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シナリオ詳細

再現性東京202X:上げて落としてまた上げる

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング


「え? この間みたいな面倒くさい夜妖がまた出た? しかも夜道に女性を狙う? チッしょーがねぇなぁ! 相手してやるよ!」
 耀 英司(p3p009524)は夜妖が現れた、という話を聞き、即座に出発の準備を始めていた。以前、というか何度か碌でもない夜妖を相手にしている関係上、彼はそういうものに理解が在る。
 あるんだけど、なんでこんなものに巻き込まれがちなのか自分でもわかっていない。分かりたくもないな、と最近は思い始めている。
「で? 夜妖が出る時間帯は? 場所は? 調べてみました? まだ情報不足? 何だよそれ! 忙しいのに調査大変だね、頑張って♡」
「……見事です。こちらがまだ情報を十分に与えていないのに完璧に『その構文』を使いこなすとは」
「いきなりなんだよ三弦ちゃん!? びっくりするから音もなく出てこないでくれる?」
 日高 三弦 (p3n000097)の突如の出現に飛び退いた英司は、『その構文』という口ぶりに首を傾げた。話し方。今の流れ……ええと……。
「……なあ。ちょっと聞きたいんだけど」
「私は何も存じ上げず専門外なのですが、『その手の話し方』に詳しい方々からは二通りの呼び方をされていました」
「いや、聞きたいのはそこじゃないんだけどその、話し方って」
「私は専門外ですが、百聞は一見にしかずといいまして」
「絶対知ってる話しぶりなんだよなぁ?!」

●音声記録――20xx/05/xx
「何だその不埒な格好は。まるで娼婦だよ、色気だけで国が傾くな……」
「怒り方が汚いね、赤ん坊かな? かわいいね♡」
「涙に価値があるような素振りは女の汚いところの集合体だな。オラッもっと泣け! 涙の純粋さで科学実験ができるな……」

「ね?」
「ね? じゃねえんだよ!」
 三弦が再現音声を流し終えてドヤ顔で聞いてきた。英司も割合賢くない依頼(オブラート)には強いほうだと思うが、シリアスに行きたいと思っていた。なんでこんな状況に巻き込まれたのかと、実のところ思っている。
「でも、私が調べたところ英司さんが適任って言う声がほうぼうから寄せられまして、私もそろそろ良いんじゃないかなって思ったんですよ。適任なこと誇らしいですね? さっさと解決してこいよ怪人もどきが」
「口の利き方ァ!」

GMコメント

●成功条件
 クソガキ亭オジ宗(夜妖)の討伐
 心を強く保つ(オプション)

●クソガキ亭オジ宗
 半裸中年男性の夜妖です。もう何回目なんだよ。
 世間一般に述べられる「クソガキ」(≒相手を酷くこき下ろすような話しぶりをする)と絵文字系中年男性(自分語りとセクハラをハイブリッドした褒め殺し)を交互に行ってきます。この流れにより、「なーんかどっかで見たような話し方するんだよなあ」って気持ちになっても私に責任は取れません。実在のモデルは存在しませんので(最重要)。
 例:まーたぶんぶん振り回して扇風機かよ 涼しくて気持ちいいね♡ APの無駄遣いだよ大概にしておけ
 なお、これらの言葉がそもそも攻撃の一貫であり、思い当たる事態で思わぬ失敗につながり(【不吉系列】)図星を言い当てられ正気を失い(【混乱系列】)共感性羞恥により呼吸困難になる(【窒息系列】)、声が届く限り逃げられない(超遠範【万能】)特性を持っています。馬鹿みたいな能力のくせに高性能なのやめろよ。なお怒りが付与されても至近距離でクソガキ中年男性ASMRが始まるだけです。いいのか、それで?
 あと余談ですが心がぽっきり折れた瞬間に【必殺】が追加されることもあります。

