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シナリオ詳細

とある集落の食材確保

完了

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●食材確保、失敗
「くっ……!」
「一時退却だ! 少しばかり……多すぎる!」
 『Cavaliere Rosa』クラリス・クロシェット (p3p010545)と『無幻皇帝』ムエン・∞・ゲペラー (p3p010372)の声が荒野に響く。
「ギギー!」
「ギャッギャッギャ!」
 それを追うように響く声と、軽快な足音の群れ。
 クラリスたちを追うのは、トカゲにも似た……しかし二足歩行の亜竜だ。
 大きさとしては全長2mに届かない程だが、その数がとにかく多い。
 20か30にも達する程だろうか? クラリスとムエンだけではどうしようもないことは明らかだった。
 凄まじい速度で追ってくる亜竜からは逃げる事も困難だが……幸いにも頭の良い相手ではないようで、なんとか逃げ切る事に成功する。
「まさかこんなに増えているとは……」
 クラリスの言葉通り、それは依頼人にとっても、あるいは2人にとっても予想外の事態だった。
 だが……このまま放置するわけにもいかない。
 放置などすればさらに数が増えるだろうし、そうなればもっと手が付けられなくなる。
 1度フリアノンまで戻り、そこで協力を募るしかない。
 それが2人の出した結論だった。

●リザードランナーを狩れ
 (・∞・)
 そんな何とも言い難い顔をしている……どうもギフトの効果であるらしいが……そんな顔をしているムエンの代わりにクラリスが「お願いがあります」と口を開く。
 クラリスとムエンは、覇竜に存在する、とある集落出身であり同郷なのだが……そこで頼まれた亜竜退治に失敗してしまったのだ。
 というのも、その亜竜は単体ではそこまで強いわけではなく、然程強くない亜竜種でも協力してかかれば難なく倒せる、食糧としても狩られることのある亜竜なのだ。
 実際今回も保存食にする為に2人に依頼が出され、本来であれば問題ない……はずだった。
 名前はリザードランナー。亜竜としては雑魚の部類のデミワイバーンよりも弱いとされ、その特徴は速く走る事だ。
 だからこそ、様々な手段で狩って食糧にしてきたし集落としても2人に頼んだのだが……そこで誤算が発生した。
 リザードランナーが、想定以上に繁殖していたのだ。
 ムエンたちが確認した群れは30体ほど。いくら単体で弱いリザードランナーといえど、数が揃えばそれなりに脅威に変貌する。
 少なくとも2人では対処は無理……故に、確実に倒せる6人の仲間をクラリスたちは探しに来たのだ。
「このまま挑めば、食糧確保どころか逆に集落が襲われ被害が出てしまう可能性もあるかもしれません」
 それは2人としても看過することはできない。だからこそこの場にいる。
 勿論、報酬は通常の報酬だけではない。
 依頼達成後はターゲットとなるリザードランナーの肉をステーキにして振舞ってくれるのだという。
 料理に自信や興味がある者がいれば、それらの食材を使って料理を作り、レシピを集落へ提供することも出来るだろう。
 覇竜においては、そうした新しいレシピは常に歓迎されるし……実際に作った料理は皆で食べてパーティーをするのもいいだろう。
 集落を助け、食事事情も改善できる。これは、そういう依頼なのだ。

GMコメント

リクエストありがとうございます。
今回はクラリスさんとムエンさんの手助けという形で亜竜退治&宴会です。
数は多いですが8人揃えば然程の脅威ではないでしょう。
戦闘とその後の宴会のプレイング比率は半々くらいでよいと思います。
以下、必要情報です。

●現場
岩山に囲まれた場所にある集落と、その近辺の岩場。その岩場の辺りをリザードランナーが走り回っています。

●リザードランナー×30
全長2m程の亜竜。2足歩行のトカゲのような外見。
そんなに強くないですが、動きはとにかく素早く足も物凄く速いです。
攻撃方法は口から吐く火炎弾と、飛び蹴りです。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はBです。
 依頼人の言葉や情報に嘘はありませんが、不明点もあります。

