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シナリオ詳細

花蝶天女譚:花枯れる時

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●過ちは終わったから気付くもの
 『彼女』はもう、来なくなった。
 ここに誘われてくる有象無象も、増して動植物たちですらも。
 わたしのもとから消えていく。
 この姿になってから随分と長い時間が経ったように感じる。けれどそれは、為すべきことが少ないがゆえの肉体感覚なのだろう。実際は一年も経っていまい。
 与えて、求めて、否定され傷つけられ、そして退けた。それから来るものを奪い続けた。わたしはもう一度、彼女が来るまで待たねばならなかったから。
 そして奪った果てに、あたり一面から命という命が消えてから。
 わたしはとうとう、ここから一歩も動けないのだということを思い出した。

●覚悟や気持ち、そして実力に非ず
「『無限香花』という名前の天女を、覚えていますか」
「忘れるわけがないだろう。そのために俺達は……何も知らない村人を殺した。クソッタレな仕事だった」
「私も蝶の方を潰した以上は責任がある。両方倒してスッキリさせておきたいしな」
 『ナーバス・フィルムズ』日高 三弦(p3n000097)の質問に、イズマ・トーティス(p3p009471)と天之空・ミーナ(p3p005003)は何れも苦い顔で応じた。
 夏頃に現れたとされる『天女』が二体、方や撃滅に成功し、方や苦い撤退戦を強いられることとなった。そうでなくとも、花という特性上、関連付けられた僅かな要素を残し、或いは他所に持ち込めばより絶望的な状況も有り得ただろう。
 二人は雪辱の名の下に村一つを撃滅し、残された天女に侵された村ふたつを潰し尽くした。……一歩間違えば仲間が『絶望的な状況』の呼び水足り得たのは今思えば笑い話であろう。
「結構。天女の発生源であった男に関しては、より大きな目論見でもって行動を起こしている……そうですが、あちらはあちらで置いておきましょう。今回お呼び立てしたのは、無限香華が目に見えて弱っている現状、叩くなら今しかないというお誘いです」
 誘い、とはまた言ったものだ――と、二人は互いをちらりと見た。
 こんなもの、断る理由が何一つ見当たらないではないか。今ここで倒さねば、屹度知らないところで朽ちるのを待つか、思いもよらぬ進化に至るかの何れか。
 だったら……弱い相手を甚振る形になりはするが、さらなる悲劇を齎す前に確実に殺さねばならない。
 そうと決まれば話は早い。二人は他のイレギュラーズをかき集め、死の森と化したかの地へと挑む。

GMコメント

 寝かせておこうと思ったら羅刹十鬼衆が最終決戦してました。

●成功条件
 無限香華および敵勢力の完全撃破

●無限香華
 『花蝶天女譚:花はあなたを求めてる』においてイレギュラーズを退けた天女の一体。
 【巧妙(中)】をデフォルトでもっています。
 『罪の果実(物超単:【無】【万能】)』をヒットさせた対象を目標として執拗に攻撃します(擬似的な【怒り】付与に近いですが、不動なので離れても遠距離攻撃が飛んできます)。
 『破滅の種(物中列:【不吉系列】【凍結系列】【呪殺】)』
 『根囲い(物近域:【足止系列】等)】
 『もうひとつのかお(神至単:精神系BS複数付与。詳細不明)』
 などのスキルを使用します。
 HPはNORMALのボスとしてはかなりのものですが、前回シナリオと異なり自己回復手段と種による繁茂がほぼ不可能になっています(後述)。

●切断根×10
 無限香華から切り離された根が自立して動いている、まあエロくないほうの触手生物です。
 【麻痺系列】を伴う近接攻撃を主に行います。複数に囲まれるとBSがよりエグいものになったり色々と、まあ色々とクソエグくなるので一人で怒りで全部引き付けるのはおすすめできません。

●戦場:枯渇森林
 無限香華によりありとあらゆるものが栄養を吸い上げられ、枯れ木と旱魃地形しか残されていない森です。
 周辺からの自浄作用がどうにかするには向こう数十年はかかるんじゃないでしょうか。混沌だとまた違うかもしれないけど。
 そのため周辺の村から人が来たり地面から栄養吸い上げたりはどうしても無理です。ので、無限香華は繁殖系の種ではなく攻撃用の種に自己進化を促したわけですね。ウザ。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • 花蝶天女譚:花枯れる時完了
  • GM名ふみの
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年12月26日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談6日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

