シナリオ詳細
盛夏の青果回収~修行編~
オープニング
●転んでも泣かない
『無明の明』ドルト・ペオン (p3n000035)は悩んでいた。
自身のギフトが、どうにも扱いづらいものであることに。
姿を消せても、前が見えない。たったの10秒ではほんの一瞬やり過ごすのが精一杯で、何かに役に立てるなど無理な話だ。
尤も、戦闘や依頼においてギフトを有効活用しよう、とは彼女も思っていない。何かの表紙に発動してしまったときに、もう少し落ち着いて立ち回れればいいな、程度に考えたのだ。
一応、先輩にあたるイレギュラーズからはアドバイスを何度か受けているのだが……視覚以外を鍛えろと言われてハイそうですかとはいかない。
「即席じゃなくても、何か練習になるようなことはないのでございましょうか……」
「あるんだよなぁ、これが」
そんなドルトを見かねてか、『博愛声義』垂水 公直(p3n000021)は依頼書の角で彼女をつついた。
「敵は?」
「いるっちゃいるけど、イレギュラーズの敵ってほどじゃない」
「危険度はどうでありますか?」
「俺の言うこと聞かなかったら余裕で全員療養中の札を家のドアにかけてもらうぞ」
「なんですかそれぶっちゃけそこそこ安心な依頼ってことじゃないですかヤ……あれ?」
注意深く質問を繰り返し、大丈夫だと駆け出そうとしたドルトはしかし、大事なことを忘れていた事実に思い当たる。
「……これが練習とか修行になんの関係があるんでございますか?」
訝しむドルトに、にやりと公直が笑う。
「今回の任務は『スイカ割り』だ。分かるか、目隠しして10回くらいその場で回るアレだ。ちょっと危険なヤツ。安心しろ、今回は海洋貴族サマだ」
「絶対面倒くさい話じゃないですかヤダー!」
●失敗しても死なない
そんなわけで。
イレギュラーズ一同は今、海洋貴族のウィメルさんちが管理する砂浜兼畑にきています。
「ちょっともう一回、趣旨を纏めて?」
理解が追いつかないイレギュラーズの言葉に、ドルトは頷いて依頼書を読み上げる。
「この畑で管理している『爆西瓜(ばくすいか)』……爆砕花じゃないでありますよ、それがここ暫くの天候不順で規格外が多く出てしまったらしいのであります。放って置くと虫が湧いたり病気になったりと厄介なので、事情がわかる客の分はちゃんと収穫したそうなのですが。残りを放置できないので、ここは誰かに食べてもらおうという話になったのであります」
長々と説明され、一発目から不穏な名前が出たことに一同は表情を歪めた。
「鳥がついばむとか、そういうのも……ダメってことか?」
「ハイであります。……それが」
ごくりと息を呑む一同を前に、ドルトは神妙な顔で話す。
「爆西瓜を食べるに際し、まずは『スイカ割りの要領で叩き割らなければならない』そうなのであります。そうしないと、いかなる攻撃手段を使っても爆発を起こすそうなのであります。火薬ではないですが皮がとても硬く、爆ぜるとそれなりに痛い飛び散り方をするそうであります」
なるほど、鳥だの虫だのが沸いたら死屍累々で更に衛生環境が惨憺たる有様になるわけか。
「ちなみに、叩き割らなくても、紙束で触れる程度であっても『スイカ割り』として命中させたらセーフ、だそうであります。これは目隠ししなきゃだめ、何回かその場で回ってからあるき出さないとダメ……などのルールがあるので後で説明するのであります。スイカはざっと……30個はくだらないそうであります」
繰り返しますが、ルール通りに割らないと自分もみんなもあぶないのであります。
ドルトはそう締めくくると、ガンベルトに巻いてきたスカーフで目元を覆った。
「いざ!」
いざじゃなくて。
- 盛夏の青果回収~修行編~完了
- GM名三白累
- 種別通常
- 難易度EASY
- 冒険終了日時2018年09月05日 20時51分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
●夏の風物『死』
スイカが爆発しますか? おかしいと思いませんか、貴方?
