シナリオ詳細
海の魔法をかけられたワイン
オープニング
「沈没船から引き上げた酒はうまくなる、って話、知ってるかい?」
集まったイレギュラーズに、『黒猫の』ショウ(p3n000005)はそんな風に話を切り出した。
しっかり栓がされたまま沈んでいたにも関わらず、沈没船から引き揚げられた酒はまろやかな風味を帯び、味が格段に良くなっていたのだという。
まるで、海の魔法にかけられたように。
「といっても、そうそう沈没船から酒の回収なんてできないだろう。そこで、同じ状況を作ろう、って考えた奴がいたんだ」
ワインを海の底に沈め、そこで熟成させる。
頃合いを見計らってそれを引き揚げれば、壜にはびっしりとフジツボや石灰藻、海中の漂流物が付き、まるで沈没船から引き揚げられたようになっている。不着物が模様のようになり、1本として同じデザインの壜はない。そして中身のワインも風味を増している。そんなロマンあふれる逸品の出来上がりだ。
ワインを沈め、時を待ち。
そしていよいよ引き揚げのときがきた。
……のだが。
「運が悪いことに、ワインを沈めたあたりにヘンなモンがでるようになってさ。引き揚げたくても引き揚げられない状況なんだとよ」
ショウによると、ワインを沈めた海域に船が差しかかったとき、海中から半透明の長い腕が何本も出てきたのだという。腕は船に取り付き、揺さぶり、沈めようとしてきた。
沈没船のワインを作ろうとして、沈没船になってしまってはたまらない。引き揚げ船はほうほうのていで逃げかえった。
沈められる危険、そしてなによりその腕の不吉さに船乗りたちは震えあがり、ワインの沈められている海域に近づくのさえ厭がっている。
このままでは、当初意図していた飲み頃が過ぎてしまう。
「そこで、というわけだ」
と、ショウはテーブルに片肘をついた。
「依頼は2つ。1つ目は震えあがってる船乗りたちを、どうにか説得してこの海域に船を出させること。2つ目はわかるだろうが、無事にワインを引き揚げられるよう、この気味の悪い腕をなんとかしてほしい、ってこと。目的はワインだから、腕は全滅させなくても構わない。ま、退治できれば付近を通る船にとっては助かる話だろうがな」
前回はひたすら逃げ帰ってきたのみだから、攻撃したときに腕がどう反応するかはわからない。だが、船が逃げられるくらいだから、そこまで圧倒的な力を持つ敵ではないのではないかと思われる。
「ま、行くなら用心しておくのに越したことはない、ってことだ」
説明を終えたあと、ショウはふと笑った。
「無事に引き揚げられたら、そのワインを飲ませてくれるってさ。もちろん酒を飲める歳になってれば、だがな」
- 海の魔法をかけられたワイン完了
- GM名月舘ゆき乃
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 冒険終了日時2018年08月11日 21時05分
- 参加人数8/8人
- 相談4日
- 参加費100RC
参加者 : 8 人
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参加者一覧(8人)
リプレイ
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湿気を含んだ潮風が、こちらが海だよと髪を揺らし、耳に囁きかけてゆく。
船に向かう道は、不穏なものなど入り込む隙間などないほどに、夏の太陽に白く照らされて明るい。
だがそんな風景とは裏腹に、今回の依頼は船を海底へと引きずり込む、どこか怪談じみた謎の手が相手だ。
「謎の手とは、水辺は危険でいっぱいだ」
気をつけないと、と『モノクローム・ウィスパー』アリスター=F=ナーサシス(p3p002118)はホワイトノイズ混じりの声で言った。
「やー、相手するのが幽霊とはね!」
