PandoraPartyProject

SS詳細

ふたりの想色

登場人物一覧

ラノール・メルカノワ(p3p000045)
夜のとなり
エーリカ・メルカノワの関係者
→ イラスト
エーリカ・メルカノワ(p3p000117)
夜のいろ


 アイル・トーン・ブルーの空に薄い雲が広がっていた。
 煤けた茶色の壁に蔦が巻き付いた一軒の家。
 埃だらけで所々崩れた建材がむき出しになっている。
 レガド=イルシオンの町外れにぽつんと建てられた屋根裏付きの長細い家屋。
 そこからは夜な夜なすすり泣く声が聞こえるらしい。
 近くの住人はその声に怯え近づこうとせず、家はゆっくりと朽ちていくしかなかった。
 いつしか、家の存在は忘れられ。
 誰も、そこに家があることを覚えていなかった。

 ああ、寂しい。
 ああ、悲しい。
 ああ、恋しい。

 それはなきむしブラウニーの声。
 屋根裏に空いた穴から見える月はこんなにも優しいのに。
 僕らのご主人さまはもう居ない。
 頭を撫でてくれる手も。美味しいパンプキンパイも。もう何もない。
 あるのはこの朽ちゆく家だけ。

 ああ、どうか。
 どうか。僕たちの声を聞いて。
 温かい手で頭を撫でて。優しい声で子守唄を歌って。
 寂しくて、悲しくて、恋しくて――
 お願い。お願い。どうか。どうか。

 僕たちを見捨てないで。

 ――――
 ――

 白い頬に悲しい雫が伝っていく。
 拭ってくれる手は何処にもなくて。
 ただ、こぼれ落ちる涙を見つめていた。

 いつしか雫も枯れ果てて、無味乾燥の感情が残るだけ。
 災厄の子として迫害されてきたエーリカは『かぞく』のあたたかさを知らず。
 暗色のフードの下に己を隠して生きてきた。
 そういう雰囲気をした傭兵(きょうだい)をたくさん見てきたラノールは、どこか懐かしさを覚え酒場の隅で異彩を放っていた彼女に声を掛ける。全てを捨て、闇に身を包んだ『夜鷹』は突然降り注いだ『砂狼』の声に肩を震わせた。
 誰とも群れず、他者の存在を忌避する夜鷹は砂狼の顔を一瞥し視線を逸らす。
 それを繋ぎ止めたのはラノールへの僅かながらの興味だったのだろう。
『ニンゲン』とは違う耳。ブラッディレッドの瞳。狼の血筋だと言った声に。
 惹かれたのだ。
 それはラノールも同じことで。
 暗色のフードの下に垣間見えた宝石のようなエンジェル・ブルーの瞳。
 小さな細い声は鈴音のように美しく、ラノールの耳朶に木霊した。

『お菓子を買いに』

 最初の依頼は本当に小さな願いだった。
 紅玉のように輝いていた、甘くてコロコロした飴玉の事が忘れられなくて。
 夜鷹と砂狼は小さな契約を交わした。

 それから護衛の傭兵と依頼人。
 ふたりはずっと、そうして時間を過ごす。

 優しく掛けられる声は夜鷹の胸に漣を落とした。
 一粒の出会いが、言葉が波紋のように広がって暗色のフードに隠した『エーリカ』を揺さぶる。
 他人を信じることなんて出来ない。
 やさしさを受け入れるということは、自分の弱さを見せるということ。
 折角作り上げた他人との壁の内側。己の領域に相手を受け入れるということ。
 胸に湧き上がる得体の知れない感情にさえ名前を付けられないのに、どうして心を開くことができるのだろうか。
 ラノールはそんな夜鷹の様子に拒絶を感じて、触れられないでいた。
 傭兵として人を傷つけて生きてきたこと。与えられた役目に非情になれる自分がいること。それを割り切れず良心を傷つけて負い目を感じてしまうこと。
 未熟な歯がゆさ。どちらともつかない曖昧さ。人に触れることを恐れている自分に焦燥感が募る。