こんな質問をされれば、一般的にはおかしいと即答するものだ。だが、海洋では話が異なる。
「確かに旨いとは聞くが、育てる途中で事故がよく発生するからなぁ……まさかそんな理由だったとは」
『信風の』ラデリ・マグノリア(p3p001706)は『爆西瓜』の名を知っているらしく、爆発する事も承知していたようだ。事情を知っている者には珍しい話ではないらしい。それはそれで、どうなんだ。
「30個ものスイカを割るのはちと骨が折れるの、食べ切る方がもっと骨が折れるかもしれんが……そっちは大丈夫じゃろう。のう、ドルト?」
「問題ないであります! 既にウィメル殿には話をつけてありますれば!」
ビーチパラソルを立てながらの『大いなる者』デイジー・リトルリトル・クラーク(p3p000370)の問いかけに、ドルトはサムズアップで返す。どうやら、依頼人周りに声をかけ、西瓜の後処理を手伝ってもらう算段であるようだ。流石に海洋貴族の娘、この辺りの根回しは手際がいい。
「海でも西瓜割りしたし、今年は西瓜に縁があるみたいだなァ……俺」
『死を呼ぶドクター』レイチェル=ヨハンナ=ベルンシュタイン(p3p000394)はつい先日の出来事を脳裏に浮かべ、その恐ろしさ……まかり間違えば頭を割られる恐怖に軽く身震いした。
尤も、それは西瓜割りとは似て非なる、どこか罰ゲームじみたものだったのだが。
「これはハーモニアあるあるな真夏の怪談話なのですが……非力な私達は西瓜割りで棒を直撃させても割ることが出来ない者が大半なのです……!」
『スイーツ大明神』江野 樹里(p3p000692)の表明に、一同の表情はどこか生ぬるいものになる。確かに、彼女は言葉に違わず華奢である。出るところが出ているが、他が絶望的に衰えて……否、育っていない様子。
「今回は大丈夫だよ! 叩けば割れるし! ボクもこの間失敗したから、今度は大丈夫だと思うし!」
『炎の御子』炎堂 焔(p3p004727)は最後に多分、と付け加えてフォローを入れる。爆西瓜の特性上、ルール通り当てれば一応割れる。非力であろうと問題ないのだ。
彼女もまた西瓜割りでの失敗があるらしく、経験を活かせそうなノリだった。そして今回、身につけているのは『酷暑』とでかでかとプリントされたTシャツ……先だってドルトが融通したものに違いあるまい。
「焔殿、そのシャツよくお似合いなのであります! 見立て通りであります!」
故に、というか。ドルトは飛び跳ねんばかりの勢いで喜んでみせた。シャツの字の意味まで理解しているか、と聞かれるとやや難しい気もするのだが。
「ばくはつしたり、あじがパンチするスイカ! すごくイキがいい! イキのよさなら、きゅーあちゃんもまけないよ!」
『!!OVERCLOCK!!』Q.U.U.A.(p3p001425)の能天気さは、他の気楽そうなメンバーと比べても数段階ほど上を行く。彼女自身が天賦のものといえる気楽さを持ち合わせているから、かもしれないが、それを差し引いても今日は元気がいい。
「チュイカ割ちゅれば問題ないって、いうのがいい感じでちね」
「西瓜を沢山食す良い機会、バンバン西瓜を割って行きたっぷりと堪能しようではないか」
『ドブネズミ行進曲』パティ・ポップ(p3p001367)と『アマツカミ』高千穂 天満(p3p001909)も、西瓜が自分から爆発しに来ない事や、ルールを守れば安全であるという事実に胸をなでおろした様子だった。
むしろ、パティの世界の植物の物騒さが際立つ気もするがそれはさておき。
「割って割って割り尽くすぞ……!」
「今こそジンクスを打ち破り、見事爆西瓜を割ってみせます……!」
レイチェルと樹里の本気度のベクトルがどこかおかしいのも、いまさらな話である。両者のトラウマを思えば仕方ない。
ともあれ、一同は爆西瓜30個を割り尽くすという壮大なミッションを決行することとなったのである。
●とにかく割れ、ひたすら割れ、無心で割れ
一同で公正な手段で選んだ結果、天満が一番手として西瓜に向かうことになる。頭に棒を当てて回りきった彼女は、足元が覚束ないながらもかなり自信満々に足を踏み出す。
「目を瞑ろうと、余が選択を間違う筈も無く、西瓜を割れぬ道理も無しである」
彼女が自信に満ちているのは、己のギフトがためであろう。無根拠に選んだ2択なら必ず正解を選ぶその技能は、2択を小刻みに行うことでほぼ完璧な誘導を可能とする。
(そっちは危な……いや、そんな……そっちも、っと……何だありゃ?)
