PandoraPartyProject

ギルドスレッド

森の洋館

クウハの部屋

屋敷一階にある、館の主・クウハの自室。
ベッド等生活に必要な物は一通り揃っており、綺麗に整理整頓されている。
棚にはドラネコのぬいぐるみが飾られ、他にも親しい者たちからの贈り物が大切に保管されている様だ。

偶に子供霊達が勝手に入り込んでいる事がある。

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まあな。
だが、気に入らないと突き返される場合もないわけじゃない。
オマエにゃそんな心配してねェけどよ。

中には悪戯好きな双子もいるけどな?
だが、そいつらもいいコだ。みんな可愛いよ。
永遠に一緒にいられたら、と思うこともあるが人間には酷だろうしな。
生きていてくれる間だけでも、出来るだけ長く一緒にいたいのが本音だよな。
普通の人間だって贈り物を突き返したりしませんよ。
それに僕は贈られたり贈ったりする側にはなかなかなれなかったものですので。

おや、悪戯は昔よくお部屋を借りていた妖精さんの家で喰らっていたので耐性はありますよ?
本当にたくさんの家族に囲まれていて羨ましいですね。
生きていてくれる間だけでも……そう、ですね……。
(気を落としたように俯いて、笑った)
……そう落ち込むな。
しかし、そうだな……。
ハンナは兎も角、オマエの彼女サンなら人を外れて永遠を生きる事になっても耐えられるかもしれねェよな……。
ルチアさんは強い人ですからね。きっといつまでも変わらず凛と生きてくれるとは思います。
でも、彼女に人の道を外れて一緒に生きて欲しいなんて、願えません。
僕は彼女の幸せを、何より一番大切思ってますから。
ルチアさんが人として生きるのが幸せなのなら、僕はそれを受け入れなくちゃいけません。
……なぁ、鏡禍。
その「人として生きるのが幸せ」ってのは、彼女サン本人の口から聞いたのか?
オマエと死に別れる事になっても、人として生きて死にたいって?
それは……確かに直接聞いたわけではありません。
僕の勝手な予想ではあります。
でも普通はそうじゃないですか。だって人間なんですもの。
僕らの考えとは相容れないんです。
さぁて、分からんぞ?
そもそも普通の人間なら、妖怪と恋仲になろうなんざ考えねェだろ。
だが、オマエの彼女サンはオマエを選んだ。
その時点で普通じゃない。
彼女サンに一度聞いてみな。
会話だって生きてる間にしかできねーんだ。
愛した女の事なら何でも知りたいと、そう思わねェか?
知りたいです、けど……。
(言いにくそうに口ごもってから)
こういうと笑われるかもしれませんが、怖いんです。
知って、自分の思い描いていたもしくは予想していたものとは全く違う答えが返ってきて、それが僕にとって望まない答えであるかもしれないことが、怖くて。
笑うわけねェだろ。
愛した女と自分の望みが違ったら?
あぁ、確かにそりゃあ怖いな。
だが、本心を確かめる前に悲嘆にくれて縮こまっているよりはマシだろうさ。
違ったら違ったで、踏ん切りをつける切っ掛けにするも良し。
諦めきれねェなら意地でも説得する方法を探すも良しだ。
どうするかはオマエ次第だぜ、鏡禍。
うぅ……ありがとうございます。
こんな情けないこと言ってるのに笑わないでいてくれて。
聞けるかどうかは、わかりませんけど……後悔はしたくはないなって、思います。
ふ、礼言われるようなことじゃねーよ。
俺はただお気に入りの同胞と楽しく話してるだけだからな。
ふふっ、もうクウハさんったら。
嬉しいこと言ってくださるんですから。