 目を合わせることすら出来ずにフードの下に隠してしまう夜鷹を、ラノールは少しずつ解きほぐしていった。飴玉から始まった依頼から次の約束を取り付けて。
 一つずつ。少しずつ。時間をともにした。
 そのたびに夜鷹の胸には星屑の煌めきが降り注いで。ラノールの言葉を聞くたびに少しだけ耳が赤くなる自分がもどかしくて。
 触れたいと思う心をラノールは抑え込んで、根気強く、ただ優しく微笑み。
 夜鷹を背に庇い守り続けた。

 ――そのてのひらは、あなたの生きた証だから。

 はじめて砂狼が夜鷹に触れたのは、こぼれ落ちる雫を拭うための、ぎこちない指先。
 気遣うように掬われる涙と頬に感じる砂狼の体温。
 優しさが詰まった、心が満たされるふれあい。

 幻想に来たサーカス団を見に行って人混みに溺れそうになった。
 それをラノールが担ぎ上げて、それからとうもろこしを食べた。香ばしくて美味しくて。
 楽しいと思えた。
 夜鷹ではなくエーリカを連れ出してとお願いしたのはいつだっただろう。顔を攫う風に不安を感じればラノールの手が優しく伸ばされる。抱き上げられ目にした星空に歓喜の声をあげた。

『離れたくない、ずっとそばに』

 何時しかそう思えるほどになっていたふたりが、不器用に交わした想い。
 ことのは。
 ふたりで『あいのかたち』を知った。
 このかたちは二人だけのもので。誰にも壊すことの出来ない特別なカタチ。
『夜鷹』は段々と、『エーリカ』へ。自分という長い長い階段をいっぽ踏み出して。

 ――帰る場所を。つくるなら、そう、あなたとふたりで。

 宵闇に光る一筋の光。濃紺の空に輝く夜鷹の星は砂狼だったのだ。



 アクア・ティントの空が広がる場所。
 エーリカとラノールはいつものベンチで語らっていた。
 少しだけわくわくしているのが仕草でわかる。
「あのね。このあいだ、”蒼剣”に会ったの」
 蒼剣といえば、ギルドローレットのマスター。
 冒険者としては若くない領域に差し掛かっているが、鍛え上げられた身体と頭脳でローレットを取り仕切っている彼に、エーリカは会ってきたのだという。
「ほう、レオン殿とか」
 何を話したのかとラノールが視線で問えば。
「それで、その……『きまった塒をさがしてて。ギルドで聞けば、斡旋してもらえる?』って、きいたの」
「確かに彼に聞くのが一番確実そうだしね」
 今まで一つ所に定住する事を考えてこなかったエーリカは、宿以外の寝床を探す知識を欠いていた。
 何を基準に選べばいいのか。台所は必要なのだろうか。定住するならば収納も必要だろう。
 飲水はどうするか。酒場からは遠い方が好ましいだとか。
 そんな折、偶然見かけた青いマントを追いかけ、話を聞いてもらったのだとエーリカは語る。

「確かに彼に聞くのが一番確実そうだしね」
 レオンは飄々としているように見えて面倒見の良いタイプだからなとラノールは頷いた。
 エーリカの言葉を真摯に受け止めて、優しく対応してくれたに違いない。
 後でお礼を言わなければとラノールは、まるで保護者のような気持ちで目を細める。
「手続きすりゃ大丈夫だと思うぜ、って、おしえてくれた」
 ローレットには様々な情報が集まってくる。依頼だけではない。物件や相場、はては王宮の料理レシピまで流れてくるのだ。
 それは、ローレットが『人の集まる場所』だから。何かあれば此処に来れば何とかしてくれるだろうという信頼の裏付けだった。
「……”おうちにかえる”ことをしてみたくなったって、言ったの。そうしたらね。『良い事だよ。定住した方が大体人間安定する』って」
 がんばれよと、背を押してもらえたのだと、隣のラノールを仰いだエーリカ。
 それから、レオンは笑いながら『まぁ、豪華なお屋敷が宛がわれるって訳でもねぇだろうけど。寝て起きる程度ならどうとでもなるだろうよ』と言っていた事を思い出す。
 気さくで常のように飄々とした彼の口調は軽いものではあったけれど、他でもないローレットのマスターが言うのだから、信じてみてもいいだろう。

