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シナリオ詳細

<総軍鏖殺>守られるべきもの

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●ハエイの町にて
 その日、ハエイの町は大混乱に陥っていた。
 ハエイの町は、鉄帝のサングロウブルク付近では交通の要所に位置する町だ。
 各所に繋がる、その丁度中間地点ほどに位置しており、そのせいか様々な人や物資が通過する場所でもあった。
 当然、多少腕に覚えのある者たちも集まり、自警団もかなりの規模なのだが……そんな場所に襲撃があったのだ。
「門を閉じろ! くそっ、連中なんてものを持ち込んでやがる!」
「ハッハー! 攻めろ攻めろ! 攻め落とせ! 今日から此処は俺たちのものだ!
 ハエイの町に幾つもの砲弾が叩き込まれる。
 何処から持ってきたものか、襲撃者たちは型落ちでこそあるが、鉄帝の軍用グレードの自走砲を何台も持ち込んできていたのだ。
 ハエイの町の門も壁も頑丈ではあるが、流石に軍用の砲を受けきるように作られてはいない。
 遠からずどちらかが破られ、連中が突入してくるだろうことは間違いない。
「アレは悪血団だな……くそっ、あんな連中に何処の馬鹿が払い下げたんだ……!?」
 自警団長はそう愚痴ってしまう。
 悪血団。この近辺に潜んでいたとされる凶悪な盗賊団だが、鉄帝の官憲に追われて隠れていたはずなのだ。
 だが、新皇帝即位の影響でああして力をつけるに至ったのだろう。
「……救援を呼ぶんだ。それと、市街戦の準備を。急げ!」

●帝政派からの依頼
 帝政派。それは行方知れずとなっている前皇帝ヴェルス・ヴェルグ・ヴェンゲルズの復権を狙う勢力である。
 今回は帝位が魔種、それも『冠位憤怒』に奪われたため、皇帝が変わったことを……少なくとも暗黙下では認めていない。また最悪でも『魔種ではない者』が帝位にあるべきと考えているのだ。
 そんな帝政派の中心人物は鉄宰相バイル・バイオン。
 立場上、新皇帝バルナバスとは交渉どころか、従う余地すらないため、混乱の渦中にあるスチールグラードからの撤退を余儀なくされた状態でだ。
 現在は近隣の街『サングロウブルク』に仮の拠点を構え、残念ながら一方的な防戦を強いられている。
 これは、そんな帝政派からの依頼。
 そして、急使としてやってきた『黒狼』ベルグハルト・ラヴィンからの依頼でもあった。
「ハエイの町。そして悪血団……ですか」
「そうだ」
 『紅炎の勇者』 リースリット・エウリア・ファーレル (p3p001984)に、ベルグハルトはそう頷く。
 ハエイの町が襲撃されてから、すでに2日。現時点でハエイの町は持ちこたえてはいるが、こうしている間にも市街戦に突入しそうな勢いだ。
「ハエイの町の自警団は練度も高い。高いが……悪血団は払い下げの軍用兵器を持ち込んでいる。かなり分の悪い戦いだろう」
 市街戦になれば、死傷者もかなりのものになると予測される。
 悪血団は凶悪なことで有名で、人の命をなんとも思っていないからだ。
 恐らくは自警団にもかなりの死傷者が出るだろう……それでも、可能な限り被害を抑えなければならない。
「悪血団の連中に遠慮はいらん。俺も何人か預かっている……すぐに向かってくれ」
 

GMコメント

『黒狼』ベルグハルト・ラヴィンと共にハエイの町に向かいましょう。
皆さんの到着時には正門が破られ、市街戦に突入しています。
自警団がバリケードを築き町人を中央の集会場に避難させていますが、悪血団もその辺は分かっています。
高射砲を町の中央に向けて撃ち込んでいる為、自警団はそちらへの対応にも追われています。

