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ギルドスレッド

【Bande†Fluegel】

【模擬戦】シュバルツvsリディア

きっかけは、一枚のお手紙。
少女が、とある男に向けて送った其れだ。
男の名は――シュバルツ=リッケンハルト。
この世界に降り立ち、幾度かこなしたローレットの依頼。その中の一つで、彼と知り合った。
ただそれだけの相手とはいえば、その通り。
だが少女は不思議と。彼の何かが気に留まった。
言葉にするのは、とても難しい。
敢えて言うならば――彼と刃を交える。その行為を、何故か当然のように感じている自分がいた。
…――少女は、難しい理屈を作る事は得意ではない。
故に、ただ一言。『私と闘ってくれませんか?』――そう、手紙に記した。
そんな突然の誘いに、彼が応じる保証は無い。見込みも無い。
それでも少女は、大地に突き刺した剣に身を預けながら、待っていた――
彼がここに現れる事に対して、不思議な確信を持って。


使用ルール:ブラックキャット
HP3//上方優位型対決式
【先行判定】→【攻撃判定】→【防御判定】→【防御側描写】→【攻守入れ替え】
戦場⇒店裏の平原

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(平原に一陣の風が吹く。次の瞬間、ゆらり、と陽炎が揺らめくように、黒い影はその場に姿を現した) 
よう、此処で合ってるよな?(不敵な笑みを浮かべながら、リディアを見据える)
ええ、合っていますとも。
…――来て、頂けたのですね。ありがとうございます。(細くなっていた両目を開き、現れた客人を見据え返し、感謝の言葉を述べる)
ふん、礼なんざ要らねぇよ。他でもねぇ混沌に降りてきた後輩のお誘いだ。
闘ってくれ、と言われて断るようなナンセンスな事はしねぇさ。
(目の前まで歩いてくると、その歩みを止めて)
ふふ…――やっぱり、見た目より優しいんですね、貴方。
(歩み寄る彼に向けて微笑んで。その足が止まるのを確認すれば、地に突き刺した剣を引き抜抜いた)

さて、少々無粋かもしれませんが、先ずは早速……よろしいでしょうか?
(その剣を正眼に構え、問う――)
俺も混沌に降りて色々"学んだ"からな。来た時より丸くなったのは否定しねぇさ。
(リディアが剣を構えた事を確認すると、懐から二対のナイフを取り出して)
あぁ、良いぜ。そのために来たんだ。早速戦りあうとしよう。
なぁ……リディア。
死線って言うのは潜った事はあるか?(リディアに殺気を叩きつけるとナイフを構え)
さぁ、行くぜ。【先行判定】
43
……ッ!(それは、まるで一陣の風が如く、少女の髪を薙ぎ払ったかのようで)

そう、ですね――
――きっと、貴方ほどではありませんが!(見開いた双眸は煌々と紅く。負けじと覇気を叩きつけ)

リディア・T・レオンハート――参ります!(剣を、高く掲げる)【先行判定】
15
【攻撃判定】
(まずは小手調べとばかりに、リディアへと一直線に突進した。人ならざぬ速度で駆ける様は、まるで黒い影の様にも見えるだろう。二対の黒い刃を振りかざし、正面からリディアへと斬りかかる!)
96
――疾ッ!?(それは、走って来たのではない。"滑って来た"のだ。例えるならば、夕暮れに伸び縮みする、影のように。有り得ないことだが、少女の眼には、そのようにしか映らなかった。とにかく、驚きの声を上げた時、既に彼は眼前まで迫っていたのだ)(反射的に防御の姿勢を取る。だが、思わず身体が後方に仰け反ってしまい、これは――)【防御判定】
18
【防御失敗/HP3⇒2】――っぐ!(彼の疾さは、足の速さだけではない。まるで複数を相手取っているかのような、手数の多さ。一撃、また一撃と、剣や鎧の隙間を縫って、少女の肌を切り刻んでいく)…――こん、のぉぉぉっ!!(ここまで潜り込ませたままでは、拙い。少女はその一心で、手にした剣を大きく横薙ぎに一閃した。今はひとまず距離だけでも、稼がねばならない!)【攻撃判定】
9
おいおいどうした、驚いてる暇はねぇぜ?(容赦ない斬撃は、リディアに一撃、また一撃と痛みを与えていく。しかしながら、致命傷に至るような攻撃はまだ一度も通ってはいなかった。それは彼女がこちらの攻撃を抑えているという事で…)(攻撃を続ける最中、彼女の握った剣から気配を感じた。一時的に攻勢を中断すると、真後ろへと大きく飛び下がる)【防御判定】
84
【防御成功/HP3】(シュバルツはリディアの横薙ぎを喰らって真っ二つに……そう見えた。)中々に良い筋してるじゃねぇか。危なかったぜ。(そんな声がする。真っ二つになったのはシュバルツがその場に残した幻影であり、フェイク。一瞬の虚を突くように、幻影の後ろから一本のナイフがリディアに向かって飛来する)【攻撃判定】
95
――ッ!?(振り抜いた一撃に手応えはない。やっぱりか、という思いもあったが、霧散する彼の影には思わず両目を見開いて)(そこへ飛来する、一筋の短剣。完全に虚を突かれた形。それでも、このまま惚けて直撃する訳にもいかない。少女は今一度、剣を握る両手に力を籠める――!)【防御判定】
74
【防御失敗/HP2⇒1】(しかし。その剣を振るうには、遅すぎた。咄嗟に身を捻り、急所で受ける事だけは防いだものの、鋭く飛来した彼のナイフは、少女の左腕に容赦なく突き立った)――う、ぅぅっ!(突き抜けるような痛みに呻き声を漏らしながら、それでも迷うことなく、空いた右の腕で短剣を引き抜いて、地に放り捨てる。傷口から溢れ出る流血。左腕を違和感なく動かすのは、少々辛そうか――)

