ギルドスレッド
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造花の館
(来客を告げるチャイムが鳴る)
(白いワンピース型のセーラー服に青みを帯びた黒髪の少女が玄関に立っていた。
豊かだった髪は肩口で不揃いに切られて、常に纏っていた花のような芳香よりも消毒液と薬の匂いが濃い。
よく見れば服の下にガーゼや包帯の気配も感じられるだろう。
だがそれでも、平時と変わらないような顔をして立っていた。)
(白いワンピース型のセーラー服に青みを帯びた黒髪の少女が玄関に立っていた。
豊かだった髪は肩口で不揃いに切られて、常に纏っていた花のような芳香よりも消毒液と薬の匂いが濃い。
よく見れば服の下にガーゼや包帯の気配も感じられるだろう。
だがそれでも、平時と変わらないような顔をして立っていた。)
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幻想風の調度品ばかりかと思えば、執務机の中央にはコンピュータのモニターが鎮座し、もっといえばエアコンまでついている。
アンティークに紛れて文明の利器がそこかしこにある。
再現性の民に言わせれば「古典趣味的」な部屋だろう。
セレマは訳知りの個人的客人はこちらに通すらしい。
いつ来ても部屋いっぱいに焚かれた香(のような独特の香り)があなたを出迎えてくれるだろう。
然るべき客人であるならば。
●やってはいけないこと
・知らない声が聞こえても返事をしてはならない
・書類や機械は勝手に触らない
・執務机の載せた天秤はアンティークではないので触れてはいけない