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鍛冶小屋スカーレット
いえ。存分に期待させて頂こうかと。
(背筋を伸ばして紅茶を口に含む。
巨大な右の手は、ティーカップを摘まむのに人差し指と親指だけで事足りるようだった)
良い刃物だなと、思って見ておりました。
鉄はどれほど手を入れているかで表情が変わるであります。
これも。そこらにあるものも。
ほら見て自分の鋼鉄の指にもうっすら筋がハッハッハ。
(背筋を伸ばして紅茶を口に含む。
巨大な右の手は、ティーカップを摘まむのに人差し指と親指だけで事足りるようだった)
良い刃物だなと、思って見ておりました。
鉄はどれほど手を入れているかで表情が変わるであります。
これも。そこらにあるものも。
ほら見て自分の鋼鉄の指にもうっすら筋がハッハッハ。
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鍛冶小屋からは鎚の音がする
海の向こうで起きた戦いも終幕し、穏やかだが騒がしい日々が返ってきた
しかし小屋の主は少々浮かない顔をしている
その悩みを忘れるためなのかここ数日響き渡る音はいつにも増して大きい
……しかし出来上がるのは鉄くずの山ばかりで心の靄は一切晴れない
「ああ、そう言えば今日は人が来るんだったか……」
研磨の手をひとまず止め、鍛冶を切り上げ母屋へと向かいこれまでに掻いた汗を流す
「酒の貯蔵は何があった……シードルでいいか?」