寒櫻院・史之(p3p002233)
冬結
天之空・ミーナ(p3p005003)
貴女達の為に
レイリー=シュタイン(p3p007270)
ヴァイス☆ドラッヘ
八重 慧(p3p008813)
歪角ノ夜叉
金枝 繁茂(p3p008917)
善悪の彼岸
イズマ・トーティス(p3p009471)
青き鋼の音色
イルマ・クリムヒルト・リヒテンベルガー(p3p010125)
生来必殺
水天宮 妙見子(p3p010644)
ともに最期まで

リプレイ


「なんてひどい光景だ……なにもかも吸い付くされて三途の川のようだよ」
「報告書は見ました、これはしっかり断たないとっすね」
 『若木』寒櫻院・史之(p3p002233)と『歪角ノ夜叉』八重 慧(p3p008813)の二人は、報告書で聞き知ったものより『ひどい』状況と化した森の残骸を見て、ここまでに至らしめた天女の悪性に心からの嫌悪感を覚えた。こと慧は庭師という立場上、自然の荒廃は捨て置けぬ気持ちが強いのだろう。そして、そうまで至らしめた責任を双肩に負う関係者達の顔をちらと覗く。
「ようやく、ようやくこの時がきたんだな。この手で決着をつけれる日を待っていた」
「……お前を狩り損ねてからずっと、この時を待ち望んでいた。虐殺に手を染めてまで機会を作った」
「ケリをつけに来たわ。ヴァイスドラッヘ、只今参上!」
 『紅矢の守護者』天之空・ミーナ(p3p005003)、『青き鋼の音色』イズマ・トーティス(p3p009471)、『ヴァイスドラッヘ』レイリー=シュタイン(p3p007270)。直接、天女『無限香華(以前は「香花」だったか)』と対峙したのはイズマのみだが、ミーナとレイリーはこれと双璧をなす天女を手ずから葬っている。尤も、彼女らの善性が皮肉にも、状況悪化を齎しかけたのは皮肉というか、肉腫という存在の狡猾さを感じさせはするが……。
「この死の気配が漂う空間……私もこのように国を死地にしたことがありましたっけ……ふふっ、久しぶりに味わっておりますよ?」
 『北辰より来たる母神』水天宮 妙見子(p3p010644)は過去の記憶と照らし合わせ、少し楽しげに笑みを浮かべてから周囲の重苦しい空気に「言うべきじゃなかったかな」と頬を歪めた。だが重苦しい雰囲気が渦巻くこの状況、彼女くらいの冗談が言える胆力ありきでなくば息もつまろうというものだ。
「外法で村を食い潰した化物でありどのような手を使ってきてもおかしくない相手、ですが慧なら大丈夫でしょう」
「根の方は頼むっすね。繁茂さんなら大丈夫っす」
 『善悪の彼岸』金枝 繁茂(p3p008917)はレイリーと組んで切断根の対応に回り、慧は本体を狙う面々の盾となり壁となる。
 軽口混じりの会話は、両者がいかに相手を信頼しているかの証明といえるだろう。
「あの花が狼藉を続けるなら、力ずくで花吹雪に変えるまでだ」
 『含牙戴角』イルマ・クリムヒルト・リヒテンベルガー(p3p010125)はこの状況、待ち受ける天女に何らかの感慨があるわけでも、決意があるわけでもない。が、眼前の荒野がいびつであり、見るに堪えぬというのは理解できた。然るに、全霊で以て状況に挑む気概は……あるのだろう、十人並には。
「こうも枯れた地じゃ腹減ってるでしょ。ほら、新鮮な命っすよ」
 慧はそう告げると無造作に無限香華へと歩みを進め、自分を狙えとばかりに間合いに踏み込んでいく。その動きに対し、切断根は即座に動きを止めるべく這い寄るが、遅い。
「さぁ、こちらへ来なさい! わたしが相手になるわよ!」
「『慈乗真蓮』。たとえここが血の池だろうとこの結界を冒すことはできませんよ」
 レイリ―の高らかな声が、我を狙えと引き寄せる。
 繁茂の堅牢な肉体は、押し寄せる切断根の初動を受け止め、『えげつのない攻勢』と目された事前情報との整合性を理解した。弱くはない。命中精度が高く、打撃を重複させることでより重篤な異常を呼び起こす連携にたけている。だがそもそも、『掛からなければ意味がない』。
 飛来した罪の果実を額で受け止め、悠然と前進する慧の姿を横目に、彼はこの戦いに明確な勝機を見出した。


