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シナリオ詳細

<総軍鏖殺>アーカーシュ防空訓練

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●向かってくるもの
 天衝種(アンチ・ヘイヴン)。
『憤怒』の感情を宿した魔物であるそれらは、鉄帝の各地に出没していた。
 しかしながら、それらの個体のうち……空を飛ぶものがいることも、比較的初期のうちに知られていた。
 そうした飛行する天衝種(アンチ・ヘイヴン)のうちの幾つかはアーカーシュへの侵入も確認されていた。
 その最たる例としてはヘァズ・フィラン(黒天烏)であり、これにくっついて小型の天衝種(アンチ・ヘイヴン)が侵入する事例もまた確認されていた。
 つまるところ、地上だけではなく空までも『憤怒』は登ってきているということであるが、地上に比べればその数は比較的少数に留まっている……ように見える。
 しかし、しかしだ。
 アーカーシュという場所に奴等が侵入することは、なんとも許し難い。
 ならばどうするか……答えは簡単で「見つけ次第排除する」しかない。
 勿論、それはかなり難しいのだが、幸いにもアーカーシュにはそうしたものを排除しやすい環境が、他勢力と比べてもかなり集まっていたのだ。

●パトロールしよう
「と、いうわけで……貴殿たちには、これまで集まったものを利用した防空体制に関する習熟訓練をしてもらいたい」
 歯車卿からの使者は、集まった面々にそう切り出した。
 独立島アーカーシュ。
 アーカーシュを起点としたこの勢力には、様々な空中用装備が集まっている。
 たとえばバイク型の小型飛空艇バジランテ。
 たとえばスチームシップ「サキノソラ号」。
 たとえばスチームゴーレムTypeF25。
 現時点でもこれだけの空中用装備、あるいはゴーレムがいるのだ。
 これ等を元にしたある程度の防空体制が敷ければ、今後天衝種(アンチ・ヘイヴン)の侵入を完全に防げないにしても、一定の効果を上げることだって出来るかもしれない。
「ひとまず今回は『敵が現れた』ことを前提にした迎撃訓練を行うことにした」
 アーカーシュ周辺の空域の一定のポイントに敵が現れたと仮定し、エピトゥシ城からスクランブルをかける……という設定である。
 どの装備をどのように使うのか、あるいは使わないのか。
 その辺りも含めて事前に策定すれば、かなり密度の高い訓練になるだろう。
「とはいえ、敵が実際に現れる可能性も勿論ある。その場合は……申し訳ないが戦って貰うほかない」
 しかし、そうなれば考えようによっては儲けものではあるだろうか。
 実際の防空演習にもなるわけだし、アーカーシュへの敵の侵入も防げる。
 習熟度や経験値という意味では、非常に濃厚な経験となるだろう。
 ……勿論、そんな事態は起こらない方がいいに決まってはいる。
 いるのだが……鉄帝の現状を考えれば、何も起こらないと楽観視しすぎるのも良くない話ではあるだろう。
 敵はいる。そう考えた方が、ある程度緊張感をもって挑めるのも確かな話ではあるだろう。
 それでいなければそれで良いし、いたら事前に覚悟は完了している、というわけだ。
「では、すまないがよろしく頼む」

GMコメント

アーカーシュの防空訓練です。
「敵が現れた」という設定でエピトゥシ城から西の空域に向けて飛び、索敵訓練を行い「敵を撃破した」という設定で帰還する……はずですが、敵は本当に現れるのでやっつけましょう。
皆さんでワイワイ楽しく訓練を楽しんだり、戦ったり。そういうシナリオでございます。

●敵
・ラースホーネット×40
天衝種(アンチ・ヘイヴン)。
怒りの炎を纏う巨大なハチのような姿をした怪物です。
飛行しており、すばしっこいです。物理大ダメージの噛みつきや、『移』を伴う針攻撃を行います。
全ての攻撃に『毒』系のBSを伴います。

