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シナリオ詳細

<チェチェロの夢へ>雷式大望遠鏡

完了

参加者 : 9 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●精霊暴走
 ノイスハウゼン上空に発見された伝説の浮遊島アーカーシュの調査が始まった。
 調査は鉄帝国軍と、依頼を受けたローレットのイレギュラーズの合同で行われている。
 百年前に消息不明となった探索隊の子孫(レリッカ村住人)の協力もであり、進捗は順調だ。
 新発見は既に百年前の探索隊によるものを大きく凌駕し、島に関する様々なことが明らかになってきた。
 その中でも、精霊を使用した文化については大きな発見といえるだろう。
 地上部や地下表層の遺跡は朽ちた都市であり、精霊を使役した高度な文明を有しているそうだ。ランプのようなもの、コンロのようなもの、冷蔵庫のようなものなど、様々な道具が発見されている。
 古代の人々の生活を解き明かせば将来的に入植や農地開拓なども可能となるかもしれない。
 だが古代獣が跋扈している危険は、未然に排除すべき課題に違いない。
 しかしながら古代獣同様に憂慮すべき問題が存在する。
 それが精霊だ。
 古代で使用されていたと思われる精霊だが……あちこちでの暴走が確認されている。
 精霊が異様に暴れているのは、どうやら遺跡が激しく傷んでいる事が原因らしい。例えばコンロが損壊していれば、火を出す仕事をこなすことが出来ない炎の精霊が、エラーを起こしてしまうようだ。倒すことで鎮めてやれば、エラーから解放出来ることも分かっている。
 また都市機能を回復するため、発見されたゴーレムの部品を集めて修復することも推奨されている。
 ゴーレム達がいれば都市を徐々に修復することも可能なはずなのだ。
 それらは精霊の暴走をどうにかすることにも繋がるかもしれない、大切なことだろう。

●壊れた大望遠鏡
  古代文明がどのようなものであったか、その全容は未だに解明されていない。
 しかし浮遊島アーカーシュにはその残滓たる器具が幾つか残されており、同時にそれ等は壊れたものが多かった。
 それによる精霊の暴走は倒せば鎮まることが分かっていて、今のところそれが一番良い方法である。
 つまるところ、暴走する精霊の多い場所には「何かがあるかもしれない」わけだが……ハイエレメンタルを含むサンダーエレメンタルの大暴走が起こっている外周浮遊小島が発見されていた。
 そこに至るまでには幾つかの小さな小島を超えていかなければならないのだが……飛行するか岩ほどの小島をジャンプすることで辿り着くしかないだろう。
 では、超えた先に何があるのか?
 過去の報告ではその方向に「展望台のような何か」があるとされていた。
 勿論、それ以外の情報は一切ない。恐らく調べる事すらできなかったのだろう。
 しかし、イレギュラーズであれば暴走するサンダーエレメンタルを鎮め「展望台の島」を調査することだって可能だろう。
 そこにあるのが本当は何なのかは分からない。
 分からないが……かつて此処にいた人々の残り香であり、その生活に近づく1つの手段である事は間違いないだろう。

GMコメント

横スクロールアクションみたいなシナリオです。人によっては横スクロールシューティングかも。
ちなみに天野はどっちもそんなに得意じゃないです。
ちなみに今回の目的地ですが巨大な「天体望遠鏡」の設置された建物であるようです。
サンダーエレメンタルにより機械の制御がされていたようですが、機械は壊れてしまったようです。
また、探せば(破損の程度は不明ですが)ゴーレムを見つける事も出来るでしょう。

●出てくる敵
・ハイエレメンタル(雷)
なんらかの原因で荒れ狂う高位精霊です。自然現象のようなものですが、倒すことで鎮めることが出来ます。意思を持ち、言葉を話すことが出来る存在も居ます。
神秘単体攻撃や範囲攻撃を行います。雷系統のBSを保有しています。

・サンダーエレメンタル×20
なんらかの原因で荒れ狂う精霊です。自然現象のようなものですが、倒すことで鎮めることが出来ます。
神秘単体攻撃や範囲攻撃を行います。雷系統のBSを保有しています。

●特殊ルール『新発見命名権』
 浮遊島アーカーシュシナリオでは、新たな動植物、森や湖に遺跡、魔物等を発見出来ることがあります。
 発見者には『命名権』があたえられます。
  ※命名は公序良俗等の観点からマスタリングされる場合があります。
 特に名前を決めない場合は、発見者にちなんだ名が冠されます。
  ※ユリーカ草、リーヌシュカの実など。
 命名権は放棄してもかまいません。
  ※放棄した場合には、何も起りません。