●対抗手段として
 目には目を歯には歯を。
 クソガキ中年男性構文をいい感じに相手にぶつけ返すことで(【副】扱い)、自尊心の向上(攻勢BS回復)ほか、いい効果が起きると思われます。
 まあ程度問題でより不利になる効果が起きることも無いとはいえませんのでその辺はうまくやってください。
 むしろコッチがメインじゃないの? ふざけんな勇猛なイレギュラーズが喋って良い言語じゃないぞ ラーニングが早くて偉いね♡ 書く立場になるコッチのことを考えろよ。

●戦場
 街灯がちょっと切れかかってる路地です。
 変態が出そうなシチュエーションTOP3みたいな場所ですね。ふざけるなよ。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • 再現性東京202X:上げて落としてまた上げる完了
  • GM名ふみの
  • 種別通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2022年06月04日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談6日
  • 参加費100RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

結月 沙耶(p3p009126)
少女融解
ニル(p3p009185)
願い紡ぎ
フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)
挫けぬ笑顔
耀 英司(p3p009524)
諢帙@縺ヲ繧九h縲∵セ?°
暁 無黒(p3p009772)
No.696
囲 飛呂(p3p010030)
きみのために
フロイント ハイン(p3p010570)
謳う死神
リドニア・アルフェーネ(p3p010574)
たったひとつの純愛