(彼は言った。『死線を潜った事はあるか?』と――)
(それであれば、ただの一撃も浴びせる事が出来ないまま、一方的に追い込まれている、今こそまさに――)
(そう自覚すれば、荒くなった呼吸が、さらに乱れる)
(思わず俯いて、膝を折ってしまいそうになる)

(――だが、それでも――)
【 攻 撃 判 定 】このままじゃ、終われない――!(最後の一瞬まで、諦めるなと。歩みを止めるなと。そう教えられてきた少女は、両眼を紅く輝かせ、顔を上げる)(大地に足を打ち付けて身体を捻り、右腕一つで腰溜めに構えた剣身は蒼き闘志の焔を纏う)…ッ――天剣、スコフニュングの名に賭けて――(狙うは先ほど切り裂いた影の奥。"その一帯"――!)一矢、報いてえええぇぇぇぇっ!!(全身全霊で薙ぎ払われた剣から、蒼白い一条の閃光が放たれた!)
14
(状況は明らかに優勢、此方は大した傷もなく、対するリディアは満身創痍。でも、彼女の目は死んでなどいなかった。見るからに迸るオーラ、きっとアレは大技だ。勝利に専念するならば回避に徹するのが正しいのだろう。)ああ、受けて立つぜ。(だが、そうはしなかった。真正面から打ち破ってこその勝利だと!対のナイフに昏き魔術が宿る。剣魔双撃。己が持つ必殺の手段を以て、リディアの攻撃を相殺する!)
88
【防御成功/攻撃判定】(白き閃光と黒き斬撃がぶつかり合う。次の瞬間、小規模な爆発が発生し、辺りに爆煙が巻き起こった。一秒にも満たない静寂の後、煙の中から飛び出したのはシュバルツだ。再度真正面から突進し、リディアに向かって距離を縮める。)これで終いだ、喰らいやがれ!(彼が振るうは、夜色に煌く刃の一閃…!)
20
クッ――!(浅い。防がれた。そう、半ば確信しながら巻き起こった爆煙を見やり、即座に剣を、両手で構えなおす)(鈍く痛みを訴える左腕。しかし、それを降ろす事は出来ない。何故なら――応じてくれたのだ、彼は。真正面からの打ち合いに。で、あれば――)まだ、まだァァァッ!!(思った通り、真正面から姿を見せた彼の姿を。両の眼で確りと見据える。退く事はできまい――この一合に、全力で応じる!)【防御判定】
57
【防御成功/攻撃判定】(――ギ、ィン!)(夜色に煌く刃の一閃を、蒼煌の刀身が受け止める。衝撃に、悲鳴をあがる左腕。されど…、されど!シュバルツの斬撃を押し返す力を更に籠め、打ち返す!)もう少しだけ――ッ、付き合って、貰うから!!(気迫を前面に、もう一歩を踏み込んで。少女が振るうは、煌々と煌めく刃の一閃…!)
47
【防御判定】チッ……!やるじゃねぇか!(一瞬の鍔迫り合い。仕留めたと思ったが、どうやら踏み込みが甘かったらしい。どうやら簡単には決めさせてはくれなそうだな、と楽しそうな表情を浮かべる。打ち返された直後、カウンターを予見して咄嗟に身構えた)
60
【防御放棄/HP3→2】(違和感を感じたのは直後だった、左腕に痺れを感じる。正面からの無理な突撃に加え、防御された時の衝撃が原因だろう。短時間で余りにも酷使しすぎたのだ。このままでは直撃する。躱すのは間に合わない、咄嗟の判断で右腕を犠牲に斬撃をその身で受けとめる事にした。血飛沫が宙を舞う)
【攻撃判定】(垂れ下がる右腕、この勝負では使い物にならないだろう。そんな事はお構いなしに、シュバルツは左腕を背中方向へと振りかぶり、リディアへ向かって構える。)行くぞ。(次の瞬間、シュバルツの像がブレた。加速、加速、さらに加速する。其れは最早音速と呼ばれる領域、振るう業の名はソニックエッジ。圧倒的な速度を持ってリディアに刃を振り払う…!)
3
ッ!?(手応えは、確かにあったが――いや、今は良い。今は模擬形式とはいえ、戦闘中だ)(それよりも。一撃を入れた程度で相手の戦意は揺るがないようだ。で、あれば――)…――はいっ!(思わず返事をし、彼の動きを――いや、これは"視えない"…!圧倒的な速度を前に、少女は大きく双眸を見開いて――)【防御判定】
93
