シナリオ詳細
とある考古学者の事件簿 CASE:01『万物の調和協会・連続失踪事件』
オープニング
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薄暗い部屋の中でスクリーンだけが煌々と光り、集まった人々を照らしている。
(体験入会者は俺達含めて30人程度か。あとは協会員のようだが、やはりぽっと出の組織にしては規模がデカいな)
壇上に立ち弁舌を奮う"センセイ"を無視して、ハインツ=S=ヴォルコット(p3p002577)はバレないように周囲を見回す。
暗い部屋の周囲には大きな水晶がいくつも並び、協会員たちは思い思いに行動している。センセイのご高説に感極まり拝む者、演出のひとつだろうか――お香の火の管理をする者、水晶の浄化作用をたくさん得ようと服をはだけさせ、秘宝種のコアをさらけ出す者――
「レガシーゼロ(秘宝種)の心臓――コア。その輝きを高める為に、皆さまはどのようなケアを日頃行っていますか?
私達『万物の調和協会』は、パワーストーンの浄化方法・休息法に着眼し立ち上げられた、秘宝種の秘宝種による秘宝種のための協会です」
”センセイ”いわく、天然石の効果を最大限に引き出すには定期的な浄化が必要で、その手法に着目した万物の調和協会では、定期的に集会を行い、水晶による浄化と煙による浄化(スマッジング)をもってコアの力を高めているらしい。
(それにしても、まいったな。組織に潜入すれば『ターゲット』の様子が知れると思ったが、ここには居ないようだ。だとしたら協会の裏方作業をしているか、あるいは……)
次の手を考えるべく、顎に手をあてて考え込むハインツ。だが彼の思考はすぐ霧散する事となる。同行している隣人が、ぐいと服の袖を掴んだからだ。
「ハインツさん、なんか俺、気分が……」
青ざめる彼の横顔を見て、ハインツはハッとする。隣人の手を掴んで立ち上がり、「ツレが気分悪くなったみたいで」と会員達を退けて、すぐ集会場を後にした。
「ぷはっ! はぁ…はぁっ…。すんません、足引っ張っちまった……」
「いや、いい。Nが声をあげてくれなかったら、潜入していた事がばれて大事になっていたかもしれない」
集会場から少し離れた公園の広場で、ベンチにNを座らせたハインツは、水を差しだしながら先ほどの状況を振り返る。
お香に交じって漂ってきた、メロンが腐った様な異臭。瞳孔が開ききった会員達――間違いない。"薬物"だ。
「ここまで来ると俺達だけでは手に負えん。頼ってみるか、ローレットを」
●
ハインツ=S=ヴォルコットはローレット所属の特異運命座標であり、考古学者でもある。
幻想の一角に事務所を構え、そこでオカルト専門の何でも屋として活躍していた。現在の相棒であるNも、かつてはハインツへ事件の解決を依頼する側の人間だった。
「とはいえ、素人は自分に降ってきた災いが"オカルトかどうか"判別のついていないケースが多い。今回の依頼もだ」
集まった特異運命座標へ、ハインツは今回の依頼にまつわる調書を渡した。
依頼者の名はフランク・アーノルド。相談内容は「親友が怪しげな組織に入会してから様子がおかしい。連れ戻してもらいたい」というものだった。
「最初は組織の人間に上手く言いくるめられてるぐらいだと思ってたんだが、俺とNでその組織を調査したところ、オカルトとは違う方向で怪しい結果が出るわ出るわ」
集会でお香に依存性の強い薬物を混ぜて薬漬けにしてるわ、協会の会員が定期的に失踪してるわ――極めつけに、ここ最近、秘宝種の奴隷が闇ルートで売りさばかれているという情報まで入手した。
「案の定、フランクの親友も1週間ほど前から行方が分からなくなっててさ。失踪者探しも、犯罪の証拠探しもと考えると、俺とハインツさんだけじゃどうにも人手が足りなくてさ」