  • とある集落の食材確保完了
  • GM名天野ハザマ
  • 種別リクエスト
  • 難易度-
  • 冒険終了日時2022年05月14日 22時05分
  • 参加人数8/8人
  • 相談8日
  • 参加費150RC

参加者 : 8 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(8人)

亘理 義弘(p3p000398)
侠骨の拳
仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)
陰陽式
ディアナ・クラッセン(p3p007179)
お父様には内緒
ニル(p3p009185)
願い紡ぎ
月瑠(p3p010361)
未来を背負う者
ムエン・∞・ゲペラー(p3p010372)
焔王祈
※参加確定済み※
スースァ(p3p010535)
欠け竜
クラリス・クロシェット(p3p010545)
Cavaliere Rosa
※参加確定済み※

リプレイ

●リベンジマッチ・リザードランナー
「悔しさを堪え一時退却を選んで正解でした、皆様のご協力に感謝を。そして私とムエンはリベンジマッチです、今度こそ依頼を成功させましょう!」
「数が多いせいで使う技も見直す羽目になった。今度は始末させてもらうぞ、リザードランナー」
 『Cavaliere Rosa』クラリス・クロシェット(p3p010545)と『無幻皇帝』ムエン・∞・ゲペラー(p3p010372)の言葉に、集まった仲間達が頷く。
 リザードランナー。それが今回のターゲットの名前であり……視線の先にいる亜竜の名前だ。
 まだこちらには気付いていないようだが……それ故に、最高のタイミングで奇襲をかけられるだろう。
 ハイセンスを活かしリザードランナーの足音や鳴き声に注意して数を確認する『侠骨の拳』亘理 義弘(p3p000398)は、状況を的確に把握するべくじっくりと観察する。
「個々は然程強くないとの事だが、数の暴力は侮れねえ。走り回っているし、逃げられないようにも気をつけなきゃいけねえな」
 事実、それ故にクラリスとムエンは撤退を強いられたのだ。義弘とて油断する気は微塵もない。
「あら。今回の討伐対象は数が多いのね。個々の強さはそうでもないみたいだけれど、油断せずに片付けちゃいましょ」
 『お父様には内緒』ディアナ・クラッセン(p3p007179)も言いながら、状況を確認する。
「今回私達が相手にするのはリザードランナー……で、ここに住む人たちの食糧。幻想のお屋敷にいるお父様が知ったらひっくり返るでしょうね。末娘が体のあちこちに傷を作りながら、その地の食材を頂く生活をしてる……だなんて、ね」
 そこそこ良いところのお嬢さまであるディアナだからこその観点とは言えるが、覇竜では立場などあまり役には立たない。
 そういう意味ではこれ以上ないくらいに「生きている」証でもある。
「狩りだー! お肉を集めるためにも頑張らないとね! ステーキも楽しみだし頑張っちゃうぞー!」
「みなさまとのごはんをたべるのニルは、とってもとってもたのしみなのです」
 『宝食姫』ユウェル・ベルク(p3p010361)と『陽だまりに佇んで』ニル(p3p009185)がそんな風に盛り上がるのを見ながら、『欠け竜』スースァ(p3p010535)も頷く。