「だ、だから。だからね。おうちさがし。ローレットに、しにいこうかなって思うのだけれど……」
 恥ずかしげにラノールの表情を伺うエンジェル・ブルーの瞳。
 小さな肩が震えている。握りしめられた指に力が入っているのが分かった。
 その言葉を出すのにどれほど、勇気が必要だったのだろう。
 ラノールが断るなんて、ありはしないのに。
 何処までも尊くて愛おしい少女にラノールは微笑む。
「はは、物件探しかい? まるで新婚夫婦みたいだね」
 新婚夫婦という言葉に、エーリカの頬がミルキーピンクにぶわりと染まった。
「えっと、その……、その」
 頬を押さえて俯いてしまった少女に砂狼は手を差し伸べる。
「もちろん断る理由はないさ」
 ラノールの右手にエーリカの指が重なれば、ぬくもりが触れた場所から伝わってくる。
「さあ、一緒に行こうか。エーリカ」
 砂狼の声にこくりと頷いて、ふたりはゆっくりと歩き出した。

 ――――
 ――

 寂しくて、悲しくて、恋しくて――
 ブラウニーは煤だらけの家で泣いている。
 昨日も一昨日もそのまた次の日も、この家には誰も来てくれなかった。
 きっと今日も明日も来てくれない。
 寂しい。つらい。
 涙がぽろり、ぽろりとこぼれ落ちていく。

 カタリ。と音がした。
 続いて、随分長らく聞いていなかった、玄関のドアが開くキイという蝶番の音。
 ギシギシと床板を鳴らして入ってくる誰か。二人分の靴音。
 ブラウニーたちは怯えた。
 もしかしたら泥棒かもしれない。金目のものなどありはしないのに。
 怖い。こわい。
 近づいてくる靴音は軽いものと重いもの。
 ゆっくりと部屋の中を歩き回って、ブラウニーの元へしゃがみこんだ人影。
 ああ、見つかってしまった。これからどうなってしまうのだろう。
 ブラウニーたちはポロポロと涙を流しながら来訪者の顔を見た。

 崩れた屋根の向こう側、蒼穹の空と。エンジェル・ブルーの瞳。宵色の髪が陽光にきらめいて、天使のようだとブラウニーは思う。

「君たちが居てくれたのね」

 紡がれた優しい声色。
 太陽の光をつれてブラウニーの涙を掬ったのは細い指先と大きな手。

「今日から、一緒に住むの。よろしく、ね。小さなブラウニーさん」
「俺からも頼むよ」
 なんてことだろう、と。ブラウニーは目を輝かせた。
 今日も明日も誰も来ないはずなのに、寂しく夜を過ごすはずだったのに。
「あ、あぁ……」
 嬉しくて、嬉しくて。言葉がうまく出てこない。
 代わりに出てくるのは透明な涙だけ。
「泣かないで。小さなブラウニーさん。……そうだ、この飴玉を舐めると、とても美味しい、の」
 コロンと手のひらに載せた紅玉の飴玉。
 太陽の光にキラキラと輝いて、本当の宝石みたいだとブラウニーは思った。
 これがブラウニーたちとの出会い。

 それから。
 草が伸び放題の庭も、煤だらけの家の中も精霊たちの手助けによって、見る間にきれいに生まれ変わり。
 地下水の引かれた井戸は健在で。
 住むには困らぬふたりのおしろが出来上がったのだ。



