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シナリオ詳細

<潮騒のヴェンタータ>超巨大噴進要塞カボ・マンダラット―Side:Depths―

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●探索の果て
「まあ、よ。あのお大尽サマの前では解体なんて出来なかったけどよ、解体したらしたでなんだよこりゃあ……」
 先日、豊穣の大商家の依頼でダガヌ海域を強行突破したキドー(p3p000244)は、その際撃破した深怪魔、『機動噴弾』を持ち帰り解剖に勤しんでいた。魔の者と思われる姿で、しかし機械的な外見はどうにも異様というか、移動手段もガスのような、特攻兵器的な意味合いを強く感じていたのだ。だからだろうか、これを理解できぬままで放置することは危険に思われた。
「これが振動して、殻と反響して音を出してるっスか。で、これが……またなんていうか、ガス作れる機械にしか見えねえっスね。自分でガス作って推進力にしてんのか?」
 日向 葵(p3p000366)は解体された個体の中身を摘み上げながら顔をしかめる。振動物体はその辺に放っておいても害はないだろう。ガス機構も本体から切り離す分には大丈夫であるはずだ。
 はずなのだが、先日海域で遭遇した個体の数が数だ。もしかしたら、これらを統括する『なにか』がいる可能性を示唆している。
「なァ葵。こいつら延々潰してるだけで竜宮幣にありつけると思うか?」
「無理っスね。この間持ってなかったらないでしょ普通に。だとすれば大本をおびき寄せて叩いた方が確実ってやつっス」
「ってなると都合のいい囮を知ってんだよな、俺」
「奇遇っスね。俺も」
 キドーと葵は先日の戦いを思い出し、お互いに苦い顔をした。仲間に苦行を押し付けるのか、というのと。
 多分それで突っ込む自分たちもつらい思いをするんだろうな、という点で。

●企画書を見た情報屋が顔を顰めたレベルの作戦
「機動噴弾の外殻で振動体を包んだ『囮装置』を糸をつけてダガヌ海域に放り込み、襲ってくる敵をひたすら排除。別働隊で発信源を叩く……つまりはそういう作戦です。発案者であるお二方は発信源に向かうわけですか」
 『ナーバス・フィルムズ』日高 三弦(p3n000097)は渡された草案に目を通し、それからダガヌ海域に向かう船団のなかで軽くこめかみに指を当てた。
「というわけで、此処にいる8名は深海に存在するであろう親個体……周辺の調査情報から割り出した個体名『超巨大噴進要塞カボ・マンダラット』の排除に動いてもらいます。サイズ感や強度から考えれば高い強度を誇る依頼ですが、さいわい『機動噴弾』を大量に吐き出させてからの伏撃になりますので、護衛はほぼ無いと思っていいでしょう。
 名前通り、ヤドカリの深怪魔です。サイズとしては貝殻の高さが5m×2m×2mというところで、本体体積はその4割もないでしょう。だからこそ、『貝殻への浸透打撃』のような攻撃が本体にダメージを与えることはありません。
 殻そのものの毒が周囲に漂っているという情報もありますし、本体も攻撃性能にかなり振っているはずです。くれぐれもご用心を……あ、殻のなかに竜宮幣が入っている可能性もありますね」

GMコメント

 このシナリオをどうしようって考えているうちにね、こう、ね。
 2本構成になっちゃったんですよ。1本だけにしようと思ってたのに。

●成功条件
『超巨大噴進要塞カボ・マンダラット』の撃破
(最低ライン:外殻粉砕)