●今回動員可能な兵器群
・小型飛空艇バジランテ×必要な数
遺跡より持ち帰った小型飛行バイク……と、組み立てた同型です。
乗ることで『騎乗戦闘』活性化の扱いになります。
ちなみに組み立てた同型に関しては今回初テストです。

・スチームシップ「サキノソラ号」
8~10人程度乗ることの出来る空飛ぶ船です。
現時点で武装は搭載されていませんが、とっても頑丈です。

・スチームゴーレムTypeF25
空戦用ゴーレム。搭載された機銃で自律戦闘を行います。
騎乗スキルがあれば肩などにも乗れそうです。

●特殊ドロップ『闘争信望』
 当シナリオでは参加者全員にアイテム『闘争信望』がドロップします。
 闘争信望は特定の勢力ギルドに所属していると使用でき、該当勢力の『勢力傾向』に影響を与える事が出来ます。
 https://rev1.reversion.jp/page/tetteidouran

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • <総軍鏖殺>アーカーシュ防空訓練完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年10月30日 22時00分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

武器商人(p3p001107)
闇之雲
イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)
黒撃
ルクト・ナード(p3p007354)
蒼空の眼
小金井・正純(p3p008000)
ただの女
胡桃・ツァンフオ(p3p008299)
ファイアフォックス
カイン・レジスト(p3p008357)
数多異世界の冒険者
ライ・ガネット(p3p008854)
カーバンクル(元人間)
ニャンタル・ポルタ(p3p010190)
ナチュラルボーン食いしん坊!