「足止め、頑張ってくださいましね!」
「これは心強い。全力であたらせて貰いましょう」
「数が多くても、狙いが定まってる限り脅威にもならないはずよ!」
 妙見子の付与術式を背に受け、繁茂とレイリ―は力強く言葉を返す。堅牢な護りを手に、多勢を引き付ける両者はこの依頼に於いて要のひとつ。絶対に倒すという強い意志は、妙見子をして支えねばならぬ、という気持ちを強く呼び起こす。だからこその術式、そして戦術。
「一か所に固まっているなら、狙うに容易い」
 イルマは視線の先、猛攻を仕掛ける切断根を照準し攻勢を仕掛ける。如何にも狙い易い、生物的反射すら思わせるそれらの動きは、しかしその攻勢をのたうちながら回避し、すぐさま態勢を立て直した。思いの外賢い、と彼女が舌打ちした刹那、続けざまに仲間が打って出る。
「主を失った分際でよく動くじゃないか。俺たちという栄養を取り込もうとでもしてるのかい?」
「だとしたら見当違いだったな。前座相手にくれてやる血なんてないんだ」
 史之の乱打、続いてイズマが『奏でた』魔術は、攻撃を重ねるほどに精度を増し、切断根を苛む。イルマの牽制が無ければ、恐らくはそうも的確に当たることはなかっただろう。
 確固撃破よりも一斉に狙ったことが、後に続く仲間へのサポートとして機能している、と言っていい。
「繁茂、もう少し耐えられるか」
「なんの、ぼちぼち体が温まってきたところですよ」
 ミーナは神気閃光で切断根を退けつつ、繁茂の身を案じた。相手の数に耐え得る護り、姿としてこれ以上はない頼もしさだが、さりとて万能とはいかない。じわじわと、防御の上から削り取られる傷と肉の感触を覚えながら、繁茂の言葉はより冴えを増している気すらした。
「それだけの図体でその程度の強さっすか。余程弱ってるんすねぇ」
 他方、前に出て無限香華の攻勢を一手に引き受けた慧もまた、決して容易ではない戦いに身を投じていた。距離と攻撃手段を考えれば、届くのは種くらいなもの。だが、伸びあがってきた『活きた根』は彼の足を捕え、引き込もうと力を込めた。だが、微動だにしない。慧の眼光の鋭さは弥増し、その不退転の決意をより強固に主張しているようにも見えた。
(保ってくださいよ、妙見子の魔力~……!)
 その陰には、妙見子の術式による慧の体力の底上げが作用していた。レイリ―達が切断根を足止めしたことにより、本来は有効射程まで前進し得ない妙見子がギリギリまで前に出ることが許容されたのだ。……何れにせよ危険なことに変わりはないが。

「甘いわよ。わたしをしっかり狙いなさい!」
「無理だけはするんじゃねえぞ、レイリ―、繁茂!」
 切断根は集まり、或いはばらけながらイレギュラーズに打ち掛かり、押し潰さんと暴れまわる。絶えず己を狙うよう誘導するレイリ―だが、それも完全とは言い難い。狙いが逸れた個体がイルマを打ち据え、イズマの視界を覆ってその狙いごと押し潰しにかかった。
 誘導し、防御を固めた二者はそれでもよくやっている。確固撃破のみ、誘導なしで戦っていればこれ以上の惨事も免れなかっただろう。
 だからこそ、ミーナと史之の攻勢はここで効く。
 誘導から逃れた個体をミーナが叩き潰し、繁茂に打ち掛かる切断根は史之が斬り払う。イズマに至っては、視界を覆った個体にできた傷めがけて魔力を叩き込み、術式で以て内部崩壊み持ち込む始末。
「お前達に付き合ってる時間が惜しい」
「所詮は数合わせの雑魚に過ぎないか。本命と戦う前に倒れるのは御免だな」
 崩れ落ちた切断根を押しのけて前に出る二人の男の眼前には、深手を負うのを全力で避けつつ、堂々たる立ち姿で無限香華を引き付ける慧の姿があった。
「ようやく会えたな。待ち侘びた……と言ったところで通じないだろうが」
 面識はない。だが因縁も、倒すべき理由もその手にある。ミーナは全身の魔力を攻撃の為にかき集め、ただ眼前の敵のみを見据えた。