●超巨大噴進要塞カボ・マンダラット
 『機動噴弾』と呼ばれる機械フナムシ型を束ねる深怪魔の一種です。OP情報通り、隠れ住んでいる外殻はゲロいほどでかく、しかも毒性の鉱石を含んでいるのか戦場では常に解除不可・無効可の【毒系列】BSを受けている扱いになります。
 どうやら外殻にフナムシを住まわせていた模様。
 海中ながらも動きは機敏で、爪による挟み込む攻撃(【封殺大】、【毒系列】)や牙による捕食(【出血系列】ダメージ大)、殻に篭って(殻が壊れるまで本体攻撃不可、数ターン)の回復術式の行使などを行います。
 総じて近接型ですが、「噴進特攻(物超単、【万能】【飛】など)」による中長距離戦もこなせるため注意が必要です。

●戦場
 海中、囮船団直下の海底。
 皆さんは水中戦闘がデフォルトで可能な装備を貸与されていますが、自分で持ち込んだほうが大幅に有利になります。

●特殊ルール『竜宮の波紋』
 この海域では乙姫メーア・ディーネ―による竜宮の加護をうけ、水着姿のPCは戦闘力を向上させることができます。
 また防具に何をつけていても、イラストかプレイングで指定されていれば水着姿であると判定するものとします。

●特殊ドロップ『竜宮幣』
 当シナリオでは参加者全員にアイテム『竜宮幣』がドロップします。
 このアイテムは使用することで『海洋・鉄帝・ラサ・豊穣』のうちいずれかに投票でき、その後も手元にアイテムが残ります。
 投票結果が集計された後は当シリーズ内で使える携行品アイテムとの引換券となります。
 ※期限内に投票されなかった場合でも同じくアイテム引換券となります

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • <潮騒のヴェンタータ>超巨大噴進要塞カボ・マンダラット―Side:Depths―完了
  • GM名ふみの
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年08月06日 22時11分
  • 参加人数8/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

キドー・ルンペルシュティルツ(p3p000244)
社長!
日向 葵(p3p000366)
紅眼のエースストライカー
黎明院・ゼフィラ(p3p002101)
夜明け前の風
黒星 一晃(p3p004679)
黒一閃
リディア・T・レオンハート(p3p008325)
勇往邁進
クレマァダ=コン=モスカ(p3p008547)
海淵の祭司
黒水・奈々美(p3p009198)
パープルハート
Я・E・D(p3p009532)
赤い頭巾の魔砲狼

