シナリオ詳細
<総軍鏖殺>ハートゲッツ移住作戦
オープニング
●ハートゲッツの移住準備
シルヴァンス。大森林地帯の北部に住み、永久氷樹と共に生きる者達である。
常冬のその台地では当然のように普通の手段では作物は育たないが……いろんな方法で生き延びる、逞しい者達の住み家でもあった。
そして、今。そんな彼等のうちの1つ「ハートゲッツ」の一族の村で慌ただしく準備が進んでいた。
実はこのハートゲッツの一族、ちょっと凄い場所に凄いモノを持っている。
それは不凍港。まあ、港と呼ぶには少しお粗末だが……それでもかなり貴重なその場所は、こっそりやってくる商人達との取引の場所でもあった。
しかし、そこに今いるのは商人ではない。
ましてや以前戦ったノルダインでもない。
そこにいる……いや、「ある」のは船だったのだ。
そう、そこに浮かんでいるのは鉄の船。
此処にやってきていた鉄帝の商人がたまに持ってくる怪しい機械部品を彼らなりに解析して、以前の事件で鹵獲したノルダインの船も研究して出来上がった、古代文明パワーの船。
風力&人力推進船、名付けて「兎戦艦グレートラビッツ」!
風がある時はそのエネルギーを変換し、風がないときは動力室でひたすらペダルを漕ぐことでエネルギーを変換し進む船。
ノルダインが襲ってきた時の為の必殺武器だって搭載済みだ。
なんかこう、調子が良ければ狂王種だってぶっ飛ばせるかもしれないハートゲッツの兎戦艦グレートラビッツ。
まず動かすのが結構大変だけど、努力と根性、友情と勝利。そんな感じで運行しているその船に……今、ハートゲッツの一族の荷物がどんどん積まれていた。
「モーガンたいちょー、この前積んだ機能、上手く作動しますかね?」
「なんだ。試験はやっただろ」
「でも、航海の後に動くかは試してないですよぅ」
「そうそう、それに闇商人もなんか早く売り抜けたいって感じでしたし―」
何やら不安そうに騒ぐ隊員たちを防衛隊ゴーラビッツ隊長・モーガンは「ええい、うるさい!」とシルヴァンスキックで蹴とばしていく。
「そんな不安よりも未来のことを考えろ! 手紙が届いてれば、なんかこう……おい、なんだっけ!」
「イレギュラーズです、モーガンたいちょー!」
「そう、イレギュラーズも現地で到着する! 俺たちの新天地に行くぞー!」
モーガンの掛け声にその場にいる全員から歓声が上がる。
そう、このシルヴァンスの一族の1つ「ハートゲッツ」は今……移住準備を整えていたのだ。
●シルフィナからの手紙
【凍れる蕾】シルフィナからリリー・シャルラハ(p3p000955)あてに手紙が届いたのは、鉄帝の状況が混沌を極め始めた、そんな日だった。
内容としては、単純。
以前手紙で話したハートゲッツの一族の移住先を定めた。
ついては、不凍港ベデクト付近から上陸するので、途中で合流を願いたい。
ハートゲッツの一族、グレートラビッツにてお邪魔する。
……まあ、こんな感じだ。
「グレートラビッツ号って、あの船だよね? 上陸……?」
手紙を隅から隅までリリーが眺めていると、追伸が書かれている。
その内容は、こうだ。
追伸。グレートラビッツ号に陸上移動機能がついたわ。でも目立つから護衛が欲しいっていうのが理由らしいわ。
「陸上移動機能って、何……?」
それ以上の追伸は何処にも書かれていない。
パサリと地面に落ちた合流地点の地図を見ながら、リリーは不安そうにつぶやいた。
- <総軍鏖殺>ハートゲッツ移住作戦完了
- GM名天野ハザマ
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2022年10月11日 22時05分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●合流、グレートラビッツ
「よーし、グレートラビッツ変形開始! 陸上歩行モード、用意いいか!」
「変形プロセス開始! 歩行用ユニット、展開はじめー!」
「専用蒸気機関、安定値で動作してまーす!」
「よーし、変形開始!」
兎戦艦グレートラビッツが変形し、海から陸へ、カニのそれのような足を展開し登ってくる。
いや、足の配置からいえばサソリに近いかもしれないが……それはさておいて。
ズシンズシンと足音をたてて走り出したグレートラビッツは、観測員が何かを見つけると合図を出す。
そう、そこにいたのは……『自在の名手』リリー・シャルラハ(p3p000955)たちだった。
縄梯子で登ったリリーたちだが、再び走り出したグレートラビッツは、流石に驚いたようだった。