「覇竜はやっぱどこでも食料問題があるもんだね、しかも今回は襲撃の可能性も、と。数が多けりゃ討ち漏らす数も多くなりやすい……こちらもこうやって数揃えてからって方が、集落もきっと安全さ」
 そう、つまりはそういうことなのだ。
 敵の数が多いなら、こちらも確実に狩れる数を揃えるまで。『陰陽式』仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)は仲間と状況の確認を行いながら、しっかりと頷く。
「食用の獲物が、想定以上に増えていた。それはつまり――食い放題タイムという事では?」
 どうだろうか。そうだろうか。そうかもしれない。少なくとも汰磨羈のモチベーションにはなっているようだ。
「肉食たる猫の前に現れてしまったのが運の尽き。30匹まるっと飯にしてやるから覚悟せよ!」
「よし、じゃあ攻撃を仕掛けるぞ」
 義弘の合図にクラリスが、ゲペラーが……仲間達が頷く。リザードランナーたちの近くに躍り出ると、まずはニルが攻撃を仕掛ける。
「いくのです!」
 ニルのダイヤモンドダストが炸裂し、リザードランナーたちが慌てだす。
「被害が出る前に狩りつくしてやるー! おまえたちは今夜のおゆはんだー!」
 そこにユウェルが飛び掛かり、猪鹿蝶を叩き込む。
(お肉を確保するんだからできるだけ綺麗に倒さないと。狙うのは首ちょんぱ!)
 そんなことを考えるユウェルの横では義弘が八岐大蛇を叩き込んでいる。こちらは首ちょんぱ……とはいかないが、吹き飛ばし一撃で絶命させる。やはり、然程強いというわけではない。
 問題は、やはり数。だからこそ配置や地形を小まめに確認し、孤立して包囲されないように注意しながら汰磨羈は妖刀『絹剥ぎ餓慈郎』を振るう。
 放つのは花劉圏・斬撃烈破『舞刃白桜』……斬り抜け、囲まれないように移動を続けるその姿は、まるで踊るかのようだ。
「ついでに下拵えだ。処理が早い程に、血の臭みは抜けるからな!」
 料理のエキスパートとしての技能を用い一気に血抜きも狙う辺りは……流石としか言いようがない。
「じゃ、いくわよ」
 ディアナもまたダークムーンで薙ぎ払おうとし、スースァもH・ブランディッシュを放つ。
「お前達は里で待っている人達の食糧になってもらうからな」
 ゲペラーのエクスプロードが炸裂し、クラリスの名乗り口上が響く。
「……聞け! そして刮目せよ、蜥蜴ども! 一度目は不覚を取ったが、二度目はないぞ!」
 その名乗り口上は同時にクラリスの決意表明でもあっただろう。
「よし、なら30体全員倒し切るくらいのつもりで行くぞ!」
「勿論です!」
 義弘に応え、クラリスはノーブルハートを構えて。
 ……そうして、然程の時間もかからずにリザードランナーたちは全滅する。
「元々二人で狩れる程度の亜竜種だからな。数の有利が消えればこんなものか」
 ゲペラーが小さく息を吐く中、義弘が仲間達に声をかける。
「食材として奴らを回収して持ち帰るとするか。馬車を待機させておいてあるからな、運搬するとしよう」
 その辺りの準備の良さは義弘の気の利きっぷりというところだろう。
 そうしてリザードランナーの肉をたっぷりと持ち帰れば……いよいよ、宴会である。

