シナリオ詳細
<総軍鏖殺>その部品、回収致します。
オープニング
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先の勅令で様々な派閥が動いている中、アーカーシュを拠点とした軍部非主流派は、冬が来る前に、食料の生産体制を整えようとしていた。
アーカーシュに残された作業用ゴーレム。それらの幾つかは壊れておらず、彼らには既に農業等に従事してもらっている。とはいえ、人手が足りない。しかし、人員は限られている――それならば、壊れた作業用ゴーレムを修理すれば良いのでは? どこからともなく、そんな声が上がった。結果、そういった技術に明るいクレイン博士とその助手『蒼の記録装置』サフィロス・クレイン(p3n000278)は、部品を探しにアーカーシュの地下遺跡へとやって来ていた。
「サフィ、そっちはどうだ?」
「それらしいパーツはありません、です。博士、もう少し奥の方へ行きません、ですか?」
「奥、か。深層部の方へ行けば、お前が危ないと思うが……うん?」
ペチャッ、ペチャッ、と粘性の水気のある物が近づいてくる音。博士とサフィロスはさっと物陰に隠れ、近づいてきたそれを確認する。
「スライム、か? サフィ、」
「はい、です! えーっと……あれは『キャプチャースライム』、です。自分の身体より小さいものを、何でも取り込んで仕舞っちゃうスライム、です!」
「中に何か入ってるみたいだが、」
「詳細は分かりませんが……何かの部品、のような? そんな感じ、です」
「なるほどな。とれなら、アレをささっと狩って――」
博士がそう言った瞬間だった。炎が何処からともなく現れ二人を襲う。博士は咄嗟にサフィを庇う。
「っ、」
「博士!」
「問題ない。それより、応援を呼んで来い! 流石に、この数はまずい」
物陰に隠れていた二人には、数体のスライムしか見えていなかった。二人が見えていなかったその奥には、更にスライムがいる。その上、火のハイエレメンタルもいる。どうやら、暴走しているようだ。
サフィロスは博士の言うことを素直に聞き、助けを呼びに地上へと戻って行った。
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部品を探しに地下遺跡へ行ったサフィロスが慌てて戻ったという話を聞き、アーカーシュにやって来ていた『紅矢の守護者』グリーフ・ロス(p3p008615)たちは彼の秘宝種の元に集まった。
「あ、あの! 博士をお手伝いをお願いします、です!」
「一体どうしたんですか?」
グリーフがそう尋ねると、サフィロスは事の経緯を教えてくれた。どうやら、部品を探しに向かった先で沢山のスライムとハイエレメンタルと出会ったらしい。
「そのようなことがあったのですね」
「そうなのです。博士もイレギュラーズですので、しばらくは大丈夫だと思います、です。ですが、今回はちょっと数が多い、です。
それに……キャプチャースライムは、取り込んだ物を使って攻撃してくることがあります、です。一部の個体は作業用ゴーレムさんの部品を持っているみたいですが、他の個体は遺跡の崩れた石や壊れた装置だとか、ハイエレメンタルが放った炎とかを取り込んでいるみたい、です。
ハイエレメンタルの方は一時的に荒れ狂っているだけですので、倒せば大人しくなると思います、です。とはいえ、ハイエレメンタルですし、油断は禁物、です!」
「それは、あまり状況もよくありませんね。ですが、話を聞いている限りですと、そこに修理に必要な部品があった、ということでしょうか」
「はい、です! だから、博士もその場に残って、応援を呼ぶように言いました、です。
あの、今回の目的はあくまで部品の回収、です。全部は無理でも、一部だけでも持ち帰ってもらえると助かります、です」
「分かりました。でしたら、その博士の元へ案内をお願いしても良いでしょうか」
「勿論、です! 準備が出来次第、案内します、です!」
サフィロスがそう言うと、イレギュラーズたちは急いで装備を整え、地下遺跡へと向かった。
- <総軍鏖殺>その部品、回収致します。完了
- GM名萩野千鳥
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2022年10月18日 22時10分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