リプレイ

●遥かなる空へ
 浮遊島アーカーシュでの防空訓練。それはある意味で当然であり簡単なことにも聞こえるが、実のところ「アーカーシュであるからこそ出来ること」の山であった。
 たとえば、使う機材類だ。
 バイク型の小型飛空艇バジランテ。
 スチームシップ「サキノソラ号」。
 スチームゴーレムTypeF25。
 鉄帝広しといえど、一勢力でこれだけ様々なものを持っている勢力はほぼいない。
 だからこそ、防空訓練が必要になるのであり……それ故に全員の士気はそれなりに高かった。
 たとえ「仮想敵」を相手にするにしても、そうした訓練自体が楽しいものであるからだ。
「訓練か、まあそういうのも大事だよな……柄じゃないが頑張ってみるか、F25も一緒に頑張ろうな」
 『カーバンクル(元人間)』ライ・ガネット(p3p008854)もそう声をあげるが、F25はそれに瞳を点滅させ応える。
「イイなぁ! ロボと空中バイクと飛行船で防空部隊が作れるなんてロマンだよね! これゼシュテルにも欲しいな! ラド・バウでも空戦イベントとか出そうよ!」
「確かにそういうのも楽しそうだな」
 『業壊掌』イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)にライはそう答えるが、そうなればきっと楽しいだろう。
「これは錚々たる空中戦力だ。見てるだけでワクワクしちゃうよね! そんな彼らの今後の試しでもある訓練ともなれば気合いが入るって物だよね」
 『数多異世界の冒険者』カイン・レジスト(p3p008357)とイグナートは、F25の肩にそれぞれ乗る。
 複数体あればよかったのだが……残念なことにF25はまだ回収した一機のみなのが残念ではある。
「俺はバジランテに乗らせてもらうぞ、量産出来るんならこれから乗る機会もありそうだし」
 言いながらライが乗るのは、持って帰ってきた部品を使い組み立てた『新規』のバジランテだ。
 これが動くのであれば類似品も今後作ることも可能になるだろう。
「船……か。私の知り合いも探索用の飛行バイクなんて物を作っていたし、こういった物に興味を持ちそうだな。それに、自分の翼以外の飛行手段も把握しておくに越したことはない。他の者と共闘する際の知識を得るためにも、協力させてもらおうか」
 そんなことを言っていた『蒼空の眼』ルクト・ナード(p3p007354)も、『改造屋(チューナー)』ハンドレッドに協力を依頼し、各機械の性能の確認方法を聞いたり、測定機器を貸してもらったりしていた。
(この訓練終了後に調査結果をコイツを経由して他の技術者にも共有してもらって、更なる改善を図ろう。多少の武装搭載や、一般兵でも使えるよう調整して欲しい所だな……)
 まあ、その辺りは今後の課題となるだろうが……現時点でも、かなり強力な航空戦力であることは疑いようもない。
「アーカーシュの航空戦力、中々ですね。これだけの戦力を上手く運用できるのであれば、現在検討中の他派閥への輸送や不凍港の確保に向けてかなり前進するのではないでしょうか。ともあれ今回は訓練、しっかりと行いましょう」
 『燻る微熱』小金井・正純(p3p008000)もサキノソラ号を撫でながらそう仲間たちに呼びかける。
「高度な動きも耐えられるか試してみようか戦闘で我《アタシ》はあちこち動き回りがちだからね。小回りの利くバジランテの方が都合がいいのさ」
 『闇之雲』武器商人(p3p001107)がそう言えば、『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)もコャーと鳴く。
「わたしもバジランテに乗っていこうと思うの。一回飛び立った後にトラブルが起きた場合、空の上で一人で対応して解決しないとかもなので、整備の話とか緊急時のマニュアルとかも含めて話は聞いておいた方がよさそうなの。さすがに墜落はしたくないので」
「お! 空中戦か。面白そうじゃ! 我も参加するぞ! ところで我、免許持っとらんが構わんのかの?」
「実際のところは、わたしが理解できるなら誰にでも使えるのではないかしら~」
 『ナチュラルボーン食いしん坊!』ニャンタル・ポルタ(p3p010190)に答えながら胡桃がバジランテに跨れば、その目の前に操作マニュアルのようなものが浮かんでくる。
 非常に簡単な操作で、余程のことがなければ間違えそうにはない。
「うん、いけそうなの。出発したら、訓練予定地点に向かう感じかしら。アーカーシュの空からの眺めを楽しむの」
 当然索敵訓練もしないとなので、超視力も使えるようにしている。
「あやしい動きがないかとか、一応ちゃんと確認するの」
「よし、我もバジランテに乗るぞ! 何やらじゃじゃ馬の気配……なんと面白そうではないか!」
 ニャンタルも楽しそうに笑いバジランテに跨る。
「私も使うのは小型飛空艇の方だ。個人運用するケースが多いだろうし、作戦の一部として使うなら小回りの利く物を上手く使ってこそだしな。挙動のクセ、燃料、速度、安定性、重量、そして乗った状態で戦闘を行うならどういう戦い方が出来るか、武装を搭載する余裕があるか……どれから試そうか。悩んでしまうな……む、楽しそうに見える、のか? ……そうか。そうかもしれないな」
 ルクトも、ワクワクしたような様子を隠せてはいない。
「そうだ、予備のバジランテをサキノソラ号に載せておきたいな。適宜サキノソラ号に帰れば乗り換えられるようにね!」
「いいですね。そうしましょうか」
 正純もそれに頷くが、実際サキノソラ号ならそれも出来る。今後も見据えた良い使い方だ。
「それじゃあ行くとしようかね」
 武器商人の合図で、全員がマシンを発進させる。蒸気機関の音も軽やかに、空中訓練がスタートしたのだった。

