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鍛冶小屋スカーレット

【RP】ある日の鍛冶小屋。鉄腕の客人

何でもない今日。いつもと変わらない日常
鍛冶小屋からは鎚の音がする

海の向こうで起きた戦いも終幕し、穏やかだが騒がしい日々が返ってきた
しかし小屋の主は少々浮かない顔をしている
その悩みを忘れるためなのかここ数日響き渡る音はいつにも増して大きい

……しかし出来上がるのは鉄くずの山ばかりで心の靄は一切晴れない

「ああ、そう言えば今日は人が来るんだったか……」

研磨の手をひとまず止め、鍛冶を切り上げ母屋へと向かいこれまでに掻いた汗を流す

「酒の貯蔵は何があった……シードルでいいか?」

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(こんこんとノックをする。
 彼女としてはこんこん、のつもりだが、腕の素材が素材なのでごぃんごぃんと妙な反響をしていた。
 扉が開くのを待つ間、踵を揃え、両手で身体の前にバスケットを下げ、すんと澄まして待っていた。身長もあって丁稚の童女めいているが、見る人が見れば重心のバランスは例えば今後ろから襲われたとしても冷静に対処できるようなそれであると見抜くことができるだろう)

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