『極秘武装親衛隊士』アルフォンス・クリューゲル(p3p006214) は白手袋をした両手を広げた。
「夏に怪談話はつきものだけど、実際に腕がでてきてお船を沈めようとするなんて、やりすぎだと思うの!」
夏に涼をとる方法としての怪談ならともかく、と『遠き光』ルアナ・テルフォード(p3p000291)はぼやく。
「話を聞いた限りでは、船幽霊のようですね。混沌にも同じような存在があるとは意外でした」
『朱鬼』鬼桜 雪之丞(p3p002312)の言葉に、『特異運命座標』不動・醒鳴(p3p005513)は底の抜けた柄杓を取りだした。
「もしや、そちらの世界でもこれが有効だったりしないか?」
「その通りでございます。船を沈めるものを恐れるのも、そうさせないための方策も、自然と似るものですね」
とはいえ、雪之丞の知る船幽霊と比べれば、今回の依頼の相手はまだ対処が分かりやすい。
「元いた世界だと、十字架やら聖句やらで身を固めて震えるしか出来なかったッスけど、こっちの幽霊は一方的にやられるだけじゃないんっすね」
銃弾が効くのならなんとでもなる、とアルフォンスはフルファイア・フリークスに手をやった。これがあればなんでも吹っ飛ばしてやれそうだ。
イレギュラーズにとって謎の腕は、対処可能な敵。
だが……船乗りたちにとってはそうではない。この依頼の最初の問題は、いかに船乗りに船を出させるか、になるだろう。
「拳でカイケツできるなら早いけど、そういうわけにはいかないよね」
『無影拳』イグナート・エゴロヴィチ・レスキン(p3p002377)は右手の拳を軽く左掌で弾ませた。
●
到着した船はすでに出航の準備がほぼ整っていた。が、船乗りたちの顔には、すぐにでも陸に駆け戻りたいと書いてある。とてもじゃないが、船を出せる精神状態ではなさそうだ。
「海の底で育てられたワイン。酒好きのおっさんとしては、是非ともお裾分けにあずかりたい所だ」
さて、どう説き伏せようかと『本心は水の底』十夜 縁(p3p000099)は情けない顔つきの船乗りたちを見やる。
「あのね、船乗りのおじさまたち」
まっさきに呼びかけたのはルアナだった。
イレギュラーズが船の護衛につくことは、船乗りたちも聞いている。それでも拭えぬ不安や恐怖を、どう払うか。
ルアナが知っている物語に出てくる勇者は、自分が強いだけじゃなく、周囲を鼓舞し、勢いづけることができる存在だった。
「ルアナね、すっごいつよいの。見た目はちっちゃいけど、今まで立った戦場では負け知らずなんだから! だから今回も大丈夫! お船もおじさまもワインも、ちゃんと守るよ!」
自分でもそう信じているからこそ、ルアナの言葉には勢いがあった。
その勢いと我が身を引き比べ、船乗りたちは幾分ばつが悪そうに顔を見合わせた。
「船のことなら安心しろ。俺の結界で護ってやるさ」
『黒鋼の旅人』ユー・アレクシオ(p3p006118)は請け合った。謎の手が意図的に船を壊そうとするのなら保護結界は役に立たないが、巻き込まれてダメージを受けることからは保護できる。
イグナートも安心させようと、言葉を添えた。
「もしダレかが落ちたとしても、オレたちなら助けられるよ。ディープシーもいるし、オレも身体のガンジョウさだけは自信があるんだ」
力強く依頼を請け負うイレギュラーズの様子に、船乗りたちの不安は薄らいできたようだ。だが、無事に航海できるかどうか、と不吉な場所に近づきたいかどうか、はまた別問題だ。
醒鳴は殊更大きな手振りで、船乗りたちに語りかける。
「おいおい、海の男が港で怯えてるだなんてそりゃ、まるで陸に上がった河童だろう。俺の故郷にゃ、こんな海の男の歌があってな――」
果敢に海に出て漁をする勇ましい海の男の歌を、醒鳴は景気よく歌った。
歌い終えると、で、どうよ、と船乗りのほうへ身を乗り出す。