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イレギュラーズたちは『蒼の記録装置』サフィロス・クレイン(p3n000278)に案内され、アーカーシュに数多ある遺跡の一つにやって来ていた。階段らしきところを下り、細い通路を抜ける。
「こっち、です!」
サフィロスがそう言って指差した先は、ダンスホールのような少し開けた場所だ。扉は壊れて片方開きっ放しになっている。覗きこめば、そこにはキャプチャースライムから逃げ回りながらも対抗する男性が一人。周りには人の気配はない。
「彼が博士みたいですね」
「そう、です!」
「怪我をしているみたいでスし、撤退してもらいしょ」
「そうだね。回復は僕に任せて」
「それじゃあ、ボクたちは手筈通り部品回収とスライムの引き付けをしておくよ」
「うむ。ミーたちも先にハイエレメンタルの方をどうにかしてこよう!」
互いに頷き合うと、それぞれ対処しに回った。先に『紅矢の守護者』グリーフ・ロス(p3p008615)と『合理的じゃない』佐藤 美咲(p3p009818)、『【星空の友達】/不完全な願望器』ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)の三人がサフィロスと共に彼の元へと向かう。それに気づいたクレイン博士は、合流しやすいように戦線から下がる。
「博士! 無事、ですか?」
「怪我はしてるが無事だ。こんなところまで、すまんな」
「問題ないっスよ。これもイレギュラーズの仕事でスし」
「そうですよ。後は私たちに任せてください。ヨゾラさん、回復を任せても?」
「勿論だよ」
グリーフがヨゾラに頼むと彼は頷き、戦いでここがこれ以上壊れないように保護結界を展開する。その後、敵を警戒しながらも負傷した博士の回復をする。
「はぁ……回復まで悪いな。接近戦は苦手でな」
「ああ、だとしたら本当に大変だったね。二人の言う通り、後は任せてサフィロス君と一緒に後方に待機してもらっても良いかな?」
「そうさせてもらうよ。行くぞ、サフィ」
「了解、です!」
美咲とグリーフに博士とサフィロスを頼むと、ヨゾラは先にキャプチャースライムたちの元へと向かった。美咲とグリーフも、敵を警戒しながら安全圏まで一度戻る。
「回収した部品もこの辺りに集める予定なんで、見といてもらうと助かりまス」
「無茶はしないでくださいね」
「疲れたからな。これ以上無茶はするつもりはない。悪いな、後は任せた」
「お二人とも、気を付けてください、です!」
ぶんぶんと手をふるサフィロスを背に、美咲とグリーフも戦っている仲間たちの元へと向かった。
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先にキャプチャースライムの元へとやって来た『比翼連理・護』藤野 蛍(p3p003861)と『比翼連理・攻』桜咲 珠緒(p3p004426)は、キャプチャースライムたちに気づかれる前に、五体の少女型ロボットに指示を出した。それは、「キャプチャースライムが吐き出したり、倒した後に取りだしたりした部品を回収するように」といった指示だった。同じくマルク・シリング(p3p001309)も自身のファミリアーである猿を二体召喚すると、同じように指示を出した。
「問題ないと思うけど、部品回収するこの子たちは巻き込まないようにしないとね」
「勿論よ。それじゃあ、私が先に引き付けるから……」
「珠緒とマルクさんは、蛍さんが引き付けられなかった分を討伐致しましょう」
後から、クレイン博士とサフィロスの誘導を行っていた者たちとも合流する。だが、数は早めに減らした方が良いに決まっている。
蛍と珠緒が先陣を切る。蛍はいくつか群れを成しているスライム群の一つに突っ込んでいく。その中心に立つと、蛍を中心に満開の桜の花弁がどこからともなくひらひらと舞い始める。キャプチャースライムの群れは、突然やってきた蛍に、そして突然舞い始めた花弁に、目を奪われている。とはいえ、他の群れは彼女のこと等気にもしていないのか、部品回収にやって来た少女型のロボットたちの方に意識がいっているようだ。