「よーし、ハートゲッツのお引越しだー……じゃないよ!なんで船が陸走ってるの!? いや、まぁ混沌だからって言われたら終わりだけど……とにかく、こっちの拠点まで走れる事を祈っとこっか……」
言いながらリリーは、ファミリアーを飛ばしていく。
「基本リリーがファミリアー3体を駆使して索敵して、何かあった時は索敵役をライに代わってもらうよっ。3日間もあるから何かしらのトラブルは起こる……はずだしねっ。睡眠は……まあ頑張れば大丈夫なはず。いつどれだけ来るか分からないからねっ……」
「で、助っ人に、って訳ですか」
リトル・ライがそんなことを言っている間にも、グレートラビッツはズシンズシンと走っていく。
「引っ越し♪ 引っ越し♪ 新世界(新しい住処)に向けてレッツゴーっす!」
「レッツゴー!」
『赤々靴』レッド・ミハリル・アストルフォーン(p3p000395)が声をあげれば、その辺にいたゴーラビッツ隊員ものってくる。
「鉄帝の厳しい海で賢く逞しく生活しているシルヴァンスの一族の噂はかねがね聞いてるっす。立派な鉄の船が陸を走るのも素直にすごい……! 護衛とお手伝いお任せあれっす!」
「ありがとー! え、これボク暇していいのかな」
「ダメに決まってんだろ、働け!」
ゴーラビッツ隊員が隊長のモーガンに叩かれて引きずられていくのをレッドは見送るが……中々楽しい旅になりそうではあった。
「ヴェルスが帝位を簒奪されたというのも信じられないけど、新皇帝が冠位で、勅令を出してくるなんてね……。にしても、運がいいのか悪いのか、こんな時に陸上走行出来る船を手に入れるなんてね。なかなか商魂逞しい……。ベネクト方面の情報も出来たら聞いておきたいわね」『Legend of Asgar』シャルロット・D・アヴァローナ(p3p002897)は手近なゴーラビッツ隊員を捕まえて聞いてみるが「あー」と返ってくる。
「それって鉄帝の不凍港でしょ? 僕等みたいなのは前から近寄れなかったしねー。今はもっと危ないかもだし、遠回りで来たから分かんないなー」
じゃーねー、と走っていくゴーラビッツ隊員をそのままにシャルロットはなるほどと頷く。確かにノルダインほどでないにせよ、シルヴァンスにも狂暴な部族はいる。そんな連中の戦艦が近づいてきたら大騒ぎになるだろう。だからこそ、今の状況で遠回りに来たと言われれば納得してしまうのだ。
まあ、そんな事情はさておき……『竜撃』ルカ・ガンビーノ(p3p007268)と『戦旗の乙女』ベルフラウ・ヴァン・ローゼンイスタフ(p3p007867)はグレートラビッツに素直に感心していた。
「鉄帝の技術力は練達には及ばないにしても他の国から抜きん出てると聞いたがコイツはすげえな。ハートゲッツ達のもんだから俺らが自由に出来る訳じゃねえが、それでも力を貸してくれるなら頼りになるぜ」
「ああ。グレートラビッツ……これは良いものだな。おお、変形までするのか? 水陸両用と……ますますいいな。何としても無事招き入れねばならない。いくぞ! 雪原という名の大海原を、いざ!」
そんなルカとベルフラウだが、交代でエネルギー充填用の自転車も漕いでいた。
此処に来るまではゴーラビッツの隊員たちが漕いでいたらしいのだが、今は初運用……そう、恐るべきことに今日が初運用なのである……そんなグレートラビッツの陸上歩行モードの影響に対応するために船内を駆けまわって忙しそうであった。
「お引越し、大掛かり、すごい。おっきい、乗り物、男の子の、夢……! ガションガション……! か、かっこいい……!!」
そんな風に目をキラキラさせながら甲板に立っているのは『新たな可能性』シャノ・アラ・シタシディ(p3p008554)だ。
「……ハッ……が、頑張る。無事、到着、目指す」
シャノは警戒と索敵を担当しており、敵の不意打ちを食らわないように常に警戒を怠らないつもりだった。
勿論、他のゴーラビッツの隊員とも協力していて、休憩しながらである。
「あおーん! でっかい蟹さんが動いてる! すごいすご〜い! これはまた壮大なお引っ越しだね! えーと……今回の依頼ですることは護衛と、自転車に乗って人力発電っと。わかった! ボク、この前取ったばかりの生きの良い免許持ってるんだ! こいつでぷいぷい言わせちゃうよっ!」
「まあまあまあまあ! うさぎさんだわ! とっても可愛い兎さん達ととっても大きな船を護ればいいのね! おねーさんにお任せよ!」
