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ギルドスレッド

惑いの花酒亭

【特別雑談】今度は夜!海洋の浜辺【RP】

季節は夏、時は夜。
毎年恒例となった花酒亭のバカンスであるが、今年は聊か赴きが違う。

しっとりとした夜の海、静かな波音。
吊り下げられた花のランプに、ほのかに匂い立つ虫よけの香。
昼間とは表情を変える浜辺では焚火が揺らめく影を砂の上に落としていた。

ふと、気付けば不穏な平たい魚族の影が過るやもしれないが……。
それをどうするかは、各々の判断に任されるべきだろう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんばんは、毎年恒例夏の特別スレッドです。
マスターのパトロンから借り受けた、海洋のプライベートビーチ。
椰子の木に囲まれた浜辺と、端には岩場。
それほど広くはありませんがのんびり過ごすには十分でしょう。

波打ち際に足を浸したり、焚火で釣った魚を炙るのも良いでしょう。
思い思いにお過ごしください。

浜辺には今年も色々なものが流れ着きます。
美しい貝殻、宝石みたいなシーグラス、瓶詰の手紙。
タコ、クラゲ、ウミウシやナマコにカツオノエボシ―――…。
もちろん忘れちゃいけません、今年もちゃんと「彼」は居ますよ。
とりあえずは乱数にチェックを入れましょう。

ダイスの29↓は少しご注意を。
ヒトデにウミウシ、ナマコ等が気付くと傍に居ます。
うまく投げ捨ててきてください。

ダイスの30↑から89↓までは素敵なものが拾えるでしょう。
シーグラスや貝殻、手紙入りの瓶や古びたコイン。
綺麗な星座が見えることに気付くかも。

90↑が出た場合やたらデカいサメが襲ってきます。
砂浜に居ても襲ってきます、最近のサメは飛ぶらしいですし。
一発殴っておけば帰っていきます。

ゾロ目が出たらマンボウが打ち上げられます、海に返してきなさい。
尚ゾロ目が出る度に打ち上げられるマンボウは同じ個体です。

ただし、00が出た場合背筋に寒いものが走るでしょう。
白い何かが見えてしまう……かも。

どうぞ、油断されず良い夏を。

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でも毎年この調子ってことは、あの鮫も特別駆除されてないって事だろう?
一体何を考えて残してるんだろうな。
……いやジルは角もだけど怪我はないか。たんこぶとか。

(すあまは干し肉の存在に気づくとピンっと2本の尻尾を伸ばして受け取った。
 お礼にと言わんばかりに先程追いかけていた珊瑚を置いてにゃぁと鳴く。)
知性なら人間に近い知性はあると思うぞ? 喋れないけど。
YesNoで答えられるようにして希望聞いたりとかよくするし。
74
はいはい、了解。
(呼ばれて行った先で荷物を半分請け負った。
 どんなのがあるんだろうと軽く探りを入れながら戻って来る)

はは、余ったら夏が終わる前に店の前で花火してみるか?
マスターが許してくれたらだけど――おっと、今年もあったな。
ほらジル、前に店で話してたろう。シーグラス、この辺まだありそうだぞ。
(拾った半透明の石を手に、角は大丈夫だったか?と覗き込んだ)
(蹲ったまま、リノさんによしよしされている)
な、何ともなってなくて本当に良かったっす。
ちょっとじんじんするっすけど、これなら自然に治るっす。

妖怪って、カムイグラでも遭ったことはあるっすよ。
知性はあったっすけど、もしかしたらすあまみたいな猫も
いるかもしれないっすね。

(ラダさんが持っているシーグラスに目を輝かせ、じーっと
覗き込んではにっこり微笑み)
これが噂のシーグラスっすね!
ほんわかとした雰囲気で、光に翳したら綺麗そうっすね!
19
(立ち上がって一歩目を踏み出そうとしたら、いつの間にか
ヒトデが足にくっついていた)