「お前さんたちは震え上がってる情けない男かい? それとも――勇ましい海の男かい?」
醒鳴の煽りに、プライドを刺激された船乗りたちは目を剥いた。
そこに縁が、わからんでもない、と穏やかに口を挟む。
「わざわざ自分から、不吉を触りに行きたくはねぇよな」
海、という大きな自然に漕ぎ出す船乗りは、良くも悪くも験を担ぐ。見えない危険だらけの毎日だからこそ、不吉なものを避け、以前良い結果だったことに頼ろうとする。自分たちにはなんともならないこと、予測するのが難しいこと、それらに対応したり回避したり……あるいは諦めたりするために。
それならば……ひっくり返せば状況も変わるはず。
「が、こうは考えられねぇか? そんな海域から件のワインを引き揚げられりゃあ、そいつは正しく厄災をはね除ける……いわば『幸運の酒』ってことになる。これから先の航海の安全を約束してくれる、そんなワインを海底から引き揚げたくはねぇかい?」
不吉を吉兆に。
マイナスをゼロにするのではなく、プラスへと転換させる。
「おっさんはともかく、ここには腕の立つやつらが揃ってる。お前さん方は例の場所まで船を出してくれりゃぁいい」
縁が言うのに合わせて、離れた位置に置いてあった瓶が弾け飛ぶ。アリスターがライフルでぶち抜いたのだ。
「近寄られる前に敵は極力減らすつもりだよ。こんな風に」
百聞は一見に如かず。
狙撃の専門家たる力量を見せておくことは、船乗りたちの安心感につながるだろう。
「海からの手は、確かに船を掴んでいたのですね?」
雪之丞は静かに船乗りに問いかけた。
「ああ、そうだ。俺も見た」
答える船乗りに、では、と雪之丞は続ける。
「船を掴めるなら、実体があるのでしょう。実体を持つものなら、斬れぬ道理はありませぬ。半透明であるなら、海の生き物。クラゲなどもそうでしょう。形状が手の様だから不気味に感じ、より恐怖心を煽られるのです」
斬って対処できるものを、必要以上に恐れる必要はないと説く雪之丞に、船乗りたちははっとしたようだった。
「このまま、その手とやらに居座られても、船乗りの方々には迷惑でしょう。大丈夫です。手の脅威は拙らが取り除きます故」
雪之丞は白い手で背後を示した。
そこでは、ユーがノービスヘビーウェポンをどっしりと構え、いかにも腕の立つ用心棒という雰囲気を出している。
ユーの隣には、アルフォンスがにこにこと無邪気な……無邪気なだけにどこか底知れぬものを秘めているようにも見える笑顔で立っている。
「あなた方が勇ましく船を出していただければ、魔物退治は彼らの領分です。それが何であれ、斬れるものなら、倒せるのです」
船乗りたちの脳裏にあった、幽霊じみた手に船を沈められる恐怖のイメージが、勇ましく海に漕ぎ出し、幸運の酒を引き揚げて凱旋するシーンへと塗り替えられた。
「急げ! 出航だ!」
船乗りたちは忙しく動き出す。生き生きとしたその様子は、やはり彼らは海あってこそなのだと、雄弁に語っていた。
●
引き揚げポイントへ向かう間に、醒鳴はワインを沈めてから今に至るまでに海に起こったことを船乗りたちに尋ねてみた。が、特に何かが起きたということはないらしい。だから、突然腕が現れたときには一体何が起きたのかと仰天したとのことだ。
「特に危険な海域というのでもなさそうだな」
海に警戒の目を向けながらユーはつぶやく。ワインを沈める場所として選ばれるだけあって、目印の島影があり特に障害となるものもない、そんな海が広がっている。
アリスターは念のため腰につけた命綱を、強く引いて具合を確かめた。海に落ちてもアリスターは呼吸できるから溺れはしない。だが、不気味な腕にびっしりまとわりつかれ、沈められるのはごめんだ。
そうしているうちに船はスピードを落とし始めた。そろそろ目的のポイントなのだろう。自然と皆の目が海へと向けられ。
「来るぞ!」