周囲を見通し、彼女の足元を把握していたレイチェルはその足取りに舌を巻く。周囲の誘導は聞こえないかのように奔放なのに、すんでのところで蔦を避けて前進しているその動きは、彼女の知る範囲では理解しがたいものである。
無論、天満が仲間達の誘導をまるっと無視しているのは意固地だからではない。情報に頼って前進すると勘が……というかギフトが作用しないという難儀な特性ゆえなのだ。
面白みがあるかというと……ものすごく小刻みに方向転換を繰り返すので、周囲のドキドキ感を否応なしに増すところであろうか。
「次はボクだねっ! ……ええと、今って何回くらい回ったっけ? 大丈夫?」
前回は前後不覚になるまで回ってしまい、見当違いの場所を穿ってしまった。だが今回は、棒の振り方も感触も確かに理解している。一歩一歩踏みしめるように、慎重に彼女は進む……と。
パァン、と大きな炸裂音が鳴り響き、焔は驚きとともに棒を振り下ろし、手からすっぽ抜けてしまっていた。
「ここだよ! ……ってそれきゅーあちゃんのあたま!」
炸裂音の主、Q.U.U.A.は思いがけず飛来した棒を避けるべくかがみ込む。彼女の脇で、棒が爆西瓜に命中し、爆発せずに真っ二つ。
「貴女が割った西瓜はこのカレーでじっくりことこと煮込んだ西瓜ですか? それとも串刺しにして直火焼きしつつカレー粉をほんのりと塗した西瓜ですか?」
「えっ? えっと、今割ったのはここに、あれ?」
樹里はいつの間に天満の割った分を調理したのか、とか。
焔は割った感触を覚えてないのだ、とか。そういう細いことはさておき、目の前に差し出された西瓜はいずれもカレー仕立てである。
煮込んでも焼いても、カレー仕立てにするのは「みんなが作ってる!」ので間違いはないのだろう、多分。
「じゃ、じゃあ、せっかくだからボクはこの焼き西瓜を選ぶよ!」
意外と食べられるというのだから、それはそれで反応に困るところだが。
「ちゃてと、あちしの番でち」
パティはネズミらしく、聴覚と嗅覚が特に優れている。周囲の自然音や仲間の声を吟味し、西瓜の匂いを頼りに前へ進んでいく。問題があるとすれば。
「チュイカの匂いがいろんなところから……こっちでちゅか? こっち?」
西瓜の匂いは一箇所からのみではない、という点だろうか。距離も重視される以上、これが結構厄介だ。
「もっと前の西瓜じゃ、そうそう……右45度を向いてまた進むのじゃ」
デイジーは細かく誘導しながら、少し危なっかしいパティの動きを見守っていた。
割れた西瓜は順次冷やしたり調理されたりしているが、ウィメル家の家人が現れればその負担もいくらか減る。その分、きっちり割らせなければと。
「いいぞ、あと大股で3歩ほど前に出れば棒が届く」
「ぢゃあ、この辺でちか……あぁっ!?」
ラデリの誘導で最後の一歩を踏み出そうとしたパティは、そこで一つのミスを犯した……達成感を前にして、やや前のめりに進んでしまったのだ。
いきおい、蔦に絡まった体すべてを投げ出すように振り下ろされた棒は、本来の狙いとは違う爆西瓜を打つが。距離が十分であったため、爆発せずに済んだようだった。
……打って変わって。レイチェルの西瓜割りは慎重、かつ地味だった。オーソドックスに20回回り、足元をふらつかせながらも仲間の誘導に従い、歩測で10m。
一歩一歩歩む彼女の脳裏をちらつくのは、自らが一刀両断されそうになった時のこと。明らかに身から出た錆だったのだが、討たれる者の恐怖はその一言では収まるまい。
「ククク……西瓜め! 貴様の命運も此処までだ。くたばれぇえ!!」