ここ、海の生き物にとって過ごしやすい環境なんすかね?
(べりっと手で剥がし、そのまま海に投擲)

うぅ、また手を洗わなきゃいけないっすね。
それが終わったら花火楽しんで気分転換するっす!
そういや、俺もカムイグラで河童に会ったな。
まあ村にいたずらする河童を何とかしてくれって依頼だったんだがよ。
そん時は相撲を取って、キュウリやって村を襲わないようにしたんだったか。

あのサメも夏以外は普通に沖にいるのかもな。
で、夏になると浜近くに来る、と。
…なんだろうな。構ってほしいのかね。
(ごりごりとあごをかきながら木箱の中身を見る)
69
(ふと足元に綺麗な巻貝を発見した。よく見たが、どうやら中身はいないようだ。)
綺麗な巻貝だな、こいつはもらっておくか。

ジルは災難だったな。こいつらは油断ならねえから、気を付けような。
いつの間にか忍び寄られているからよ。

ふむ、手持ち花火に線香花火、いろいろありそうだな。
懐かしいもんだ、と言っても本当にガキの頃だが、仲間と遊んだ記憶があるぜ。
去年か一昨年に一匹捌いた気がするけど、まだいるのねぇ。
来年あたりになったら更に進化して頭が増えてたりして。

あら、くれるの?ありがと、嬉しいわ。
ふふふ、猫にプレゼント貰うなんて初めて。
(珊瑚を掌に転がしつつ、頭がいいのねとすあまに微笑んだ)
実はカムイグラから来てたりするのかしら?
……カッパが何なのかはよくわからないけどあんまり出会いたくはないわね。
99
(ザンッ!と海を割って二股頭のサメが飛び出した!)
……いやだわ、もう進化してた。
(素早く花火の箱を置いて太腿に括りつけていた投げナイフを抜き放つ。
 鮫の目玉をひとつ貫けばまたもんどりうって海に戻っていった)

まったく、情緒がないってもんだわ。
ラダは花火ありがと、気分転換に遊びましょっ。
(ごそごそと蝋燭を取り出して焚火から火を貰う。
 風向きに注意して設置すれば用意は万端だ)
カムイグラは遠いけれど、絶望の青あたりからは来てそうだなぁ。
ああいや、もう名前変わって静寂の青だったけ。
(ただでさえ度々乱入してくる肉食魚類の存在は、
 賑やかを通り越して辟易する声音を出させるようなものであった)

ほんとにな。
ただのガラス片のはずなんだが、こうして見るとえらく綺麗に見えるのが。
(不思議なものだと手の平で転がし、とりあえずテーブルの上へと置いておく)

……前言撤回。あれ魔種とかその配下とかなんじゃないか?
(今頭2つあったよな?見間違いじゃないよな?と)
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(すあまは暖かい焚火の傍で、干し肉にかぶりつきながら様子を見守っている)

おっと、今ので何かうち上がったみたいだぞ。
(ひょいと持ち上げれば何かの瓶、海水で洗ってみれば香水瓶のようだった)

こういうのばっかりならいいんだがなぁ。
――さて、どれからにする? あんまり音が大きくないのがいいんだよな。
あ、私これにしよう。
(取り出したのは火がつくと徐々に色が変わっていくタイプのものだ)
え、捌いたって……リノさん料理上手なんすね。
確かにヒレは高級食材っていうのは聞いた事あるっす。

成る程、海からやって来るって聞くとなんか浪漫があるっす。
実際、どうなんすか?
(すあまを覗き込んで聞いてみる)

あ、花火は僕もやるっす!
この細いのも花火なんすね、ちょっと気になるっす!
(線香花火を手に取った)
89
(足元にコツンと堅い何かが当たったのに気づき、掘り返すと中に
折りたたんだ紙のようなものが入っている密封された酒瓶だった)