『お師匠が良い』リコリス・ウォルハント・ローア(p3p009236)と『超合金おねーさん』ガイアドニス(p3p010327)もテンションが高いが、2人の向かう先も発電室だ。
「おねーさんこう見えて機械にも強いのよね! 陸上移動機能、搭載したてで不安なようだけど。いざという時は《修理》を手伝えるのだわ!いっそ改造できないかしら? グレートラビッツそのものを改造するのは3日では難しいでしょうし、移動しながらというのは現実的ではないけれど、自転車の方ならちょちょいのちょいと漕ぎやすくしたりできないかしら? 職人魂が唸るのだわ!」
なるほど、漕ぎやすくなればエネルギーも溜まりやすいだろうか? その辺りはガイアドニスの腕の見せ所なのだろう。
「よく見たら今回チャリのプロフェッショナル揃いだね、頼もし〜っ! ねえねえ、このチャリ、ブレーキとかかけなくても良いんだよね? なら、非戦と機動力と反応全部使ってフルスロットルで発電するよっ! あれっ……二頭身だと足が短すぎてペダルに届かない……たすけてーっ! 超合金おねーさ〜ん!」
「輪動制御もばっちりなおねーさんですので! 改造だけでなく、こぐのもお任せよ! おっきな体(290cm)の使い所ね! ちなみに機械だけでなくお料理も作れちゃうので! 食事時には食堂のお手伝いもしちゃうのだわ!」
リコリスとガイアドニスが楽しそうにしているが……まあ、そんな感じで中々に楽しそうなスタートになったのである。
●放て、ラビッツブラスト
「動乱になる前は物騒なモンスターとか大して居なかったのにホント変わっちゃったっすね」
「こっちについては良く分かんないなー。でも何処も物騒なんだねー」
レッドはゴーラビッツ隊員とそんな他愛もない会話をする。
可愛い見た目に反して戦闘民族なシルヴァンスにはあんまり共感してもらえなかったようだが、危機感は共有できたらしい。
まあ、ハートゲッツの一族は自力で海洋商人と取引しに行くくらいにはアクティブだから、その辺に関してはアレなのかもしれない。
初日は何事もなくグレートラビッツは進み、今のところ船体へのダメージも許容範囲であるらしい。
「本当に地上を走ってるわね……目立つ、五月蠅い、非効率を絵に描いた感じで。でも持ち物一式持って安全圏に行くにはアリなのかしら」
「まあねー。古代文明の遺跡からの出土品って聞いたけど、掴まされたかもなあ。まあ、動くんだからいいけど」
シャルロットに防衛隊長のモーガンもそう言いながらスタスタと歩いていく……のを、シャルロットは捕まえる。
折角のレアキャラ……もとい役職者なのだ。逃がす道理はない。
「ベネクト周辺はどうだった? まぁ、手に負えないほど荒れてたなら合流も難しかったでしょうけど」
「んー? 俺たち、鉄帝の不凍港なんかにゃ近づかないよ。連中、シルヴァンスってだけで一括りだし。なんか他にも聞かれた奴いたって話だけど、やっぱり物騒な話になってるのか?」
「その辺が分からないから情報が欲しかったんだけど」
「ハッハッハ! 港と砲撃戦一発やらかす暇と資材があれば近づいても良かったけどさ!」
そんな冗談か本気か分からないことをモーガンが言い始めたので、シャルロットは話題を変えていく。
「音は五月蠅くて索敵に引っかかりやすいけど、十分な護衛がいれば転用出来そうな船ね。調査に貸し出せるといいのだけど」
「そりゃまあ、貸せって言うなら考えるけどさ。船賃は貰うよ?」
それなりに高いぞー、と言いながらモーガンは歩いていくが、まあそれも冗談なのだろう。
ちなみに船の機関部は風力と人力で、足に関しては蒸気機関なのだが……ハートゲッツの一族の整備士とガイアドニスがずっとかかりきりで面倒を見ていた。
そしてベルフラウは結構適当なゴーラビッツ達を含めて統率し、効率的に休憩や交代を行わせていた。
その辺りは、まさに適材適所というものなのだろう。
「こうして協力作業をしていると連帯感が生まれて実にいいな! モーガン達ゴーラビッツとはそれこそ不凍港防衛以来か。逃れて来たという事は不凍港の治安は良くないのか?」
そう、ベルフラウはハートゲッツの一族の村の近くにあった「シルヴァンスの不凍港」の防衛戦に協力したことがあった。
だから、そちらについて聞こうとしたのだが……丁度捕まえたモーガンは「あー」と嫌そうな顔をする。
「俺等の方の港の話? あっちは色々五月蠅くてね。どうも俺等が儲けてるのが気に喰わないらしい」
まあ、ハートゲッツの一族は最近海洋の方に足を延ばして貿易しているので、かなり儲けてはいるのだろう。
その辺りで今の政情も合わさり目をつけられた……といったところだろうか?