●リザードランナー、実食
 持ち帰ったリザードランナーの肉、30頭分。
 その大戦果に集落は沸き、今まさに宴会が始まろうとしていた。
「肉だぁーー!!」
「宴会! なんか最近宴会ばっかりな気がするけど気にしない気にしない。楽しいからおーるおっけー!」
 汰磨羈とユウェルの楽しそうな声が響く中、宴会の準備は進んでいく。
 食事を振舞って貰えるという事で準備は進んでいくが、その中ただ待っているのも手持無沙汰というもの。
 汰磨羈は率先して只管に肉を捌いていく。
 きっちりと料理の用途ごとに切り分け、各料理担当に配りまくる……その姿は、熟練の肉屋の如しだ。
「煮て良し、焼いて良しだなハーブが香る腸詰めもいい。酒が進むぞ? レシピは提供するから、一緒に作ろうか」
「ステーキ肉の切り出しと調理は私も担当しよう。他に料理をしている者がいれば出来る限り手伝うつもりだから言ってくれ。余った部位は保存食になるように加工しておく。捨てたりしたら奴らも浮かばれないだろうしな」
 ゲペラーも肉切り包丁を振るい、手際よく加工していく。
「……ん、これは……なるほど」
 そうして切ってみれば、中々に上質な肉である事に気付く。常に走っているせいか赤身部分が多いが……肉質は硬くはない。
 ステーキにすれば、良い味に仕上がるだろうことは請け合いだ。どうやら、非常に良い状態で狩れたようだった。
「ステーキかぁ、豪勢だね!」
 スースァは言いながら、焼き方を頭の中で思い出す。
「肉焼くときにワイン少し入れて蒸し焼きにするといいらしい。アタシが実際やったことあるわけじゃないけど、ワインならある」 どん、と取り出すのはヴォードリエ・ワインだ。
「おっと、飲む分は残しておいてくれよ」
 アタシも飲みたいし他に飲めそうな人いれば一緒したい、と言うスースァだが……呑める者はそれなりにいる。
 楽しい酒になるだろう。
「ステーキ! ワイン煮! いろいろな食べ方があるのですね。普段はどんな食べ方をしているのですか? どうやって作るのですか? カレーとかシチューにも使えますか? ニルも作るの、たくさんたくさんお手伝いしたいです!」
 ニルもそう言いながら手伝いに立候補し、忙しく動き回る。
「これだけの数を狩れば暫くは食糧に困ることはない筈です。それに運動のあとの食事は良いもの、特に肉は身体の糧となり資本となる…騎士として鍛えるには、必要不可欠」
 クラリスもそう言って……しかし、恥ずかしそうに頬を掻く。
「………ただ、私はムエンと違って…その、料理はそこまで得意ではなく……食べる方が得意と言いますか……あっでも味付けして焼く位は出来ます! お手伝いが必要な際はなんなりと!」
 そんなことを言うクラリスを横目で見ながら、ゲペラーは小さく笑う。
「クラリスとは元々同郷なんだ。私が作った料理を分けたりするぐらいには交流はあった……空中神殿に召喚されてからは、私が料理の研究がてら各地を見て回ってたせいで会うのが遅れたが……元気そうで何よりだ」
 これからは、もっと話す機会もあるだろう。
 そうしてある程度の料理が並べば……いよいよ、実食だ。
「…さて、ステーキを食べる前に言う事があるな?」
 ゲペラーはそう言って、祈りのポーズをとる。
「……リザードランナー達の命に、祈りを込めて、いただきます」
 相手が亜竜とはいえ、命を頂く以上は必要だという、そんな「当たり前」の祈り。
 しかし、そういった当たり前が大事なのだろう。
 そして始まる宴会はなんとも派手で、豪勢なものだった。
 並んだ料理の数々は集落の亜竜種たちも楽しんでいるが、今日の主役はゲペラーたちなのだ。
「お肉祭りだー!どんどん食べるよー!じゃんじゃん持ってきてー!」
 ユウェルはまさに、その「楽しさ」を体現する1人だろう。遠慮なく食べても充分すぎる量があるし、遠慮されても困る。
 今日はそういう日なのだから、むしろ遠慮するのは失礼にあたる。
「ステーキを焼いてくれるっていうなら食べ比べとかしたいな! どこの部位が一番おいしいか気になるし! 尻尾とか結構おいしそうじゃないかなかな!? それとお酒は飲めないからジュースあるかな? ジュース!」
 確かにしっぽステーキはよく聞く名物料理ではある。ジュワッと焼かれて出て来たものを一口食べて「んー!」とユウェルは幸せそうな表情を見せる。