「相手はカタギの道を外れた外道の組織だ。危険な仕事となるだろう。だが、お前さん達だけが頼りなんだ。……引き受けてくれるか?」
- とある考古学者の事件簿 CASE:01『万物の調和協会・連続失踪事件』完了
- NM名芳董
- 種別カジュアル
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2023年06月02日 22時05分
- 参加人数4/4人
- 相談6日
- 参加費100RC
参加者 : 4 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(4人)
リプレイ
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宝石箱の中には所狭しと色とりどりの宝石が詰め込まれている。
「この中から選んでいいのにゃ?」
『少年猫又』杜里 ちぐさ(p3p010035)は目を輝かせ、大粒のエメラルドキャッツアイを手に取った。
「ほう、そいつに惹かれるとは情報屋を名乗るだけあるな」
「見習いだけどにゃ。そんなに凄い宝石なのにゃ?」
嗚呼、とハインツは顎髭を撫でながら記憶を手繰り寄せる。
「勿論。凄い曰くが沢山ついてるんだ。魅了された人間が異常な行動を取ったとかーー」
「やっぱり別のにするにゃー!!」
いやいや悲鳴を上げながら化粧室に担ぎ込まれていくちぐさを、『かみさまの仔』冬宮・寒櫻院・睦月(p3p007900)が売られていく子羊を見る様な目で見送った。曰くが冗談であると願うばかりである。
「…そ、それで。潜入先の情報について整理していきたいのですがーー詩織さん?」
『死澱』瀬能・詩織(p3p010861)は、ただそこに座っていただけだ。しかしながら睦月の目には、穏やかに微笑む彼女の後ろに修羅が見えて仕方がない。
「あの、僕なにかしました、か…?」
「いいえ。きっと気のせいです」
性別迷子の時の名残で、睦月は今日も服装自体は男装だったが、性別を偽る程には徹底していない。即ち、ワイシャツ越しにでも分かる膨らみが詩織ーー持たざる者の怨みに触れた等、気づける筈もなく。
(中ボス…といったところでしょうか)
かたや戦神、かたや死の澱み。相反する性質の二人が一つの目標の為に相対する事で、ハインツの事務所は異様な磁場が出来ていた。死者の魂の導き手である『灰想繰切』アーマデル・アル・アマル(p3p008599)は違和感を感じ取り、怯えるNの肩を叩く。
「見ての通り、俺達のチームワークはバッチリだ」
どこがやねん、と反射でツッコミかけたNの身体を女の霊が擦り抜ける。偵察に向かわせていた『酒蔵の聖女』だ。詩織が彼女と初対面である事に気づき、アーマデルは真顔で紹介した。
「彼女は俺と協力関係にある霊魂で…」
『うぇっぷ、っすわぁ』
「見たところ酔っている様ですが、もしや教団の怪しいお香を嗅いだのでは?」
「いや、酔ってる姿が平常だ」
まあと口元に手を当てる詩織にも、やはりアーマデルは平然と告げる。
「見ての通り、俺達のチームワークはバッチリだ」
「いやどこがだよ!」
今度は流石にNがツッコんだ。酔いどれフラフラな酒蔵の聖女をうちわで仰いでやりながら、睦月はうーんと考える。極秘資料を持ち出して、衛兵に探らせて…それは必要な事だが、いま薬物中毒になっている秘宝種が手遅れにならないとも限らない。
「危ない薬物なんか止めて、ホワイトセージでも炊けばよろしいのに」
そういうものではないのでしょうか、と悩む睦月に、アーマデルはハッとした顔で聖女からの報告を思い出す。
「いや、名案かもしれない!」
●
――作戦会議から数日後。
