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造花の館
走ってる時はここに来る事しか考えてなかったけど多分そう。
これは……
(自分の胸に手を当てると何時もの制服の感触ではなく、シルクのさらさらとして濡れたように吸い付く肌触りがして落ち着かない)
……対等になりたいからかな。
本当に、何か心に決めてこうなった訳ではないから正確には分からないんだ。
これは……
(自分の胸に手を当てると何時もの制服の感触ではなく、シルクのさらさらとして濡れたように吸い付く肌触りがして落ち着かない)
……対等になりたいからかな。
本当に、何か心に決めてこうなった訳ではないから正確には分からないんだ。
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幻想風の調度品ばかりかと思えば、執務机の中央にはコンピュータのモニターが鎮座し、もっといえばエアコンまでついている。
アンティークに紛れて文明の利器がそこかしこにある。
再現性の民に言わせれば「古典趣味的」な部屋だろう。
セレマは訳知りの個人的客人はこちらに通すらしい。
いつ来ても部屋いっぱいに焚かれた香(のような独特の香り)があなたを出迎えてくれるだろう。
然るべき客人であるならば。
●やってはいけないこと
・知らない声が聞こえても返事をしてはならない
・書類や機械は勝手に触らない
・執務机の載せた天秤はアンティークではないので触れてはいけない