リプレイ

●試される適応力、定向進化……ってコト?
「クソガキ亭オジ宗……様? 様はつけなくていい……? 半裸中年男性? へんたい? 構文? なんだかよくわからないですけど、すごい夜妖なのですね」
「変態なのに教養が要求される構文だね。やってることは最低なのに。センスを要求するのも大概にしてほしい」
 『陽だまりに佇んで』ニル(p3p009185)は依頼の説明を一通り聞いたけれども全く理解できなかった。半裸中年男性も『構文』の存在も、こんな純真な対象に教えて良いものではない。ないが、知ってしまったものは無しにはできないのである。『超変人・蒸れ匂いフェチ女』フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)は一通り調べて含意を理解してしまったかのような絶望的な表情をしている。こんなものに教養を割くなんて知識欲旺盛なんだね。品性最底辺になっちゃったよお前。責任をペンディングしてこい。
 というか……彼女の周囲の空気が、その(後述)。
「僕の名前をちゃんと覚えてるなんて記憶力は十分だね♡ 失った知性は何処へやった? ノーベル」
「う わ で た 。外見もっすけど中身まで総じて虫唾が止まらないとかパナイっすね……。ちゃんと自己主張いっぱい出来て偉いっすね♡」
「なんとまあおぞましいこと。欲しがりやでとっても可愛いらしいね♡万能を押し付けて私を殺す気か?」
 思い悩むイレギュラーズをよそに街灯の下に呼ばれてうわでたクソガキ亭オジ宗は、いつも通りの口調で彼等を挑発する。『No.696』暁 無黒(p3p009772)と『特異運命座標』リドニア・アルフェーネ(p3p010574)はその出現とどうしようもない変態的な言行にドン引き気味だが、咄嗟に口をついて相手の口癖に合わせている。適応力。
「また変な夜妖が現れたものだな……そして私はなんでこんな依頼を選んでしまったのか。ネタ堕ちする運命なんだね♡」
「ボクはどうしてこんな状況になっているのでしょうか……考えるのはやめましょう。究極生物かな? 殺すぞクソガキ亭オジ宗様♡」0
「ムッ……! なんだその言葉遣いは! とんでもねぇモラハラ連中だな、希望ヶ浜の未来を憂うわ」
 『表裏一体、怪盗/報道部』結月 沙耶(p3p009126)は声帯を酷使する形でオジ宗に対抗する言葉遣いを敢行する。声色次第でどうとでもなるさ! という素晴らしい発想力を感じる。他方、『友人/死神』フロイント ハイン(p3p010570)はどこでその構文を学んできたんだ? エビデンスを明確にせよ。
 そんな連中のやり取りにテンションが上がりっぱなしのオジ宗の言葉もキレを増しているようにすら感じられた。多分イレギュラーズのキレに比べると鈍く思える不思議。
「早く倒さなきゃ……正気になったら死ぬ。こんなに文章考えられてすごいな♡ 才能の無駄遣いだよ、新人賞取りに行け」
「よう、ダンディ。素敵なファッションセンスだな。半分はママとパパの手作りかい? 家族愛だね♡ 何歳児でちゅか? 服位着ろよ」
 『点睛穿貫』囲 飛呂(p3p010030)はニルに引きずられる格好で依頼に参加しているわけだが、もうすでに帰りたい気持ちでいっぱいだった。正気に戻った瞬間狂を発す自信がある。都合九人でお互いの『構文』の出来を競い合い敗北感を植え付けた瞬間に激しい身体的不利を被る……この戦い、ほぼほぼラップバトルではないだろうか? 『怪人暗黒騎士』耀 英司(p3p009524)は慧眼にもその事実に気付いたのだが、同時にこんなもんの報告書纏めさせられるスタッフの不幸を憂えた。そんなものを考える暇があるとおもってんのか。気遣いができてえらいね♡ ほぼほぼナイチンゲールだよお前。
「というか仲間たちまでみんな変な構文に汚染されているんだが? お前もミームに侵されるんだよぉ!」
「みなさま、オジ宗様みたいなしゃべり方で、とってもとってもすごいのです」
 沙耶はミームに汚染されている(ハインは8割手遅れだが)仲間達に絶望を覚えていた。なにしろ彼女のそれは声でカバーしてるけどそこまでエグかねえからだ。十分やばいんだけど。ニルは対照的に、その状況を素直に称賛している。徹底的に素直だよねこの子……。
(私はこの『構文』には十分な適応ができていない。でも何とかできるはずだ、やってみせろよ私!)
 フォルトゥナリアの周囲の空気に、賢明な報告書閲覧者諸氏は気付いただろうか。そう、うっすらと湯気を発しているのである。ムワァッ♡ と音が漏れそうな勢いだ。胸元は兎も角ふとももあたりに視線を向ければムチィ♡ とかいう音も聞こえかねない。胸はともかく!
「とても失礼なことを考えたな? マナー違反も大概にせよ!」
「ぐぅ……この蒸れ具合、ローレットではハイルール違反ではないんですか?」
「俺達にとっても詳しいね、研究熱心で素敵だよ♡ なら結果も分かるな? 死の十三階段(サーティーン・オブ・デス)」
「子供達の情緒に悪影響を及ぼしますわ! おっさんのセクハラも大概にせよ。邪馬台国」
 己に対する性的眼差しを感じたフォルトゥナリアが即座に脅しにかかるが、その蒸れ(なのりこうじょう)に誘われたオジ宗はセクハラじみたASMRを仕掛けにいく。当然止めに入るが、それがリドニア。ほーら著作権♡ 著作権♡ ムッ、検索BANの予感……。
「よくそんなにもペラペラペラペラと神経逆撫でする言葉が吐けるっすね!?  語彙力神で類友たくさん出来るとか超社交的じゃないっすか♡」
 無黒は的確に言葉を叩き込みながらオジ宗の間合いに踏み込み攻撃を繰り返す。言っている最中ずっと顔が歪んでしまっているのは、『構文』に対する嫌悪感ゆえだろうか? 可哀想だね。かわいいよ♡
「オラックソガキピチピチリアルDK中年男性構文だぞ? 感謝しながら咽び泣け! 上目遣いなのに見下してる目もサービスだ♡ こういうのが全夜妖好きなんだからな 風評被害」
 囲も本当に心から絞り出したような構文でオジ宗につっかかる。全身から漂う不埒DKの気配は男同士ですらもビビっとくるアレがあり、オジ宗のアンテナも何かを受信したらしかった。
 ここまで突き抜けていると本当になんなんだろう……なに?