●敵戦力
・『悪血団長』ブード
悪血団を組織する悪党です。血を見るのが大好きなクズです。
シミターのような武器と、旧型の軍用車両に搭載されたガトリングガンで攻撃してきます。
場合によっては軍用車両でのひき逃げアタックも躊躇なく行うでしょう。

・高射砲×3
払い下げられた旧型軍用グレードの高射砲。
近づけば然程脅威ではありませんが、ひき逃げアタックをしてくる可能性はあります。
町中に砲撃を行っています。

・自走砲×2
払い下げられた軍用グレードの自走砲。
町の壁に向かって砲撃を続けています。

・悪血団×40
クズがいっぱい。人を殺すのに罪悪感ゼロなクズオブクズです。町中に攻め込んでいます。
様々な武器を使って戦いますが、旧型の軍用バイクに搭載された機銃も使用します。
機動力がとにかく高く、ひき逃げアタックも躊躇なく行うでしょう。

●友軍
・『黒狼』ベルグハルト・ラヴィン
鉄帝国軍人。
かつては『黒狼』ベルガーの名で知られていた腕利きの傭兵。
かなりの実力者です。

・鉄帝兵士×6
鉄帝国の勇敢な兵士です。
ライフルと銃剣を装備しています。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はCです。
 情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。

  • <総軍鏖殺>守られるべきもの完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年09月28日 22時20分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

武器商人(p3p001107)
闇之雲
リースリット・エウリア・ファーレル(p3p001984)
紅炎の勇者
イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)
業壊掌
ソア(p3p007025)
猛獣
レイリー=シュタイン(p3p007270)
ヴァイスドラッヘ
セレマ オード クロウリー(p3p007790)
性別:美少年
小金井・正純(p3p008000)
燻る微熱
佐藤 美咲(p3p009818)
合理的じゃない