正直意外でしたけどね、種族もあるとはいえ僕みたいな気が弱いのがクウハさんに気に入られるなんて。
別に意外って事もないだろ。
ただの腑抜けならいざ知らず、オマエは真面目で優しいし、気弱に見えて芯は強い。
そういう奴は好きだぜ、俺は。
外見もあってつい「可愛い」って言っちまうが、俺なんかより余程カッコいいだろ。
えー、そうですか?
あんまり自分の芯の強さとか、わからないってのもあるんでしょうが。
真面目でかっこいいのはクウハさんの方だと思ってました。面倒見もいいですし。
僕にはないものでいっぱいです。自信もあってしっかり立ってるところも憧れます。
バァカ、俺は真面目じゃねーよ。
気紛れに好きな事を好きなようにしてるだけだ。
責任感も何もあったモンじゃ無い。
自信がまるで無いわけじゃないが、強がってるだけの時もある。
俺が立ってられんはオマエや周りの奴らが支えてくれるお陰だよ。
感謝してるぜ。いつも有難うな。
ぼ、僕そんな感謝されるようなことは何もしてないと思うんですけど。
ずっとずっと自分のやりたいようにできる意思があって、ちゃんと立っていられて、いいなって思ってるのに。
僕の方がよっぽど助けてもらっているんです。自分の感性を理解してもらえて、独りぼっちじゃないんだなって思えることだどれだけ安心したことか。
それこそお互い様だろうが。
オマエがいてくれる事が俺は心の底から嬉しいんだ。
改めて口にすると照れくさいけどな。
そんな、僕、クウハさんに何もできてないのに。
あぁ、そういえば僕のこと全然話せてないような気がしますね。
僕の名前が本当の名前じゃないってことも話してませんでしたよね。
ん?そうだな、初めて聞く。
妖怪だってのに人間みてーに苗字がある時点で奇妙だとは思ってたが。
俺と同じで他人から名を授けられたクチか?
あ、クウハさんも誰かから名前をもらったんですね。
僕もそう……というより正確に言えば僕を見つけた人間の名前をそのままもらいました。
無警戒だとは思いませんか?明らかに怪しい存在に自分の名前をそのままあげちゃうなんて。
昔会った人間の女にな。
自分の名前をそのままとは確かに無警戒だ。
余程のお人好しか、考えなしか……。
そのまま成り代わられても文句言えねーな。
両方だと思いますよ。僕を見つけた時、彼女はまだほんの小さな子供だったんですから。
多分そのまま丸っともらったら成り代わることもできたと思うんですけど、純粋さに悪い気がしてしまって。
だから僕は水月鏡『禍』なんです。自分自身を表す一字を当てました。彼女は『花』でしたよ。
子供ってのは時々妙に鋭い。
もしかするとソイツの目には、オマエの善良さが混じり気無しに見えてたのかもしれねェな。
「花」を「禍」に変える辺りがオマエらしいよ。
いやぁ、鏡の中で呻いてるだけの僕に善良さのかけらもなかったと思うんですけどね。
よくもまぁ声かけたと思ったものですよ。
ともあれ名無しの僕はそうやってこの名前になったんです。
妖怪仲間からはずっと『鏡の』って呼ばれてましたからね。……いや、ダーリンって呼んでくる風変わりな子は一人いましたけど。
お人好しってのは困ってる奴を見ると無条件に助けたくなるらしいからな。
成り代わろうとしなかっただけ妖怪の中じゃ善良な方だろ。
しかし、ダーリン。ダーリンなあ。
そりゃまた熱烈な……。
確かに……その時はなんとなくやめようぐらいでしたしそれでよかったとは思うんですけど、力を多少奪っただけで成り代わらなかったのは今となっては不思議ですね。
それを善性と称されるのならきっとそうなんでしょう。