明らかに私情混じってそうな恨み言と共に振り下ろされた棒は、真っ直ぐ西瓜へと振り下ろされ……。
ドンッ。
「あ……?」
「大当たりなのじゃー! こんなこともあろうかと、一つだけ西瓜色の太鼓を仕込んでおったのじゃ」
気の抜けたレイチェルに、デイジーがドヤ顔で補足する。周囲は毒気を抜かれたような顔で押し黙っている。……悪い予感がひしひしとする。
必然、その後デイジーがたどった運命は軽微ながらも『被害があった』程度でとどめておこう。爆西瓜の横に埋められないだけ有情である。
「距離が足りない、なんてヘマはやらかしたくないね……」
ラデリは周囲の植物の声を聞きながら、慎重に前へと進む。仲間の声と植物の声とを照らし合わせ、一歩ずつ前へ……割られる側の植物が正直に応じるのか? という疑問は、しっかりとした足取りを前には無駄のようだ。
深呼吸のあとに振り下ろされた棒は、真っ直ぐ爆西瓜に吸い込まれ……そして非常に綺麗に、あっさりと2つに割れた。割れる直前に少しだけぶるりと震えた辺りで、彼の肝が一瞬だけ冷えたのは無理からぬことである。
(聞こえます……西瓜が私を求める、その声が確かにこの耳に届きます……)
樹里の足取りは、回転の影響もあって特に覚束ないものだった。だが、それを差し引いても、ちゃんと目標へと進む動きをしている。迷いがない、というのはああいうものだ。
自然との対話を成立させ、根拠なき高揚感を以て前進し、求められるがままに振り下ろす。
「今こそ、樹里の神威を見るのですっ! なのですっ!」
……ざくっ。
声が聞こえ、心が惹かれ合っても腕前が比例するかは別だ。普通に棒を振るえば彼女の技術ならまず外しはすまいが、声に従った結果なので、こうもなる。
結局、樹里が成功したのはさらに2回ほど経てからだったのもお約束どおりである……だが、非力な彼女でも、確かに西瓜を割ってみせたのだ。
「きゅーあちゃんは大道芸でこんなこともできちゃう!」
そう言うとQ.U.U.A.は、棒の上に頭から逆立ちし、棒をスピンさせてみせた。軸がブレないまま、倒れないままの20回転とかどういう原理なのか。
しかし、さらに驚くべきはその先。棒から降り立った彼女は、あろうことか自分自身を棒で打ち据え、大きく吹き飛んでみせたのだ。イレギュラーズとしての知識や技術を動員すれば不思議ではないが……応用方法がトンチキ過ぎる。
くるくると飛来した先に向き直り、勢いのままに棒を叩きつけられた爆西瓜は……皮の一部をQ.U.U.A.の額目掛けて爆ぜさせてから、真っ二つに割れた。
「あいたぁっ!?」
完全な爆発をしなかったのは、せめてもの抗議なのか……メカニズムの謎は深まるばかりだ。
「くふふ、賢い妾は知っておる……回転の余韻が収まるまで焦ってはならぬのじゃ。焦っては功を得られぬ……」
デイジーはかしこい。足取りがふらつかないように慎重に前進しつつ、仲間の誘導にきちんと耳を傾けつつ歩を進める。……しかし、目を回した状態で棒を振るうのが趣のこの遊びで、回転が収まったら果たしてそれに意味はあるのだろうか?
「ここじゃな、では尋常に……ていやぁっ!」
ぱん、と棒の打つ音に、異音が混じる。……そして、爆西瓜は。上半分だけが爆ぜた。
「だ、大丈夫でありますかっ?!」
これにはドルトと仲間達も焦りを隠せない。デイジーが顔面でほ全弾受けた格好で、西瓜の破片の下からは弱々しい息遣いが聞こえていたからだ。
……えっとまあパンドラ奪われなかったから、結果オーライ?