リプレイ

●無効化せよ、悪しき砲
「やれやれ、40人ともなると中々の規模の盗賊団だね。放置して封鎖中のサヨナキドリの支店に押し入られたらたまったものではない。残らず掃除させてもらうとしようか。ヒヒヒ……」
 『闇之雲』武器商人(p3p001107)のそんな声がハエイの町に向かう道筋であがる。
 そう、相手は40人規模の盗賊団である、悪血団。聞こえてくる砲音は鉄帝の軍用グレードの旧式であり、それだけでも相当に強大な盗賊団であることが分かる。
 彼等を本来殲滅すべき警察機構はすでに無く……いや、無いからこそ軍用グレードが旧式とはいえ流出したのか?
 分からないが、この先にいるのはそのレベルの武装集団なのである。
「数を揃えて使用できる状態を見るに、纏まった量の弾薬含め横流し品という所ですか。国同士の戦で初めて見かけるような代物を、賊徒が装備して町を襲撃している。鉄帝国の出来事とはいえ、一旦箍が外れてしまえばいとも簡単にこうなってしまうものか……」
 『紅炎の勇者』リースリット・エウリア・ファーレル(p3p001984)が溜息をつくが、それも当然のことだろう。
「ゼシュテルの悪いところだけ煮詰めたような状況をよくも作ってくれるもんだね。絶対に許すワケには行かない! 先ずはバカげた勅令に乗せられて出て来たバカなヤツらをぶっ飛ばす!」
 『業壊掌』イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)もそう叫ぶ。
「オレの親友はこんな考えのヤツに……同じようなヒトを増やさせるかよ!」
「この国の脳筋ぶりには辟易としていましたが、新皇帝になってそこに無法さも加わるとこのようなことになりますか。色々思うところはありますが、まずは目の前で困っている方々を助けましょう」
 『燻る微熱』小金井・正純(p3p008000)もそう言えば、『合理的じゃない』佐藤 美咲(p3p009818)がわずかばかり暗い笑みを浮かべる。
「ごろつきが武器を持つとちょっと高望みしたくなりまスよねー。ま、酷い話ですが私は自走砲を払い下げたやつを褒めても良いと思いまスよ……馬鹿が早く見つかるんで」
 その言葉には、僅かな闇を感じさせたが……実際、間違ってはいないだろう。
「砲音が近くなってきた……そろそろ作戦開始だね」
「ええ、そうね」
 『性別:美少年』セレマ オード クロウリー(p3p007790)に『ヴァイスドラッヘ』レイリー=シュタイン(p3p007270)も頷く。
「集会場の敵を抑えるのと砲撃を止めるので二手に分れるんだったよね。ボクは集会場に向かって暴れてる悪血団たちをやっつける、だね!」
 『雷虎』ソア(p3p007025)にリースリットも頷く。
「では、ここからは作戦通り、二手に戦力を分けましょう。一方は都市部に向かって悪血団への攻撃・攪乱と自警団の援護を。もう一方は都市外部に展開している自走砲と高射砲の殲滅を。私は自走砲・高射砲対応側で動きます。ベルグハルト様の部隊は市街側へ」
「ああ」
 『黒狼』ベルグハルト・ラヴィンと鉄帝兵士たちも頷き、二手に分かれていく。
 そうして砲撃対応班が走って行けば……町の入り口に複数の砲台があるのが見える。
 配置や数に関しては美咲のステルス的二十二式自動偵察機で確認した通りだ。
 今もまさに砲撃中で、ゲラゲラ笑う声まで聞こえてくる。
 余程扱うのが楽しいのだろう、その姿を見ながらレイリーは思う。
(血を見るのが好き? 私は好きよ、強敵と戦って濡れる血ならね。でも、悪血団はただ弱者を虐め、その血で満足するなんて最悪よね)
 だからこそレイリーは高射砲、自走砲めがけ全速力で移動し白亜要塞を発動し砲の周囲や乗務員の意識を自分へと向けさせる。
「ヴァイスドラッヘ! 只今参上! 弱虫な臆病者達を倒しに来たわ!」
「な、なんだ!?」
「分からんが敵だ! おい、あいつを大砲で撃ってやれ!」
「この私を止められる奴はいるかしら?」
 レイリーの役割は囮。だからこそ気を惹きつつ、高射砲、自走砲に向けて大声で気合を上げ突撃する。
 ジグザグに移動し砲撃などの狙いを少しでも外そうとするだけでなく、ヴァイスドラッヘンフリューゲルもいつでも構えられるようにしていた。
 だが、今まで適当にやっていた砲撃を急に精密にやろうとしたって出来るものではない。元々砲撃とはしっかりとした技術に基づく特殊技能なのだから。
 それでも、近くで炸裂する砲弾は決して軽く考えられるものではない。
「あんな攻撃、龍などに比べたら大したことない! 私は倒れないわよ」
 そう叫ぶレイリーが、高射砲へと向かっていき、それに合わせリースリット、武器商人、正純も走り抜けていく。
 これを押さえることが、戦いの趨勢を決定づけるのだから。
「攻撃が届く距離から……確実に乗員を仕留めます!」
 正純の界呪・四象が発動し、悪血団員が高射砲から落下する。
 そして……この最高のタイミングで美咲が突入格闘を使用し、奇襲の一撃で自走砲の操縦者を仕留める。
「どうやら鹵獲もできそうでスね」
 美咲がそのまま自走砲に乗り込めば、シルフィードで低空飛行し突進していたリースリットのシルフィオンがもう1つの自走砲の操縦者を仕留める。
「ヒヒヒ、どうやら作戦の初手は成功といったところかね!」
 武器商人の言葉通り……砲の無効化はすぐに終わるだろう。作戦の第一段階の成功は、すぐそこだった。