熱烈というか激烈というか……僕からしたらやばいストーカーですよ。
不思議の国のアリスの物語を知ってますか?
不思議の国のアリスは知ってるが……。
なんだ、白兎のオマエを追いかけ回す気狂いアリスなのかソイツは。
もっと質が悪いです。
見た目だけなら可愛いアリス。白兎のぬいぐるみにイカレた帽子を被った女の子。
その内面は我が儘で自分が言うことは絶対のハートの女王、ですよ。
あー…。
俺の妹分も多少似た様な部分はあるが、まだ可愛らしいモンだしなあ。
自分のモノにならないなら首を刎ねるとか言ってくんのか?
いいえ、自分のものにならない要因や気に入らないものの首を刎ねます……。
僕には本当に危害を加えてこないんですよ。
滅茶苦茶タチ悪ィなソイツ……。
つーかそれ、ルチアがヤバくねーか?
ヤバいん、ですよね……。
彼女こちらの世界に来てて、恋人がいることは知られてしまいましたから。
彼女なりに考えがあるのか別に今のところ何もないんですけど、このままの保証はどこにもないですしね。
マジか……。
常にファミリアーでも傍に置いとく方がよくね?
本人には過保護だって言われそうだけどよ。
ファミリアー、それちょっとありかもしれませんね。
ルチアさんは強いからきっと大丈夫だって、一緒にいることも多いし、なんて思ってましたけど何かあったらちょっと耐えられる気がしません。
だろうなあ……。
万が一ルチアに何かあったら自己嫌悪に沈んで帰ってこなくなるのが目に見えてる。
後は…教会に結界でも張っとくか……?
お恥ずかしながら何一つ否定できません。
こう言い切るのもどうかと思うのですが僕ルチアさんがいない世界で生きていく自信がないので。
教会は神聖な場所ですしそれ自体が結界な気もしますけども、うーん。
基本的にはそうだよな。
悪意がある奴を弾く様に出来てりゃいいが。
因みに俺は教会はあんまり得意じゃねェ。
妙に浄化される気分がする。
あ、そうなんですか?
そういえば僕は教会そんなに苦手ではないんですよね。
そりゃ聖水とかぶっかけられたら嫌ですけど。
嫌ってわけじゃないが微妙に苦手なんだよな。
聖水ぶっかけられんのは普通に嫌だ。
存在が灼ける。悪霊だしな。
まぁ悪霊ですものね。
むしろ普通に教会に入り浸ってる僕のが異質かもしれないです。
でも聖水かけられて辛いのは僕自身よりもやっぱり手鏡なんですよね。手鏡を聖水に浸されたら体調不良じゃすまないと思います。
手鏡の方が本体とかそういう話か?
確かに鏡に手を出される方が辛そうだな.…。
うーん、実はその辺り自分でもよくわからないんですよ。
クウハさんは最初から肉体を持った幽霊なんでしたよね?
俺は気がついたら肉体あったな。
出自は自分でもよくわからん。
元からこうって訳じゃないんだろうが……。
自分で言うのもなんですけどクウハさんも謎が多い悪霊ですよね。
僕はこっちに来てから肉体を得た感じなので、この体と鏡とどっちが本体かと言われると難しいんですよね。
鏡が傷ついたら僕も痛いですし、逆に僕が傷ついている時に鏡にひびが入ったりしてますし。
謎だらけではあるんだが、不便かっつーとそうでもないんだよな。
どっちも本体っつーより、鏡に縛り付けられて性質が固定されてるってのに近いのか……?
鏡に縛り付けられてる?
あー、そうですか、なるほど。それは考えたことなかったですね。
商人さんが言っていたのもこの辺りなのかな……(小さく呟いて)
そうなると、オマエが最初から鏡の妖怪だったかってのも若干怪しくなってくるが。
いつから妖怪だったか覚えてるか?
いつから、と言われると難しいですね。
昔の記憶こそだいぶ朧げですが、それでも鏡の中にいたことは覚えていますよ。
旧知の妖怪に聞けばわかるかもしれませんけど。
まぁそうだよな。
俺も昔の記憶となると……。
旧知の奴はこっちに来てんのか?

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