PandoraPartyProject

ギルドスレッド

異界奇譚

小さな小さな歓迎会

用意されたのは丸テーブル。特別大きくないが、三人が囲むには十分だろう。
並ぶのは街で買ってきたばかりらしいティーセットと茶菓子。
無表情で小さな少女は、迎え入れた新たな仲間達へ、歓待の意を示したいらしい。

ささやかで特別なものはなにもない茶会の席で。
少女は残る席が埋まるのを待っている。



※のんびりお茶を飲みつつRPです。メタ発言はご遠慮ください。
互いのことは知らない同士、ゆっくり親交を温めましょう。
低速進行の為3月末に終了します。

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(椅子に座り、ティーポットに茶葉を入れている。あまり手慣れてはいない挙動だ)
ごきげんよう、エクスマリア様。
この度は歓待の席を設けていただきまして、心から感謝いたしますわ。
(黒を基調としたドレスに身を包んだ姿でその場に現れると、たおやかな所作で一礼。
そして茶を淹れるその様に手慣れていない様子を感じ取りながらも、微笑みを称えながら空いている席に腰を下ろす)
こちらこそ、来てくれて有難く思っているからな。
茶と茶菓子は揃えているから遠慮なくな。
こういった席を設けるのはあまり経験がない故、拙いのは済まないが
(そういいながら、無表情ながらおっかなびっくりな様子でカップに紅茶を注ぎ)
ふふ。そういったことはあまりお気になさらずとも良いのですよ。
始めは誰しもが慣れないものなのですから。
ゆっくりと、丁寧に。そしてこの度の出会いを祝う心と共に淹れて頂けたのなら。
それだけで、わたくしは十分にそのお紅茶を楽しめますわ。
(あるていどの心得はあるものの、主催の顔を立てる意で手伝うことはなく、
しかし急かすこともなく穏やかなまなざしでその姿を見つめている)
そう言ってもらえると有り難いな……と、よし。
(茶を淹れ終え、ベネデッタへ差し出し)
手順は合っていたし、茶葉は悪くないはずだ。
(差し出されたティーカップを口に近付けると、香りを楽しみながらやがて一口)
……ええ、美味しいです。
確かに、よい茶葉を使われていますわね。
あとで銘柄を教えて頂けませんか?とても気に入りました。
ああ。出遅れてしまいました。すみません。
(騎士、あるいは王子然とした少年は白い息を吐く。
まるで極寒を引き連れたような様子だが周囲に影響はなく、湯気は揺蕩うまま。)

――あなたは。はじめて顔を合わせますね。ヒュプノ・スノウ・クリスタルといいます。
(「礼儀作法」は持ち得ている。のだが。どこか上っ面のようにも思える。
心を込めるところまで含めて礼儀というなら無礼と取れる。悟るかは人次第だろう。
ともあれ、ヒュプノは両者に向けて他愛のない挨拶として、一礼を終えた。席に着く。)
なに、謝るほどでもない。ちょうど茶を淹れられたところだ、ヒュプノも飲むといい
(紅茶を注いだカップを差し出し)
さて、改めての挨拶としておこうか。
マリアはエクスマリア=カリブルヌス。
一応はこの場の主ということになるが、まあ気にしないで良い
ベネデッタ、ヒュプノ、よく来てくれた。心ばかりだが、歓迎しよう
あら。はじめまして、美貌の騎士様。
あなた、とても不思議……ふふ、そうね。空気、雰囲気かしら?
ええ、ええ。まるで、冬をお供に連れているかのよう。
(新たに訪れた騎士を前にして、その振舞いには何を思ったか。
不躾と言えるそんな感想を正直に述べれば、意識して被っていた淑女然とした仮面はどこへやら)

なんて、少しはしゃいでしまいましたわ。
礼節に疎い小娘ゆえ、どうかご容赦を。
(相応の少女として笑みをひとつ零せば、佇まいを正し)

改めまして、御二方。わたくし、ベネデッタと申します。
昔は貴き姓を持つ身ではありましたが、過去と共に今は遠き彼方の世界に置いてきました。
エクスマリア様が既にそうされていますように、気軽にベネデッタとお呼びください。
どうも。……何度見ても、液体とは不思議なものです。
(凍てついた個体しか知らぬ極寒の民は手に持ったカップの中身を見つめる。
本当に不思議と思っているか?と問われれば、NO。興味もまた感情ゆえに。)