ユーが保護結界を展開した次の瞬間、船を取り巻く海面からにょきにょきと、半透明の腕が無数に現れた。周囲に取り付いた腕に引かれ、船はぐらぐらと揺れる。
「出たぁ」
腰を抜かしそうな船乗りの悲鳴に、ルアナはすぐさま船から身を乗り出した。船べりを伝いのぼってくる腕をざくりと断ち落とす。手ごたえらしい手ごたえは感じない。斬られた腕は水であるかのように砕け散る。
「うん、これなら大丈夫。腕はルアナたちがなんとかするから、おじさまたちはワインを引き揚げて」
その言葉に我に返った船乗りたちは錨を下ろし、恐々とではあるが引き揚げに取り掛かった。
「ありゃ。数は多いがかなり弱いな」
縁がマジックロープで縛ろうとしただけで、腕はつぶれ飛沫と消えた。ありがたいことに腕に耐久性はないようだ。問題となるのはその数、そして。
「ぐっ……」
身体にまとわりつき、海に引きずり込もうとする腕を、イグナートは拳を振りぬいて砕いた。
「引っ張るチカラは強いよ。掴まれないようにチュウイだ」
腕は直接殴りかかってくることはないが、触れたものを何でも掴み、海底へと引いてゆく。脆弱な腕なのに引きずり込む力だけが強いのが、どこか妄執を感じさせて薄気味悪い。
「酒は効果ないようだな。こっちはどうだ?」
自分をもうと伸びてきた腕に、醒鳴は試しにと底を抜いた柄杓を渡した。――すると。
1本だったはずの柄杓が、海面に出ているすべての腕に握られた。
海水を汲もうとしているのか、それとも武器として使用しているつもりなのか、無暗に振り回される柄杓が、船に当たって耳障りな音を立てる。
「うわ、なんだ?」
思わぬ事態に船乗りたちは引き揚げの手を止め、柄杓を持つ腕を見つめた。ユーはその視線の先にある腕を正確な狙いで撃ち消すと、気にするなと声をかける。
「船が引っ張られていない今が引き揚げのチャンスだ。続けてくれ」
「そうそう。ちょっとしたBGMだと思えばいいッスよ!」
無茶も言い切ってしまえば勝ちとばかりに、アルフォンスも笑顔で腕を撃ち飛ばす。
ユーの保護結界が働いているから、うっかり船を破損する危険性を排除して腕を攻撃できるのが、かなり有難い。
醒鳴の勇ましい海の男の歌に、イレギュラーズたちの士気もあがっている。
「こっちが腕退治に飽きちまう前に引き揚げを終えてくれよ」
縁は新たに海面に現れた腕をロープで狙った。新たに出現した腕も柄杓を握っているのは、この腕たちが1つのまとまった存在だ、ということだろうか。
イグナートは振り回される柄杓を楽々と避けると、竜爪をつけた拳で謎の腕を殴り砕いた。腕が出てきたら叩き、また出てきたら叩き。完全なる持久戦だ。
「これはアレだね。以前聞いたことがあるモグラタタキってヤツだ」
そんな軽口をたたきながら、イグナートは延々と腕の相手をしていった。相手がどのくらいいるのか、弱っていっているのかがまったくわからないから、先が見えない。
「ただの魔物か、未練ある霊か。何かは知りませぬが、邪魔をするなら、斬るのみ。でございます」
雪之丞は漣の小太刀を構える。太刀が纏うは水の如き淡い蒼の膜。
静かに、けれど鋭く振りぬかれた居合一閃は、紫電を迸らせて腕を薙ぎ払った。
「あれ? ……それ、もう一度やってくれる?」
「何か気になることでもございましたか」
海を覗き込んでいたアリスターに頼まれ、雪之丞は次の手番も同じく紫電一閃にて敵を薙いだ。わずかな時間、視界をふさいでいた腕が取り除かれる。その海面下に、なにかの影が……と捉えた瞬間、アリスターは海へと身を躍らてトリガーを引いた。
水しぶきをあげてアリスターが海に落ちる。
それより大きなしぶきをあげて、一斉に腕が高く伸びあがり――そしてすべてが海中に消えた。
その後、腕が出現することはなかった。ワインは無事に引き揚げられ、命綱を頼りにアリスターも引き揚げられた。
「やるねぇ。敵の本体を倒したのか?」
縁の言葉に、ずぶ濡れのアリスターは首を傾げた。