「そうだ。今度ヴィーザルに住まう者たちを集めて会合を開くので、参加協力の要請も済ませてしまおうと思うのだが」
「いいけどさー。俺等ハートゲッツは別にシルヴァンスの代表ってわけじゃないぞ? むしろ異端だよ、異端」
「だろうな」
思わず頷いてしまうベルフラウだが、まあ確かにハートゲッツの一族は異端だろう。やっていることが外向的に過ぎる。
「敵襲! 敵襲! 総員応戦! 総員応戦!!」
そんな最中、シャノの声が響く。視線の先……そこには陽炎のように揺らめく巨人と、飛行機械に乗った人型のような陽炎が無数にいた。
「敵襲ーっす!」
「会敵だ! 戦闘準備ヨーソロー!!!」
レッドも銅鑼を打ち鳴らしベルフラウも叫び殲滅兵団を発動させれば、にわかに船内が騒がしくなり始める。
「へぇ……騎士槍を持つ巨人……いいわね。やり甲斐がある」
シャルロットが思わずそう呟く程に巨人は「やりがいのありそうな」大きさをしている。
あんなものがずっと此処に居たはずはないから、ここ数日で発生したのだろうか?
ともかく、その巨人……ヘイトジェネラルはともかくヘイトクルーたちの動く気は素早く、近づいてくるヘイトクルーのうちの一機をリコリスのソニック・インベイジョンが撃ち落とす。
「自、狩人。獣の群れ、追うの得意。任せて」
シャノも近づいてくるヘイトクルーへとリコシェット・フルバーストを放ち、リリーもアンジュ・デシュを放つ。
「ガシェットも起動! リョク、ぶっ飛ぶよ! 兎に角呪い漬けにして、呪殺で弾き飛ばして……ポラリス・ユニオンの為に……全力で!」
「しかし……なんであいつはこんなに怒り狂っているのだ!? まあいい、私のやるべき事は変わらん!」
ベルフラウはヴァルハラ・スタディオンを掲げ持ち、ヘイトジェネラルを押さえるべく立つ。
そしてその間にも、ガイアドニスと……船内に駆け込んだリコリスによってエネルギー充填用の自転車が漕がれていた。
「あお〜〜〜〜ん! 唸れボクの免許!! ボクの! 辞書に! ブレーキなんて言葉は! ない!! 二輪だろうが四輪だろうが一輪だろうがまとめてかかってこい!! …………( ‘ᾥ’ )つかれた……向こうでドンパチしてきていい?」
「目指せ、発射! よ!」
「( ‘ᾥ’ )」
そんなこんなで自転車を漕ぐ2人が頑張ったせいか……やがて、伝声管から声が響く。
「ラビッツブラスト充填完了! いつでも撃てるよー!」
「よし、全員船に退避! 将軍を中心に敵を薙ぎ払う!」
ルカがはそう叫ぶと、発射用のスイッチの前へと走っていく。
ヘイトジェネラルは動きはゆっくりだが……もうすぐ此方に到達するだろう。その前に。
「目標、ヘイトジェネラル! ラビッツブラスト……ぶっ放せぇええええ!!」
ズドン、と。凄まじい光と共に光線砲……ラビッツブラストが放たれる。
それはヘイトジェネラルを見事に葬り去り、その大戦果に歓声が上がる。
「ヒュー! コイツはとんでもねえ威力だ! あとは楽させて貰うぜ!」
ヘイトジェネラルさえ倒してしまえば、あとは文字通りの掃討戦だ。それが終われば、あとは快適な旅が続くばかり……なのだが。
「やってみせねば人は動かぬと言うからな!!! 全力で漕がせてもらう! うおおお我が立ち漕ぎをみよ! 精魂尽き果て足が棒になろうともその棒でペダルを漕いでやる!」
「自転車、乗ったこと、ない。でも、やるべきことは、分かる。ケイデンス、上げていく。ここからが、本番」
「ぜぇはぁっ……! あぁあ! 足がつりそうっす!! き、休憩……」
なんだかんだでグレートラビッツを動かすエネルギーは必要なので、全員で交代で漕いで……皆で平等に、疲れたそうである。
そうして、ハートゲッツの一族は餓狼伯の居城の近くにグレートラビッツの船体をズシンと着地させて、ひとまずの移住を完了させたのであった。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
「兎戦艦グレートラビッツ(水陸両用型)」と共にシルヴァンスの一部族、ハートゲッツの一族が餓狼伯の居城近くに住み始めました!
