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造花の館

四夜目

●あらすじ
依頼だから交易船の警護やってるけどさ。
なにも起きないとやっぱ暇だよね。

●今回のカードの特徴
それは高価そうに見える。
それは色付き硝子のように薄く透通っているが、裏の模様を見透かせない。
それは『語り手』の敗北を検知すると曇ってしまう。
それは『聞き手』の敗北を検知すると淡く輝く。
それは誰かが勝利すると、全てのカードが勝者の手元で束になる。

●ルールへのリンク
https://rev1.reversion.jp/guild/818/thread/14878

●特別ルール:カード指定
自PCが引くカードを、乱数に頼らず「このカードを引いた」ということにしてよい。
これは各PC1ゲーム中1回までの救済措置である。

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……その過程で、彼は今、住むべき家が無いと聞いた。
彼はトランプ兵である以前、どうやら孤児だったらしくって……赤の女王に拾われて、トランプ兵をしていたらしい、という事も。
そんな彼が、君主たる女王が死して、あまつさえその領地からも出ていったとなれば……当然のことかもしれないけれど。

その話を聞いたとき、とっさに俺は、こう言ってしまった。
『この図書館は俺の家でもあるけれど、もう何人かなら、荷物を片付ければ住めると思う』『きみが望むなら、部屋を用意しよう』『だから、きみもうちに来ないか?』

……あの女王のもとにいたとはいえ、まだまだ明るい未来をいくらでも探しようのある彼が、雨風に身を晒す事が耐え難かった。……或いは、無邪気で幼くて危うい言動を繰り返す彼をそばで見ていないと、心配だった、というのもあるかもしれないけど。
だからこそ、そんな言葉がとっさに出てしまったのかもしれない。

……これが同情なのか、愛なのか、罪滅ぼしなのか、未だに自信はないけど。今も、その人は、家の図書館で一緒に暮らしている。

……まあ、当時の俺が彼にできるのは、それくらいかと思ったから。
少なくとも、安心して休める場所くらいは置いておきたい、と思ったから。

……これが俺の『成し遂げたこと』になるの……かな……?

(その締めくくり通り、如何にも弱気な締めくくりではあるが。彼の手にするカードは、一応大地の言を【真実】だと認めているらしい)

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