「おりょーりに自信はないからわたしは食べる専門だけどその分いっぱい食べるもんねー! 皆が作ったおりょーりもちゃんと食べるよ。好き嫌いはないから何でもね!」
 言いながら食べながら、ふとユウェルは考える。
「お肉が余ったら燻製とかにできないかな? お土産にしたい! こんなに美味しいならまた来てくれないかな! リザードランナー!」
「この辺りでは比較的メジャーな亜竜らしいですよ」
「へー!」
 クラリスとユウェルがそんな情報交換をしている最中、汰磨羈も肉を焼いて食べていた。
「まずはシンプルに塩と胡椒だ……うむ、素材の味が生きていて、ウマイ!」
 塩と胡椒。ワイルドな味付けだが、間違いのない味付けでもある。
 どんな肉にも合い、肉の味を殺さない質実剛健な食べ方だ。
「普段は米酒派なのだが。今回ばかりは、あれだ。ビールが欲しい!」
 持ってくるべきだったか……などと言いながら、汰磨羈は酒をぐびりと呑んで。
「おっと、集落用の肉も確保……ああ、してるのか。保存を考えるなら、燻製も作っておくべきかね?」
 集落の亜竜種と情報交換をする汰磨羈はしばらく話していると乾杯を交わして。
 ちょっと身嗜みを整えたディアナも、皿の上のステーキをじっと見つめていた。
「ふぅん……これがさっきの亜竜のお肉……」
 見た目は高級肉のようだが、味は……さて。
「ごめんなさいね。頂きます。ちゃんと残さずに、血肉にするわね」
 そう手を合わせて、もぐもぐと咀嚼する。
「んん……思ったよりはお肉柔らかい……もう少し締まって固いものを想像していたわ。これならお腹いっぱい食べれそうね」
 そう、分類的には間違いなく赤身肉なのだが、柔らかいのだ。筋肉ではなく何か別の力で補助しているのかもしれないが……そんな考察は無粋だろう。
 今は、今回一緒に討伐に赴いた皆と一緒に、楽しいひと時を過ごすべきだと……ディアナはそう考えていた。
(お料理は……私、まだ簡単なものしか作れないのよね)
「このお肉を少しと、レシピを頂けるかしら? 家に帰って自分でも作ってみたいのよ。で、お父様を驚かせてやるんだから!」
「ああ、勿論だ。この後、ちょっとやってみようか」
 汰磨羈に快諾を貰い、ディアナは心の中でガッツポーズをとる。
(これもいい機会。レパートリーを増やすべく、頑張ってみましょうか)
 そして義弘もステーキをじっくりと見ていた。こうしてステーキになってしまえば、外の肉と然程違いはないように見える。
「まずは基本のステーキでいただくとしよう。しかし、トカゲの肉はさすがに食べた事がないな……ワニのような感じかね」
 そうして食べてみれば、むしろ鳥肉……なんとなく牛肉にも思える。
 咀嚼しながら義弘はこれならば……とちゃんこ鍋を取り出す。
「せっかくだしリザードランナーの肉を切り分けて、鍋の具としてみるとしよう。生姜を刻んでつみれにするのもいい。これなら皆にも食べさせられそうだしな。酒は、飲める年齢なのか分からないのが多いが、飲ませてもらおう」
「おお、では一緒に呑もうか」
 スースァもやってきて鍋をつつきながら……ふと思い出したように声をあげる。
「量が取れてるし、一部を燻製とかの保存食みたいに出来たら便利そうだよね。元々はこの集落の資源でもあるんだし……いや、今回はそういうシビアなのはナシか、余ったら程度でいい」
「くくっ……もうそっちの準備は出来てるらしい」
 義弘が言えば、スースァは少し目を見開いて。同じように笑う。
「無粋だったか。そうだな、今は喜びを分かち合うのが一番だ。そういう時間も必要だろ、この地で生きていくにはさ」
 そう、そういう時間は必要だ。
 覇竜は死が何処よりも近い、厳しい土地だ。
 しかしそれ故に喜びを分かち合うことには長けている。
 今日はそういう日で。だからこそ、思う存分誰もが楽しく騒ぐのだった。

成否

成功

MVP

スースァ(p3p010535)
欠け竜

状態異常

なし

あとがき

リクエストありがとうございました!
お肉をジュワッと焼く瞬間は幸せになれますよね。

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