 このシナリオでは飛行スキルや、飛行可能アイテム効果を持っていると戦闘判定が有利になります。
 飛行を持たない場合は騎乗戦闘可能なリトルワイヴァーンを持っているものと見なします。この場合飛行戦闘は可能ですが、判定は有利にはなりませんのでご注意下さい。
 また簡易飛行や媒体飛行は、飛行には含みませんので、ご注意下さい。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • <チェチェロの夢へ>雷式大望遠鏡完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年06月09日 21時35分
  • 参加人数9/8人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 9 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(9人)

エイヴァン=フルブス=グラキオール(p3p000072)
波濤の盾
ルチア・アフラニア(p3p006865)
決死行の立役者
リック・ウィッド(p3p007033)
ウォーシャーク
エーミール・アーベントロート(p3p009344)
夕焼けに立つヒト
ルビー・アールオース(p3p009378)
正義の味方
エーレン・キリエ(p3p009844)
特異運命座標
ルシア・アイリス・アップルトン(p3p009869)
魔砲トレーナー
ヴェルミリオ=スケルトン=ファロ(p3p010147)
陽気な骸骨兵
メリッサ エンフィールド(p3p010291)
純真無垢

リプレイ

●大望遠鏡の島へ
「このアーカーシュの調査、まさしく冒険って感じで面白いな! 今度はなにがあるんだろうな! リトルワイバーンに乗って……というかしがみついて飛んでいくぜー!」
「精霊の力を借りた文化というのはちょっと面白いですよね。友のように扱っていたのか、奴隷のように扱っていたのか……そこは少々気になる」
「さて、な。あるいは精霊が割とわんさかいて、しかもそれが生活に馴染んでいた形跡がある……ということは、遺跡の主たちはそういう存在ともこう、よい関係を築いていたんだろうか」
 『ウォーシャーク』リック・ウィッド(p3p007033)や『夕焼けに立つヒト』エーミール・アーベントロート(p3p009344)、『特異運命座標』エーレン・キリエ(p3p009844)たちの目の前に広がるのはアーカーシュの外周の小島群だ。
 アーカーシュの端っこに位置する其処から展望台の島まではそこを飛んでいく必要があり、それ故にリトルワイバーン、あるいは何らかの飛行手段が必要だ。
「浮遊島での冒険! ロマンがあって楽しいよね。色々新発見があるみたいだしがんばろー!」
「だね。頑張ろうか」
「今回もスピネルと一緒。騎手はスピネル! 戦闘は私! という風に役割分担して一緒に乗っていこうね。空の旅たーのしーみー!」
 『正義の味方』ルビー・アールオース(p3p009378)はスピネル・T・ローズと共にリトルワイバーンのアインの準備をしながら、楽しげに話している。
「飛行できるんで、移動や戦闘に特に支障はない。極まった熊は空も飛べる……ってな」
 『波濤の盾』エイヴァン=フルブス=グラキオール(p3p000072)のように自力飛行可能な者もいるので、全員がそうというわけでもない。
 しかし、そこまでして何を探そうというのか?
「望遠鏡らしきもの……まさか砲台なのでして!? しかも待ち構える雷の精霊……魔砲が撃てるのでして!? 場合によっては星をも穿つ程の射程が持ち味ですよ!? ここまで意味ありげに存在しているなら相当な偽装兵器だったということが伺えるのです! 古代人凄いのでして! モノを良く分かってるのですよ!」
「……そう、か?」
 熱弁する『にじいろ一番星』ルシア・アイリス・アップルトン(p3p009869)にエーレンが首を傾げるが、まあ実際にはそうかもしれないので希望を捨てないのは大事だろう。
「天体望遠鏡! それは『宇宙』なる物を観測する機器だと伺いました! 黒い空間に球体が浮かんでいるとか……ここでも宇宙を観測していたのでしょうか? スケさん、宇宙を見てみたいのでこの先が展望台なら嬉しいのですぞ!」
「天体望遠鏡……天文学はアテナイで学んだけれど、レンズで星を見るなんて発想はなかったわね。こちらの世界と地球の空は違うのでしょうけれど、一度観測してみたいものよね。そのためにも……まずはエレメンタルを鎮めないとね」
「ですな、エレメンタル達を鎮める方が先ですな!」
 『陽気な骸骨兵』ヴェルミリオ=スケルトン=ファロ(p3p010147)と『決死行の立役者』ルチア・アフラニア(p3p006865)も言っているが、この先には望遠鏡らしきものが設置された施設が存在するらしい。
