ほへー、ゼロ・クールってそんな意味があったんっすね。

ありゃ、ゼロ・クールにはそういう意味があるのか。全然知らなかったぜ。
だがいくつか依頼を共にしたが、ぜってぇアイツ等の一部には心みたいな何かはあるぞ。

そりゃ心ってのは心臓……アイツ等にはねえな。
じゃあきっと彼等のコアに宿ってるのよ。多分、きっと、めいびー。

まあ、うん、家庭持ちだからな…。
心の位置ね…わかんない

ゼロ・クールって『心なし』の意味だったような。
心、か。何なんだろうな。

うーん、心が無いならゼロ・クールに音楽を『楽しんでもらう』のは難しいか？
悩ましいな。

色々な人と演奏。じゃあまずはここにいるみんなでやってみようぜ。
俺リコーダーな。

家事は頑張ってるから楽したいんだよサイズ君……。

そっか、サイズさんにはサイズさんの家庭があるんっすね。

んー？…心ってどこにあるんっすか？

できるけど、家事は頑張れ？

サイズさんは家庭があるのでダメなんだよ……。

ああ、楽団を作るのは面白そうだな！
色々な人と演奏したいのはあるから、機械人形ばかりとはいかないが。

人形とは違うのだよ人形とは！！
ゼロ・クールには心ってものがあるからな知らんけど。

世界さんの家事ならサイズさんでもできそうっすね？

演奏用の人形なら錬達の技術でも実現できそうだな？

楽団っ！

そういやイズマは演奏もするんだったな。
なんなら楽器演奏用のヤツを沢山作って楽団目指すのもアリじゃないか？

そうだな、楽器のメンテを手伝ってくれるとか、楽譜を探してくれるとか……？
合奏の練習にも良いな。

依頼を手伝うとかもできるだろうか。
ああ、家事用は間違いなく便利だよな。優先度高い。

俺だったらまあやっぱり家事用だな。
襤褸い家に住んでるから埃とか多くて掃除は大変だし、冬は寒いから食器を洗うのも一苦労だ。

たとえばどんなのを作りたいっすか？

いいよな、ゼロクールのソフトの機構、ぜひとも自分の体に組み入れて処理速度を上げたいよ

同じくあの技術を習って俺も色々作りたいぜ。
面倒事は全て任せて自堕落ライフを送るんだ……。

いや、多分魔法使いに師事する暇ないぞ？あのイフ世界終末獣が襲ってきてるし…。
ハードはいわば外側、人間でいう肌とか爪とかの所を指すんだ、ソフトは内側、人間でいう内蔵を指す言葉だな
まあ、普通のゼロクールなら回復技で事足りるからな、鍛冶スキルは緊急時の一か八かの蘇生スキルになるかもな？

まぁ人間だって生き返らないんだから、そんなものだろう。
魔法使い、興味深いよな。俺もあの技術を習ってみたいよ。

ハード？ソフト？(コーヒーずぞぞ)
サイズさんすっかり家事が板についてるっす

魔法使いに師事したまえ。諦めるのは早いぞサイズ君。

こんばんは。
コア部分は魔法使いの専売特許だとしても、身体や武器があるだろう。
ゼロ・クールの身体が何の素材かは知らないが、鍛冶の技術は重宝しそうだけどな。

>サイズさん
おお、ありがとう！　良い香りだな、いただきます。
身体が温まりそうなフレーバーが嬉しいな。

せめてソフトの製造位できたらなー…覚えたかったができなかったぜ

あ、イズマさんこんばんはーっす。
コーヒーいただきまーすっす！

ソフトはまあ。それ直せるやつは向こうにもいなさそうだし。

あ、紅茶ね(生姜とシナモン入り紅茶を用意して、イズマさんに差し出す)

いきなり茶を要求とは地味に図太いなイズマ君。こんばんはだ。
たしかにゼロ・クールに応用できそうではある。

ゼロクールは殆ど直せないんだよ…ハードは仮に直せてもソフト…内面となると俺の技術じゃ不可能だ…

ラサの有力者と仲良い友人がいてな。
そいつの伝手を使えば商人として一財築けると思って準備していた代物だ。
もう使わないので売るなり使うなり好きにしてくれ。＞馬車

鍛冶ならゼロ・クールとか直してあげたら良いんじゃないか？
おや、飲み物か、美味しそうだな。紅茶はあるかい？

そして数年後には掃除洗濯をマスターした家事屋サイズ君の姿が。
（ココアをすすりながら）

わーい、すごい香りがするコーヒーっす！

ひやわぁあ…こんなにたくさんgoldがっす！(手元に馬車がずらり)

しょうがないだろ！鍛冶スキルを使う機会最近めっきりないんだよ！(そう言いながらも慣れた手付きでコーヒーとココアを用意する妖精、コーヒーにはシナモン、ココアにはミントが添えられている)

俺はココア!

君は鍛冶屋だと認識していたが、いつから料理人になったんだい？

あ、じゃあボクはコーヒーが飲みたーいっす。

まあ、真面目にお茶を入れなくてもそれなりのお茶なら出せるさ…これでも数多の料理シナリオで腕は磨いてるからな、まずい茶は出ないぞ

俺はいいならレッドにも淹れてやれよ。
あとレッド君に悲報だがそれは高値の限定品、つまり俺にとっては手の届かない高嶺の花……秘宝に等しい物だ。
故に追加でGを支払わせてもらう。払って悪いが取引なんでな。

ひぃ…も、もう20goldだけで勘弁してくださいっす。

さてどうだろうね？世界さんとは長い付き合いだから意図的に変なお茶を入れるかもな？
レモン入れたら色が変わるハーブティとか
高級茶葉とか強欲だな…無くはないが

じゃあ俺は緑茶。あ、高級茶葉以外認めないか

いまなら何投げてももらってくれるのでは？俺は訝しんだ。

え？じゃあ真面目にお茶淹れてくれるっすか？ボクも世界さんも仲いいっす。

むむ、代金…ううん、もうありがたく受け取ることにするっす。