わーっ!これ、いわゆるボトルレターってやつっすね!
僕、現物を初めて見たっす!
後で皆で開封してみないっすか?
(砂を払い、ラダさんのシーグラスの隣に置いてみる)

さて、花火に火を付け……あれ、これどっちに火を付けるっすか?
(線香花火を見て、首を傾げる)
鮫みたいな大物、捌くのは一苦労な筈なんだがな。
どうにも、ここいらの奴等は簡単に切れてしまうらしい。
頭が2つ…まあ、2つくらいなら進化した可能性もあるな。
どんな需要があって頭が生えたかは分からねぇが。
(月を眺めながら、水を一杯ぐいと飲む。)
59
(ふと足元を再度見やると、小さなカニがとことこと歩いている)
ふっ、この辺の海洋生物も、このくらいかわいきゃいいんだがな。
何故、毎度珍妙な奴等が出てくんのか…。

線香花火は、ひらひらの紙がある方を上にして
細い方を火につけるんだ。
小さいが、趣があるな。
うふふ、私料理なんてできないわよ。
その時はラダと一緒に捌いてね、他に居た料理上手な人に作ってもらったりしたの。
味は中々よかったわよ。
(ころころ笑って太腿のナイフをパレオで隠した)
魔種に関わるものなら本格的に駆除が必要かしらねぇ…。
面倒だわァ。

ここにあるものならそれほど大きい音はならないんじゃない?
私はコレにしようかしら。
(一見すると地味な、グレーの長細い花火を手にする。
 ゆっくりと蝋燭の火へ先端を近付けて)
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※花火の特別判定※
29↓の場合、あまり派手に火花が出ません。湿気っていたのかも。
30↑から89↓までは通常通り、美しい火花が夜に散ります。
90↑は不思議なことに、火花が魔法のように踊り始め長く楽しめます。

00は爆発します。
(しゅぽ、と火のついた花火の先端からぱちぱちと白い火花が飛び始める。
 色はなく、けれど細やかな火花がいくつもいくつも咲いては消えて)
あら、中々綺麗だわ。
このくらいなら可愛いものなのにね。

さぁ、花火で遊びつくしちゃいましょ。
その後寝床でゆっくりボトルレターを開封、なんて素敵じゃない?
私も料理って材料捌いたり刻むまでだな。味付けとか焼きとか技術いる所って全然で。
ああ、鮫って結構おいしかったよな。でもだからって頭は一つのやつがいいなぁ。
頭が2つ以上あると何か体に悪そうな感じがしてさ。

(質問が自分に来るのは予想外だったか、すあまはジルを見上げて数度瞬くと
 耳をパタパタさせながら思案した後、ぅぁん、なぅぉぅと鳴きだした。
 意味は、当然分からなかった)

お、中身がちゃんと読めそうなやつか。返事を書けると面白そうだが、どうだろうな。
(そう言いながらさくっと花火に火をつけた)
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……え、あれ。湿気てたのか?
(火はあっさりついたものの、肝心の火花があんまり出なかった。
 試しにもう一度火にかざしてみるも、もう火すら点かない有様。
 横目にリノの花火を少々羨ましそうに見つめ)

海風の影響かな。仕方ない、再チャレンジだ。
(というわけで同じ種類の、湿気てなさそうなのをごそごそご漁りだした)
(すあまの回答?にふむふむと頷き)
ありがとうっすよー。
嫌いな話題ではなかったみたいで、ホッとしたっす。

僕は薬草を刻んだり磨り潰したり、トカゲを捌いたりは
できるっすけど、この大きさになると骨が折れそうっす。

寝る前の楽しみがまた増えたっす!
ボトルレターは一体どんな事が書いてあるんすかね?

亘理さんはご指導感謝っすよー。
ひらひらが上で、細い方に火を付けて……っと。
(そーっと蝋燭の火に線香花火を近づけて)
29
あ、あれ?途中から火が付いちゃったっす。
先っぽが湿気ちゃって……あーっ?!