「そこまで……厳密なら先に言っておいてほしい……のじゃ……」
そう言い残した彼女だったが、仲間の必死の治療によりなんとか元気になりました。仲間って本当にいいものですね。
……え、ドルトがどうだったかって?
まあ、ドジは踏んだけど無難に終わらせたと思います。ホラ主役はみんなだしな!
●あとは食え、手段は問わない
まあ、紆余曲折を経たものの。都合30個の西瓜は見事にそのすべてが処理され、中身がイレギュラーズ(とウィメル家一同)の手にわたったわけだ。
問題は、ここからどう食べきるか……なのだが。
「たんと食べるんですよ?」
そう言ってペット達にカレーで煮込んだ西瓜を振る舞う樹里がいたり。
「チュイカジューチュ、まるで炭酸な味でち」
「フルーツポンチもイキがよくておいしいよ!」
パティとQ.U.U.A.がそれぞれ簡単に手を加えたものに舌鼓をうち……Q.U.U.A.は勢い余ってそれに醤油をたらそうとしたり。
「スイカばかりじゃ飽きるであろう! BBQも用意したから存分に食べるがよい!」
デイジーは事前準備とウィメル家の協力で盛大にBBQをおっぱじめたり、とまあ色々と楽しんでいるようだった。……ラデリがおそるおそるといった風に口をつけているのも、印象的ではあったが。
帰りしな、Q.U.U.A.が種をせっせと植えていたが……果たして実るのかどうか、は神のみぞ知る。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
お疲れ様でした。
どこかでネタに振り切ってやらかさないかと半ば本気で心配しましたが、全くの杞憂でしたね。
ご満足いただけたなら、何よりかと思います。
来年の数が今回より増えても私は知らない。
GMコメント
今年まだスイカ食べてないですね。
●達成条件
すべての爆西瓜を割る。食べるか持ち帰るかする。
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。
想定外の事態は絶対に起こりません。
●爆西瓜
スイカの一種で、非常にパンチのきいた味が特徴の『海洋』でじわじわ売れだしている、程度の知名度のスイカ。
収穫にはルールが存在する。
1.目を覆った状態で長柄(身長の7割まで)の得物に頭をつけ、20回ほどその場で回る。
2.10mほどの距離にある爆西瓜へ自身の勘ないしは誘導をもらって進む。
3.真っ直ぐ振り下ろした際にスイカに当たっていれば、カス当たりでも割れる。
これらのルール(というか流れ)を守らずに割ろうとすると勢いよく破裂し、とても硬い皮がそこいらに飛び散る。中距離程度の射程を飛んでいく。
なおCT値がなぜかめっちゃ高いし色々バッドステータスもおまけしてくれるから是非遊びで試すのはやめよう。
ルール判定は割とゆるく、
・10m離れた位置の『別の』スイカを叩いてしまった
・ころんだ拍子に棒を取り落としてしまい、スタート位置から10m離れたスイカに流れ弾でぶつかった
・回転しすぎてすっぽ抜けた棒が以下略
はセーフ。ただし、明らかに見える手ぬぐいとか、2mくらいで振り下ろすとかはアウト。
熱感知、植物疎通、超聴力などの実力による補正はセーフになります。
●同行者(ドルト・ペオン)
駆け出し。カワウソとの半獣半人(というか7:3でカワウソ)です。レギュレーションに見合った棒を持っています。
イレギュラーズにも支給されます。棒。
今回はギフトを使いませんし普通にスイカ割りをします。
●現場
砂浜にしつらえた畑。プライベートビーチってやつですか? わかりません。
スイカはそこまで密集してないので、足を引っ掛けるとかはそうそうないと思います。
●注意点
一歩間違えたら本当にパンドラもっていかれます。
ネタに奔るのはセーフですがハイ・ルールはしっかり守りましょう。
では、修行というかレジャーに付き合ってください。
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