●守るべきものを守るために
「トニカク、住民の安全を優先して戦うよ! 絶対に守る! オレの力はそのタメの力だ!」
 ジェットパックの簡易飛行も利用して跳べる建物は跳び越して、最短経路でイグナートは集会場へ向かう。
 町中ではすでに集会場へ避難しているようだが、悪血団の品の無い声や破壊音が響いてくる。
 どうやらバリケードに攻撃を加えているのは間違いない。そして……そこに、最初にセレマが到着する。
「汗臭い血生臭い男共が揃いも揃って優雅さの欠片もないな。ボクが治めてやろうじゃないか」
「なんだぁ⁉ あの妙にキラキラしたガキは!」
「関係ねえ、売り飛ばしてやらあ!」
 まさか不老不死を求め、魔性との契約により美少年の体を手にした老魔術師(74歳)とは思わないだろうが、さておいて。
 セレマはすでに広域俯瞰で攻撃が集中する箇所、そして敵の進行を適切に把握していた。
 どう仲間を統率するべきかも、すでに考えている。ならばあとは……実行するのみ。
「微笑は人を狂わす砂糖菓子」を発動させ、セレマは蒸気バイクに乗った悪血団を自分に縫い付けようとする。
 そして、実に……実に恐るべきことなのだが、ザコ相手にセレマは実に無双できる技の宝庫だ。
 履行:公正なる死の天秤からの履行:手遊びによる、一気に仕留めにかかる技の冴え。不死なのかと思うほどの光景が、そこにはある。
「慢心しきった馬鹿どもにこそボクの初見殺しは突き刺さる」
 そんなセレマの言葉に、一片の嘘も誇張もない。
(そして肝がバーバ・ヤーガだ。地形を碌に把握しない相手にとって幻影・ドリームシアターは面倒この上ない。道があるべき場所に建造物があれば迂回を余儀なくされるし、壁のある場所に通路があれば飛び込んでしまう……逃げ惑う人々やバリケードが一部崩れる様を見てしまったら、喜び勇んで飛び込んでしまうだろう? この幻影を広域俯瞰と組み合わせて配置する。視覚情報を疑って尻込みすれば自慢の機動力も数の利も潰せるというわけだ)
 まさに悪辣な……いや、芸術的なまでのセレマの技の冴え。
「ここが一番愉快な趣向だ。混乱し戦意の折れた敵は心に隙が産まれる……そこに「俺たちは優勢だ、ブードに報告しよう」と聞こえのいい現実逃避を擦りこんでやろう。頭目にボク好みの報告をさせて行く末を縛るわけだ。特異運命座標との正面衝突か、それともさらなる遅延と混乱か……敵にのみ混乱を押し付けてやるのは支配の快感だな。癖になる
 そこに到着したイグナートは、セレマの無双、そして魔眼まで発動させる姿にハハッと笑ってしまう。
「よし、この調子でいこう! さあ、オレを見ろ!」
 イグナートが名乗り口上をあげれば、少し遅れてソアやベルグハルトたちも到着する。
「これ以上は好きにさせないよ」
「掃討しろ!」
 真っすぐ突っ込んだソアのH・ブランディッシュが炸裂し、ベルグハルトの剣が鉄血団を薙ぎ払い鉄帝兵士たちのライフルが火を噴く。
 そして……ソアたちは気付く。砲撃が、止んだと。あちらの作戦が成功したのだ。
「チッ、どいつもこいつも使えねえ!」
 声と同時にガトリングガンの銃声が響き、ソアに命中する。
「へへん、こんなの痛くないもん」
 元よりソアは自分が攻撃を受けるのは構わないと思っていた。
 それより、今のは……今の乱闘の中で此方に来ていた、蒸気カーに乗った男……ブードの仕業であるのは間違いない。
「必ずミナゴロシにするってつもりはないけれど、町の周囲に脅威を残すワケにはいかないからね! 相応に覚悟してもらうよ!」
 覇竜穿撃を放つイグナートだが、ブードは蒸気カーを上手く制御し受けとめる。なるほど、この車両もまた軍用グレードであるらしい……!
 だが……そこに美咲の操る自走砲がひき逃げアタックの如く突っ込んでくる。
「ぐっ……て、てめえ! 奪ってきやがったのか!」