 ピチピチと小鳥の鳴き声がエーリカの耳に入ってくる。
 カーテンの隙間から差し込んだペール・クリームの朝日がシーツの上を暖かく照らした。
 手の平でその光を掬ってみるとほんのりと優しいあたたかさが広がる。
 寝ぼけ眼で窓の方を向いたままベッドの上にすわるエーリカ。
 窓が開いていないのにふわりと、エーリカの頬に風が当たった。
『エーリカ、おはよ』
『おはよ』
 シルフィードとベガがぴょこりと顔を出す。その後ろでウンディーネがにこりと笑った。
 いつも彼女を見守っている友達。
「おはよう、みんな」
 エーリカにとってはいつもの風景。シルフィードの頬をふわりと撫でてくすくすと笑う。

 その幻想的とも思える様子を紅い瞳がベッドの上から見つめていた。
 そろりとエーリカの指に自分の手を絡める。
「ひゃ!」
 突然の気配にエーリカは飛び上がった。
 そして、ベッドの上に横たわる砂狼を見てカッと頬を染め上げる。
「あ、ぁ……、ラノール」
「ん、おはよう。エーリカ」
 上半身を起こしたラノールは少女の頬が赤くなっている事に気づいた。
「どうした?」
 熱でもあるのだろうか。青年は少女へ手をのばす。
 腕に触れれば、ビクリとエーリカの肩が震えた。
「緊張してるのか?」
 ラノールの言葉に一層頬を染めた少女は顔を隠すように手を前に出す。
「あ、あのね。違うの。緊張はしてるんだけど、その……」
 エンジェル・ブルーの瞳が重なっては逸らされた。
 朝日が差し込む部屋の中、まるで天使のようなその愛らしさにラノールの胸が高鳴る。
 エーリカの緊張が伝わったように、青年もおなじように頬を染めた。
「なんだか、照れる、な」
「そう、なの」
 二人きりのベッドの上。上気した頬。首筋に流れる美しい宵色の髪。
「ああ、美しいな」
「えっ」
 ラノールの言葉はいつも唐突で。優しくて、でも嬉しいとエーリカは思う。
『エーリカ、うれしそう!』
『おおかみもわらっているわ』
『わたしたちもいっしょよ』
 きゃあきゃあと精霊たちがエーリカにまとわりついた。
 この精霊たちが出てくると情緒というものが転がり落ちるとラノールは項垂れる。
 けれど、彼らを含めてエーリカなのだと理解しているから。
 精霊たちに微笑む少女に愛おしさがこみ上げた。

「今日は、ローレットに出向いてくる」
 ばさりと外套を羽織ったラノールは玄関の壁に立てかけてあったマトックを持ち上げる。
 二人で生活するにはどうしてもお金は必要になってくる。それを補う為にラノールはローレットへと足を運ぶのだ。離れることは寂しいけれど、仕方の無いことだってある。
「うん。分かったわ」
 了解したという返事とは裏腹に、エーリカの眉毛は下がっていた。
 唇が言葉を発しようとして、きゅっと閉じられる。
『エーリカかなしい?』
『かなしい?』
 精霊が少女の気持ちを代弁するように問いかけた。
「すこし、ね」
「まあ、俺も正直なところ寂しいんだが……」
 言葉を切ったラノールはエーリカに手を伸ばし、頭をぽんぽんと優しく撫でる。
「なるべく早く帰るようにする」
 見上げるエーリカの瞳には少しだけ涙が浮かんでいた。
「じゃあ、いってきます」
「はい、いってらっしゃい」
 名残惜しさは指先に。最後まで温もりを感じていたい。
 呆気なく離れた熱は尾を引くようで。
 ラノールが遠く見えなくなるまでエーリカはその瞳に彼を映し続けた。