「貴方が見るべきはそちらではありません」
珠緒の声がキャプチャースライムに届いたと思うと、光が激しく瞬く。その光はキャプチャースライムを貫く。その攻撃に畳みかけるようにマルクも追撃する。
「部品を傷つけないように、となるとちょっと厄介だね!」
キャプチャースライムが取り込んだ部品らしきものを避けながら攻撃を続けるが、それでも、相手が投げてくる物を全く傷つけずに回収するのには無理がある。壊れるか――? そう思った時だった。
「よっ、と! お待たせ!」
丁度、クレイン博士の回復を終え、戻ってきたヨゾラがキャプチャースライムの投げた部品を受け止めた。それを近くにいた猿に渡すと、クレイン博士とサフィロスが避難した先であろう安全圏の方へと運んで行った。
「もっと引き付けるから、遠慮なくやっちゃって!」
「了解です、蛍さん!」
蛍はまた別の群れに突っ込むと、同じように桜の花弁でキャプチャースライムたちの視線を奪っていく。その隙に、少しずつ、着実にキャプチャースライムにダメージを負わせていく。溶けるように倒れていくキャプチャースライムが取り込んでいた中身を選別しながら、少女型のロボットたちはえっちらおっちらと運んでいく。
「危ないでス!」
後から合流した美咲の声が響く。それとほぼ同時だろうか。あるキャプチャースライムが取り込んでいた、炎の弾が吐き出される。その攻撃から庇うように、ヨゾラは部品を運ぶ彼女たちの前に出る。
「っ、皆も博士たちも倒れさせない。部品を持って帰るんだ!」
「ああ、その通りだよ。部品を持ち帰るまでが今回の仕事だからね。誰も怪我なく、全力で部品を持ち帰れるように倒そう!」
炎を直に受け止めたヨゾラを、マルクはすぐに回復させる。鼓舞するように彼の言葉に続けると、近くで聞いていた蛍と珠緒も頷いて見せる。
「当然だよ。それに、ボクのまひろさんやひいろさん、ゆりかさんを傷つけられたくないしね。やるなら徹底的にね?」
蛍は部品回収に当たっている子たちに適宜支持しながら、キャプチャースライムを引き付ける。蛍を貫こうと鋭い触手のような物を向けるが、彼女はそれをするりと避ける。そして、その背後から少し離れた場所にいる珠緒が見えたかと思うと、キャプチャースライムを攻撃する。
「流石の連携技でスね。こちらも負けていられません」
美咲はミニペリオンを召喚すると、部品を傷つけないように纏めてキャプチャースライムを相手取る。そこから漏れたキャプチャースライムは、距離を詰めたマルクが魔力を剣状にして振り抜く。すると、限界だったのだろう。どろり、と溶けるように倒れ中身が露わになる。これも部品だろうか。分からないが、近くにいた珠緒が連れてきた少女型ロボットに託した。キャプチャースライムが投げる物は、ヨゾラが一通りキャッチして回収している。
(この調子でいけば、こちらは終わりそうだね)
マルクはちらりと、ハイエレメンタルを相手にしている三人の姿を見た。彼らがどうにか抑え込んでくれたお蔭で(時々、炎を取り込んだキャプチャースライムはいたが)、こちらには直接攻撃は届いていない。有難いことだ。キャプチャースライムを相手にしている五人は、殲滅に向けてもう一度気合を入れ直した。
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他の仲間たちがクレイン博士やキャプチャースライムたちの元へと向かう中、『喰鋭の拳』郷田 貴道(p3p000401)と『業壊掌』イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)は暴走しているハイエレメンタルの前に立ちはだかった。
「今回は炎のハイエレメンタルか! この島は本当に色々な精霊が暴れてくれるよね!」
「確かにな! だが、シンプルで良いじゃねえか! ここんとこ、政争だの物資調達だの貿易交渉だので頭を使いすぎたんでな! 火の玉野郎、テメェの相手はミーがしてやるぜ」
気合十分な貴道は、ハイエレメンタルを前にニィっと笑った。イグナートはその様子を見ると、「それなら、」と続ける。
「オレが先に引き付けるから、その隙に任せた!」
「おうよ!」