 それが実際に何であるかは、行ってみなければ分からない。
 ルシアの言う通りに兵器かもしれないし、ヴェルミリオの言う通りに天体望遠鏡であるかもしれない。
「古代の展望台の島ですか、何があるのか楽しみです! 暴走している精霊さんたちを落ち着かせて調査がんばりましょう!」
 そう、結局は『純真無垢』メリッサ エンフィールド(p3p010291)の言う通りなのだろう。
 1つずつ目の前のことを片付けて、手早く正体を確かめてしまえばいいのだ。
「では皆さん、移動に適したルートを取りながら安全ルートをメインに向かいましょう!」
「展望台へ直行でして!」
 エーミールとルシアの号令に従い、全員が目標の島へと向かっていく。
「今回も力を借りるわね、メテオーラ」
 ルチアはタイニーワイバーンのメテオーラに乗り、空を駆ける。
 中々に絶景ではあるが……それだけに、落下したらひとたまりもなさそうだ。
 眼下には小島もあるので、余程のことをしても自由落下する事は無いだろうが……。
「雷の精霊が暴れてるとなると多分昼間でも稲光でわかるよね。気づかれたらすぐさま雷が飛んでくるだろうし、何時でも対応できるよう注意しないと」
 ルビーもそう呟き、辺りを注意深く確認していく。
「どうやら来たみたいだな。打ち合わせ通り、俺は俺は基本的に壁役をやらせてもらおうか!」
「スケさんはエーミール殿の盾役として行動を共にいたしますぞ!」
 こちらに向かってくるサンダーエレメンタルに視線を向け、エイヴァンとヴェルミリオが飛び出していく。
「よっしシャノン! 同じ雷属性の精霊同士でなんか話つけられねーか? 駄目か! そっか!」
 リックが連れて来たシャノンに説得を頼んでみたが、相手は正気を失っている精霊だ……やはり難しかったようだ。
 だが、仕方がない。説得が出来ないなら、あとは力尽くしか残ってはいない。
(まぁ、荒れ狂ってるんで倒すまでまともに話せる状態ではないんだろうが。そりゃ殴ればもとに戻るかもしれんが、別にあいつらだって好きで暴走してるわけじゃない。何もなければ、ただ静かに古代の人間達と星を見ていたかっただけだろう)
 エイヴァンはその理不尽に苦い気持ちを覚えつつも、やらねばならないと気合を入れ直す。
「鳴神抜刀流、霧江詠蓮だ。刃を向けるのは気が引けるが、荒療治だと思って堪えてくれるとありがたい」
 サザンクロスを構えたエーレンは周囲に素早く視線を向け、状況を確認する。
「数が多いな……一体ずつ確実に鎮めていこう」
 数で劣るこの状況では仲間と火力とタイミングを合わせて一体ずつ無力化していけるよう、声かけは絶やさないのが大切だろう。
 そう再確認すると、エーレンは斬神空波を放つ。
「今回はもう時間が無いのでパンドラぐらいならいくらでもくれてやるのです! 何度堕とされても持ち前の機動力で即復帰して最大限敵を巻き込みまくるように撃ちまくるのでして! 展望台以前にそもそも精霊さん達も苦しそうですし早く助けてあげたいのですよ!!」
 ルシアも、その凄まじい火力の破式魔砲を惜しげもなく放つ。
 ちなみに時間がない、というのは早く見たい! という好奇心を抑えれない、ということであるらしいのだが……ルシアの火力であれば、それを為すのも難しくはないだろう。
「スカイウェザーにとっては空中戦はお手の物です! 結構な数の精霊さんが暴走しているみたいですし、まずは数を減らしていきましょう!」
 メリッサもルシアの撃ったサンダーエレメントに向けてシムーンケイジを放つ。
 勿論、リックの支援を含みサポートも万全だ。そう簡単に落とされるはずもない。
「ゼウスの雷霆でもあるまいし、この程度でやられる訳にはいかないわね」
 ルチアの幻想福音が響き、エイヴァンの傷が癒えていく。
「ところで、エーミール殿がハイエレメンタルとの対話をされるというので、スケさんも何か語りかけたいと思います! スゥーッ……鎮まれー! 鎮まりたまえー! さぞかし名のある山の精霊と見受けるが何ゆえそのように荒ぶられるのかー! もちろん、肉体言語もやぶさかではないですぞ!」
「って、ヴェルミリオさん!! 違うそうじゃない!! ここは「さぞかし名のある島の精霊とお見受けするが~」では!?」
 なんか幻想的な雰囲気の中で語られそうな何かを繰り広げているヴェルミリオとエーミールだが、そんなギャグをかます余裕もある。
 ちなみにエーミールもハイエレメンタルへと疎通を試みるが……1度倒して鎮めなければ、まともな会話にはなりそうにもない。
 ルビーもギア・ゼロからのスーパーノヴァをサンダーエレメンタルへと叩き込み、手の空いたエイヴァンが凅凑决で殴り掛かる。
「精霊たちよ、願わくば心鎮まりたまえ。暴れるのは決して本意ではないはずだ」
 だからこそ、そう、だからこそ戦って鎮める他に道はない。
 そうして……激しい戦いの果てに、全てのエレメンタルを鎮め、目的の島へと辿り着いたのだった。