(先端には上手く火が付かず、少しだけパチパチッと
火花を出した後、先端部がボトリと落ちてしまった)

少しだけ出たパチパチが、本来の火花っぽいっすけど
これは後からもう一度チャレンジしたいっすね。
(線香花火の湿気てそうにないものをごそごそ探し)
ふむ、この花火、割と湿気った奴が多いのかね。
まあ管理はしっかりしとかねぇといけねぇから
誰を責める、なんてのは無しだがよ。

すあま、今のこちらの言葉を理解して返事したんだよな。
…まあ、今更だな。不思議な事はいくらでもこの世界には有るしよ。

(箱の中に入っていたヒモが何重にも輪になった花火を取り出す)
さて、ネズミハナビはどうかね?
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(蝋燭の火にかけ、地面に放る。すると鮮やかな火と
共に激しく回転し、終わりにパン、と軽い破裂音がした。
…わずかに飛び回ろうとしたような気がしたが…)
お、こいつはちゃんと火が着いたな。
こういう回転系、好きなんだよな。
うーん、去年のが混ざっちゃったかしら。
季節物だし、うっかりしてたわ。
(あまり火花の出がよろしくないふたりに肩を竦める。
 しかし見た目だけでは判別しようもない)
まぁ、運試しみたいなものだと思いましょ。

あの大きさの鮫は捌くのも大変だったわねぇ…。
あぁでも鮫皮はそこそこ良い値段で売れたわ、その点だけは良かったわね。
もしまた捌く機会があったらジルも一緒にやりましょ。
(勢いよく回転して走り回るねずみ花火にきゃっ、と小さく声を上げた)
すごぉい、元気がいいのが当たったわね。
私も次、センコウ花火っていうのしてみようかしら。
72
(吊り下げた線香花火の先端が赤い球体を作る。
 パパッ、パパパッと音を立てて細やかな火花が暗闇に散って)
あら、これも綺麗ねェ。
花火によって随分火花の出方って違うから面白いわ。

(しばし目を楽しませた後、ぽとりと先端部は落ちていった)
……これ、沢山束ねたらもっと長くならないかしら?
(こちらこそ、と礼を言うようにすあまはひと鳴きすると
 再び干し肉にかぶりつきだした)

まぁ、すあまは言葉は分かるけど話せないからな。
どうも時々挑戦してるみたいだけど、うまくいった試しはないよ。

あれ、ジルの花火もか。
去年のが混ざってたか海風でやられたか……まぁ運が悪かったな。
サッと湿気をとる方法とかあるといいんだがなぁ。

(鮮やかに火の咲く2人の花火を横目にうーんと考える)

よし、試しにリノの言うようにいくつかまとめてやってみるか。
同じ種類のをまとめた方がいいよな。
1
へぇ、鮫の皮って売れるんだな。しかも結構値段が良いと。
いつか文字通りの一網打尽にして、小遣い稼ぎするのもアリかね。

(そんな事を言いながらも、いそいそと先程と同じ種類の花火を3本束ねる。
 これだけあれば間違いないだろう、そう思ってと早速火を点け海へと向けた。
 火の勢いが上がるのならば、全く人のいない方を向けるべきだと考えたからだ)

………おい、嘘だろ。

(だが全ては杞憂だった。火はまともに上がらず、白い煙を海風が浚うばかり。
 思わず見合えた夜空だったが、あいにく月は雲の陰だった)
ありゃ、ラダさんのもハズレだったっすか。
考えようによっては、当りが出るまでくじ引きをずっと
楽しめるっていうのも宝探しみたいで楽しいっすよ。

鮫の皮は装飾にも使われるし、カムイグラでは香辛料を
すり下ろす道具としても活用されてるみたいっすね。
歯も立派な武器の材料っすし、ヒレも食べれる……って
考えると狩ってみたくはなるっすね。