●地獄変
「いっぱいBS付けられて偉いな♡ 有難迷惑って知ってる? クーリングオフ制度」
「わーすっごい すっごい難しい言葉使えて偉いねオラッ法改正!」
 囲はフォルトゥナリア目掛け数多の敵意を流し込まんとしたオジ宗を喝破すべく構文を繰り出す。それに対するオジ宗の反論はまさかの屁理屈。これはさしもの囲もたじろいでしまうが、それでも踏みとどまった彼の周囲には「ムチッ♡ ムチッ♡ DK♡」って感じのオノマトペが振りまかれているように見える。そこそこフィジカルあるもんな……。
「普段通りの戦法やって悲しくないのか。OJTからやり直してこい」
 沙耶は自虐的に構文を使いこなしつつ無難に立ち回り、近づかぬよう全力を尽くす。一歩近付いたらASMRの刑に処すぞ。凌遅刑。
「なかなか凄い攻撃が続くね♡ 攻撃精度を何処に置いてきた? APの不法投棄だよ! 田〇正〇」
「AP切れの心配なんかしてんじゃねぇよ生意気によ。うぉっすげえ充填……俺はまるで人間火力発電所だ」
「のっけからそんなに気をやるようでは心配だよお嬢様は。イクセレント」
「ンンッ」
「それにしても、オジ宗様は自分がされて嫌なことをやってたの? 自分がやられることとか考えてなかったの? 想像が貧弱では? それだけ自分に自信があったんだねすごいね六倍にして返します」
 イレギュラーズの苛烈な攻撃を或いは避け、或いは『構文』で与えた不利を以て失敗に追いやり、実際オジ宗は賢しく立ち回っていた。大きな消耗が伴う戦いだったのは事実である。事実であるが、ハインは言葉通り魔力の枯渇とは割と無縁だしリドニアは仲間の攻勢に続いて当たれば良いのだ戦法で魔砲を叩き込むもんだから、まあとにかく彼の煽りはこの時点ではあまり有効ではなかった。どころかニルの意外な方向からの煽りで追撃を受けたもんだからオジ宗は少しだけメンタルがガタ付いた。発泡スチロールかな?
「そんなAPガンガン使って恥ずかしくないの? まるでナイアガラの滝だね♡ そもそもクソガキ亭オジ宗とかどんな気持ちで名乗ってるんだそれ。まさに変態、変態構文グランプリシード権獲得だね♡」
 沙耶は自らがバリバリに魔力を尽くして攻勢を仕掛けていることを自重しつつ、しっかり相手を罵倒している。構文の巧拙? 否、彼女はその七色の声帯で相手を翻弄しているのである。
「ねぇ~なんで皆さんそんな構文作るの上手いんすか~? 俺ギャル口調なら何も考えなくてもスラスラ出て来るのに語彙力足らな過ぎて もう絶賛脳内大沸騰中っすよ~」
「正常な判断ができて鼻が高いよ♡ 真面目で健気で……それでいて仲間思い。なんていいメンバーなんだぁ? 情緒破壊罪」
 無黒は涙目になりながら後方から只管にぶっ放す。ぶっ放す。ぶっ放す。仲間達の才能がエグい。発想力の死神かよ。嫉妬の冠位が息絶えた今になってなんで嫉妬しなきゃいけないのか。
 そして、そんなノリでオジ宗の『構文』に心をズタズタにされそうな彼の背を叩いたのは、まさかの英司だった。自分がバカにされることは全く気にならない彼であったが、仲間がそうなっていいとは言っていない。沸点に至るほどではないが、さりとてされて嫌なコトくらい彼にもあるということだ。
「Heyダンディ、語彙と教養ばかり身につけて品性はどこかに置いてきたのか? 〇宰とか啄〇か? 頭地底人かな?」
「突然の罵倒 おじさんキュッとしちゃったね マナー講師」
「お前夜妖だろ! おい! 役割を完遂しろよ」
 英司は素早くオジ宗に対峙すると、矢継ぎ早に構文バトルを仕掛けていく。オジ宗も応じるが、先程ほどの切れ味が見当たらない。