「私は正義だなんだって言うつもりはありませんけどねー。ただ、後に仕事は残したくないんで死んでください」
「ま、そういうことだね。これは掃除ってことだ」
 同乗していた武器商人が自走砲から降りれば、高射砲車両を運転してきたレイリー、そして正純が続けてブードの蒸気カーへと突っ込み、残敵掃討を終えたリースリットたちも走ってくる。
「さぁ、貴方が弱虫臆病者のブーブーね。ねぇ、私を倒せる?」
 白亜城塞を発動させたレイリーが挑発すれば、ブードは舌打ちしながら使い物にならなくなった車両を捨て地面に降り立つ。
「結構な投資をしたってのによお……やってくれんじゃねえか」
「誇りも無く弱者の血を啜って生きようなんてヤツが生きる場所はこの国にはない!」
「何が誇りだ! そんなもん、今この国じゃ値もつきゃあしねえんだよ!」
 イグナートの覇竜穿撃を受けながらも、ブードはシミターでイグナートを切り裂く。
「びりびりどーん!」
 そこにソアが雷電を放ち、正純が『ステイシス』を発動させブードを睨みつける。
「この一射は外さない、何度向かってきても同じこと。命が惜しいなら素直に投降することをオススメします」
「命だあ……? そんなもんを惜しがってこの時代に名乗り上げられると思ってんのか! 俺をナメんじゃねえええええ!」
 シミターを振るうブードは……なるほど、引きはしないだろう。
「なら当然、その代償を払う覚悟はできていますね?」
「払わせてみろよ。踏み倒してやらあ!」
 リースリットのシルフィオンを受けて尚生きていたブードだったが……更に数度の交差の後、ついに死に絶えたのだった。
 バリケードの向こうで固唾をのんで見守っていた人々は歓声をあげるが……そんな中、イグナートはふうと息を吐く。
「ギセイ者がゼロとはいかなかったみたいだし、亡くなったヒトたちの亡骸を供養するのを手伝うよ。悪党の亡骸は悪いけれどベルグハルドに処理してもらいたいな。住民に片付けを頑張れって言うのは酷だからね」
「ああ、それは任せておけ」
 ベルグハルトも頷き、鉄帝兵士たちがあれこれと手配をしていく。
 悪血団は全滅したが、そうなるまでの人的被害も物的被害もそれなりに大きい。
「お手伝いするね、ボクとっても力持ちなんだよ」
 ソアも言いながら瓦礫に退かしたり、火を消したり、危なそうな作業を率先して請け負っていく。
 逃げ遅れた人がいるかもしれないと考えたし、「きっと最初が一番大変で人手が要って忙しいだろうから」という想いもある。
 そしてその姿は、ハエイの町の人々に勇気を与えるものでもあった。
 レイリーも力仕事や愛馬を使った輸送など特に得意だからと、瓦礫の片づけから率先して手伝っていく。
 悪血団の乗っていた蒸気バイクも転がっているし、高射砲やら自走砲やらも残っている。これは町の防衛に役立つだろう。
「仕事はもう終わったがまだ時間があるな。状況整理と不安を取り除く程度のケアはしてやろう。気の利く優しい美少年って素晴らしいと思うだろう?」
「うおー、美少年!」
「美少年!」
 セレマは散々魅せたせいか、変なファンクラブが出来ていた。さておいて。
「ま、これで一件落着ってとこでスかねー」
「掃除は済んだ。あと必要なのは時間だね。ヒヒヒ……」
 美咲と武器商人も、そう頷きあう。
 街の危機は守った。だが、これからが何より重要で……それは、時間に解決してもらうしかない。
 しかしそれはまた別の話。今は、このハッピーエンドを喜ぶべきなのだ。

成否

成功

MVP

イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)
業壊掌

状態異常

なし

あとがき

ご参加ありがとうございました!

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