イグナートは貴道の返事を聞くと、先にハイエレメンタルとの距離を詰める。そのままの勢いで拳を握ると、一発ハイエレメンタルを殴る。その攻撃に逆上したのか、イグナートに向けて炎の弾を放つ。その弾をイグナートは避けることもなくそのまま受ける。しかし、ダメージはない。全く気にも留めていない様子にハイエレメンタルが一瞬、驚いたような表情を浮かべた気がした。その隙に横から、無数の打撃を打ちこむ。
「まだまだいけるぞ! 消し飛んじまっても恨むなよ?」
再び無数の打撃を打ちこもうとするが、二度目の攻撃だからか、流石にハイエレメンタルもひらりと避ける。
「――!」
何を言っているか分からないが、何かに怒っているのは確からしい。ハイエレメンタルはイグナートと貴道の二人に火の一閃をお見舞いする。
「炎は効かないよ!」
炎の中からイグナートが現れると、もう一発ハイエレメンタルに拳を食らわせる。だが、向こうも学習したのだろう。適当な長い棒のような物を持つと、それをイグナートに向けて振り回す。
「っ!」
「回復は任せてください」
クレイン博士たちを安全圏まで誘導し終えたグリーフが、先に戦っていた二人と合流する。
「お、有難いね。それじゃあ、任せるよ」
「うむ。これで、ミーももっと遠慮なく前に出れるな!」
心強い味方を得たからか、二人の勢いは増す。それに圧され気味のハイエレメンタルも、少々やけになりながらも炎を纏わせた棒をぶんぶんと振り回す。
「ハッ! この程度、大したことはない!」
貴道は炎を纏わせた棒を受け止めるが、余裕の表情を浮かべている。棒を払い退けると、再び拳を振り上げた。その拳はしっかりハイエレメンタルの身体を捉える。
「~~~~っ!」
悶絶するハイエレメンタルを横目に、イグナートがちらりとキャプチャースライムがいる方を確認する。どうやら、あちらは粗方倒し終えているようではあった。こちらの回復はグリーフがいる。ならば、遠慮なく攻められる。
「さぁ! この炎の精霊は、何処まで殴ればショウキに戻ってくれるかな? いつまででも付き合うよ!」
拳に力を入れ、渾身の一発をお見舞いする。悶絶していたハイエレメンタルへのその追撃は、誰であろうと目を覚まさせるには十分すぎる威力だった。
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キャプチャースライムたちを全て討伐し終えるとほぼ同時に、暴走していたハイエレメンタルも倒れた。ハイエレメンタルは先程の一撃が効いているのか、意識が無いようである。戦闘後、皆を回復していたヨゾラが、仲間たちだけでなくハイエレメンタルも回復させる。すると、意識が戻ったのだろう。ゆっくりと炎が揺らめきだす。先程のような敵意はない。どうやら、落ち着いているようだ。
「――、ココ、ハ、」
「気が付いた? ごめんね。暴走していたとはいえ、君を傷つけてしまって」
「ボウ、ソウ」
「うん。僕たちはゴーレムを修理するために部品を探していて……」
「! アノスライムハ、アナタタチガ?」
「違うよ! あれは僕たちが全部倒したよ」
「……ソウ」
一瞬、ボウッと炎が燃えた。どうやら、あのキャプチャースライムが現れてからおかしくなったらしい。もう少し詳しく説明をすると、納得したのか、大人しくどこかへ戻って行った。どうやら、あのハイエレメンタルはこの辺りの警備を任されていたらしい。つまり、盗難が起こったので過剰防衛状態になっていたようだ。
「どうやら、部品は持って行っても問題ないみたいだよ」
「そうですか。でしたら、まだ回収しきれていないのを運んで、選別した方が良さそうですね」
「だね。ボクと珠緒さんは回収の方にまわるよ」
「ならば、その部品が本当に使えるかミーが鑑定しよう」
「じゃあ、私はここを調査したいでスね。話を聞いている限りだと、元はゴーレムの修理工場か何かかもしれないでスし」
各々、協力しながら部品の回収と分別をしていく。キャプチャースライム自体は、いつの間にか跡形もなくなっていたため、回収は戦闘中よりも随分とスムーズに行われた。
「大型の物から小型の物まで、随分と揃っているようだね」
「劣化はあるが、使うには問題ないレベルだしな」
蛍が指示を与えながら運ばれてきた部品を、貴道が鑑定していく。どうやら、キャプチャースライムが取り込んでいる以上の部品が散らばっていたようで、思っていたよりは量があった。
「だとすると、本当にここは何なんでスかね?」