おおー。こんな花火があるんすね。
これは見てて楽しいっす!
(くるくる回るネズミハナビを楽しそうに眺め)
そして線香花火、こういう風になるんすか!
僕もまた試してみるっす!
(リノさんの線香花火を見て、自分も続こうとする)
83
(今度の線香花火は当りのようで、パチパチ火花が出る。
細かく出る火花に、ほぅっと溜息が出て微笑みが零れる。
やがて火花は落ちることなく消えた)

これは情緒があるっすねー。
さっきは火花が落ちてしまったから、慎重にした甲斐が
あったっすね。
ネズミ花火な、ガキの頃は花火で遊ぶ時の定番でな。
…そういや、これもふざけて投げつけてきた奴がいたな。

鮫肌、と言うくらいだからな。おろし金代わりになるくらい
ザラザラしてるんだな。流石に使った事はねぇが。
牙も抜けたらすぐに生え変わるらしいしな。
…そう考えると、狩りに進化してるんだな。
飛んでくるのも当然か。
(箱の中から棒状の花火を取り出し、火を付ける。)
97
(オーソドックスな花火、最初はシューと音を出して
黄色の火花が吹き出している)
お、こいつは普通についたな。…ん?
(その内に鮮やかな赤、緑、と色が変わり、三色が
渦を巻きながら火花が散る。)
…綺麗だが、何故か不思議な光景に感じるな。
それにこのサイズの花火でこんなにカラフルに…?
まあ、いいか。
やだ、目くらましでもしようとしてたの?
ふざけるにしてはちょっとオイタが過ぎるわねェ。
(目潰しは砂でも充分なのに、と肩を竦めて。
 やっぱり湿気っているラダの花火に運がないわね、なんて苦笑した)
それに比べてヨシヒロの方は調子良いじゃない。
綺麗な火花……ほんと、常々こんなに色が変わるのが不思議だわ。

良い値段だけど皮剥ぎが大変だったし、そこの労力と見合うかが問題かしら。
丸ごと売っても良いけど、その分値段は落ちそうだし……。
……あの皮、料理道具の材料にもなるの?カムイグラってほんと不思議なところね…。
(箱を眺め、少し考えた後に置き型タイプの花火を手に取った。
 やや離れた位置に置き、マッチの火を付けてから素早く離れる。
 ついでにジルとラダを盾にした)
94
(火薬に火が点いた途端、噴水のように火花が噴出した)
あら、まぁ。

(吹きあがる火花がカラフルに色を変え、砂浜を明るく照らし出す。
 風もないのに踊るように火花が舞い上がり、落ちていく輝きはまるで光の滝のようで。
 ……最後の最後、軽く爆ぜる音と共に小さなパラシュートが打ちあがった)
すごぉい、こんな当たりも入ってるのね。
サメの皮で香辛料を。海の傍だとそういうのもあるんだな。
魚の皮で何かをすり下ろそうだなんて、砂漠じゃ思いもしない話だ。

しかし身だけでなくヒレまで食べるとは。
大して肉もついてなさそうだったけど、美味しいんだろうか。
(珍味の類だろうかと小首を傾げ)

花火でふざける奴、1人いたりするよな。
大体が怒られるまでがセットなんだけども。
――お、こりゃすごいな。個人向けの花火でも結構大きいのもあるんだな。
うーん、私も次は線香花火してみるか。
(ごそごそと同じ種類の線香花火を2つ引っ張り出して火をつけてみる)
69
やった、こいつは湿気てないみたいだ。
(火のついた線香花火は程なく丸くひとつにまとまると
 1本の時よりは激しめにぱちぱちと火花を振りまき始めた)

ああ、でもこれすぐ落ちそうで結構緊張するな。最後まで――あっ。
(ほんの少し手が動いてしまった瞬間、ぽとりと落ちてしまうのであった)

