2人とも。追加で酷い仕打ちを注文しかねない様なコだしね。

(ぽんぽん、と肩をはらう様に2回叩いて服や身体を綺麗な状態に戻し)ほら踏むくらいなら後でやってあげるから、デカい芋虫みたいに無様に床を這い蹲ってないでさっさと茶会の続きをさせとくれ。(ちゅ、と触れるだけの口付けで状態を逆転させ)……うん、甘い。
ふう…やれやれだな。(口付けで引いた甘さに安堵して身を起こす)
おにーさんは深刻な砂糖アレルギーみたいなもんさ。死ねないけどね。
知らないでピンポイントに攻撃してくる薔薇娘は流石としか言いようがないな(ケラケラ)

(演技染みた仕草で髪をかき上げ主従の二人に意識を向け)
謝る必要なんてないさ、怒ってもないし。
向けられた感情は全て正当なもの。おにーさんが悪かったよ。
でも本当に出来れば砂糖を口に入れるのと海に突き落とすのだけは勘弁してもらいたいなあ…おにーさん簡単に戦闘不能になっちゃう。

(さらり、伸ばした腕で商人の銀色の髪を弄んで)
踏んでくれる時は君に似合いのガラスの靴を用意するよ。
善悪というのはその人間の価値観によるものが大きくはありますが、どうやらヴォルペ様は喜んでいらっしゃるようですね?つまりは結果オーライですよルミエールお嬢様!

ピンヒールといわずニードルで突きにじりたい……。(砂糖よりもあまったるい主人とお客様のやり取りに、再びじんわり病みオーラが滲んだのだった)
ともあれ、無事のようで安心いたしました。……個人的な課題も浮き彫りになってきましたし……。
(前髪をかき上げて耳の裏へひっかけつつ、ほうと吐息を吐き出す)
キミ、今更かっこつけてもだいぶ遅いからね?(塩っ気の多い雰囲気で赤狐の君に)

さて。(懐中時計を取り出して少し針を戻してからパチン、と蓋を閉めるとテーブルの上に黒蜜きなこロールケーキが乗っている)待たせたね、真砂。

『…別に、待ってはおりません』
ヴォルペさんドMの人だったの?
じゃあ、今度フォルネウスと一緒に24時間虐めてあげるね。
(目元を拭いつつ立ち上がり、白髪の青年の元へかけていき)

真砂兄様お待たせ、ロールケーキ食べよ?
食べさせてー。
でも顔面ロールケーキはやだなー。
麗しの銀の君は冷たいなあ(ケラケラと笑ってからルミエールを見て)
おにーさんを24時間いぢめていいのは銀色の美しい人だけさ。
君は美しいよりは可愛い、愛らしいだからね。おにーさんがベッドの上で優しくいぢめてあげたいくらいだよ。

(白髪の青年を見る。やれやれという仕草)
おにーさんは珈琲が飲みたいな。ブラックで。
『貴女じゃないのですし、顔面ロールケーキなんていたしませんよ。1人で食べれるでしょうにまったく……あぁ、かしこまりましたヴォルペ様。ルミエール、少しお待ちなさい』(白髪の青年は席を立つとコーヒーを淹れに行った)

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