リプレイ


「うーん、フナムシ苦手なんじゃよなあ。動きが……」
「フナムシと謂えど、深海に潜む者がこのような絡繰仕掛けの姿をとるとはな。これも進化の過程か、強さの研鑽に余念が無いのは恐れ入る」
 海に潜り始めて程なくして、顔の脇を『機動噴弾』と思しきフナムシの影が掠めた。『海淵の祭司』クレマァダ=コン=モスカ(p3p008547)にとってこれ以上無い不快感の示威行為。思わず顔を顰めた彼女をよそに、『黒一閃』黒星 一晃(p3p004679)は深怪魔の変質の進化に舌を巻いた。こんな状況で素直に関心や興味が先に来るあたり、彼もなかなかぶっとんでいる。なお、一晃の水着はどうにも質素な男物。褌姿でないだけいい……のだろうか。
「やはりと言うか、一連の騒ぎで現れる敵はどうにも奇妙なものが多いな。まあ、それ以上に水着なら加護を受けられるというのもどういう理屈なのか、考えてしまうが……」
 『夜明け前の風』黎明院・ゼフィラ(p3p002101)は借り物の水着をつまみつつ、海の底に視線をやる。ゆっくりと動きながら不気味な色のもやを生み出し、そこから次々フナムシ達が海上目掛け突っ込んでいく姿は不気味かつ奇怪だ。あんなものを相手にするのか、と思うとそのサイズ感も相俟ってげんなりした気持ちにもなる。論理で解決できないものは彼女の苦手分野だ(尤も、それを解明する喜びもあろうが)。
「ちょうど新しい水着を作ったばっかりだし、それは良いんだけど……。あのヤドカリ殻に毒があるんだね、ちょっと食べにくそうかなぁ」
「小さい頃指を挟まれたのを思い出したわ……アレからフナムシがワンサカ沸いてくるのね……きも……」
 『赤い頭巾の魔砲狼』Я・E・D(p3p009532)は敵を見た際の第一印象が食欲に全振りされている。毒まみれの海の中ですら、だ。『食べにくそう』であって『食べられない』でない辺りもポイントがたかい。『パープルハート』黒水・奈々美(p3p009198)にとっては過去の苦い記憶と眼前の気色の悪い状況とが一緒くたとなり、ちょっと気分を害した模様。致し方なし、深怪魔は人間の理解を拒むたぐいの生物群のようだから。
「ま、厄介なのはよく分かった。それで充分ではあるな。サッサと潰して深海の邪神とやらの元に還って貰うとするかね!」
「アレを潰せばフナムシも何とかなるわけだし、ここはミスってらんねぇな」
 『最期に映した男』キドー(p3p000244)と『紅眼のエースストライカー』日向 葵(p3p000366)は調査して彼の存在を導き出した手前、きっちり倒すための対策は整えてきたはずだ。
 撒き散らされる毒はゼフィラの治療である程度緩和できようが、いつまでも頼れる訳ではない。『最低条件』で満足する訳にはいかない――奇妙な共生も、今日で終わりだ。
「黒一閃、黒星一晃、一筋の光と成りて、海底の要塞を破砕する!」
「我等一個の群体にして個別の強者! 超巨大噴進要塞カボ・マンダラット――うん長いですね、カボにしましょう――かの竜種に比べれば恐れるに足らず! 私達は決して怯みません、お覚悟を――!」
 一晃の口上に同期するように、『勇往邁進』リディア・T・レオンハート(p3p008325)は高らかに勇ましく声を張り上げる。仲間を鼓舞するその声は遍くその場の面々に響き、次の瞬間には彼女の背を拝むことになろう。カボが動くより遥かに早く、リディアは仲間たちから距離を取った。
「ま、魔法少女として……海を汚すものは許さないんだから……」
「倒して食べる、それがわたしの礼儀だからね」
「うひ、ほ、本当に食べるんだ……」
 奈々美は魔法少女としておっかなびっくりで宣言するが、対するЯ・E・Dは割と本気で食欲に素直な姿勢を見せた。毒まみれの殻に篭ったヤドカリに食べられる部位があるのだろうか……?
 ともあれ、イレギュラーズの敵意をぶつけられて呑気にしているカボではない。海底を素早く移動し始めたその姿は、まあ、うん……やっぱりどうしようもなく不気味だった。