「倒したという感覚とは違うんだけど、いなくなったみたい」
散り散りに薄まって消えたような頼りない手ごたえだったが、ここにもう何もなくなったことは確かなようだった。
●
引き揚げたワインは早速封が切られ、船の上でふるまわれた。
「不吉は去った、ワインも無事引き揚げられた。結果は上々。――さーて、心おきなく『幸運』を味わうとしようや」
縁の喉を芳醇な味わいのワインがふわりと香りを広げながら通ってゆく。
「あぁ、こいつは噂通りの最高の一杯だ」
仕事を終えた達成感も手伝って、海にはぐくまれたワインは殊更美味に感じられる。
「美味しい……ような気がするな。コウキュウヒンのことはわからないけれど、イイ気分で酔えそうだよ」
酒は好きだけれど、高級ワインとなるとどう味わっていいのかよくわからない。それでもなんだが特別な味がするような気がして、イグナートはグラスに注いでもらったワインを大事に口に含む。
「海の魔物を退けての旨い酒。悪くないな」
簡単な酒の肴がふるまわれたのを、調味料を組み合わせて作ったソースで一味違う味わいへとグレードアップさせ、ユーはゆったりとワインを楽しんだ。
「ルアナは飲まないけど、一緒に住んでるおじさまのお土産にしたい……駄目かなぁ?」
「もし譲っていただけるものなら、拙も差し上げたい方がいるのですが」
まだワインを飲める年齢に達していないルアナと雪之丞がそう頼むと、依頼主は申し訳なさそうに答えた。
「ほぼ予約で完売しているから、土産に持たせる余裕がないんだ。封を開けて残った分なら持ち帰ってもらってもいいが、味は変わってしまうだろうな」
良かったら今度沈めるワインを予約してくれと、依頼主はちゃっかり商売っ気を発揮した。
「じゃあ記念にコルクだけ」
アリスターは抜いたコルクをポケットに入れた。海の匂いとワインの香りを含んだ土産だ。
「ワインの残り、少しもらってもいいッスか?」
アルフォンスはワインの匂いだけをかいで楽しむと、残りのワインを海に撒いた。
「腕がどうなったかわからないっすけど、お酒好きならたぶん喜ぶっスよね!」
海にしたたる紅のたむけ。
「さっきは効果あったかわからなかったが――cock-a-doodle-doo!!」
醒鳴は高らかに雄鶏の朝鳴きの声を真似た。
船を沈没へといざなう謎の腕は去り、魔が退く朝が来た。
平和を取り戻した海はいよいよ青く、光を受けてきらめくのだった――。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
お疲れさまでした。
みなさまのがんばりで、この海域は平和になりました。
海のロマンのワイン。飲めた方も飲めなかった方も、楽しんでいただけたら幸いです。
GMコメント
Pandora Party Projectをお楽しみ中のみなさま、月舘ゆき乃(つきだて・ゆきの)と申します。どうぞよしなに。
この依頼の成功条件は2つ。船乗りを説得して、ワインの引き揚げに向かわせること。そして、ワインを引き揚げる間、船を沈ませないようにすること、です。それ以外の事柄につきましては、成功条件に含めません。
敵の攻撃方法などの情報がはっきりとしていないので、シナリオの情報精度はBです。といっても、敵は数こそ多いですが強くはありませんので、普通にざくざくしていれば大丈夫かと思います。逆に、やりすぎて自分たちで船を沈めてしまったりしないよう注意が必要かもしれません。
首尾よくワインを引き揚げられたときには、成人している方が希望すれば、グラスワインがふるまわれます。未成年、あるいは希望されない場合は無し、となります。
ではでは。みなさまからのプレイングを楽しみにお待ちしております。
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