各々が気配遮断を用いながらも、ぞろぞろと大勢で会館へ秘密裏に侵入できたのは詩織の貢献度が高い。警備員の配置を確認し、勝手口は施錠されているため人員が配備されていない事を把握していた。流れる様な手際で鍵を解錠し、室内へ仲間を引き入れる。
一行は三手に別れて調査を行う事にした。事務室をアーマデルと詩織、センセイの書斎をちぐさ、VIP室を睦月と満遍なく振り分け、総ざらいして証拠と行方不明を見つけようというのだ。
ちぐさはキリッと前を見据える。立派な情報屋になるために、証拠探しが苦手だなんて言ってられない。
「力を合わせて頑張るのにゃ!」
●事務所
「すまない、入会者に配るパンフレットを探しているんだが」
インスタントキャリアで会員に紛れ込んだアーマデルが、事務所にひょっこりと顔を出した。それならと事務員たちが気を取られているうちに、空いた扉の隙間から、黒猫の様にするりと滑らかに詩織が侵入する。忍び足で足音もなく遮蔽物の間を縫い、書類棚から何冊か、事前に目星をつけていた資料を手に取りページを繰る。
(人攫いには、相応の報いを受けて頂きましょう)
私利私欲の為に他者を惑わし、搾取する。協会というやわらかい団体名を付けていようと"あの呪術集団"とやっている事は変わらない――到底、許せる事ではない。詩織の心の奥底で、仄暗い感情がめらめらと燃えた。
「どうやら暗号化されてる様ですね。アーマデルさん、もう少しだけ時間稼ぎを…」
彼女が部屋の奥で呟いた微かな声を、アーマデルは聞き耳で感じ取る。
「お待たせしました。3冊ぐらいあればいいですか?」
「ありがとう。時に、事務員殿」
はい? とパンフレットから視線をアーマデルに戻した事務員たちは一瞬の間を置いて、あまりの眩しさに瞠目した。
後光だ!後光がさしている! しかもなんか後ろに聖女様っぽい美人が立ってる!
(ヒエェ、もしかして神様の遣い!?)
「いつも雑務ばかりすまない」
「ぇ、あ、いいえ!とんでもないです!」
無感情そうな口元が、ほんの少し口角を上げて微笑みに変わった瞬間、事務員達は「はうぁっ」と心を撃ち抜かれた。
カルト組織の人間にカリスマと人心掌握術のコンボが華麗に決まったのとほぼ同じ頃。詩織もまた、資料検索の果てに重要証拠を手にしていた。
(そんな、こんな事が…)
聡明な詩織は気づいてしまった。一見すれば協会の備品のカタログリスト。しかし他の資料と組み合わせ、数列と文字を一定の法則で組み替えると――現れたるは人名、宝石、そして値段。人身売買の"商品管理"リストだ。線の細い指が、リスト内の一行をなぞる。
『メルム/男/サファイア/協会を裏切ろうとしたため、廃棄処分』
●センセイの書斎
「やぁボク、迷子かな?」
「違うにゃ。ボクはセンセイから例の件で呼ばれたのにゃ」
例の件、と聞いた事のない話題があがり、顔を見合わせる二人の見張り役。対してちぐさは平常心のまま話を続ける。
「このコアの秘宝種が来たら部屋に通すよう、話がついているはずにゃ」
言うなり、するり――とちぐさは己のズボンに手をかけ、降ろしはじめる。なまっ白い少年の背中に、ごくりと唾をのむ見張り達。
(平常心…だけどなんか、恥ずかしいのにゃ…)
確かに偽装がバレないよう、普段は隠れる位置に着けてくれと頼みはしたけれど。腰骨あたりに着けたコアへ二人の視線が集中するうちに、一撃食らわせて気絶させようと思った…のだが。
「どうぞ宿主様」
「お通りください」
あっさりと書斎に通され、ちぐさは目をぱちくりさせる。本棚の仕掛けを看破し、協会への寄付だけとは思えない裏帳簿を手に入れたものの、先程の事が気になって仕方がない。あの瞬間、見張りの目はどこか虚ろで、ちぐさの事を『宿主様』と呼んでいた。ふと、彼の脳裏をハインツの言葉がよぎる。
『凄い曰くが沢山ついてるんだ。魅了された人間が異常な行動を取ったとか』
(この宝石…もしかして本当に呪われてるにゃ!?)