「まずは外殻をぶっ壊す所から始めるか。これだけ高さがあるなら、バランスは良くないはずっス」
「硬かろうがなんだろうが、わたしは殻ごとぶち破っていくよ」
 葵とЯ・E・Dは互いにカボから大きく距離をとることで接近戦を避け、別アプローチでカボの守りを崩しにかかる。方や、本体を無視して殻へのアプローチでもって相手の動きを封じる方法。方や、殻の防御を技術で無視し、本体を直接狙う方法。何れも中途半端に鳴ってしまえば効果的ではなかろうが、この二人が実行するとギャグでは済まされない。葵の放ったボールは、見事なカーブを描いてカボの殻、その頂点に叩きつけられた。
「さぁ、どんどん打ち込んで来なさい! 私は貴方と違って、何かに隠れたりしませんよ!」
「レオンハート、問題無いとは思うが無理だけはするなよ」
「無茶はさせてもらいますけどね!」
 リディアは仲間たちから大きく離れた位置で、カボに対し挑発を仕掛けた。彼女が一人、身構えた最大の理由がここにある。カボが機敏に動いたのも、それだけ彼女の声が海中であることを感じさせない迫力だったから。
 一晃は問題ないと知りつつも気遣う素振りを見せたが、帰ってきた返事よりも目が雄弁に「邪魔をしないでくれ」と言っている。
「リディアの言う通りだ、テメェにこそこそ隠れてる余裕はねェぞ!」
「あ、あたしの魔法じゃ決定打にならないし……本体狙いは、リスクが高い……から、殻を弱らせていく、ね……」
 カボの爪目掛け一晃が斬撃を放ち、キドーが殻ごと本体を巻き込むべく邪妖精とともに仕掛けていく。さしもの一晃の斬撃は堪えたか、爪を庇う素振りを見せたがその顎は健在らしく、伸び上がった牙はリディアの鎧に食い込み圧し潰そうと圧をかけた。が、殻に向けられた奈々美のハート型の魔法は一瞬であれどその堅牢さを弱め、反撃の糸口を与える。
「ここじゃな……!」
 クレマァダはその位置を見逃さず、重ね当てにて殻、そして本体へと浸透打を叩き込む。浅かったか、十全な威力には遠いがしかし、カボに警戒せしめるだけの威力はあった。
 カボのきしむような鳴き声(音?)とともに殻が振動し、何箇所か開いたかと思えば機械フナムシ――『機動噴弾』が解き放たれる。余力のいくらかを吐き出した格好で、大多数は海上へ向かっていくが、そのうち何体かは周囲のイレギュラーズへ突っ込んでいく。特に近接戦を挑んだクレマァダ、一晃、そして惹きつけていたリディアへの集弾率が高いか。
「海中の毒が濃いのが厄介だな……! 回復なら任せ給え。その代わり、君たちには攻撃を任せるよ」
「たぶん、長期戦だとわたし達が不利になるから、相手に回復を許さずに一気に叩くよ!!」
 思わぬ反撃、想定外の状況。だがゼフィラはそんな状況でも眉一つ動かさず治癒魔術に専念していた。リディアはもとより、毒に大して強くない仲間たちを考慮すると魔力が尽きるまでは全力で挑むつもりだ。つもりだが……。
「……というか、済まない。出来れば早く倒してほしいな~……なんて。ちょっと毒とかそういうのに耐性ないから、そろそろ毒が辛くなってきたんだが……」
「大丈夫だ。俺もレオンハートにこいつを任せるつもりだったし、もとより守りを考慮していない。速攻で終わらせる気だ」
「アンタら揃いも揃って俺より脳筋ってどういうことだよ! でもまあ、万全で楽勝よりかは調子上がるぜ!」
 そもそもゼフィラ本人が毒に頗る弱かったというオチがついて回る。一晃もまた真顔で苦手意識を開陳しているが、それは割と冗談で済ませる問題ではない。キドーはこの状況が、「平均的になんとかなる依頼」の範疇を越えているんじゃないかと首をひねるがもう遅い。
「殻が一箇所でも毀れたり倒れたりすれば引っ込んでもいられなくなるっスよ! 回復なんて考えられないくらいこっちを向かせりゃいい!」
「うひ……う、動きが止まった……! 葵さん、が狙ってる場所に魔法を打ち込めば……?」
 葵は繰り返し同じ場所を狙うことで、カボの動きを鈍らせ、あるいは動きを止めることに成功していた。それは傍目に見ても効果が大きく、奈々美は直感的に彼を追従すれば勝てる、と理解した。
 本体は一晃やЯ・E・Dに任せればいい。逃げる場所を奪うことで、勝利への道筋が開ける筈なのだ。
 カボの爪が、何度かの空振りを経てリディアの胴を掴む。ぎり、と締め上げるそれが彼女へ与える痛覚は条理の外、守りがあろうと厳しいもの――のはずだった。
「見ていましたよ、その爪。もうボロボロでしょう?」
「そうだ、今なら叩き割れる」
 胴を挟み込まれてもなお気力で意識を保ち、輝剣リーヴァテインを振り上げたリディアの目は赫怒に燃えていた。先程一晃がつけた傷へ、寸分違わず挟み込むように連撃を叩き込み。見事、その爪を叩き割る。
 同時に、葵の何度目かの狙いが奈々美の魔法をうけて狙いが結実し、巨大に過ぎた殻は耐えきれず横倒しになっていく。一瞬、殻に引っ込むことを選択しようとしたカボだったが、さりとて引きこもったあとに訪れる末路は如何に鈍くとも直感できたはずだ。
 半壊した殻を脱ぎ捨てるように、カボは本体部分だけを射出。エビのように身をひねることで遠くへとジェット機もかくやといわんばかりの勢いで逃げていく。
「あーっ、食べるつもりだったのに……!」
「やる気だったんだね、本当に……」
 逃げ出したカボを恨みがましく見ていたЯ・E・Dの姿に、ゼフィラは呆れたような、驚いたような反応を示した。
 ともあれ、カボ本体は逃したが殻は残された。あとはこれを解体するばかりだ。