「そんなに下品な体で今までいかように人を脅かしてきたのです? 変態以外の用途が見当たらない」
 そしてそこにニルが食いついてきたことで戦局はさらにイレギュラーズに傾く。機を見るに敏・BINって感じだ。諸葛亮。
「そんなにセクハラがしたいの? 楽しそうで結構なことだね。早く倒されて」
「裸体晒して夏を先取り流行最先端だな♡ でも防御マイナス過ぎて幻滅するぞ、責任取って追加ダメ受けて♡ 受け入れろオラ!」
「HPにダメージ入れるよ、いいよね♡ クソッ、この杜撰脱漏防御技術がよ」
「あ~たのし~こんな夜妖めったに調教できねーもん。九蓮宝燈」
 弱り目にTATARI(難易度)目とはよくいったもので、調子を崩したオジ宗にここぞとばかりに囲、ハイン、リドニアが追撃を叩き込んでいく。彼の構文も十分に一同を打ち据えているのだが、反撃とばかりにそのきったねぇ口からひりだされる芸術構文がバリバリに無効化していくのだからたまらない。というか、オジ宗の呼吸がおかしい。動きも時折止まっている。
「あっは! どうっすか!? 窒息状態なら喋る事も出来ないっすよね!? 苦しいっすか!? それともキモオジらしく気持ちよかったりするんすか!?」
「おらっ『ラフィング』! その達者なお口をいっぱいにしろ! ハムちゃんみたいだね♡ ハムスターに謝れ」
「ホラホラ二人から息も行動も止められて可哀想だね♡ そのまま息の根も尽きろ」
 英司が壁ドンして動きを止めたタイミングで、囲と無黒が両サイドからガンガン攻め立て、行動を封じていく。多分きっと絶対壁ドンは要らないのだけどおいしい場面なのでやっていく。それが英司だ。
 あとこの二人は自分の『構文』に極めて肯定感が低いために、もういっそ何もさせないことで勝つことを選び取った。その慧眼侮りがたし。だが夜妖の意地がそれを赦すま
「オラッ逝けっ! もっと大きく断末魔キメろ! 無様な姿がお美しいですよ♡」
「さっきまでの元気はどこいったの? オジ宗チャン元気出してネ。ニルはこの間おいしいラーメンを食べに行ったよ。オジ宗チャンとも行きたいな♡」
「ニル! それは違う構文だ!」
「……違う構文? ですか?」
 ハインがとどめを刺すべく猛攻の勢いをあげるなか、ニルはうんうんうなりながら言葉を吐き出した。それはいいが、囲がその異常に気付いた。キモおじ構文なのだ。うっかり回復するところだったじゃないか。白衣の天使。
「本物のマゾヒストのくせに強がりやがってよ。今宵の月の様に」
「あぁぁぁぁぁぁ」
「オラッ逝けっ! もっと大きく断末魔キメろ! 無様な姿がお美しいですよ♡」
 ハインとリドニアはここぞとばかりにオジ宗を倒しにつっかかり、彼はリクエスト通り、ボロになった肉体を支えることでやっと。あとひと押しで、え? 瓦解した?
「……さっきから私は何を言っていますの?」
「しにそう」
「うぁぁぁぁ! 明日から周囲の目線が怖いぞ! 地獄巡りの始まりだ♡」
「……いきてくださいね?」
 リドニアは正気に戻り、囲と沙耶は完全に頭を抱えていた。死を覚悟せねばならぬところである。
 ニアが必死になだめているが、ほうぼうで構文の揺り返しが来た仲間達の心が潰れかけている。
 彼等の明日は真っ暗かな? 多分ほらなんか救いはあるよ……あるよ?

成否

成功

MVP

フロイント ハイン(p3p010570)
謳う死神

状態異常

なし

あとがき

 このリプレイを書くために「私財を擲って能が破壊される」というひどい経験をしました。

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