 ――――
 ――

 重い金属音が戦場に響く。
 ローレットからの任務は一筋縄ではいかないようなものばかりで。
 精鋭として駆り出されたラノールは巨大なマトックで敵の攻撃を受け止めていた。
「っ――!」
 敵の連打がラノールを撃つ。その度に響く重い金属音。
 アガットの赤が散り、右脚に痛みが走る。
 戦闘に支障は無い小さな傷だが、無数に受け続ければどれだけ体力があろうとも、いつかは底を尽きてしまう。
「まだ、まだぁ!」
 ラノールは敵の攻撃をはじき返し、マトックを振り下ろした。

 肩で息をする青年は次の敵へと走り出す。
 自分が前へ出て行かなければ、後ろに控える仲間達に被害が及ぶのだ。
 こうして戦っている自分の神経は最高潮に集中している。けれど、どこか虚空から自分を見下ろす自分がいるのも実感する。戦場を俯瞰して取るべき位置を把握しているような、そんな感覚。
「はぁ!」
 敵の攻撃を受け止め、脚を払う。
 外套が翻った拍子に視界の外から敵の剣がラノールへと叩きつけられた。

 ――衝撃。

 頭を強く打ち付けた青年はふらりと傾ぐ。
 ドクドクと血の流れる感覚がして頭を触れば、ぬるりとブラッディ・レッドの赤が手に広がった。
『避けることができれば』
 この致命傷も負わずに済んだだろうか。
「ぐ……っ」
 しかし、こんな所で膝を着くわけにはいかなかった。
 顔に流れた血を拭って、ラノールは視線を上げる。
 可能性をねじ曲げて。紅い瞳で吠える――

「俺は!」

 胸に抱くは儚い瞳。エンジェル・ブルーのきらめき。
 初めは隠していた視線も。たどたどしく話す言葉も。お菓子の約束も。美しい横顔も。染まる頬も。
 全て鮮明に思い出せる。
「待ってるんだ」
 あの小さな家で。自分の帰りを待っている愛おしい君がいる。
 だから。だから。

「――――絶対に帰る!」

 ラノールの巨大なマトックが振り上げられ、衝撃と共に敵の胴を粉砕したのだ。


 キィと玄関のドアがゆっくりと開く。
 その瞬間、飛び出してきたエーリカがラノールに抱きついた。
『ラノールかえってきた』
『かえってきた!』
 嬉しさと切なさが入り交じった表情をしたエーリカは、ラノールがボロボロになっているのに気づく。
「え、ラノール。傷、きず……っ」
 よく見れば、腕や足に包帯が巻かれ、血が滲んでいた。顔には大きなガーゼが張られている。
「大丈夫。たいしたことないよ」
「本当? 痛くないの?」
「痛くないと言えば嘘になるかもしれないが、そんなことより……」
 カタリと巨大なマトックを壁に立てかけたラノールは、愛おしそうにエーリカを見つめた。
 エーリカの手を取って優しく握る。

「ただいま」
「……っ、お、おかえり」

 それは特別な言葉。
 誰かが待っている家に帰って来た時にしか言えない言葉。
 待っていた誰かが帰ってきた時にしか言えない言葉。

 家族のぬくもりを知らなかった少女は、大切なあたたかさを得た。
 過酷な環境で生き抜いてきた青年は、愛おしい瞳を見つけた。

 お互いの手を取り合って。
 幸福がいっぱい詰まった『我が家』へとふたりは帰っていくのだ。


「今日はね、ポトフとおいしいパンがあるの」
「肉はあるか?」
「ふふ、もちろん」

 あたたかい部屋と、あたたかいごはん。
 幸せの光は、パールホワイトのカタチで。二人を包み込む。

 屋根裏のブラウニーが幸せそうに笑う。
 ふたりの幸せのことのはを乗せて。
 ラピスラズリの夜空に星屑の石が祝福するように流れていった。

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