「……んん」
「クレマァダさん、ご無事ですか?」
 クレマァダが海中で目覚めたとき、眼前にはリディアの顔が大写しになっていた。思わず体を上げそうになったのを堪え、彼女は「終わったのか?」とリディアに問う。
「なんとか。今、葵さんたちが殻を解体して竜宮幣を探しているところです」

「殻の中、フナムシだらけだったりしたらどうしましょぉ……」
「それはないみたいっスよ。竜宮幣は上の連中と合わせてひとり1枚ってとこスけど」
 奈々美は殻を破壊しながらあちこち覗き、フナムシが飛び出してこないかおっかなびっくり探していた。先んじて殻に穴を開け、内部を探っていた葵はどうやらその危険性がないことと、竜宮幣がその手にあるぶんが全て、ということぐらい。
「この殻、毒のある鉱石以外の部分はなにかに使えないかな」
「何かって何するつもりだよ」
「料理とか、調味料とか……」
「いやいやちょっと探究心深すぎねえか? さすがに腹壊すって」
 Я・E・Dは殻を解体しながら的確に毒鉱石を排除し、残った部分をしげしげと眺めていた。貝殻は石灰質が主なので最悪なにかに使えないこともないだろうが、それを実行する勇気ばかりはキドーふくめ一般的なイレギュラーズには備わっていないものだ。
「しかし、斬り甲斐の無い奴だったな。もう少し粘ってくれれば、楽しめたものを」
「アレ以上粘られたら私も危なかったですよ!」
「流石に魔力が尽きたらみんな海中に沈んだだろう、勘弁してほしい」
「あ……あたし、も、ちょっとあれは……」
「貴様ちょっと無茶苦茶が過ぎんか?」
 一晃は本体を、しかも爪を何度も傷つけ十全にその力を発揮したはずだが、それでも不満そうに顔をしかめていた。その様子に女性陣が一斉に否定の意思を示すのも、またしょうがないものである気がする。
「でも本体のがしたんスよね……また殻作って戻ってきたらやべえな」
「流石にあのサイズはもう作れねえって。出てきたってすぐブッ倒せるに決まってらあ」
「そういうフラグはできればたてないでほしかったっスね……まあ出てきたところで負ける気がしないんスけど」
 本体の逃げ足の速さを顧みるに、次があればより面倒なことになる可能性は十分考えられる。葵がキドーの言葉に苦虫を噛み潰したような表情を返したのも、さもありなん。だが、今回勝利出来た相手に次で負けるなどイレギュラーズの名折れでもある。
「ヤドカリ食べられなかったし、もう帰ろう。上のみんなも終わってるはずだよ」
「そう、ね……疲れたし帰りましょお……」
 Я・E・Dと奈々美は(方向性こそ違えど)揃って戻ることを進言する。毒に晒され続けてげんなりしている一同が、それを否定するはずもなかった。

成否

成功

MVP

黒水・奈々美(p3p009198)
パープルハート

状態異常

クレマァダ=コン=モスカ(p3p008547)[重傷]
海淵の祭司

あとがき

 ツーアウトってところかなこのしぶとさ。

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