●雷式大望遠鏡
 島に着くと同時に、もう我慢できないといった様子でルシアが建物へと飛んでいく。
「戦いが終わったら改めて展望台へ直行でして!」
 まさに言葉通りだが、理性を吹っ飛ばしたわけではないようだ。
「まずは掃除するのです! 家事全般での掃除テクでぱぱっと外装を綺麗にしてから、普段武器を整備してる時の知識を活かして望遠鏡の修理でして!」
 その動きはとても素早いが……あっという間に望遠鏡が綺麗になっていく。
「望遠鏡本来の機能をしっかり有しながら特有の魔砲が撃てるように雷性を……やっぱりすごいのですよ! 魔砲をより強く撃てる職業(フィジカルアデプト)にも前提として雷(チェインライトニング)が必要ですし、きっと魔砲と雷ってどこか繋がってるって事を、昔の人はずっと前に思いついていてこれを……!!」
「何を言っているか分からんから止まれ」
 暴走を始めたルシアの頭にハイエレメントのチョップが入る。
 ちなみにルシアの暴走により完全ではないが、ある程度「見られる」ようにはなったようだ。流石である。
「まぁ、天体望遠鏡についても戦闘が終わったら修復してやりたいところだったしな。機能そのものを戻せるかはわからんが、少なくとも形だけでももとに戻してやろうじゃないか、とは思ってたよ」
「うむ。その心意気は嬉しい」
 エイヴァンにハイエレメントはそう答えるが……綺麗になった望遠鏡は往年の……とはいかないまでも美しい輝きを取り戻している。
「貴方たちは何を求めて動いているのかしら? 私たちが代わりにできることならば、できる限りは請け負いたいのだけれど……望遠鏡を使えるように計らって貰うことはできないかしら」
「幸いにも今、そこの魔砲娘のおかげで多少の機能は使えるようになった。肉眼で見るよりは空の星を綺麗に見れるだろうさ。だが……それ以上を望むならゴーレムが必要だろうな」
 ルチアは言われて「ゴーレムね……」と呟く。アーカーシュにおいては様々な施設で整備用に使われていたらしきゴーレムだが、この施設もゴーレムが整備をしていたようだ。
 だというのに壊れたという事は……ゴーレムの機能に何か問題が発生したのだろう。
「浮島にある展望台なんてすっげえ眺めがよさそうだけど、どこを見るのを考えてたんだ? 地上か? でも望遠鏡は上向きだしな……」
「ああ、確かに気になりますね。展望台と聞いているが、実際にそうなのか。この望遠鏡で、何を観察していたのか。もし望遠鏡が使えて、更に被写体が見えそうなら見たいですし……」
「星を見る為だ。研究の為か浪漫の為かは知らんがな。此処が万全なら、見る方角くらいなら多少は動かせるが……まあ、角度的に地上は難しいかもしれないな」
「そっか、なあシャノン。機械の構造とかわかんねえか? こんなにでかい望遠鏡、直ったらきっとすげー遠くまで見ることができるぜ!」
 リックはそうシャノンにも聞いてみるが……やはり門外漢かつ古代の技術のモノともなれば難しいようだ。
 何しろ、ハイエレメンタルですら運用方法以外は知らないのだ。やはりゴーレムが要る……ということだろう。
「それはそうと、金髪。見たいなら見るがいい。多少の運用は可能になったようだ」
「でして!」
「お前じゃない。どうにか魔砲を撃たせようとするな」
「ああー」
 サンダーエレメントたちにルシアが引きずられているのを苦笑しながらエーミールは望遠鏡を覗く。
 まだ太陽の出る時刻のせいか、青空しか見えないが……これはこれで、中々に趣がある。
 どうやらサンダーエレメントの力によって適切な「見え方」を調整しているようだった。
「そういえばサンダーエレメンタル達、この後どうなるんでしょうね。ちょっとだけ気になります」