でもやっとまともに花火ができた気がする。
線香花火、見た目はシンプルだけどやってみると結構面白いな。
長持ち勝負とかできそうだし。
花火をぶつけたら危ないっすよ?!
安全に遊ぶのが一番っす。

海と陸の生き物は体の構造や機能が全然違うっすし
中々思いつかない生物も沢山いるっすね。
だから、素材の使い方も色々っすねー。
……っと、これはすごいっす!
(リノさんが火を付けた花火の豪快さに、目をキラキラ。
勿論盾にされたことなんて、本人は全然気がついていない)

僕も珍しいやつを火を付けてみるっす。
……ところで、焦げたクッキーみたいなコレは何っすかね?
(手に取った黒い花火を手に取ると、浜に置いた後にマッチで
火を付けてみた)
24
(マッチを近づけると、少しだけ煙が出た後に
黒い花火の一部がもりっと隆起しただけだった)

……何だったんすか、これ?
こう、ぶわーっと何かなるのかと思ったっすけど
多分湿気てるのもあって、凄く地味だったっす。
冷めたら割ってみて、構造調べてみたいっすね。
あー…、ジルのそれはへび花火じゃねえかな。
確か普通ならその黒いのがもう少し伸びたんじゃねえか。
…多分、火は出ないだろうがよ。

ま、花火でふざけていいのはガキだけさ。
大人でやったら怒られるだけじゃ済まねえからな。

さて、ならこんな奴はどうだろうか。
(筒状で土台がついた花火を地面に置き、導火線に蝋燭を近付ける)
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(シューっと音を立てて花火が吹き出す。カラフルに変化しながら
最後はじゅっと強く吹いて止まる。)
おお、普通に花火だったな。これが失敗だったら
飛んでいっていたかもしれねぇが。
…なんとなく、奴の気配がした気がするが、気のせいかね。
へび、花火…?
へびなの、コレ……?煙の色も変わってるのね…。
(ほとんど燃えなかったへび花火だったろうものを見詰める。
 度し難い、とでも言いたげな顔)

蛇といえば、蛇皮は時々とってたりしたわ。
綺麗な柄の蛇だと良い細工物になったりするし、アレは悪くなかったわね。
蛇胆も良い値で売れたし、懐かしいわァ。

(華やかに火花を散らす義弘とラダの花火に目を細めて見入る。
 綺麗だわ、と穏やかに微笑んで)
大きく火花を散らすものも小さいものも、別の趣きがあっていいわねェ。
私もラダの真似しようかしら。
(線香花火を1本……少し考え、3本引っ張り出した。
 こよりのようにまとめて火を灯してみる)
39
(火の灯った線香花火はあっという間に赤い球体を形作る。
 3個分の火薬がバチバチとやや派手に火花を散らして)
流石にまとめてみると大きくなるわねェ、楽しいわ。
あ、あ、でもすぐに落ちちゃいそう。バランスが難しいわね…。

(なんとか手を動かさないよう、慎重に扱うもほどなくしてぽとりと落ちていった)
やぁん、もう少し長く持てばいいのに…。
綺麗だけど儚いわねぇ……、そこが良いんだけれど。
光を楽しむ以外の花火もあるんだな。
しかし……なんか、なんとも言えない結果になってしまったな。
(蛇とも何とも言えない形状のものを見やる。
 これが綺麗に伸びたら、蛇皮のようなきれいな模様でも浮かぶはずだったのだろうかと)

もしかしてジルって、構造分かったら花火も作れたりするのか?
好きな色や火花の花火を作れたら楽しそうだな。

蛇皮といえば小物なんかでよく見かけるが、自分では持った事なかったな。
けど同じ柄のものがふたつとない、と思うとちょっと欲しくなってしまうよな。
(ごそごそと箱の中を漁り、再び線香花火をひとつ取り出すと)

