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捩れ木の匣

ある夜、森の入口。

ある夜、森の入口。
すでに陽も遠く涼しい風。虫の歌声が聞こえている。
家馬車の脇でおんぼろ外套が火を焚いている。
石の輪の中、串に刺された肉が焼ける香りが煙と共に上がる。
君は焚き火に加わっても良いし、足早に通り過ぎても良い。

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ナルホド。それ以上でもそれ以下でも無いッテ、格好いいですね。丁度いいまん中ということでしょうか。
ボクもパーツをつけるときは丁度いいまん中じゃないとうまく行かないの、だからチョット分かるよ。まん中はいいことデス。

……?

! ! !

(あまりにぴったりと沿った様子に夜鷹さんを見たり蝶を見たり周りの方々を見たり、精一杯音を立てないように、でもバタバタとあちこち見渡している)
(みず、水?)
(そうだサックに入れていたはず! と 水筒を取り出して、慌ててお水注いだコップを夜鷹さんと蝶の方に差し出した)

(これでいい?……小声でそっと聞いてみた)

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