「おまえのせいで何が起きたかは聞いてる。あとはもう枯れるだけでも、罪は償ってもらうよ。ほら、この地の人々が聞きたがってる。おまえの断末魔をさ!」
「最期は花らしくせめて華々しく散るがよい」
 史之の細腕から放たれた剛撃が本体を激しく殴りつけ、激しい振動とともに動きを乱す。続けざまに放たれたイルマの射撃を辛くも躱したが、その不自然な姿勢で続くイレギュラーズの攻勢を避けられようか?
「行きますよ~! 当たればよし、当たらずとも邪魔ぐらいはできるでしょう!」
「ナイスだ妙見子! 数撃ちゃ当たる、じゃないが手数は正義ってやつだ!」
 妙見子の鉄扇から放たれた衝撃波は、無限香華の本体をかすめる程度であったが、続くのがミーナの大火力だ。しかも、二度。イレギュラーズの総攻撃は、ただ一つの異形を狙うときその真価を発揮する。度重なる攻撃は回避する余地を奪い、加速度的に「次の一撃」の重みを増していくのだ。
「お前が強いことなんて分かってる。そのために準備し続けたんだ」
 だから、跡形もなく消し潰す。
 破り捨てられた護符が燃え落ちるまでの四十秒。果たして『イズマの攻撃のみで』何度、無限香華に術式が叩き込まれたことだろう?
 総合的な火力効率でいえばミーナが勝る。連携により逃げ場を奪わねば削りきれるかは怪しかった。
 されど、数値のみ、意思のみで勝敗が決するなどと言うのは三流のイレギュラーズの言説である。
「根っこのくせによく粘りましたよ。慧、下がって下さい。ここからは私と」
「わたしが相手してあげる、って言ってるのよ。ミーナ! イズマ殿! もう終わらせるのよ!」
 慧と入れ替わるように前進したのは、今しがた切断根を駆逐した繁茂とレイリーだった。痛みゆえか、怒りゆえか、乱雑に攻撃を撒き散らす無限香華の狙いを受け止め、反撃に転ずるその体力は危うげすらある。――それを癒やす手段はある。あるが、それよりも目の前の敵を倒すことが全てに優先された。
「雪辱を果たさせろッ!!」
「行ってこいよ、『あいつ』のところに」
「斬らせてもらうよ、その人間ぶったみにくい首もね」
 叩きつけられたのは怒りか? 恨みか?
 否、救えなかったすべての命に対する個々人の自責である。
 貫かれた草(にく)は治らない。あたり一面の命を吸い尽くしたからだ。
 奪われた命は戻らない。ただ、世界の歪みはその瞬間、確実にひとつ消え落ちることは間違いない。
 悲鳴が遠雷のように響き渡る。当たるを幸いに叩きつけられた猛攻(だんまつま)は、しかしただの一つとしてイレギュラーズを道連れにすることはかなわない。
「俺はね、花畑や季節ごとに違う顔見せる庭の方が好きなんすよ」
 だから、彼女一人の荒れ果てた庭など見ていられないのだと。慧の言葉が終わるより早く、その異形の頭部は史之の刀の軌道に沿って落下した。


「ミーナさん……? 何を?」
「愛した人に会いに逝くのに、これくらいのおめかしは許されるだろ」
 生命反応が途絶え、完全沈黙へと至った無限香華。その末路こそ哀れなものだが、天女に至ったきっかけはもっと純粋な慕情の筈である。
 ミーナはイズマの問いかけに、かつて手にかけた片割れとの再会を願っているとばかりにそう告げた。激しい戦いでこそあったが、彼女は徹頭徹尾、天女達への哀れみの念で動いていたのだ。それが正しくない結果を招くとしても、そうせざるを得なかったほどに。
「哀しい光景だね。娘に罪はなくとも被害が大きすぎるよ」
「元凶は斃れたと聞きます。これ以上、豊穣で似た悲劇は起きないでしょう」
「長かったわね……ここまで手間取るとは思わなかったけど、これも甘さが招いたことなのかしら」
 史之が静かに手を合わせると、繁茂は簡易ながら火葬の準備を整え、火種を無限香華の残骸に落とす。少しの間をおいて燃え上がった天女の姿は、恐らくそう間をおかず燃え尽きることだろう。煙を隔て、レイリ―はミーナの顔を見た。通り一遍の鎮魂も許されず、ただ排除せねばならぬ世界に対する害となった少女たちの成れの果て。それを見届けるためだけに、随分と遠回りをした。寂しそうな横顔を見て、胸の詰まる思いがした。
「この程度しかできないのは心苦しいっすが。少しでも自浄が進みやすくなるように」
「ああ。……もういいだろ、虐殺も雪辱も終わったんだ。ここから先、芽吹く命が悪し様であるはずがない」
 天女は跡形もなく燃えるだろう。それに伴って、周囲一帯の集落文化は枯れ果てた。
 慧とイズマが撒いた灰がどれほどの効果を齎すかは未知数だが、数字の上での成果より、彼等の想いが何某かの形で実ることを祈るほかはない。
「ようやく、終わった」
 ミーナの疲れ切った声が、薄闇を迎え始めた荒野に寂しく響いた。

成否

成功

MVP

イズマ・トーティス(p3p009471)
青き鋼の音色

状態異常

イルマ・クリムヒルト・リヒテンベルガー(p3p010125)[重傷]
生来必殺

あとがき

 大変おまたせして申し訳ありませんでした。これにて終幕です。
 願わくば、生まれ変わっても手をつなげることを。

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