「博士はどうしてこの遺跡を選ばれたのですか? もしかして、ここがどんなところかご存知で?」
美咲とグリーフは部屋を探索しながらクレイン博士に問う。博士は「そうだな」とサフィロスの方を見る。
「サフィがここだと言ったからな」
「言いました、です! ええと……『記録』によると、ここはゴーレム関連の何かしらの施設だった、と記載されています、です」
「ゴーレム関連の施設?」
「はい、です! 『記録』したのがちょっと昔過ぎて、どこで『記録』したのかは覚えてはいない、ですけど」
「だとしたら、部品がそれなりにあるのも納得、でスかね?」
美咲は「うーん、」と頭を悩ましながら、まだ周りを調査し始めた。そんな中、グリーフはサフィロスにもう一度尋ねた。
「まもなく深層部のようですが、そちらには何が?」
「すみません、よく分からない、です」
「そうですか。今回依頼されたのは、パーツの回収とあなたの救助です。博士、この先にどうしても必要な物があるのであれば、少なくとも私はご一緒しますが……」
「いや、必要な物は揃っているだろう。これ以上行く必要はない。俺はまだしも、イレギュラーズでも何でもないサフィには酷な道のりだろうしな」
クレイン博士は雑にサフィロスを撫でた。どうやら、本当に行くつもりはないらしい。「分かりました」と頷くと、美咲がサフィロスを呼ぶ。
「ちょっと、これ文字っぽいけど『待機、倉庫』? ちょっとよく分からないんでスよね」
「うーん……美咲さんの仰る通り『待機、倉庫』みたいなことしか書かれていない、です。ちょっと掠れてる部分もあって、これ以上は読めない、です」
「待機、倉庫でスか。ゴーレムの倉庫だったんでスかね?」
「可能性は高い、です。多分、部品が置いてあったのも、それが関係しているかもしれない、です」
美咲が更に頭を悩ませていると、部品の回収に当たっていた仲間たちから「おーい!」と声がかかる。
「こっちはおわったよー!」
「すずきさんもこじまさんも、よく頑張りました。地上まで、運ぶのもお願いしますね」
珠緒が少女型ロボットを労うと、嬉しそうにしていた。既に部品は分担して持っているらしい。
「それじゃあ、そろそろ戻るか。これから修理しないと、だしな。本当に助かった」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。さ、戻ろうか」
イグナートがそう言うと、他の仲間たちも頷いた。各々部品を手に、地上へと戻って行った。
成否
成功
MVP
状態異常
あとがき
お疲れ様でした。
ハイエレメンタルは正気に戻り、部品を無事回収できました。
ご参加頂き、ありがとうございました!
GMコメント
初めまして、こんにちは、こんばんは。萩野千鳥です。
早速ですが簡単に説明致します。
●目的
キャプチャースライムが持っている部品等の回収
●地形
アーカーシュにある地下遺跡(深層部より手前)です。石やセラミックのような硬質な素材で出来ています。
一部崩れていますが、ダンスホールを思わせるような開けた場所です。
●敵
『キャプチャースライム』×20
体長80センチほどの大きさのスライムです。
自分の体長以下の物を一つ取り込む性質があります。倒せば中の物を取りだせます。
取り込んだものを投げたり、スライムの手を伸ばして足止めしたり、崩れさせたり、貫いたりしてきます。
『ハイエレメンタル(火)』×1
暴走中の火のハイエレメンタルです。
暴走中は話が通じません。一度倒せば大人しくなり鎮まります。
単体や全体に向けて、炎の攻撃を仕掛けて業炎状態にしたりします。
●特殊ドロップ『闘争信望』
当シナリオでは参加者全員にアイテム『闘争信望』がドロップします。
闘争信望は特定の勢力ギルドに所属していると使用でき、該当勢力の『勢力傾向』に影響を与える事が出来ます。
https://rev1.reversion.jp/page/dragtip_yasasigyaru
●情報精度
このシナリオの情報精度はBです。
依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。
以上です。どうぞ宜しくお願いします!
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