脱出したらすぐに外して貰おう。固く誓うちぐさなのだった。
●VIP室
睦月の調査もまた、事前準備により円滑な物となっていた。取り寄せた地図に、詩織やアーマデルからの情報を書き加えた事でより詳細になった一枚から、気になる点を導き出す。特別待遇の人間を通すには、窓もなく狭い部屋。おまけに奥には扉のない謎の空間があるときた。
「アポ取りは済ませてあります。通して戴けますか?」
遭遇した信者達を言いくるめ、目的地の前へ辿り着く。見張りはないがVIPを通す部屋にしては、重苦しい鉄の錠がかけられている。
「やはり何かありますね。解錠方法は…こうして、こうして、こう!」
鍵穴に突っ込んだ針金に手ごたえを覚えると同時、カチリと音がして鍵が外れた。扉を開けて入ると、噎せ返りそうな程の香。
「……ッ!」
中には脱力した秘宝種達が雑多に詰め込まれていた。協会の秘密を知る者達が、この閉鎖した空間に信者を隔離し、薬物たっぷりの香で薬漬けにして気力を奪い、奴隷として売り飛ばしていたのだ!
睦月は目を見開いたが、冷静にその場で薄く息を吸い、匂いを確かめる。ハッカにも似た爽やかな香り――ホワイトセージだ。
潜入に数日空けたのは理由がある。アーマデルは酒蔵の魔女に、イシュミルと協力して香の成分を調べさせていた。危険な薬物が香草であり、成分は組織の上層部しか知らないと知って、こっそり無害なセージに挿げ替えを行ったのだ。おかげで皆、衰弱はしているものの命に別状はなさそうだ。
「皆さん、もう大丈夫です。すぐに助けますから」
睦月を中心に、窓なき部屋に陽光が注ぐ。それは癒しの奇跡、天上のエンテレケイア。
「裏帳簿ゲットしてきたにゃ! …ぅぐ、鼻がツーンてするにゃ…」
「睦月殿、怪我はないか?」
ちぐさとアーマデルが駆けつけて、被害者を担ぎ上げる。外で見張りをしていた詩織が、未だ中に残る睦月へ声をかけた。
「睦月さん、こちらへ」
救助した被害者の中にメルムの特徴と合致する秘宝種はいなかった。廃棄という淡泊な二文字が何を表していたのかは想像に難くない。
「残念ながらメルムさんは、もう…」
「待ってください! ここに隠し部屋があるはずなんです」
壁を叩いて空洞がないか確かめる。メルムが最後に残した言葉は「さようなら」だった。「探さないでください」でも「協会に尽くします」でもなく。
よい事をしようと組織に尽くし、協会に認められ、深入りし――深淵を見てしまった。
加担しなければ消される。「さよなら」の言葉は、友人を危機から遠ざけようという彼なりの優しさだ。
(絶対に諦めない!)
ガコン! と音がして壁にくり抜かれた様な線が入り、回転する。
お香の匂いがいっそう強い部屋に、金髪の青年が座り込んでいた。うなじに光るサファイアの輝き。抱き上げれば微かに呼吸がして、睦月は泣きそうな顔になった。
メルムはまだ、生きている!