お褒めに預かり光栄です。ええ。故郷を連れてきてしまいました。
(芯まで凍りついた、透き通らない氷晶にも似た目がベネデッタを見据えた。)
皆様を寒がらせることはありませんが。――どうぞ楽になさってください。
僕もこのような姿ではありますが単なる剣士です。(一拍。思考の間を置いた。)
……かつては、王族ではありましたが。(共通の話題を繋げ広げるのが、雑談。)
気に入ってもらえて何よりだ、ああ、店主の勧めで選んだものでな。
あとで店の名を教えておこう
(ベネデッタにそう応え)
故郷を共に、か。それは羨ましい話だ
……ふむ、王族。旅人には多様な世界のものが居るが、
王や貴族といった形式はどの世界も割合共通しているのだな。
ふふ、ありがとうございます、エクスマリア様。金色の髪の愛らしきお方。
これでまた、日々の楽しみが増えましたわ。
(上機嫌に礼を述べると再び紅茶に口をつけ、その香りを存分に楽しみ――それからゆっくりとティーカップを置けば、エクスマリアの言葉に反応して)

――如何に多様な世界であっても、人間としての姿形が大きく変わらないのであれば、育まれる文化や文明が大きく違ってしまうことはないのかもしれませんわね?
そこに権力、といった要素が加われば、ええ。尚更に。
(かつての世界を思い出したらしい。含みのある言葉を最後に、一拍おいて)

騎士様は……ふふ、いえ。
ヒュプノ様とお呼びしましょう。折角の綺麗なお名前ですもの。
ヒュプノ様の世界では、こういった紅茶などの嗜好品はあまり嗜まれないものだったのですか?
(冬を連れてきた姿から、その背景にある世界が寒さに包まれたものであろうことは察してはいるが、しかし紅茶に馴染みがない世界というものが想像し辛いようだ)
……こちらほど複雑な……、権力争いのあるものではありませんでしたが。
(暫くしてようやく、ほんの少量を口内に流し込んだ。長く飲んだような錯覚。
胸の位置まで上げたソーサーにカップを置いて。幻想貴族に思いを馳せる。)

私は。元々は。食事も。眠りも。必要としませんでした。
住む人々も。特に何も。食べることはなく。眠ることもありませんでした。
することがないので。目を閉じて動かない人は。いたと思いますが。
(大抵の旅人は、混沌に来れば一般的な生物と同様の特徴を持つ。
生理現象をもたなかったものに生理現象が与えられる。ヒュプノもまた。)

(自らの世界について話すことは、まだ学習途上。
淡々と零す言の葉はシャラリシャラリと鳴るような、細かな氷片たちのよう)
食事も睡眠も不要、それが当たり前の世界か
それはなんとも、変化の少なそうな所だな……茶の味はどうだ?
初めて口にするのであれば、良し悪しも無いかもしれんが
(訪ねながら、己の分の紅茶を一口。次いで茶菓子のクッキーを一枚摘み)
まあ、まあ。食べることもしなければ眠ることもない人々、ですか。
(両手を合わせ、少女らしく、しかし気品を損なうことなく驚きを顕わにする)

それは……ええ、わたくしには想像もつかない世界ですわね。
必要としないのであれば、求めることもない……
つまり、欲求そのものもまた希薄、ということでしょうか?
考えれば考えるほど、興趣が尽きないお話ですこと。
(自分の知らない世界、想像もできない文化に対して、それはそれは楽しそうに、嬉しそうに)

ならば、そんな世界で生きていたヒュプノ様がその紅茶にどのような感想を抱かれたか。
ふふ。わたくし、とても気になりますわ。
(エクスマリアの言葉に続くようそう言った彼女の瞳は、きらきらとした好奇心に彩られていて)
(表情を1つも変えないヒュプノは突然、人形のように静止してしまった。
考え込んでいるうちに話が進んでいたとしても気にしなかっただろう。
待たせてしまう懸念がどこかにいってしまうほど、考えてしまっていた)

……すみません。形容する言葉を持ちません。
私にはまだ、知らない事が多すぎます。例えば、あなた方の当たり前……。
変化を知り、欲求を持つ人が何を思って私を見るのか……。
それが分からなければお話できないことがあるようです。
(結局、人間らしさは放棄して、客観的に自分を分析した結果を話した)
なるほど、完全に未知なのだな。ひとまずは、今口にしている感覚を覚えておくといいだろう。
味と香りは、この先数え切れぬほど触れる機会があるだろうからな

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