●スクランブル、迎撃だ!
 アーカーシュから少し離れた空域を、正純の乗ったサキノソラ号が母艦のように飛んでいる。
 周囲には仲間たちが飛んでいるが……8~10人が乗れる船に1人で乗っているのは、なんとも贅沢だろう。
「これだけ大きい船に1人だけ乗っていると船長にでもなった気分ですね。索敵訓練ということなので広域俯瞰と感情探知を忘れずに。地上とはまた見え方が違いますから、今後のためにもしっかりと慣れておかないと」
 その正純の行動は、まさに指示役の船長じみているかもしれない。
 すでにアーカーシュは大分後ろに見えているが、こうして飛ぶのも中々に気持ちが良いものだ。
「天気は快晴、乗り心地は……まあ、ゴーレムだからなあ」
「ま、そうだね」
 カインにイグナートもそう頷く。
 F25は肩にも乗れる空戦用ゴーレムだが、元々騎乗用のバジランテやサキノソラ号と比べれば、乗り心地に難があるのは仕方がないと言えるだろう。
「とはいえオレはマスタードライブがあるから何でも乗り回せる! 取り合えず索敵演習を行うよ! 行け! 鋼の巨人スチームゴーレム! ふふ、ロボに乗って空を飛べるのはちょっと楽しくてテンション上がってるね!」
 テンションの上がっているイグナートにカインは少し驚いた後「確かにね」と微笑む。
 自律行動できるF25だが、こうして肩に乗って自在に飛ぶというのも、いつか誰かが見た夢だろうと、そう思ったのだ。
「いい眺めなの」
「……こういう空飛ぶ乗り物に乗るのは初めてだったから少し不安だったが実際乗ってみると意外と乗りこなせるもんだな。それに猛スピードで風を切って進むのは結構心地良い、昔ちょっと乗ったバイクを思い出すぞ」
 器用にバジランテを操るライを見て胡桃がコャーと鳴くが、どんな身長や形状であっても的確なサポート機能が出てくるのはバジランテの良いところではあるだろう。
「うむうむ、中々に順調といったところじゃの!」
 ニャンタルの言葉通り、防空訓練は順調だ。このまま目標地点まで行き帰るだけ……なのだが。
「とりあえず敵が現れたとされる空域まで、このまま急いで向かうとして……敵がいると仮定したらまずは位置を把握しないといけないよな。この体は感覚が鋭いから接敵には気づきやすいはずだ。とはいえ今回は訓練だから何も居ないんだが……いや、なんか居るな」
 ライの呟きと同時に、正純の感情探知にソレが引っかかる。
「……おや? 強い怒りの感情、これは、天衝種!? 皆さん、敵襲です! 訓練ではなく、本物の敵が来ました!」
 その姿は、すぐに全員が視認することになる。
 空飛ぶ巨大なハチのような、怒りの炎を纏う天衝種(アンチ・ヘイヴン)。
 ラースホーネットの大群が此方に向かってきている。そう、防空訓練が本番になってしまったのだ!
「性能を測る為に、駆動の加速小回りを急発進加速急旋回急停止で試すぞ! 耐久性は攻撃を躱すのでチェックじゃ! 行くぞ! バジランテ号!! 試運転で慣らした我の腕前も光る時じゃ! ワッハッハッ! 一番槍ィ! 食らぇえーーーい!!」
 早速ニャンタルがぽこちゃかパーティ!を発動させれば、それが戦闘開始の合図だ。
「いやはや、まさか本当に敵が来るとはね。しかも結構、団体客じゃあないか。いきなり実戦投入することになるとは、モノガタリというモノはこれだから面白い。耐久テストも兼ねて働かせてもらうとしよう。ヒヒヒ!」
 武器商人はバジランテを器用に操るとイグナートへと呼びかける。
「エゴロヴィチの旦那、そっちはお願いするよぉ」
「訓練のハズが実戦になるとはね! まあ、データがよりイイものが取れるって考えたら悪いことじゃないね!」
 そうして放つのは破滅の呼び声。そしてイグナートの名乗り口上も響き、F25が機銃で射撃を開始する。
「誤射に気を付けつつ他の仲間の狙いの敵に集中砲火して貰いたい! 出来るかな⁉」
 カインの要請にF25から「受諾」と音声が返ってくるが「あれ、喋れたんだ?」とカインは少し驚き……しかし気を取り直し破式魔砲を放つ。