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
NMコメント
今日も貴方の旅路に乾杯!NMの芳董です。
たまにはこういうハードコアっぽい感じの依頼も出してみたい。そんなライター心。
●目標
『万物の調和協会』に潜入し、悪行の証拠を持ち帰る事。
行方不明の秘宝種/メルムを連れ帰る事。
●行方不明者『メルム』について
金髪に青い瞳の薄幸そうな秘宝種。20歳前後の男性風の機械体で、うなじのあたりにスペード型にカッティングされたサファイアのコアがついています。
また、水仕事をしておりやや右手に手荒れが出ているのも特徴です。
親友フランクと共にバイト先の花屋で仕事をしていたはずなのですが、1週間ほど前に『さようなら』と短い書置きを残して行方不明になったそうです。
●場所
幻想国内某所にある『万物の調和協会』の会館。地上2階建ての立派な会館で、集会や会食を行う大ホールの他にも様々な部屋があります。
事前にハインツとNが潜入し、めぼしいと思った場所をいくつかピックアップしています。選択肢よりお選びください。
【1】センセイの書斎:組織の代表者であるセンセイの作業部屋。講義や用事がある時以外、センセイはここにいる時が多いようです。
常に会員が2人ほど見張りについており、クリーンな組織にしてはやや物々しい警戒態勢と言えるでしょう。
【2】事務室:協会の運営に必要な書類一式の管理が行われている部屋です。膨大な資料がある資料庫も内包されています。
協会の人間が1人以上常駐するようになっているため、潜入したり気を逸らしたりする必要があるでしょう。
【3】VIP室:高額な会費を納めた上級会員だけが入る事を許されている部屋。施錠されており、入るには工夫が必要です。
会員の中でも入室できる者は限られているようで、会員達の間でも中がどうなっているか色々な噂がある様子。
●戦闘
状況によっては以下との戦闘が発生する場合があります。
会員:『万物の調和協会』の会員です。武器を使う場合もありますが、訓練を受けていないためそこまで大した戦力ではありません。ただ、殺めてしまうと後で騒ぎになる可能性があります。
センセイ:本名不明。20代後半の見た目を持つ銀髪の秘宝種。女形の機械体で額に赤いルビーのコアを持つ。パリッとしたスーツを着こなすいかにも幹部の様な風格を持つ人物。
『乱れ』『火炎』などのBSを与える神秘攻撃を扱う事ができる。ローレット非所属の特異運命座標という噂もあり、並の戦闘員よりも手ごわい。
合成獣:組織の中でも一握りしかその存在を知らない。虎と獅子の合成獣。館内のどこかに2匹ほど存在する様子。物理攻撃力が高く狂暴。
●味方
特にオーダーがなければローレットで待機していますが、プレイングで指名された場合はサポートにまわります
『特異運命座標』ハインツ=S=ヴォルコット(p3p002577)
「安心しろ、その呪物で死んだ奴は今のところいない。……今週はな」
ローレット所属の特異運命座標。幻想に事務所を構え、オカルト専門の何でも屋として活動している。考古学者でオカルトライター。
気さくでお茶目な隻眼ダンディ。情報収集能力やオカルト知識に長けている。左腕に秘宝種の偽装をしており丸いムーンストーンを偽のコアとして装備中。希望する宝石と形状を頼めば同様の偽装を施してくれるようだ。
戦闘では射撃による物理の遠距離攻撃を得意としている。
『ハインツの相棒』N
「ハインツさんの言う事の3割は聞き流していいぞ。そうでなきゃ身が持たねえ」
左目に虹色の光彩を持つ秘宝種の男。右手にティアー型のタイガーアイのコアがあるらしいが、常に黒手袋で両手を覆っており、何か訳ありのようだ。時々虚空に向かって独り言を話している姿も目撃されている。
ハイセンス持ちで色々な事に敏感。ハインツのおかげで多少の無茶ぶりにも耐えられる根性もある。神秘系の回復スキルが多少使える。
説明は以上となります。それでは、よい旅路を!
調査場所
協会内で調査する予定の場所をお選びください。同じ行先のメンバーは同行として描写する場合がございます。
【1】センセイの書斎
組織の代表者であるセンセイの作業部屋。講義や用事がある時以外、センセイはここにいる時が多いようです。
常に会員が2人ほど見張りについており、クリーンな組織にしてはやや物々しい警戒態勢と言えるでしょう。
【2】事務室
協会の運営に必要な書類一式の管理が行われている部屋です。膨大な資料がある資料庫も内包されています。
協会の人間が1人以上常駐するようになっているため、潜入したり気を逸らしたりする必要があるでしょう。
【3】VIP室
高額な会費を納めた上級会員だけが入る事を許されている部屋。施錠されており、入るには工夫が必要です。
会員の中でも入室できる者は限られているようで、会員達の間でも中がどうなっているか色々な噂がある様子。
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