なるほど...死神さんにとって、それ程にこの5年間の心は大切だったのですね。
はい、お休みなさいミーナさん。
記憶はなくとも、変わらずお付き合い頂ければ幸いです。

…むぅ。
おやすみ。

あー、五年前以前のは記憶あるの
ないのは混沌にきてからの5年間だけ

…まあ記憶がなくても、記録と感情があるから
変わらず私は皆を守るよ。大切だから

…と言い残して寝るね。おやすみ…

無理はなさらない方が??
いえ、此処にいると言う事は無理と言う程では、無いと言う事なのでしょうが。

幾ら残された手記があるとは言え、千年のタイムラグは強烈ですね。
練達で読んだ、ウラシマ太郎もびっくりです。

…眠いなら寝たほうが？

…まあ、そういうことで
今の私は死神でも天使でもない、千年近く昔に死んでいたはずの人間。その残り香ってところ

…だから普通にこの時間は眠いんだよね

その死神さんの想い、当端末には良く解る気がします。
ですが当端末は恐らく、逆の選択をしたとも思います。
元々、心がなかった存在故にこそ心を得た今、心はまた育てられると思いますので。

確かに、自分は知らないのに相手は知っているでは、混乱は必至ですね。

多分前の私が抗ったんだろうね
死神の力と記憶を失くしてでも、守りたいのが感情、心だった

…わかるんだけどさぁ。記憶ないと混乱するだけなんだよ、後の私からすれば…

（記憶がなくなったって一体何が‥‥？？？）

不謹慎と失礼を承知で、敢えて申し上げますと。
記憶は失われても心は失われないと言うのは、興味深いですね。

大変、大変だったんだろうかな、以前の私は
まあ、手記は残してたから何があったかは理解してるんだけど

うん、よろしく

(ぽむんと再変身)
なるほど、それは大変でしたね。
では改めまして、当端末は多次元世界観測端末です。個体間認識に問題が無ければ端末と呼んで頂ければ。

…ああ、違うの
私、この世界に来てからの記憶が吹っ飛んだんだ
ただ、皆に抱いた感情はこの身体に残った…だから、なんというかな
知らないはずなのに知っている
知っているはずなのに知らない

そんな感じ。『今の私』にとってははじめまして、なんだよ
あなた達にはそうじゃない、けどね

(ぽむんと変身解除)
以前、コチラノ姿デオハナシシテイマスヨ??
カナリ前ニハナリマスガ。

フム、ナルホド?
人カラ神ヘト神化シタトシテモ、精神性ハ変化シナイ場合モアルノデスネ。

『はじめまして』…いや、こんばんはの方がいいかな？

ちなみにこれは不可逆でもある
感情は一度得れば捨て去ることはできない
人から神になった私が、人の感情のままだったように

おや、ミーナさん。こんばんわです。
なるほど、参考になります。

イーリンさんもお疲れ様でした。そしてありがとうございました。(ぺこり

こんばんはー？＞ミーナ

おつかれ、またねー＞イーリン

ごめん、ちょっと急な連絡が来てテレパス通信をしてたわ。
申し訳ないけど帰るわね。
お疲れ様（慌てて立ち上がって走り去る）

端末もしっかり、感情に見つめ合うのよ―！

あとミーナのも一理あるから！

…感情が生物の絶対的証明でないさ
感情のない生物もいれば、感情のある無生物もいる

それに、感情なんて誰かから教わるものでも教えられるものでもない
場所、人、立場変われば如何様にでも変わりうる

例えば今私がこうして生きていることを喜ぶものがいれば、疎むものもいるだろう

…そういうものなの

ありがとうございます。少しは自信が付いたつもりだったのですが...。
本来、自我など無い存在であると言う事実が、どうしても自身の心に懐疑的になってしまって。
何かの感情が欠けている事が、猶更に、ですね。

おやすみー＞サイズ

…なにかを恐れる心があるのならプログラムされた意思では無いと思うけどねぇ。
ヒトの意志ですら脳内を奔る電気信号に過ぎない論もあるんだ、君の意思がプログラムかどうかなど気にしてもしかたないし…
んー、うまく言えないなぁ。
”私は私である”と認識しているのならば其処に魂が在ると私は思うね。