「どうにもならない。私達は此処でこの場所を運用する。それだけだ」
 これだけの精霊が実体化しているのは中々に珍しいが、サンダーエレメントたちは先程から施設の中を自由に飛び回っている。
 その姿を見てエーミールもリックも、彼等がそれを望んでいるのだと理解できた。
「巨大な「天体望遠鏡」かぁ……ここから星を眺めてたんだね。全部の機能が使えないのが残念。覗ければ星の世界の新しい発見が出来たかもしれないのになぁ」
 ルビーもそう呟き、本気で残念がる。
 あるいはこの施設を使っていた人々は、そうした今に残されていない星の世界を知っていたのだろうか?
 それはもう、失われてしまったのだろうか? それとも……。
「資料室とかあるだろうから探せば記録とか写真とか見つかるかな。あ、そういうのを管理してるところにもゴーレムがいるかもね。ゴーレム以外にも面白い物が見つかるともっと良いんだけど、資料室の場所と一緒にここにはどんなモノがあったのか……ねえ、その辺りって教えてくれる?」
「知らん。掃除も資料整理も私の仕事ではない」
「うわあ、割り切りすごい……」
 ルビーは思わず乾いた笑いを漏らしてしまうが、今日はスピネルもいるのだ。
 幼馴染コンビの連携プレイで何か凄いものが見つかるかもしれないし……見つからないかもしれない。
 探してみる価値はあるだろう。そうして始まる探索だが……エーレンも精霊たちが易々と暴走しないように掃除や可能であれば物品の修理を優先し……そのまま、探索に移行していた。
 探すべきは使えそうな整備ゴーレムとかないか、倉庫と思しきような建物だ。
 ついでにアーカーシュからやや離れたところに展望台があるなら、当時駐在の職員が趣味で何かやっていなかっただろうか、とあたりをつけて展望台周辺を探索していた。
 もし菜園とかがあれば当時の植物がまだ生き延びているかもしれない、とも期待していたのだが……。
「……むっ」
 その結果、倒れたゴーレムらしきものを発見していた。
 地面に半ば埋まってはいるが、比較的状態はいい。修理すれば直るだろうか。
 その辺りについてはやってみないと分からないが……そんなエーレンとは少し離れた場所でメリッサもハイエレメンタルに島の案内を頼みながら、根掘り葉掘り聞いていた。
 精霊が暴走した理由やどんな機械の制御をしていたのか、どんな人がこの島の設備を作ったのか、といった具合に色々と聞いてみたい事はあったが「迷惑にならない範囲で」と自制してもいた。
 勿論、言いたくなさそうな場合はあまり深入りはしないように気を付けるつもりだったし、逆に気にしてなければこの島やアーカーシュについて根掘り葉掘り聞いてみよう……と考えた結果でもある。
 実際、ハイエレメンタルは細かい事を一切気にしない性格であるようだった。
 結果として分かったのは……此処が停止し精霊が暴走を始めたのは、整備用のゴーレムの停止によるものであるようだった。
「やはりゴーレム……ですか」
 アーカーシュの各地で停止したゴーレムは見つかっている。それを可能な限り整備できれば、アーカーシュはかつての姿を少しでも取り戻すのだろうか?
 それは分からないが……少なくとも、この場の精霊の暴走は止めることが出来た。まずは、それで充分なのかもしれなかった。



成否

成功

MVP

エイヴァン=フルブス=グラキオール(p3p000072)
波濤の盾

状態異常

なし

あとがき

星空に浪漫を込めて。
大きな望遠鏡ってそれだけで子供の頃は凄い憧れたものです。

それでは皆様、次回のシナリオでお会いしましょう!

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