【防御成功/攻撃判定】(以前、教えられたことがある。達人の域に達した者が放つ一撃は、どれだけ目を凝らしても追えるモノではない、と。では、どうするのか。そう問うた少女に示された答えは……)――ここ、ですっ!!(意を決して、力任せに剣を横一文字に振り払う!そのタイミングは刹那の一瞬すら違わずに、彼の虚を撃つ一閃と成った!この形であれば、相手に捌かれる可能性はあれど、こちらの痛手となる事は無い……!)
(『視るのではなく、感じる』――相手を理解し、一撃の瞬間をどこに据えてくるのかを――それが少女に示された答え。少女は、確かに感じたのだ。眼前の彼は、今の彼は。最短、最速、真っ向からの一撃を、放ってくるはずだと――!)
40
【防御判定】…驚いた。まさか初見で突いてくるとはな…!(最短最速、それに対抗するならば、攻撃を待つのではなく置いておけば良い、完璧な解答だった。)チッ…!(攻撃は中断、目の前に迫る一閃の対処を行う…!)
40
【防御成功/攻撃判定】(再度、ギィィン!という衝突音が響く。重なり合う剣先。何とか凌ぐ事は出来たが、片腕が使えない以上、此処を押し切らねば敗北の芽が見えてきた事には間違いない。)オラッ!(意を決すると、力任せに一歩踏み込み、リディアの剣を押し返す、そのままの勢いでタックルを仕掛けた)
43
(剣先が交わる音。音速の斬撃を凌げた安堵も、後の先が成らなかった悔しさも、今は微塵も浮かんでこない。一合、一合と続く打ち合いの一つ一つに神経を集中し続けるのみ!)クッ…!(突如、合わせた剣が押し込まれる。ここで押し負ければ、後は無い。歯を食いしばって踏みとどまり、彼の体当たりを躱そうと身を捻る――!)【防御判定】
30
【防御失敗/HP1⇒0(戦闘不能)】(ズシリ、と――鈍い痛みが奔った。それに顔を顰めた時、勢いよく踏み込んできた彼の身体が少女を捉える!)――う、ぁっ…!!(その身を包む白銀の鎧も、幾重に死線を潜ってきた彼が意を決して行った痛烈なタックルを、阻む事は適わない。主たる少女と共に宙を舞い、大地に墜落した。その光景は、誰の目から見ても明らかに、彼――シュバルツの勝利を示していた)
……(地に伏せているであろうリディアの前まで歩いて行くと、様子を伺いながら)立てるか?(そう言って手を伸ばした)
…――ありがとう、ございます。(上半身を起こし、伸ばされた手を掴む。少し俯いたままの顔。垂れた金糸から覗く瞳は未だ紅く、悔しげな輝きを残している)
(掴んだ手に力を込めると、リディアが立ち上がれるよう、自分の方へと引っ張りあげる。)………。今回は俺の勝ちみてぇだな。やってみてどうだった?(きっと、彼女が求めてるのは慰めの言葉などではないのだろう。そう思ったシュバルツは率直に感想を聞いてみる事にした。)
…――完敗、ですね。(助け起こされ、彼の眼を見る――ことが、やっぱりまだ出来ないまま、そう答える)
……わざわざお呼びしたのに……申し訳ないです……(不甲斐ない自分の戦いぶりが、何より恥ずかしくて。彼に対して失礼だったと、そう考えてしまうのだ)
何言ってんだ。別にお前手抜いた訳じゃねぇんだろ?(苦笑しながらリディアの事を見下ろし)
……なぁリディア。旅人ってのはな、最初は誰だって平等だ。
この世界に喚ばれた以上、神だろうが勇者だろうが魔王だろうが、ただの1人にしか成り得ねぇ。
先に喚ばれてた奴と差が出来ちまうのは仕方ねぇ事だと思ってる。
そんな世界で生きていくには、その差を埋めるには何が一番必要だと思う?
…………。
(彼が発する言葉の一つ一つを、胸の中に落とし込んでいく)
(この世界のルール――すなわち【混沌肯定『レベル1』】――は、リディアとて理解はしているのだ。だが……いや、今はまず、彼の問いに答えるべきだろう)
…――鍛錬、でしょうか?
(暫し考えて導き出した答えは、愚直そのもの。だが、少女が持つ"成長"の選択肢は、きっとこれまでも、その言葉通りであったのだろう)

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