はい、サイズさん。お休みなさい。そしてありがとうございました。(ぺこり

そういうことだな、と俺はそろそろ離脱するおやすみだ

ですがお二人の言葉を聞いて、少しだけ安心しました。
その場で感じる事だけが、怒りや憎しみの証左ではないのですね。

なるほどです...少し言葉が纏まってきました。
詰まる所、一般的に怒りや憎しみを感じる場面でそれを感じれないのは、当端末の意思は結局は、
例えばAI的なプログラムだからなのではないか?とそう恐怖しています。

まあ、全ておわった後だと出てきた憎しみや怒りをぶつけるところが無いから体に燻り続け、それはいつか呪いに変わりかねないからそうならないのが一番だけどな…

なるほど全てが終わってからですか...全く想定していませんでしたね、それは。

うーん、俺の場合も似たような感じだな…全部終わってから怒りや憎しみが出る場合もあるからな

いえ、期待以上ですよ?
なるほど、そう言う在り方もあるのだと、在っても良いと参考になります。

ごめんね、私はその回答にたいして。期待する言葉はでないと思う。
私はその場合「やる必要があることをやる」だけだから。
怒りも憎しみもなくても、よ

限りなく近く、けれど異なる...でしょうか?
怒りや増悪は、確かに無い方が良いのかも知れません。
ですが...想像してみて下さい。御二人の大切な者や物が、理不尽に奪われ或いは壊されたとします。
その時、その事に何の怒りも憎しみも感じる事かできなかったら、御二人はどう思われますか?

人にそれらが誰にでも備わっているのに。けれど自分はそれを知らないことが恐ろしい。無知の恐怖かしら？

恐ろしいて？無知でいるのがか？

そうですね。もしかすると御二人の言う通り、覚える必要は無いのかも知れません。
ですが当端末は...うーん、何と表現すれば良いのでしょうね...?
恐ろしい...が最も近いのでしょうか?

司書さんの言う通り負の感情なんて自己体験をするのは良くないからな…本が一番かもな

（黙って見守ることにした模様）

知らないでいるなら、知らないでいるままのほうが良いのよ。
憎悪や怒りは呪いと同じ。それを一度抱くようになれば、ずっとくすぶり続ける。さながら海底火山のように……。
端末みたいな、割り切っていて感情を観察する側だとしても、ね。
だから後は「本を読むこと」が一番安全よ。私の言った内容も、サイズの言った内容も知ることができるからね。

そりゃあトラウマを確定で得る案件だから絶対に起こしてはいけないじたいだよ

(メモ帳に書き書き)
...なるほど、なるほど。
イーリンさんの案は実行しやすいですが、観測結果を自己の物とするのには時間が掛かるかもですね。
サイズさんの案は習得性は非常に高そうですが、まず起こしては行けない事態なので困りました。

そう。憎悪、怒り、嘆き、そういった感情は人から人へ感染して。居もしない敵を作り上げて、戦えと焚き付ける。その結果が先の鉄帝での戦争でもあるわ。

……眼の前で成すすべなく守るものを守れなかったら敵に怒りと憎悪を抱けるよ、俺も無機物故にあんたでも理解できるようになれると思うが、はっきり言って怒りと憎悪は覚えなくてもいいんじゃないか？

それは極めて単純な問題であり、学ぶことをおすすめしないわね。
一番理解するのに手っ取り早いのは「身近な人間の憎悪を観察すること」ね。
ただ、憎悪は連鎖し、感染する。そして端末としての作業に影響が出るかもしれない。

では皆さんが構わないのでしたら...。

本来、当端末は超次元存在たる本体が、様々な次元を観測する為にその身から造りだし、送り込んだ生態ドローンです。
故に本来は自我や感情を持ちませんが、この世界で過ごした結果、今やセレさんを大切な人想える程にの自我を得ました。
ですが...当端末は、まだ心ある者としては確実に足りない感情があります。
それは怒りや憎悪なのですが、どうすれば理解し、覚えられるでしょうか?

変身てできる人多いよな

おや、バレた？（冗談めかして）

あ、利香もお疲れ様。

（点滴バッグを絞り終えると。右目のハイライトをもとに戻す）

（再々変身してリカに触手を振って見送る）
さらばだー。

ふむーん？＞端末

流入速度からしますとイーリンさんの点滴は、実は点滴に見せた透析装置なのかも知れませんね?

あら、それは興味深いわね。ちょっと聞いてみたいかも＞端末

どうせこの後竜狩りだらけになるわよ……。
心配しなくても、ね。