「無粋な闖入者には沈黙して貰おうか!」
 カインが叫び、ライもバジランテを操り器用に距離を取る。
「たまたま天衝種が湧いて出たみたいだな。ま、だったらそのまま実戦に移行するだけだ」
 ライが言いながら放つのは、チェインライトニング。
「今回の敵、やたら数が多いな……こういう奴らはまとめて蹴散らしたくなる」
 その言葉通りのライだが、戦いは非常に優勢でイグナートからも「任務じゃなきゃ盛り上がるBGMが欲しいところだね!」という軽口が出てくるほどだ。となれば、多少「遊び」を入れる余裕も出てくる。
(私の場合は私自身にミサイルポッドを搭載している他、私自身の戦闘スタンスとして敵に突貫・一撃離脱を繰り返す手法がある。
この挙動にどこまで機体が耐えられるか。そしてこの装備重量にどこまで耐えられるかのテストを中心にしようか。何、撃墜されても私自身の翼がある。カバーは効くさ)
 ルクトは少しでも群れから離れた個体を狙って突貫、一度SAGで攻撃したらすぐに距離を取って再び隙を突くといった方法をとるが……自分でも少々無茶な機動ということは分かっている。しかし、それでもバジランテは見事にその要求に応えてみせている。
「敵機撃墜……燃料は……問題ないか。次だ!」
 ならば、ルクトも遠慮する必要はない。更なる敵を求めて、バジランテを飛ばしていく。
「すばしっこいのであれば、動く先に予め攻撃を置いておくのみ。狙うのはその羽根。しっかりと狙い、放つだけです」
 正純がサキノソラ号から放った鮮血乙女もラースホーネットを撃ち落とし、胡桃のらいとにんぐすた〜りんぐが空間を搔きまわす。
「わたしが燃やすまでもなく燃えているように見えるのだけれども、それなら芯まで燃やし尽くすのみなのよ」
 小型飛空艇で小回りが利くのを活かして空中でも相手から距離を取って戦う胡桃だが、その動きもすでに熟達の域に達しつつある。
「まぁ、本当に墜落しそうな場合はサキノソラ号に飛び乗ってしまう手があるけれども、エピトゥシ城まで無事に持ち帰りたいから最終手段かしら~?」
 しかし今のところ、バジランテには傷1つない。墜落する可能性はないといっていいだろう。
「一撃一撃に力を込めて空の彼方へカッキーンじゃ! 力を込め過ぎてインパクトと同時に爆発させても良いのかの? 気にしなくて良いのなら力の限り思いっきり行くぞ!」
 ニャンタルの動きもすでにバジランテに乗り慣れた者の動きそのもので……程なくラースホーネットは壊滅して、周囲に残っていないことを全員が確認する。
「思った程悪くは無い乗り心地じゃったぞ! 唯、乗り手が守られんのはいかん。乗るのは一般人も含めるのか? いつか鉄帝での空の旅にも使える様にしておきたいところじゃの」
「F25にも異常は無しっと。一般人にはサキノソラ号の方が安全そうだけど、ひとまずはこのまま帰れば訓練は修了かな?」
 ニャンタルにカインも頷き、正純が船長として代表するように手を叩く。
「空が完全に我々だけのものでは無い、というのはよく理解出来ました。今後も訓練を重ねて、今回の政争後もこの島が守られるようにしなければ。というわけでさあ、帰りましょう!」
「動いたら腹が減ったぞ! 味噌汁と、エリザベスアンガス正純缶にマヨネーズと七味たっぷり、ご飯デカ盛りで頼む!」
 正純缶の単語に正純が遠い目になるが……ともかく、アーカーシュ初の防空訓練は、成功で終わるのだった。

成否

成功

MVP

ルクト・ナード(p3p007354)
蒼空の眼

状態異常

なし

あとがき

アーカーシュでの初の防空訓練が終了しました!
バジランテの取り扱い方法について今後共有されます!

●運営による追記
 本シナリオの結果により、<六天覇道>独立島アーカーシュの技術力が+10されました!

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