な、せっかくだし線香花火を誰が一番長持ちさせられるか勝負してみないか?
17
(そう言って早速火をつけてはみたものの、何とまぁ間の悪いこと。
 またも湿気たものを引き当てたらしく、ろくに火花も上がらぬままに
 ぷすんと火は消えてしまった)

……え、あ、あぁー……湿気たのがある状態だと勝負以前の問題だったかな。
こんなことならもう1回何本かまとめて火を点ければよかった。
ヘビ花火っすか……?
もしかしたら、成功したらもう少しモコモコって伸びたり
するんすかね。
花火は作れるかどうかは分からないっすけど、一応錬金術を
こっちの世界に来てから囓ったんで、何が入っているかとか
調べられるかもしれないっす。

本物の蛇は捕獲が大変っすけど、身は結構美味しいっすし皮も
リノさんが仰った通りに良い値段で売れる時はあるっす。
胆や毒は薬の材料になる事もあるし、場所によっては抜け殻も
縁起物として売れることがあるっすから、本当に捨てる場所が
無しっすねー。

お、線香花火で勝負っすか?
僕も参加するっす!
さっき成功したっすし、僕ももう一度やってみるっす!
17
あれ、これもしかして湿気て……ってうぉあっ?!
(線香花火が湿気ていた為に火の付きが悪かった上に
足元にナマコがやってきて集中力を乱した為に火花が
直ぐにぽとりと落ちてしまった)

……なんというか、ついてない事の連続ってあるんすね。
ということで、僕脱落っす。
いや、へび花火はずっとこんなんだぞ。もこもこ火薬?が伸びるだけだ。
俺が知っているものと、こちらのものが同じならな。
蛇か…さすがに食べたことは無いな。皮はいろんな細工で見たし、
抜け殻は金運のおまもりって言ってったっけか。

さて、じゃあ俺も一つ運試しと行くか。
適当に…こいつにしてみるかね。
51
(燃え盛る、だが小さい火花をじっと見つめ、揺らさないように扱う。
 火花はその後ポトリと落ちたが、何となく皆より長かったようだ。)
お、こいつは、微妙だが俺が一番長かったんじゃねえか?
小さな勝負事だが、勝つのはやはりうれしいな。

こうしてのんびり花火ができるだけでも、幸せもんかね。
…今回は奴の襲撃もなかった気がするしよ。
もこもこ、と…。
うぅん、やっぱりあまり良さがわからない花火ね…。
それでも花火として確立されているなら好む人も多いのかも。
(ラダの提案にいいわね、と笑ってまた線香花火を手にとった)
材質が分かれば作れそうなものじゃない?
そしたらもっと長持ちする線香花火も作れるかも、ね。

蛇、美味しいわよ。機会があったら食べてみると良いわ。
大きいものだとちょっと味の保証はしかねるけど。
でも大きいものの方が皮がたくさんとれるのよねェ。

(ラダとジルが敗退していくのを眺めて笑う。
 私とヨシヒロの一騎打ちかしら、と)
ふふっ、負けてられないわね。
13
(火を灯した瞬間、燻る煙に敗北を悟る)
あ、やだコレ湿気っているやつ?
やぁん、全然火花が出ないわ。
(ぱち、ぱち、とまばらに火花を吹いた紅球は数秒と持たずに落ちていった。
 溜息を吐いて肩を竦める)
もう、次はもう少し花火を選別すべきね。
それはそれとして優勝はヨシヒロよ、おめでとう。

さて、勝者には勝利の美酒が必要ね。
そして残念賞にもおいしいジュースがあった方が良いかしら?
(笑い、また新たな木箱を引っ張り出してきた)
今夜、最後の一杯はとびきり美味しいものにしましょ。
ひと夏の締めくくりよ。

(その夜、密やかな笑い声が響き渡る。
 食べて飲んで語って、夜を味わいつくしただろう。
 明るい月ばかりがその先を知っている)

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