●運営による追記
本シナリオの結果により、<六天覇道>ポラリス・ユニオン(北辰連合)の求心力が+10されました!
GMコメント
シルヴァンスの部族の1つ、ハートゲッツの一族。
貿易でめっちゃ儲けてた彼等は今の鉄帝の混乱の最中で目をつけられ、やってられるかと移住を決意したようです。
巨大な風力&人力推進船、兎戦艦グレートラビッツと共に画廊伯の居城目指し進んでいきます。
皆様は不凍港ベデクトから少し離れた場所からスチームパンクな機械足(カニみやいなやつ)でガッションと上陸してくるグレートラビッツと共にローゼンイスタフまで向かいましょう。
グレートラビッツは快速なので3日くらいで到着しますが、何処かで敵が襲ってくるでしょう。
これを見事撃破し、ハートゲッツの一族を迎え入れましょう!
●敵一覧
・ヘイトジェネラル(巨人型)×1
天衝種(アンチ・ヘイヴン)。
周囲に満ちる激しい怒りが、陽炎のようにゆらめく巨人型をとった怪物です。人類を敵とみなすおそろしい将軍です。
騎士槍のような幻影による怒り任せの物理至~近距離戦闘を挑んで来ます。
怒りのオーラで中距離の相手を貫く「ランスチャージ」も使用するようです。
・ヘイトクルー(機銃船型)×40
天衝種(アンチ・ヘイヴン)。
周囲に満ちる激しい怒りが、陽炎のようにゆらめく、バイクのような飛行機械に乗った人型をとった怪物です。人類を敵とみなすおそろしい兵士達です。
機銃のような幻影による怒り任せの射撃や掃射で物理中~遠距離攻撃してきます。
●友軍
・グレートラビッツ号(陸上歩行モード変形中)
大きさ:大型船レベル。装甲は軍用グレード。
武装:防衛用パワードスーツ隊、正面のラビッツブラスト(光線砲)
なお、ラビッツブラストはエネルギー全開でないと撃てません。
甲板、船長室、地下1階が船室と食堂。地下2階が倉庫と機械室。人力エネルギー発生器(自転車みたいなアレ)があります。
なお、動力は人力エネルギー発生器。
自転車みたいなアレ。漕げば漕ぐほどエネルギーが溜まります。
ラビッツブラストの為のエネルギーもこれで充填します。
誰かやれってことですよ。
・防衛部隊長モーガン
両手が巨大な拳になっているパワードスーツに乗っています。
可愛らしい兎の獣種です。結構口は悪いです。
・ゴーラビッツ隊員×10
全員兎の獣種。
アサルトライフル持ちのパワードスーツが3,アサルトライフルとコンバットナイフ装備が7です。
・シルフィナ
シルヴァンスの獣種であり、ハートゲッツの一族が住むラビッツの村の防衛隊ゴーラビッツの隊員にして貿易隊シーラビッツの隊員。
「カッコいいから」という理由でローレットの人々に憧れており、もっと戦えるようになりたいと思っている。
持っている刀は海洋の商人から買ったもの。理由はカッコいいから。
ちなみに刀の名前は流氷であり、長さも重さもシルヴァンスが持つにはピッタリ。
●特殊ドロップ『闘争信望』
当シナリオでは参加者全員にアイテム『闘争信望』がドロップします。
闘争信望は特定の勢力ギルドに所属していると使用でき、該当勢力の『勢力傾向』に影響を与える事が出来ます。
https://rev1.reversion.jp/page/tetteidouran
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
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