ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
月見酒の縁側
深緑まで足を運び、新たにしつらえられた住まいへ足を踏み入れる。実のところ、ここまで足を踏み入れるのは初めてだ。
今日ここに来たのはほかでもない、クロバさんに会う為。奥へと向かい、扉の前に来たところで、足がすくむ。
───いまさら、どんな顔をして会いに行けばいいのだろうか。
共に歩むと誓った大事な人が居ながら、私はあの時、己の命を使ってでも、事をなそうとした。
親友の為に、命を懸けたところで、精いっぱいだったというのは理由にならないというのに。
それでも、私は、向き合わなくちゃいけない。謝らなくちゃ。意を決して、木製の扉を敲く。一度、二度。
「クロバさん、いらっしゃいますか?私です……シフォリィです。今日は、貴方に、話があってきました」
今日ここに来たのはほかでもない、クロバさんに会う為。奥へと向かい、扉の前に来たところで、足がすくむ。
───いまさら、どんな顔をして会いに行けばいいのだろうか。
共に歩むと誓った大事な人が居ながら、私はあの時、己の命を使ってでも、事をなそうとした。
親友の為に、命を懸けたところで、精いっぱいだったというのは理由にならないというのに。
それでも、私は、向き合わなくちゃいけない。謝らなくちゃ。意を決して、木製の扉を敲く。一度、二度。
「クロバさん、いらっしゃいますか?私です……シフォリィです。今日は、貴方に、話があってきました」
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
深緑内の自領に仮住まいを構えたクロバは自室にて大きなため息をついた。
「……まったく、バカだよなどいつもこいつも」
”彼女たち”の感情も理解できる。
ただ――それでもし帰ってこれなかったらどうなる?
置いて行かれるこっちの気持ちを考えたことはあるのか?
つい、そんなことを思いしばらくシフォリィですら少し距離を取ってしまっている日々が続いていた。
まったく馬鹿だよな……俺含めて。
そんな黄昏ていた時、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
(シフォリィとの1:1RPスレです。該当PC以外の発言はご遠慮ください)